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神奈川県内日帰り避暑計画〈ヤビツ峠〜丹沢湖〉

2017年 07月28日 21:35 (金)

前回のライドで近場でも1回のクライムでかなりの体力回復ができると知った翌週のこと。
月末に定期検診も控えるので行ける限り毎週継続すれば良い結果が得られるだろうということで日曜に再び山を目指すことにした。
但し先週のように帰路の移動を昼下がりの最悪な時間帯にして暑さにやられるようなことは避けたい。
ということで朝なるべく近い山岳地帯を目指し、夕方まで平野部には戻らないプランを立てた。

5時過ぎに出発し近場のコンビニで朝飯のあと相武台前ルートでアプローチ。
座架依橋手前の田園地帯に出ると、やはり漏れなくアガるのだ。
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お~い!丹沢~!!これからその中でいっぱい楽しんでくるからな~~~!

中三田橋からはGoogle先生に土山峠まで導いてもらう。
緩めの勾配が断続的に現れるうちいつの間にか始まる峠道は、予想より少しだけ長く続いて峠のてっぺんであるバス停が見えてきた。

大した登りきった感はないが、このあたりからの宮ヶ瀬湖の景観はちょっと希少性がある。
今回のここの景色は更に稀有な渇水状態でダム建設で沈んだかつての面影が現れていた。
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山の世界に踏み込む前に、もうひとついつも素通りしてしまう景色に寄り道を。
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水の郷大吊り橋は自転車では渡れないが、この長さはギリギリ首都圏内としては貴重だろう。
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そしていよいよ山の世界へ突入!
どこよりも近く涼しい林間コースを楽しめる場所と言ったらやはり裏ヤビツしかあるまい。
何より涼しい林間がどこよりも長く、その大半が緩い勾配の連続なのだから、クライミングに伴う苦しみよりも心地よさが勝るところが最大の魅力。

キャンプ場手前の道幅が広い区間が終わり、道幅が狭くなってくると気分は林道。
そしてそんな涼しいゾーンに入ってまもなく、この春にも撮影した川と稜線の織り成す素晴らしい景観が現れる。
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そして暫くはこの川に寄り添い宮ヶ瀬湖の乾きっぷりを想像させないせせらぐ水音を楽しみながら進む。
そんな川の流れと一旦お別れとなるのが、裏ヤビツ前半の折り返し地点となる塩水橋だ。
橋の先には豪快な水音を轟かせる3段の砂防ダムがあり、人工滝ながら一見の価値があるので、裏ヤビツを満喫するのが本旨なので寄ってみよう。
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バイクと砂防ダムの画像をとアングルを考えていたら、こんなアイディアが浮かんだ。
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Instagramのフォロワーの女子がよく使っていた車輪をフレームにする技法。
砂防ダムの水流でスポークが回り出すのではというちょっと面白い画像になったのでアップしてみたところ、やはり女性を中心に好評でいいねも後に3桁に届いた。

このあと再び現れた川を渡った札掛からが本格的なクライミングとなるので、ここの吊り橋では止まらずに登りに専念してみる。
ひとしきり頑張ったあとの気まぐれ喫茶後が最大斜度の正念場。
これを乗りきっててっぺんまで耐えてこその裏ヤビツと言いたいところだが、ここまでの疲れと暑さの蓄積とは反対にボトルの水が空になりそうだったこともあり、護摩屋敷の水で給水と水浴びに興じるひととき。
これぞ裏ヤビツ避暑の醍醐味!

残り僅かなのライトクライムでヤビツ峠には涼しい顔で到着。
息を整えるための休息も必要ないのですぐに離れても良いところだったが、今まで意識しなかったものに気づいてしまったので、それをいただくことにした。
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ジャ~ン!ヤビツのアイス~~~~!!

3種類ほどあった中から選んだこのミルク系のバーに豆っぽいのやフルーツの欠片が見え隠れしてるのはもしや...
袋は無地の透明だったが、中身はまさしくしろくまそのものでした。
小ぶりなサイズながら峠価格のここへ来て100円ありがてえ~!
って感じ。

一般的にはヤビツの象徴であるこの場所も、滞在する理由は疲労回復くらいしか見当たらないが、そうなるとアイスが消えれば長居は無用。
自分にとってヤビツで最も重要なあそこへ下る。
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坂嫌いだったオジさんを山好きに変えたのがこの菜の花台。

それまで1年以上平地のぼっちライド専門だったのが、チームプレトレ入りを志願したところ、次のライドがこのヤビツ峠ということで相当動揺したが、娘のビアンキCIELO で臨んだら、恐れていた程の苦痛もなくここまで登ることが出来た。
その時達成感と共に見たこの景色に大いに感動し、それからロードでもっと軽やかに山を駆け巡りたい願望が募り今に至る。

そんな想い出の加勢がなくとも、これ程直下から海の彼方まで見渡せる景色は唯一無二で、これを見ながら飲む峠の自販機で買ったコーラこそ世界一美味しいコーラだとこのブログでも何度書いたことか。

かくして裏ヤビツ避暑クライムというプログラムは十分楽しめたが、これで帰ってしまうと前週の二の舞で、炎天下の帰巣ルートでせっかくの避暑も帳消しになってしまう。
そんな反省からこの日は更にこの先のメニューを付け加えることにしてある。

まずは表ヤビツを下りランチ休憩へ。
途中の狭いヘアピンカーブで、突然現れた対向のバイクの轟音に驚き思わず握ったブレーキにタイヤがロックし、あわやガードレールに激突寸前という肝を冷やす場面があった。
ついつい調子に乗って不十分な減速で突っ込む傾向があるので、これを教訓に気を付けよう。落車なんてもう2度としたくはない。

711を横目に名古木の交差点を右折し246号を西へ進みながは昼飯を物色。
なんかこれってのがないまま無難そうなガストをチョイス。
ベタなランチで済ませたが、座り心地のいいシートで長いこと休みながらスープのお代わりや水を飲み終えた後に残った氷をボトルの護摩屋敷水に入れたりし、ファミレスならではのお得感を堪能。

そして午後の部の目的地に向け246をさらに西へ…
渋沢から下っていく途中の蛇塚交差点を左折して裏道へ逸れると小田急の踏切に撮り鉄さんが1人。
左手のトンネルから出て来るところを狙っているらしいが、急ぐ旅でもないので便乗することに。

とりあえず急行などが上下線それぞれ通過したので、アングルやタイミングのリハーサル。
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トンネルインに備えヘッドライトを点灯しながら反対側から来た急行がええ感じ。

その次にトンネルから現れたのはいきなり本命ロマンスカー。
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ワーオ!いきなり真打ち50000系が登場だー❗️

そこそこ良さげなタイミングで撮れたし、撮り鉄はオマケだからそれではアッサリ退散しよう。
と、少し進んだ所でまた反対の方から踏切音が。
もしかしたらこれもだったり…
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ビンゴー!
続くときは続くもんでまさに期待通りの60000系!!

