02月 « 2017年03月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  » 03月

春の奥多摩慕情

2015年 03月28日 22:50 (土)

先週通り慣れた定番コースで江ノ島を往復することにより、試走の段階は一応越したこととしたので、シリーズ化していたタイトルも終結とした。
次なる目標は暫く途絶えていた、当初からより遠く、より高くと回を追う毎に上げてきたハードルの先へと向けた。
プレトレ2年目の今日に至るまでの間を振り返ると、その前の1年と比べてチャレンジャブルな走行がほとんどなかった。
唯一ヤビツ走破が突出していたが、それとて自分の意思で目指したわけではなかったし。。

多摩川上流方面を最後に目指したのは一昨年の12月に紅葉ツアーとして御嶽山の入口まで行って以来。
その時だって本当はもっと奥地へ行きたかったが、何せ日の短い季節だったので精いっぱいだったのだ。
奥多摩については、都心近くに生まれ育った幼少時代に都内の身近な省線電車と呼ばれた路線の中にあって、1番山奥深くにまでいく路線として、ちょっとした憧れがあった。
乗った記憶としても、物心つくかつかないかの頃に御嶽山に行ったのが最長。
その後長野方面からの帰りに迂回路として大菩薩峠を越えて通過したことが1度だけあったが、素通りしただけにすぎなかった。
そんな訳で首都圏路線の究極の終着駅奥多摩駅と、その更に奥地にある首都圏の水瓶奥多摩湖を自らの足で見に行くという目標はずっと念頭にあった。

目的地を決めるより今回考えなければならなかったのは、服装についてだった。
当日のピンポイント予報を見ると、地元と奥多摩町の1日の中の最大温度差が、なんと20度もあったのだ。
勿論最低は奥多摩の早朝で、最高がこちらの午後なので、実際はその逆を行くことを考えれば差は10度ちょっとまで縮まるが、中間地点まで細かく見ていくと、朝早くに通過する多摩川沿いの地域の最低気温が奥多摩に近かったりしたので、そこまで想定する必要がある。
下半身については江の島と同じで大丈夫だが、上半身は同じようにジャージとシャツだけという訳にはいかない。
収納に困らない極薄のウィンドブレーカーを用意したが、これを羽織れば朝の気温1桁に耐えられて、尚且つそれを脱げば20度まで上がっても脱ぐ必要がないようにするには…
出した答えは、7部袖のシャツに春、秋用の通気性のある普通のジャージ。
色がプレトレカラーだが、この際気にしてはいられない。
これで走り出してダメそうなら戻って変えるしかあるまい。

出発時間を6時と決めたが、早く目覚めたので10分前には始業点検を開始。
先週はG店の点検直後だったのでそのまま出たので、初めてG店で買ったGブランドの空気入れで圧の調整となった。
まだ仏式バルブに慣れないのもあり、これに意外に手こずり出発は10分遅れ。
いきなりのウォーミングアップで浦山坂と、その先の第2の坂を登りきったところで忘れ物に気付く。

ボトル忘れた!

戻るにもひと登りあるので、玄関開けてすぐに置き忘れたボトルを装着し走り出しながらサイコンを見たら
6:23と13分のロスタイム。
同じようにふた山越えて多摩川へ向かう通りへ。
多摩サイへのアクセスとしては1番素直とも言える生田緑地の坂を上る。
ここは2年前のGWに初めて多摩川に出た時に、ちょっと喘ぎながら登っているところを、余裕そうなロードバイクに抜かれた記憶がある。
今は完全にそっち側の人として軽々と越す。
そして多摩川左岸の玄関口多摩水道橋を越えていよいよCRへ。

ここから多摩サイを羽村堰まで行く道程はかなりのもの。
マイナスイメージを上げると、一部迂回路や似たようなアンダーパスなどを除くと、平坦で単調、それでいて人が多い。
更に府中かぜのみちと呼ばれるガタガタ道。
あの嫌がらせとしか思えない減速用の凸凹を、23Cを履いたアルミフレームでもろに受けねばならないのだ。
しかしそれをカバーして余りあるのは、ここで沢山見せつけられてきたロードバイクで走れるということ。
どれくらい違う走り味なのか、他の先輩ローディーと比べてどの程度の走りが出来るのか。