ついでの鉄ちゃんにしては絶好のロケーションで最小の時間でなかなかの画を残せてラッキーでした。
あとはGoogle先生に従って松田の街へ。
何度か渡ってる橋で酒匂川右岸へ渡り、前に夕日の写真を撮った川沿いの道を進む。この道には道路を横切る排水路か何かのパイプが数メーター毎くらいに埋めてあって、それのないところはアスファルトが痩せてるため凸凹が出来てるので、景色と裏腹に走り心地は悪い。

次の橋で対岸へ渡ったあとは初めて通る裏道から山北駅の裏側あたりの246へ出て、少しだけ国道を走ってから走り慣れた県道76号へ逸れた。
谷峨駅の先から少しだけ国道を経て右折し酒匂川沿いへ。
うしろから珍しい何処かの洋品店の宣伝カーがコマーシャルを流しながら迫ってくるのを引き離しながら道の駅山北へ逃げ込む。

大した距離ではなかったが、真夏日の昼下がりはやはりキツい。
とにかく冷房の効いた店内でジュースを飲みながらひと休み。

さあ目的地はあと少しだ。

緩やかに登りながら山合いを進み、少し上りがキツめになりだしたところで分岐点が現れた。
3つの進行方向どれでも構わなかったが、帰りのことを考えるとあまりじっくり巡る余裕はないので、左へ折れ1番近そうだったダム公園へ向かってみると、細くて整備がイマイチの道をちょっとだけでダムが出現。
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この場所のすぐ前にトンネルがあり、それを潜るとただ広いだけの公園の駐車場に出てそれで行き止まりだったので、自販機でジュースだけ飲んで引き返した。

午後の部の主目的は、自転車では一度も行ったことのない丹沢湖へ行くこと。
少なくとも湖水の見える場所へ出ないことには目的は果たせないので、さっきの分岐まで戻り、行く手が上り勾配の直進方向へ進む。
ダム湖の造りからしてあの高さまで上らないと湖畔には出られないのは明白だったが、ここの勾配はなかなか登りでがあった。

湖畔に出る道は二つに別れたが、少しでも近そうな左の分岐に折れてトンネルを潜ると遂に湖面が見えた。
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我がTCRと丹沢湖の初対面。

ここでトンボ帰りも何なのでもう少しだけ進んでみよう。
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湖水が枯渇した際が見えたので今日はここまでにしよう。
余裕があれば湖畔を一周したり更に奥地まで進みたかったが、それは次回涼しくなってからということにしよう。

引き返しながらこの看板で記念撮影を。
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丹沢大山国定公園はまだまだ未踏の地だらけだろう。
また来るからね~~!

あとは帰るだけなので一気に下って道の駅を通過。
往路で通った右分岐の橋を渡らず左岸をそのまま行ける道があったので、地図も確認せぬまま進んでみると、ちょっと先に見覚えのある吊り橋が見えてきた。
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谷峨駅の近く東名高速のカーブの下のこんな場所にある橋を、少し前のキンシオで見たことがあったのを思い出した。
うる覚えながらキンさんがこの橋を面白がっていたのはこの吊り橋が繋ぐ両側の景色だったのではなかっただろうか。
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来た方向はこのように崖沿いの道から唐突な感じで始まり..

その対岸は...
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こんな風に田圃に向かって掛けられている。
これだけ見ても何のために必要な橋だったのかが判らない。
車止めがあるので農道としても使えないし、バイクで少し走ってみると木製の路面がガタガタして怖かった。

それにしても珍しい橋で、これで丹沢湖を目指したくなる理由がまたひとつ増えた。

このあと新松田駅まで走って、すっかりお馴染みの小田急輪行で帰宅。
期待通りの避暑を楽しめた午前のヤビツと、撮り鉄や吊り橋の贅沢なオマケが付いて写真ネタ的にも充実した午後の丹沢。
水田に向かう吊り橋の画像もInstagramですぐに100いいね超えを果たし砂防ダムの画像と1日に二つも3桁超えは恐らく初めてだろう。
更に久しぶりに150km超えのロングライドだったことも含め本当に充実した一日だった。







 

夏のトレックリングakaチャリキング

2017年 07月18日 15:14 (火)

多忙な6月が終わり7月初日は毎年恒例の大学サークルOB合宿だった。
6月のエアコン事件を乗り越えたばかりというのに、ここでも大事件が発生!
楽器とロードを載せてGSで満タンにしていざ!
と走り出したらエンジンがガクガクブルブル〜〜⁈

既に10年車検も越したロートルとは言え、割とマメに点検やオイル交換などしていたのにこんな場面で寿命とは…
このピンチをレンタカーによりロスタイム1時間で何とか乗り切り、無事夏合宿は楽しんではこれたが、ロードは積めずに現地のサイクリングは断念。

そして戻って翌週土曜は生活の足の買換えを急ぐべく中古車店へ急行。
ちょっと離れた店まで灼熱の中ビアンキ号で向かったので、目星を付けておいたタマをあらかた見たところで即決。
本当に忙しいのはこれから各種書類や入金関係などの手続きを経て納車までだ。

成約翌日はとりあえず自由になれたので、久しぶりにライド出来ることとなった。
既にひと月以上前となる南房総は実質ユルポタだったので、ここは少しは脂多めなヤツ…そう、やっぱり山しかあるまい!
とは言っても北海道以来風邪から気管支炎へお決まりのリレーがようやく終わったところへ喘息の調子が宜しくなく、更に夕飯係の日でもあるのでなるべく近場で上げたい。

近場の山と言って思い浮かぶのは神奈川のあそこか東京のあそこ…
どちらにしても変わり映えはしないが、ひとつオプションを付けることで後者がかなり魅力的に思えてきた。

という結論に日付が回ってからようやく辿り着き、翌朝多少睡眠時間が足りないながら目覚しに起こされ、久々に5時頃に出発となった。

鶴見川そばのファミマで朝メシのあと、まど早朝なので鶴川街道〜芝溝街道を久し振りに走る。
かつてなら朝の空いた幹線道路なら30km/h位で普通に回せたが、それ程体調は悪くないのに5km/h近く遅いのは、もはや筋力から何から退化か老化したとしか思えない。

まあ今更鍛えてレースに出ようなんてこともないし、兎に角楽しむが1番なんだから気にしないで良いだろう。

矢部陸橋から富士見4丁目、そして津久井湖への定番ルート。
久々に往路で渡る城山ダムから津久井湖畔もなかなかいい。
ここでのピーク津久井湖ゴルフ倶楽部の坂も越えられれば、あとは暫く大した上りはない。

復路では絶対避けるプレジャーフォレスト前から下って一気に通過してしまいそうな相模湖畔で止まってみた。
どうせ今日は短めルートなので、ネタがあれば積極的に止まって写していこう!
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トンネル前のこのショットは前にも撮ったので今日はトンネルの入口でも…
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潜り抜けた橋の辺りも止まりにくいのでいつもスルーだが、トンネルの歩道が見えたので、そこへバイクを上げて反対側から撮影してみると…
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これがなかなか美しい白が主体の曲線的造形の素晴らしい画像となり、後に他のとまとめて上げたインスタでいいね3桁超えとなった。

そして相模ダムをこちらの橋から写したのも今回ぎ初めて。
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こうしてみると、いつも通過点として軽視していただけで、相模湖もけっこう見所が多いことに改めて気付かされた。

国道20号を進み藤野で右折、トンネルを抜けて川沿いまで下ったあとは上り一辺倒になる。
最初の難所はキャンプ場の所で恐らく斜度15%はあるだろう。
そこから暫くそこまでの傾斜はなくなるが、気を抜けるような所はないので耐え忍んで行くしかないが、被写体を見つけたなら話は別。
ってことでバスの折返し場所の少し手前で一旦停止!

そう言えば今年の紫陽花を全く写していなかったので、とっくに末期ながら最初で最後の画像として残しておこう。
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ここから始まる集落地帯も上りの手は緩まない。
このときの体調では無理して苦行を強いられないし、あくまでも街場の暑さを避けて山を楽しむのが目的なので、ラスト自販機のある小沢商店でしっかり休憩を。

コーラを飲み干しながらある程度汗が引くのを待ち、持参用の缶コーヒーをリュックに収めいよいよ林道区間へ突入。
ゲートの前から越えて暫く続く直線が第2の難所で、その終盤に斜度13%の標識が現れるこの区間は、ほとんど大きめの蛇行でなければ進めなかった。

そのあと暫くやや斜度は落ち着き、道は大きく蛇行するように上って行き、2度目くらいの右ヘアピンから真っ直ぐ上りだすと第3の難所となり、ここにも同じような標識が現れ、その終盤に峠随一の景観の見晴らし台がある。
一応ベンチの所にバイクを上げてみるも、生憎霊峰は全く見えないのですぐにバイクを走らせる。

更にもうひと踏ん張りで和田峠に到着!
そんな調子で休み休みのクライムだったので、ガチのクライムの人達みたいには疲れていないので、ラックにバイクを掛けてスニーカーに履き替えてトレッキングモードになって、売店のおじさんに駐輪代を払う。
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ついこの前通ったばかりのこの峠に来た本当ほ目的は、ここから更に登って名山陣馬山頂まで行くことなのでした。
夏は朝早く山に向かい高地で過ごすことが自転車乗りの避暑。
時間と体力さえ許せばいくつもの峠をはしごして陽が傾いてから帰るのが理想だが、夕飯作りに帰ることと、長いインターバルで体力が低下しているのでひとつ登るだけでやっとの状態。
ならば峠での時間を伸ばそうということでの2度目となる陣馬登山なのだ。

峠で殆ど休まずに登山道の階段を登り始めたところ、すぐに右膝の上の筋肉が痛み出した。
登山道はずっと日陰の林の中で涼しいので、時々足を止めて爽やかな空気を取り入れながら息を整えた。
そしてSPDシューズのまま登った前回より、最近新調した軽い履き心地のナイキのスニーカーでの今回の方が余分な時間を費やしながら、ようやく林を抜けた頂上付近へ出たら、標高800何某とはいえ真夏の直射日光がかなりキツい感じだった。

それでもしっかり平地との生態系の違いを感じさせる風景が出迎えてくれる、
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地図上の県境からは神奈川になりそうな位置だが、もしかしたらここが都心から1番近い白樺の自生地なのではないだろうか。

そしてこれこそ何処よりも強力な登頂の証だろう。
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前回正月にここで見た視界が抜けまくりのパノラマビューはなかった代わりとして、この木馬の先に氷の幟というのが季節感があってなかなか。

ひととおり写真だけ撮れれば日向での長居は避けたいところ。
とある日陰をお借りして持ってきたアンパンを小沢商店の自販機で買った缶コーヒーで戴く。

頂上よりも登山道の日陰の方が気持ち良さそうだったので、用も済んだし下るとしよう。
階段の大き目の段差により筋肉や関節にちょっとした衝撃を与えつつ峠の茶屋まで無事下山し、ちょっと珍しいこのサイダーを戴く。
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そして再びSPDシューズに履き替えてダウンヒル。
最初のカーブの先に唯一ある絶景ポイントからの稜線は、なぜか山頂からよりも綺麗に思えた。
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一年中涼しい表和田の斜面を下り、陣馬街道を行くといよいよ現実的な真夏の蒸し暑さに襲われ、あらためて山が別世界だったことを思い知る。
右膝上の筋肉がたまにピキッと音がしそうな感じの痛みと、攣りそうな感じになるのは疲労のせいか、はたまた熱中症か⁈

距離の短縮のため南浅川に出るまでは路肩の狭い街道では、自分が風となって走る間は我慢出来ても、信号待ちで止まる度に走った分の汗が吹き出し、熱気と陽射しが容赦無く襲う。

ようやく川沿いに出ると信号待ちは減り車相手のストレスが減るが、逃げ場所が少ない分陽射しだけは更にキツく感じる。
平山城祉公園で車道に戻ると、このままこの先の丘陵地帯を越えるのは無理と感じ、コンビニでエナジードリンクを飲みながらクールダウン。

モノレールの通りまで登り、真夏だけは気温差が有難いトンネルを抜け野猿街道まで下るが、下がった分かそれ以上をその先でまた上る。
更に多摩センターへ下れば次は尾根幹への上りも…
というところで昼も回っているのでランチタイムにしてマックへピットイン!