すぐに出て来るほんの少しのダート部分を迂回するのも今回初めて。
戻ってからが本当のCRの始まり。
やはりすぅ~と加速していく感じが気持ちいいが、期待したほど見違えるような加速でもないのは、出直しで余分な足を使ったからなのだろうか。
これがプレトレだったら早速二ヶ領上河原堰堤のベンチで休まずにはいられなかったろう。
そこを越えて走りがいよいよ気持ちよくなってきたところから凸凹が始まる。
1度や2度ならプレトレの時と大差はなく思えるが、しつこく何度も続いたり、異常に長く続く所などは怒りすら覚えるくらいだ。
でもまあ幾多のローディーがこれを我慢しているのだから・・・

予定の休憩場所郷土の森のベンチに着いたのが出発よりおよそ50分後。
ここまで1台も抜かれなかったということは、標準的なスピードだったということなのだろうか。
DSCF7689.jpg
天気は見ての通りスッキリしない。
花曇りと言いたいところだが花もまだ蕾だ。
気温も上がった感じはしないが、だいぶ汗ばんできているのでウインブレを脱いで袋に詰めてポーチへ。
走り出すとちょっと寒さを感じたがすぐに慣れてきた。
春は見えないものと思っていた富士山が見える。
10分も休んではいないが回復はしてる筈だが、なかなか巡航30km/hには届かない。
若干風もあるのかもしれない。
先は長いし無理せずマイペースで。
なんて思っているところへスーッと右からロードが抜かしていった。

ベテランさんには叶わなくて当然!

と意に介さないようにしていると、また1台。

どうぞどうぞ・・・

するとまた1台・・・・えっ!女じゃん??

どうやらチーム走行らしい。その次の1台が追い抜きながら手で会釈。
更に2台続いたが、挨拶があったのは1台だけ。
あんまりマナーのいいチームじゃないな。
しかも抜かされたとは言え、そのままちぎられるというような速さではない。

そこでいいことに気が付いた。
そうだ!このまま引いてもらおう!!

ロードレースでは当たり前の集団の力だが、まだそれほど実感として味わったことがなかったが、これ程までとは・・・
さっきまで25km/hちょっとで喘ぐように漕いでいたのが、30km/h近くても軽い軽い。
ああこりゃいいわ!
国立の迂回区間も皆さんのサインを見ながら速度調整して安全に通過。
立川の辺りだったか、工事して新しい道になっている所もお蔭で考えずにスルー。
きっと行先は同じ方向だろうから、この際羽村までずっと引いてもらおう。

噂に聞いていた拝島橋の手前のかつてダートだった辺りで再び新しく整備された道が出て来た。
直進方向に伸びている方には車止めがあるのに、集団はその間を抜けていく。
左にUターンで降りる新しい迂回路があるけどな・・
すると車止めに貼られた表示に、自転車は左へと書いてあった。
やっぱそうじゃん!
集団の先頭に向かって戻れとか始まってる。
自分のチームじゃないし、ここは待つ必要もなし。

行け行け~~!
ひとり逃げだーーー!!

迂回路の下に回り込むと降りてこようとする先頭のリーダーらしき人が見えた。
うわ~っこりゃすぐに追いつかれるゾ!
覚悟の上でも頑張れるだけ頑張ろ
振り返るとプレッシャーを感じるので、なるべく見ないようにして突き進む。
たまに見ると、差が縮まっているようでもない。
確かに集団がスピードに乗ると楽々加速するが、歩行者や対向車の多いCRでは減速する場面も多い。
ましてや集団で追い越しをするには、よほど慎重に減速して安全を確認せねばならない。
恐らく10km近くを楽なしんがりで足をためたのもあり、へばることもなくどんどん行ける。
拝島、福生と順調に進む。
もう完全に見えなくなった。

やった、プロトンからひとり逃げが見事に成立だ!
遂に第1ステージのゴール羽村堰に到着。
時間はなんと8時23分。
予定の8時より遅れたが、自宅からピッタリ2時間ってのが素晴らしい!!
ここまで45kmちょっとで平均時速23.8km/h
これは集団の皆さんのお蔭としか言えないだろう。

そして欲しかったお決まりの1枚を!
DSCF7691.jpg
baohさんが教えてくれた事前情報のとおり、お花見シーズンで付けられた祭りの提灯が欠片だけとは実に下手糞な写真だが、季節感の判る記念にはなるだろう。