ダブルチーズバーガーとコーラで少し汗が引くまで休んでから鎌倉街道を鶴川方面へ抜け、鶴見川沿いを通って14時頃帰宅。  
久々に筋力を酷使した疲労と暑さとで入浴後は夕飯時まで殆ど動けないくらいグッタリ…

長いインターバルのあとのクライミングとトレッキングは只々脚力の劣化を実感するばかりだったが、後日それが予想外な結果をもたらす。

週明けの通勤時のこと、先週までは階段が億劫で平地の歩行もノロノロだったのが、かつてのようにスイスイ早歩きと階段は2段飛ばしで楽々の状態に戻っていて、最近始めた帰宅後プロテイン粉末入り飲料の摂取も手伝ってか、所謂超回復とはこういうことかと思わせるような成果だった。

やっぱり楽しんで得られる自転車の効能って素晴らしい!



53年ぶり?!北海道

2017年 07月11日 20:40 (火)

6月3日の出来事だった前記事をようやくUP出来たのがひとつき以上経った7月8日のこと。
普通ならその間にいくつものライドネタが溜まっていそうなものだが、実はそれが全くない。
というのも6月は公私とも超多忙だった。

会社の行事が多数週末に食い込んでいた残りの数少ない休日を家庭内のトラブルが見事に生めてくれた。
詳細は伏せたいが、落ちてきたエアコンを翌週末不在になるからどうにかせねばと、一日かけて大工と化してどうにか復旧なんて、DIYは基本やらない派ながら一応建築業界人としての知識がなければまず無理だったろう。

そんな自由にならない1ヶ月の中にあって、唯一非日常な気分でいられた3日間があったので、写真だけでもここへ残しておこうと思う。

6月半ばの木曜から土曜にかけて社員旅行で実に53年振りに北海道へ行きました。
うちの会社の良いところは、社員旅行の出費をケチらないところ。
なので宿や食事に重点が置かれるのはいいのだが、その分観光メニューがライトになりがち。
しかし通常1泊のところ今回は創立30周年という節目のため2泊ということなので期待できそう。

では写真中心でザックリとご紹介〜!

最寄駅からシャトルバスで羽田へ向かうルートが、環状線の部分開通により港北IC〜大黒JCをショートカットするようになっていて、車窓の風景も新鮮だった。

9時半テイクオフの久々の飛行機に乗り込むと、与えられたチケットの示す席がなかなか希少な場所で,ちょうど中間の非常口の真ん前で、CAさんからこんな物を読むようにと渡された。
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どうやら非常の際は避難の準備を手伝ってくれという 強制労働 特殊任務らしい。
その代わりの特典と言えるかどうかだが、離陸の時はCAさんが差し向かいに着座して、業務用の電話で恐らく反対側のCAさんと結構笑いを交えて会話している様子が見られた。

更にラッキーだったのが、飛行機では当たる確率が低い窓際席だったこと。
生憎非常口際の為窓が後ろ寄りにしかなくリクライニングしないと見えにくかったが、せっかくなので特典を利用してスマホで撮影を試みた。
ところが何たる不覚!
貴重な離陸の瞬間を動画で捉えようと構えたは良かったが、スタートボタンが押されておらず後の祭り。
それならせめて写真くらいはとかなり上空まで上がってから写し始めた中で良さげだったのがコレ!
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東京湾から千葉辺りの海岸線に差し掛かった瞬間で、行く手の陸地が雲に覆われてこれから雲の上に突入しようとしているのが判る。
梅雨入り後のこの日は、なんと皮肉なことに首都圏は晴天で、梅雨のない筈の北海道は雨予報が出ていた。

着陸態勢に入ってかなり経ってからようやく雲から抜けて到着した千歳空港は肌寒いくらいで、用意していた薄手のジャンパーが早速登場。
現地ガイドさんに導かれバスで最初に向かったのは苫小牧にあるノーザンホースパーク。
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ちょっとした馬のテーマパークのような場所だったが、ここでのメインは昼食のバイキング。
何故か取り放題の中に馬肉は無かったが、普通の焼肉ネタやジンギスカンなどを思い思いに焼いて腹一杯戴いた。

バスの時間まで40分程度空きがあったので、この機を逃さず単独レンタサイクルを借りて散策。
ちょうど小雨が降り始めたが、森の中にある敷地内よりも北海道の雄大さを感じる景色が見たかったので、外へ飛び出して撮影!
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短時間ながら観光用に作られたものとは違う北海道らしい景色を見ることが出来て良かった。

一向が次に向かったのはポロト湖畔にあるアイヌ民族博物館。
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民族の住居が再現された建物の中でアイヌ伝統の踊りや楽器演奏が披露されるのを観た。

それ程の規模ではないものの、展示物なども含めて北海道の自然と共存していた日本古来の民族の素晴らしさが理解できた。

初日の観光プランの最後は宿泊先のすぐ近くにあった地獄谷温泉峡。
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関東人としては大涌谷の雰囲気と被る硫黄臭漂う峡谷で、そこここから湯気が沸き立つ迫力ある日本有数の温泉地の源泉を見た。

地獄というだけあって温泉街にこんなカラクリ的な閻魔様がいたり…
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至る所に鬼の人形が立っていたりするのが特徴的だった。
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そして1泊目のお宿はこちら…
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画像をアップしたらすぐに近ツリ社員から素晴らしいホテルと反応があったグランドホテル。
たまたま取った部屋がそうだっただけなのか、これまで社員旅行で泊まった名だたる旅館に比べたら部屋は狭かったが、流石に温泉は素晴らしかった。

いつも通り大広間で食事と宴会、カラオケで2次会のあと2度風呂にラーメンで初日は終了!

翌朝目覚めて同室の3人のイビキに2度寝を断念したのがまだ5時前。
こりゃ散歩しかあるまいと温泉街を抜け
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地獄谷の奥へ。
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更に山を越える整備された歩道をどんどん行くと,,,
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奥にこんな源泉のお池があり、その下流側には,,,
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こんな大きな湖みたいのがあった。
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車道に沿って1時間ほどで宿に戻り朝風呂、朝食バイキングをたらふく戴き、2日目の観光へ向け出発!

登別からそのまま峠道を登り、最初にバスが止まったのはそのオロフレ峠のてっぺん。
生憎の曇り空だったが、どうにか洞爺湖が見えた。
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そしてその洞爺湖方面を目指して下っていき、

53年前にも訪れた昭和新山の麓に着く頃には遂に天気もよくなっていた。

有珠山ロープーウェイに乗って展望広場に上がると、
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内浦湾が見えた。
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乗り場まで戻り裏へ回るとこちらからは洞爺湖が一望。
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有珠山周辺はすっかり晴れ渡り日差しも鋭くなってくると、
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頂上付近一帯で蛙みたいな鳴き声が響きわたりだした。
その声の主へ近づいてみると...
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エゾハルゼミでした。

そして辺りに白い花を可愛く咲かせていたのは
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蝦夷の小林檎らしい。

麓で昼食のあとバスに乗り込み向かったのは札幌。
次なる観光地は白い恋人パーク
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この菓子工場のテーマパークには全く興味がなかったが、
たまたま前々から白い恋人が食べたいと娘が時々呟いていたので、工場直売の土産として渡したら喜ぶだろうということで来た意義はあった。

そんな午前午後各1だけの観光で早くも夕飯タ~イム!
サッポロビール苑でジンギスカンを腹いっぱい食べたあとは、腹ごなしに札幌の街を散策。
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お決まりの時計台と
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電波塔を観ると陽も完全に落ちて、すすきのの街が華やいでくる。
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道産娘目当てのクラブへ向かう皆さんと別れ、下戸な私は夜の撮り鉄など....
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2泊目の宿ホテルマイステイズプレミア札幌パークに一旦戻ってから、すぐ近くのラーメン屋めんこいで食べた白湯ラーメンは最高に美味しかった。

翌朝の散歩は豊平川付近をぶら~り
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最終日はゴルフ組と観光組に別れ、後者の我々は小樽へ向かった。
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お決まりの運河から旧日銀へ向かい。
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栄華を極めた当時の名残の建物や、紙幣のテーマパーク的展示物を鑑賞し、
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お目当ての1億円の重量体験も済ませると、一行の観光目的もあとは土産屋かとなったので、ここで単独行動へ踏み切り、残り40分程度の中レンタサイクルを調達。
とにかく向かいたかったのは車窓からチラリと見えたこの豪華客船。
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ダイアモンドプリンセスは圧巻の迫力!

戻りながら倉庫街の景色などを撮影したらもうタイムリミット。
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バスに乗り込み海沿いを進むと丘の上に鰊御殿が。
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この足元にある青塚食堂で昼食。
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店頭で姿焼きしていたニシンが気になったが、
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ガイドさんお勧めのホッケをメインとした豊漁定食を注文!
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新鮮な刺身やウニなども盛りだくさんなのに、更に焼きシャコの追加注文や、高級馬糞ウニの丼を頼んだ人と紫ウニを一部トレードしたりして、超豪華魚介をこれでもかと腹に詰め込んだ。

これにて観光メニューも終了となり新千歳空港へ向かい、お土産を買い込んで飛行機へ。
帰りの便ではさすがに窓際は当たらなかったが、隣だったので行きに見えなかった関東の上空風景も垣間見え、
迫力ある霞ヶ浦や
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空からではほとんど目立たなかった牛久大仏などの風景を楽しめた。

以上、結局乗らずにおれず2度もレンタサイクルしたりで、組まれた薄めの観光を盛ることもできたので、インスタネタの撮れ高的にもなかなか満足できた旅行でした。



チャーリーズ房総ポタ<久里浜~金谷~南房総>

2017年 06月21日 21:09 (水)

大学時代の音楽サークルのOBを基に毎年バンド合宿を目的として集まる仲間たちの中での自転車布教活動により現状5人ほどをチャリ部員として勝手に認識しているが、その中のN氏は去年購入に立ち会ってロードバイク所有となり、今年の3月に同様に購入に立ち会ったI氏が新たにクロスからロードへ昇格。
この30数年来の同期でもある二人と自分を含めた3人にいつの間にかチャーリーズというおっさんには似つかわしくないSNSチャット上のグループ名が付けられていた。

このチャーリーズの第一回イベントだった三浦半島ライドは、ブログにも載せたとおりNの落とし物というハプニングにより途中リタイヤとなり、第二回のお寺のジャズライブ鑑賞&湘南サイクリングという企画は雨によって只のライブ鑑賞のみとなってしまった。
つまりチャーリーズ企画は常に企画倒れになる宿命というレッテルを貼るとするなら、まさにこの第三回企画が失敗したときだろう。


3人の予定がなかなか折り合わずかなり前から予定を織り込んでいた6月第一土曜日の一週前の予報によると雨の確率が大きかったが、今回は日が近づくにつれ降水確率が減り、晴れマークの比率が徐々に多くを占めるようになり、最終的に15~20度程度で風もほぼなく湿度も低めの快晴というこれ以上望むべくもない絶好のサイクリング日和にまで化けた。

今回は房総を走ろうという主旨だが、ロードにまだ乗り慣れないI氏が走行距離を50km程度までにという実に不甲斐ない要求をしてきたので、N氏が提案した館山集合で南房を一周するプランぐらいしかコースの組みようもなかったので、二人は現地まで車載すると言ったが、当然走り足りない私は極力自走するプランにした。

前夜は仕事のあと夜10時過ぎまで都内でバンドのリハがあったので、終えて速攻帰宅しても日付が変わる寸前。
すぐさま備品の準備とバイクをメンテして内緒で玄関に入れ、入浴して床に就いたのは0時半過ぎだが、なかなか寝付けないままじっとしていたら3時半の目覚ましに起こされたので、いくらかは睡眠できたようだ。