さてここからが第2ステージの始まり。
Googleマップに表示した経路を確認しながら進んだら、多摩川を渡ってしまった。
あれ?ずっと左岸じゃなかったっけ?!
経路を再確認するため、コンビニで一旦停止。
そうか青梅のごちゃごちゃしたとこよりこっちの方がいいのか。
で、渡って奥多摩街道に戻るのは軍畑大橋南交差点ね。

走り出そうとした時に前をロード3台が通過。
先程のに味をしめ、再びしんがりに付く。
なんかセンターの人の服装が甘い感じで、走りも頼りない。
後ろの人は田所っちな体格でピナレロ乗って本気出したら早そう。
でもさっきより年代が近そうなだけあって、抑えめなペースで居心地がいい。
このまま行けるだけ行きたかったが、程なく右折すべき交差点が現れたのでお別れ。
ひとり橋を渡ると上流らしい多摩川の表情が見えたので、得意の真ん中撮り~!
DSCF7693.jpg
左岸の街道に出て、緩い上りを進んでいくと、周りがだんだん観光地然としてきた。
御嶽が近づいてきているようだが、前回通った閑散とした右岸の吉野街道とはずいぶん雰囲気が違う。
左に広いスペースのセブンイレブンが見えてきて、サイクリストも含め沢山の人が休んでいる。
朝食から4時間近く経ってるし、昼まで間もあるから何か補給していこう。
DSCF7696.jpg
店の前にもいくつかテーブルがあるが、横のフェンスの所にもなかなかたくさんのテーブルがある。
DSCF7694.jpg
ここで100円コーヒーとのお供でどらやきをいただこう。
フェンス越しに前に対岸から見た御嶽渓谷のつり橋が見えているが、やたらと高くて目の細かいフェンスがちょっと邪魔。
でもこんな観光地の真ん中に、ゆっくり座って食事が出来るコンビニって素晴らしい。
ついつい長居してしまい、再びバイクに跨ったときには10:00になっていた。
目標の11時に奥多摩湖到着はなるか?!

走り出すとすぐに緩い上りが始まり、周りが針葉樹に囲まれて山間部の様相になってきた。
先の展開も読めないので、ゆるゆると軽めに回していると、後ろから「踏んっ!踏んっ!」とばかりにパワフルなダンシングで追い越してゆく。
あの人にとっちゃあきっと通りなれたトレーニングコースなんだろう。
無理せずマイペースでいきましょう。
と小さくなるのを見送りながら進んでいると、すぐ前の針葉樹林の間に動物のシルエットが見えた。

んっ!猫か?犬か??

そいつからほとんど1m位の前を通過し、目が合った。

えっつ 鹿??

、ちょっと通り越してから慌ててUターンして対向車線の側道でカメラを取り出した。
ほらっ早くレンズ出てこい!!
と、構えて写そうとした瞬間、背後から車が通過して、スッと崖のしたに降りていってしまった。
DSCF7697.jpg
あ~あの1枚!

崖の下に居やしないかと見に行ってもあとの祭。
あまり見ない感じの黒っぽい小振りの鹿だったが、間違いなく野生だった筈。
こりゃ逃した魚は大きいってやつだ。

その先から一時下りになったりまた上ったりで、身体に優しい感じの緩急と山深くなっていく景色を楽しみながら先を目指していると、ダムらしきが現れたので、横道に逸れて見に行く。
DSCF7701.jpg
白丸ダムを一望。
これもbaohさんのブログから知った情報で、このダムの下に設けられた魚道の見学ができるとのことだったが、
事前の調べでその公開時期があと数日後の4月からというのは残念だった。
まあそれはいずれってことで、とりあえず撮影だけしていた展望台に先にいた人が話しかけてきた。
「高そうな自転車ですね~」
「いえいえそんなことないですよ・・」
近くに見当たらなかったのでそう思っていなかったが、この方もサイクリストだった。
三鷹からクロスバイクで来たらしく、なんとこの後山越えして大月の方へ出て、大垂水峠から戻ってくるんだとか。
途中で押したりもあるそうだが、年に1度は1日かけてそんなルートを回るとのこと。
あちらも横浜からと言ったら驚いていたが、全然上手じゃあないですか。