4時少し前に出発し、通常バイクでは避ける港北NTの目抜通りをかっ飛ばして新横方面へ。
ショートカットの農地が広がる丘の上で夜が明けた。
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六角橋~関内そして16号線でどんどん南下。
軽く追い風のようで調子よく足は回る。
普段ならひと休みする富岡あたりのコンビニもスルーし、金沢区から横須賀のトンネル銀座も一気に通過。
ヴェルニー公園も横目で通過し、いつもなら左へ折れる海岸通には行かずに16号をそのまま進み134号で久里浜へ。
港まで52km以上なのでいろんな事態に備え3時間かかるものと想定して睡眠時間を削って早出したが、ノンストップで調子よく来たら2時間半もかからずに目的地が見えてきた。
もう少し早ければ始発のフェリーにも間に合わすことが出来ただろうが、そこを目指すのは流石に無理があった。
海岸線に突き当たったときがその始発船がまさに出港する瞬間だったので、慌ててブレーキをかけて路側にある砂にスリップしかけながらバイクを停めて、貴重なバイク越しの東京湾フェリーの写真を何度も角度や立ち位置を変えて撮影。
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フェリーがより近く見えるように対向斜線の歩道まで離れて写していたら、前をお揃いジャージのローディー軍団が横切った。
撮り終えてすぐに戻ってその隊列を追っていき、追い付いたところの交差点から乗り場らしきが見えたので左折して向かうと、その軍団もひとつ先の道から曲がってフェーリー乗り場へやって来た。
皆身軽な装備だったので、三崎へでもトレーニングに行くかと思いきや同じ渡航を目論んでいたらしい。
自転車では初めての渡航なので勝手も判らないまま、バイク自転車と書かれた看板の所の手摺に先にいたロードの隣に結束して切符を買いに行って戻ると、軍団がそれに続いて並んでいたので、どうやらここが乗船待機の場所で、よく考えもせずに並んだがしっかり自転車の2台目のポジションを正しくキープできていたようだ。
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缶コーヒー1本飲んで数十分ほど待つと、係のおじさんによって誘導が始まった。車を入れて暫くすほるまで手前で一時待機し、自転車は2階へと方針が決まっていよいよ船内へ。
さてどんな状態で固定されるか…
答えは予想をはるかに超えた簡単な仕組みだった。
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なんと、太めにクッションが巻かれた手摺にハンドルを掛けるだけ!
これなら非常に簡単な上に揺れへの対応も問題ない。
ドロップハンドル以外はどうなるか気になるが、今回はそのサンプルがいないようだ。
どうやらロードバイクで渡航がここでは当たり前のことのようだ。
そして船は出港する。
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東京湾フェリー自体は20年ほど前に一度家族を伴い乗っているので、船室や航路については改めて感心することもないので、1番後ろの席に座りさっきSNSに上げた写真へのコメントにレスなどしていると、あっと言う間に房総半島が近づいてきた。
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航海時間はかなり正確にダイヤ通りのようなので、出航40分後の8時ちょうど上陸に合わせてバイクに戻った。

乗船と同じ順でスロープへ通され、下る途中から漕ぎ出してバイクでは1番に上陸し、そのまま真っ直ぐ館山へ向かって走り出す。
ここから集合場所までは約25キロなので、9時に着くにはままんま25km/hの平均時速で走らねばらならいのでアップダウンなどあればかなりキビしい。
海岸沿いの内房なぎさラインの景色も楽しむ余裕はなさそうだ。
とはいいながら早速こんな景観が現れれば放ってはおけない。

夏場は神奈川からでもまともに見えることは稀だというのに、東京湾、三浦半島そして相模湾越しの富士山がこんなに綺麗に映るなんて…
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思わぬ収穫で少しの足止めがあったが、この間に追い越して行ったローディーが皆無だったということは反対方向なのだろうか。
そう言えばインスタの写真に誰かから「湾イチですか?」と質問が来たが、それなのかも知れない。
プレトレ時代にはそんなこともやってみたいと思ったこともあったが、最近はちっとも思わない。
市原から浦安にかけての湾岸道路なんて自転車で走るのは苦痛しかないだろう。
もし今から湾イチをどうしてもというのなら、綿密な裏ルートをしっかり繋いでからでないと無理だ。

今はそんな記録やハードルへのチャレンジには全く興味がなく、いかに景色や雰囲気を楽しんで走れるか。
さしあたっては、早く仲間と合流して南房の海岸線でグループライドするという目的のために館山へ向けて急ぐだけ。
さほどのアップダウンもなさそうだしあとは一気に走りきるだけだったが、金谷から保田、鋸南町と街場を抜けた頃まずいことに気づいてしまった。

そういや出発前に食べて以来、飲み物しか入れてない!

3時半に起きてすぐ食べてから既に5時間が過ぎようとしてるではないか。
これはきっとハンガーノック寸前に違いない!
次のコンビニで必ず補給しなきゃ!!
ところがそんな時に限ってなかなか現れなかったり。

父の会社の保養所があったか何かで人生初の海水浴をした可能性の強い岩井海岸や富津など見慣れた地名の沿道にはコンビニのコの字もなく、集合場所目前の館山市内になってようやく現れた711でサンドウィッチを詰め込み、更に走って9時を10分ほど回って北条海岸へ到着!

7時20分のフェリーに乗れるのが各自になった瞬間に、車載組の2人に「余裕こいてないで早めに出ろや!」とメッセージを送っておいたにも関わらず、ご丁寧にそれぞれ数分づつ遅れて到着したのには思わず小言が出てしまったが、ともあれ無事3台揃って久々に走り出すことが出来た。

唯一山寄りな感じに見えた千倉までの内房線沿いの道も実際は大した上りなどなく、あっさり海岸線に出て最初に立ち寄ったのは道の駅ちくら。

この時点では空模様はイマイチだったが、解放感いっぱいの海辺の公園で南房の太平洋の風を浴びてテンションアップした一行は初の試みである持参したBluetoothスピーカーによるBGM付きで更に先端を目指す。
磯の断崖がいい感じだったので、最初の集合写真を!
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そしてほどなく野島崎灯台が見えてきた。
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バイクを降り料金を払って灯台の100段以上の階段を登る。
これが房総最南端の景色だ!
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さて最果ての岬を見た後は飯を何処で戴くか。
ここで大手旅行会社の管理職であるI氏だからこその情報収集能力なのか、何故か灯台の切符売り場のおばちゃんに和食と洋食のお勧めは何処⁈と質問をぶつけた答えのうち、少々迷いつつも洋食の方をチョイスした。
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こんなリゾートとマンションの中のフランス料理店だったので、当然自転車受け入れの設備もなく、こんなジャージ姿でドレスコードに引っかかりはしないかと若干疑心暗鬼気味に入店したが、心配するまでもなく受け入れられた。

ランチメニューは僅かな選択肢で、いずれも1野口を超えるチャリダー基準ではかなり贅沢な部類な中でも無難そうなさんが焼きトマトソースパスタを選んでしまったが、スープや前菜からクオリティが極めて高く、食べ放題のパンをメインの前に結構頂いた上での絶妙な茹で加減のトマトベースの美味しいパスタで、贅沢な味覚の楽しみと同時にサイクリングに欠かせない炭水化物の補給もしっかり出来た。
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サイクリストの来店は珍しいようで、来る店員がそれぞれに自転車について質問を投げかけてきたりしたのも楽しいひと時の演出となり、3人ともここでの食事には大満足だった。

そしてここから折返しの南房ビーチクルーズが再開する。
野島崎灯台までは曇り勝ちだった空もすっかり晴れ、リゾート気分も最高潮。
南端の海岸線には沢山の磯が現れたが、ここはとりわけ断層と浸食による造形が素晴らしかったので、急遽記念撮影大会が勃発!
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東尋坊とまでは言わないまでも、越前海岸さながらの風景だった。

少し進むと砂浜地帯になり、サイクルロードが設けられているのに気づいて入ってみると…
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すぐに湘南のそれとは比較にならない砂に覆われ、というか完全に埋没した砂地となり、3人共バイクを担ぎシクロクロス状態でどうにか脱出。
その後は素直に国道410号をジョージベンソンのブリージンに乗って快走。
蘇鉄やシュロがそこそこに現れ南国気分に拍車がかかる。

次に立ち寄ったのはもうひとつのランドマーク洲崎灯台。
公道にバイクを停め階段を登ると突端の高台に解放感のある展望広場があった。
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灯台自体は野島崎より小型で中には入れないが、三浦半島や伊豆七島が見渡せる素晴らしいロケーション。
剣先や城ヶ島の灯台の位置など三浦半島とイメージが近いが、
三浦半島の根元に住むI氏は、三浦より房総の方が明るいとしきりに感心。
あちらはあちらで大好きな自分的には、たまたま今天気がいいからそんな感じがしてるのではとも思ったが、南房全域にわたり車や人が三浦のそれとは比較にならないくらい少なく、サイクリングが快適そのものだったことを考えると、完全にこちらの方が楽園というしかないだろう。
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そんな灯台に別れを告げて再開した残り僅かのビーチクルーズは、2つの灯台を巡ったことから岬めぐりのリクエストがあり、youtubeで再生しながら3人でシンガロング♪
次のリクエストを検索しきれないうちにいつの間にか北条海岸まで戻っていた。

ここまで全く消耗する区間もなく、フェリー乗り場までと下船後の自走も体力的には問題なく、出来るならそうしたいところだったが、この日は夕飯担当だったので最悪出来合いを買って誤魔化すにしても19時迄帰宅はもはや無理な時間だ。

ということでここからはI氏の車に同乗することにし、途中の道の駅でお土産を買い、16時台のフェリーに車ごと乗り込んだ。
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帰りの船では行きには上がる間も無かった甲板に出て、海風と離れ行く房総半島の景色を惜しみながら久里浜港へ接岸。
港北IC付近のコンビニで落として貰い無事帰宅しましたとさ。

梅雨入り前のカラッとした快晴の中、気心知れた仲間と新鮮な景色満載の南房を船旅も交えてポタリング出来たこのライドは、これまでのどのライドにも増して楽しい思い出として記憶に残りそうだ。






多摩地区の里と山々<入山峠~和田峠>

2017年 06月04日 21:25 (日)

マンションの改修工事に伴い珍しく一日家の用事で汗を流した日の翌日5月下旬の日曜日。
前日の働きを労う自分へのご褒美は何より大好きな景色を求めて走ることしかない。
ということで久々に5時前からバイクを走らせた。

最初に向かったのは、インスタネタとして上げておきたかった最近出来た光景。
仕事でよく訪れながらバイクではなかなか通る場所ではなかったので今回早朝に立ち寄ろうと決めた。
是政橋から多摩サイを空堀川まで進み川沿いに奥多摩街道へ。
裏へ回り再び川沿いから旧奥多摩街道方面へ抜けるため上った河岸段丘の坂の途中にこんな所があった。
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大した坂でもないのに山中峠とあり、祠の隣に歌碑がある。
読んでみると「山中坂悲歌」という題名の歌詞が書かれていて、どうやら第2次大戦中にここにあった防空壕に避難していた老若男女42名が全員爆死し、こんな悲しみを2度と繰り返すまいという切実な内容だった。
72年ほど経った今に至るまで一応この願いは叶え続けられてはいるものの、このところの北朝鮮情勢やそれとも関連して現実味を帯びてきた改憲問題など、その継続が危ぶまれるような情勢になりつつある。
日本国はもとより関係各国の元首の平和的舵取りを切に望むばかりである。

そして今向かっている場所もそんな歴史との多少なり関わりがあると言える。
終戦後に米軍基地となった土地が返還され、そこに造られ1983年にオープンした広大な公園が国営昭和記念公園なので、同じような国民の平和と健康的生活を目的と考えると、あの歌碑に込められた思いを象徴している施設と言っても過言ではあるまい。

目指した場所はそんな昭和記念公園の返還後手付かずだった隣接地に仕事で関わるある施設の建設が進む中で整備されたこの道路。
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この今迄見たことのない道の両側に贅沢にセンターライン付きで設けられた自転車専用レーンを是非走ってみたかった。
Instagramに上げた写真に走るんですかのbaohさんからもコメントを貰いましたが、写真手前の交差点の所では完全に歩道に吸収される形になるため、そこだけ車両から歩行者扱いとなるのが如何なものかという問題は確かにありますが、これまで見てきたレーンのように色分けされただけで路上駐車場で塞がれる恐れがあったり、歩道と同じタイル地なので滑らかではなかったり、レーンいっぱいに無用にゴツい文字が盛られていたり…
などの折角設けてくれたのに残念という要素がレーン自体には思い当たりません。
こんなレーンが各幹線道路を貫いてくれるようになれば、長距離の移動での道選びも判りやすく誰でも快適なサイクリングが出来るようになるのではないでしょうか。

このあと玉川上水付近から拝島駅の側を抜け多摩川へ戻り、拝島橋から右岸へ降りた。
往路で通過するのはかなり久々となる滝ヶ原運動場を抜けた先のこんな景色がたまらなかったので思わず脚が止まった。
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畜産の小屋と土の香ってきそうな広大な農地と小高い山の織りなす風景が都内とは思えない。

そしてこの先の浄水場の向こうには水路が巡っていて、ちょうどこれから始まる田植えのために貯水されているところで、そんな中にあるこんもりとした鎮守の森がこんな素晴らしいリフレクションを見せてくれていた。
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単なる通過点に過ぎなかった筈の場所でこんなに魅力的な画像を得られたのが嬉しくて、この後睦橋通りから五日市に出て定番の補給場所のファミマに着くと、この写真をすぐにInstagramへアップした。

十分な休息と補給を済まし次に向かうのはここから最寄りの峠。
手軽な場所ながら見るべき景色の多いその峠で山の魅力をじっくり味わえれば今日はそれだけで満足。
なので途中途中の景色もチラ見では終わらせない。
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小中野の分岐を左折してすぐに渡るこの沢戸橋も、気持ちいい下りの勢いで普通ならスピードに乗って通過してしまうところだが、緑に囲まれた青いアーチとこの下を流れる清流が実はなかなか素晴らしかったりする。
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ここから民家の点在する生活道路の山道を暫く登り、左手に砕石場が現れたすぐ先から盆堀林道が始まる。
序盤のすぐ脇に沢が流れ、針葉樹が茂る区間は傾斜も緩やかで真夏でもひんやり涼しく大好きだ。
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林道はこんな雰囲気の中をぽつんとひとりで進んでる感覚がいいのだが、この区間には時々車が駐車されていて車中や付近に人の姿が見えないことが多いが、山菜でも採っているのだろうか。
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こんな林道の説明が書かれた看板はけっこう奥で現れる。