お別れしてルートに戻る。
ちょうどこの辺りからが噂通りトンネルだらけのエリアだった。
先週まではライトの類の装備がなかったが、1週の間にどうにか用意していた。
フロントにはプレトレで使っているコレを兼用。
この中に私のレビューもあるが、もともと2種類のホルダーが付いていて、都度付け外しには不向きとして使わなかった方が運よく残してあった。
むしろ残していた回転タイプの方が頑丈に固定できるし、使う頻度からしてもロードに着けるのにちょうど良かった。

リア用はプレトレでそうしたように、無精者には何故かあまり種類を見掛けない自動点灯のソーラータイプしか考えられなかった。
G店にはそういう物は置いていなかったので、プレトレと同じのにするしかないかと思っていたら、あさひにもう1種置いてあるのを見つけた。
DSCF7713.jpg
ちょっと取って付けた感もあるが悪くはない。

これらがあったので大きな恐怖感もなくいくつかのトンネルを通り過ぎたところで、目的地のひとつ奥多摩駅があっさり登場!
駅舎の撮影は下りの時にとスルーして更なる奥地へ。
それまで時々脚を休ませてくれた下りはなくなり、トンネルの頻度が上がる。
中にはちょこっと上り勾配のついたトンネルもあった。
途中地元の小学生らしき3人を抜かしたら、少年らしい対抗心で抜き返しては疲れて止まったりしている。

そうやって世界に通用するクライマーになれよ!

駅から湖までそこそこあるとは思っていたが、行く先にゴールが見えないため予想以上に遠く感じる。
まだかまだかというところへ突然これが現れた。
DSCF7705.jpg
これは紛れもなく小河内ダムの裏側だ。

そのすぐ先にはこんなものも。
DSCF7706.jpg
ダム建設に使われた水根貨物線の廃線だが、観光路線として活用の予定もあったんだとか。
鉄ちゃんの気はなくもないが、廃線マニアではなくて良かった。
こんなのを見て血が騒いでしまったら、明るいうちには帰れなくなっていたことだろう。

そしてこれを潜った先を左に大きくカーブしてから登っていくと、遂に目的地が見えてきた。
ダムの前の入口の守衛さんに言われたとおり手押しで園内に入り、予定より10分遅れの11:10にやっとこの風景を手に入れた。
DSCF7708.jpg
恐らく生まれて初めて覚えたダムである小河内ダムと、東京の一番山奥にある水瓶の奥多摩湖。
一度通過している筈の奥多摩街道は、最後のカーブを直進した方向のトンネルで先へ抜けてるようなので、この風景をチラリとも見るのはこれが初めて。
やっと来れたという感慨にふけりながら、バイクを移動しながら何枚も写真を撮った中で、一番気に入っているのがこれ。
DSCF7712.jpg
広い公園には10人も人がいない感じで、その大半がバイクを伴っている。
到着のつぶやきをするために、ゆったり広い日陰のある東屋へ移動。
DSCF7717.jpg
ここまでの距離は79.66kmで平均時速は22.1km/h
羽村堰からの第2ステージは足を止めた回数も多く、頑張ったイメージがなかったが、プレトレでかっ飛ばしたと記している一昨年の9月に青梅駅までで20km/hを越えるのがやっとだったことを思えばやはりバイクの違いは大きい。

さて行程としてはここで折り返しだが、今回はお楽しみをもう1箇所用意してあった。
湖畔でゆっくり食事も出来ればそれも良かったが、手前で買って運ぶのも面倒だし、一応ローディーの仲間入りをしたことだし、そういう人が行くような店でゆっくり食事がしたい。
というわけでそんな時にはのBIkE FRIENDLYなカフェやレストランというサイトで探したら、奥多摩近辺に1件だけ紹介されていたお店がなかなか魅力的だったので、目的地と同じくらい楽しみにしていたのだ。

先ずは奥多摩駅まで引き返す。
この間はほぼ上りばかりだったので、今度は完全にご褒美戴き放題。
そして駅の入口を左折し、1度は拝みたかった最果ての終着駅を撮影!
DSCF7721.jpg
画像さえ残ればオッケーなので先へと進む。
おっと真っ直ぐ先は工場か、目指す日原の道は一本手前の交差点で曲がるのが正解なんだな。
斜め左に下って橋を渡った突き当りを右折。
走りながらマップを確認すると、まだ示した順路に乗っていない。
わあ!さっきの左が正解か。
適当に左の細い路地に入ると、そこから通りまでがまさかの本日最大斜度!
ちょっとの間ながら20度近い斜面をインナー30Tに力を込めて上る。
有名な日原鍾乳洞へと続くその道にやっと出られたのはいいが、当然ながら上り基調だ。
目的地までどれだけ上るかなど調べてなかったので、暫く上りが続いた所で一旦停止。
ダムから下ってきた勢いのままこの道に入っていればなんてことなかったのに、さっきのダメージが…
しばし休んで息を整えてから恐る恐る上り始めると、すぐに下りに転じ、その後も緩やかなアップダウンだけで第2の目的地が見えてきた。
DSCF7722.jpg
正式名称は日原川大沢国際マス釣場!
しかし、マス釣場ってどうして国際なんだろ??
ま、それはともかくとして、勿論釣りをしに来た訳ではなく、目当てはここのクラブハウスでもあるメイフライという店での食事だ。
選ぶにあたって最も重要とも言えるバイクラックもこの通り。
DSCF7723.jpg
釣り人はもちろん居るが、バイクの先客はないようだ。
ワイヤー錠を掛けたりしていると、店主やら奥さんらしき人が出てきて食事なのかと尋ねる。
川沿いで食べたいですと伝えると、外のテラス席に案内してくれた。
店の作りこそ少しも小洒落てはいないが、このテラスは最高に気持ち良さそうだ。
しかし誰も居ないな、などと思いながらカメラで席を写したりしていると、奥の方から奥さんが呼んでいる。

まっまさか!怪しげなサービスとか…

ってなことは勿論ある筈はなく、奥の崖に何かが居るらしい。

カモシカがいるのよ! あそこに・・・
んん・・・ ? おうっ! いたいた!!
DSCF7727.jpg
岩と同化してなかなか見つけられなかったが、近付いても逃げないし、突進もしないからというので、3m位の目の前まで行ってしっかり撮影してしまった。
さっき御嶽の先で撮り逃したのも同じ色だが、そっちは雌だったようだ。
こちらには立派な角まである。
あんな風に遭遇することは滅多にないだろうと思っていたが、まさか2度目があって、しかもこんなサービスショットを戴けるとは…

嬉し過ぎるお土産に喜びながら、せせらぎの音に包まれる心地よ過ぎるテラス席でマッタリしていると、ようやく注文したミックスピザが運ばれて来た。
DSCF7730.jpg
実はもともと薄いクリスピータイプの生地が、焦げてよりクリスピーになっている部分もあるが、焼き立てでとろーりチーズのピザを、こんなロケーションで食べて美味しくない訳がない!

食べてる途中にまた奥さんがまた呼ぶので奥に行ってみると、今度はお腹が黄色い珍しい小鳥が。
釣師が近付いてこれは撮り逃がしたが、そこで野鳥の話になり、ここではヤマセミも見られるんだとか。
一応イタリアンの店ということで、ピザの他にパスタもなかなか種類が豊富で、カレーなど普通の食事も出来る。
食べ終わる頃にやっと別の客もやってきたが、こんなにいい食事場所はないと思う。
今度来る時もここで食べたいし、大勢で来れたらきっと楽しいことだろう。

すっかり居心地良くてコーヒーも飲み干して、お決まりの呟きや画像のアップも終わり、勘定を済まして時間を見ると、またしても予定の10分押しで13時10分
さあ、あとは帰るだけ。
当然下り基調ではあるが、時折上りもあるので決して楽ではない。
なので無理せずに時々駅舎など撮影しながら街道を下ればいい。

プレトレだと見逃さない花系の写真も少しは収めておこう。
DSCF7740.jpg
青梅というだけにこの辺りは梅が名物らしい。
DSCF7737.jpg

街道に沿って見える駅は意外に少ないが、やはりこの駅舎の風格はかなりのもの。
DSCF7743.jpg
御嶽駅は駅舎のみならず、周辺の雰囲気も沿線随一だ。
DSCF7746.jpg
脇役の赤ポストも映えるノスタルジックな佇まい。