そしてこの先からだんだん広葉樹系に替わるのと同時に傾斜が少しきつくなりだし、日向の区間も増えてダブルで汗ばむヒルクライムらしい感じになってくる。
終わりはまだか!?と適度にツラさも感じ始めたくらいの頃ゴールが現れる。
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ご褒美の景色もなく陽晒しでここはいつも通り暑いので写真だけで去りたいところだが、写真のすぐ右の行く手の殆どを通行止めと書かれたA型バリケードが塞いでいる。
たまたま歩いていたおじさんが通れるよ!と教えてくれて、その後八王子側から登って来たマウンテンバイクの人も大丈夫というので下ることにした。

少し進むと右斜面左崖となり視界が開ける。
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少し霞んではいるが、西武ドームや都心方向の景色が望める唯一の絶景ポイントだ。
そしてそのすぐ先の崖は割と最近伐採されて苗木のような新緑の斜面が畝る。
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こんな変化に富んだ景観はこの峠ならではの魅力だ。
通行止めの意味はこの少し先で判明した。DSCF4805.jpg 
なるほど崩落があったのか。

そして入山峠で1番の人気スポットは恐らくここだろう。
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八王子側から登るとこのトンネルを抜けるといきなり広がる景観が実に素晴らしい。
そして反対方向はこんな感じ。
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対象的に森林の中へと下って行く。

暫く景色もないのでと勢いに乗って下っていると、左手のガードレールの上に褐色の塊があるのが横目に映り、慌ててブレーキを握る。

ズササササ……!!

足をついて振り返るとそこに居たのは…
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おっと!ニホンザルではないか!!

けっこう派手に急停止したのに動じることなくこちらを見つめている。
これまで何度か見掛けたときと違い群れではない単独らしく、
特に威嚇するような様子もないので軽く手を振ってみたりすると…
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踵を返して消えていった。

あっケツ赤くない!
ということはイマイチ元気じゃないのか、はたまたまだ未成年なのか??

それにしてもこれまで猿との遭遇は山梨県でしか経験がなかったが、東京都でも1番里に近い峠で出会えたなんてなんだか嬉しい。
ちょっと得した気分。

そんな木々や藪に囲まれた一帯から少し下るとまた独特の景観が現れる。
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右手に広がるこの景観もかなり好きなのだが、そんな場所にもう1つの崩落があった。

写真の行く手の森林に入ると、あとはそのまま林間コースをうねうねと下るが、その途中の道の真ん中に明らかにそれらしくうねって横たわるアレが…
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この状態のままピクリともしないので死んでいるのかと思い、落ちていた枝で頭の近くを小突いてみたら首が少し動いた。
長さの割に細いシマヘビ君は餓死寸前なのだろうか。

それにしても景色のみならずゲストも多彩で本当に楽しい峠だった。

最後の車止めを乗り越えて恩方の里の道を軽快に下りながら、さてこの先をどうしたものかと思案する。
今日は入山さえ堪能出来れば十分という予定で、それについてはこの通り十二分に楽しめたが、時間はまだ昼前だ。
このまま山を降りて帰り方向へ進むか、はたまたこのすぐ先を分岐すればすぐにある和田峠へクライムのお代わりに行くか…

暫く下ってきたため足は十分に残っていると勘違いし、ついつい後者を選択してしまった。

数名の同業者が待機するスタート地点の分岐で数分だけ休んでから一応ストップウォッチを作動させて走り出す。
そしてすぐに出てくるなかなかの急斜面で既に勘違いに気づく。
あれ脚に力入らん!
なんだ、もう終わり掛けてたのか…
早くも過去最遅記録を覚悟して耐えて登るだけ。
それでも3〜4回も登っていればだいたいの様子は判っている。
無理のないシッティングで一定のペースで回していると徐々に誰かの背中が近づいてきて、十分後ろについてから頃合いをみて追越したり。

そして最後のカーブの目印を過ぎてバックストレートへ。
この辺りに区間最大に近い勾配があることが峠によりキツい印象を残していることをあらためて実感。
ゴールタイムは前回より1分遅く、最初の計測からは3分も遅い。
入山から2本続けてとは言えこれは退化であり老化ということなのだろうか。
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ヤビツに次いで多く写しているであろう登頂の証だけ残し、休憩もそこそこに向う側へと下る。
殆ど見えないことを覚悟はしていたが…
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見事に予想通りで、実際肉眼では微かに見えるがコンデジでは霊峰は認識されなかった。
まあ今回は帰り道ついでのオマケの1本みたいなもんだからそんなのでも十分。
ちゃんとした休憩は更に下って小野商店さんの自販機でコーラを戴きながら。

時間はようやく昼を過ぎたところだが、もうあとは飯を食って帰るとしよう。
藤野へ下って国道20号まで出たら飲食店が選べるのは必然的に相模湖近辺になる。
中央道のしたのラーメン専科はどうやら潰れていなかったようだがスルーし、前回寄った台湾料理の幸楽苑もちょっと後ろ髪を引かれながら通過。
そのまま駅前まで来てしまったので、何度も付近を通過しながら一度も見たことのなかった相模湖駅へ行ってみた。
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へ〜駅舎こんなカッコ良かったんだ〜⁈
前にバイクラックも…
違うわ、ただのA型バリケードやん!

そしてこのすぐ横の角の食堂の前のpopにあったメニューに惹かれ店内へ。
キーマカレーのトマト入りって⁈
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キーマカレーもトマト入りのチキンカレーも大好きだが、こうなってしまうともはやキーマカレーとは言えないものになってしまっている。
アイデア先行で大事なものを見失ってしまった典型的な失敗例だなと思いながらもサービスか蛇足か微妙な唐揚げもクライミング後のタンパク質補給に役立つしと納得させながらしっかり完食させていただきました〜!

帰り道はもう峠と名の付く道は要らないので相模湖畔からお気に入りのダムの横の通りを行き、
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この桂橋を通る県道517号を右折して津久井湖方面へ。
あとは最近定番の矢部陸橋コースで帰宅。

記録の保存を忘れたけど走行距離は確か125kmくらだっただろう。
山を満喫するのには何も遠くへ行かずとも、色々なものに目を向ければ十分楽しめるという好例とも言えるライドでした。