駅舎は近代化されていたが、地域的には早咲きの桜とたまたま停車した回送電車が長閑な雰囲気を演出する宮ノ平駅。
DSCF7748.jpg

沿線の顔青梅駅は前に見てるからいいとして、その手前によくある駅まね看板かと思わせての酒屋の隠れ遺産。
DSCF7755.jpg
よく見ると中武馬車鉄道森下駅跡とある。
奥多摩は廃線マニアには見所満載なのかもしれない。

寄り道も多めに下ってはきたが、付近に殆ど店のないCRに戻る前に、しっかりブレイクを取っておきたい。
東青梅と河辺の間のファミマにテーブルと椅子があったので、西日に照らされながらカップアイスをいただく。
出発前にトイレに寄ったら顔が赤らんでいた。

そんなこんなで再びペダルにクリートを嵌めた頃にはもう3時過ぎ。
往路はあれだけ順調で玉川Bros.まで丸2時間だったから、5時半に帰宅出来ればいい方か。
羽村堰でCRに戻った所で更にひと息ついてから東へ向かって漕ぎ始める。

アイスでリフレッシュして快調に、といきたいところなのに現実はそうでもないようだ。
予報ではこの時間南風だった筈。進行方向はほぼ東なので真横からか、もしくは若干向い風気味なのだろう。
否、足が重いのはそれだけではない。
これまでの最長走行距離は130km台。
そろそろそれに達しようという頃なので、蓄積疲労もかなりになっているのだろう。
福生付近の公園のベンチを見て思わず足を止めてしまった。
わぁ、この先ベンチを見つける度に足止めになりそう。
再び走り出すと前にかなり普段着な服装でロードに乗るお父さんがいる。
それ程早くもないので追いつけそうかも。
アンダーパスから土手に上がるS時の真ん中を突っ切って上がって行った。

ロードでやるか?!それ

これでまた広がった差をなんとか詰めようと頑張る。
八高線のガード前を左に折れた。

ん、そうそう!その抜け道教えて!!

すぐに右折して住宅の間からガードを潜り、すぐ右折するとアンダーパスの上に戻れた。
なるほど、これならいつも野球の人が沢山いるグラウンドの横を通らずに済む。
そして少しあとに良いものが見えてきた。

おっ!トレインだ!!

5人連なって、半分くらいはお揃いのチーム名入りのジャージを着ている。
疲弊しながらも追いつけたのだから、それ程のペースでもない。
しんがりさんの後ろに静かに付く。
うわ〜やっぱり楽ちんだ(^^)
帰りで疲れているのかもしれないが、無駄口ひとつたたくことなく淡々と陣形を維持している。
便乗者に気付いてかどうかは不明だが、先頭から送られた手信号をしんがりさんもやってくれるのが助かる。
マナーも良い感じで実に好感が持てる。
このまま多摩水道橋まで引いてくれないかなぁ。
例の国立でコース逸脱する箇所も往路同様にチームの一員のように連なって通過するにわかローディーもどき。

ちょっとだけ頑張れば十分ついて行ける安定したペースなのに、徐々に辛くなってきたのはあの凸凹だった。
皆さんは淡々とペースを落とさずに上を通過していくが、それがひとつ現れるたびに身体にダメージが。
もう最長距離も更新している頃だろうし、相当疲労も蓄積しているのだろう。
そんなところへ9割方素通り出来ない郷土の森のベンチが出てきたので、抗うことはできなかった。

ありがとう!Team TORの皆さん!!

ほぼ往路と同じ10kmちょっとを引いてもらえただけでも大助かり。
チーム走行の有難味を噛みしめながら暫しの休憩。

さあ、ここから順調ならあとは1時間かからない筈。
しかしこのあと少しが一番辛いところでもある。
さすがにこれだけ走ると、ちょっと座ったくらいではあまり回復もしない。
やっぱり無理してでも最後までついていくべきだったか・・・

そしてずっと悩みながら走っていたのが、水道橋からどのルートで帰るか。
完全に疲弊していれば、いつものように平坦大回りルートの津田山駅経由?
それともせっかくのロードだから、疲れても山越えして短縮ルートの生田緑地坂経由??
選択はその分岐点の手前の水道橋のところで止まって考えることにしよう。

それにしても足が重いのはハンガーノックかもしれない。
昼飯からは5時間近くのほとんどを走っていて、その間に吸水以外で摂ったのはカップアイスだけ。
CRから見える場所にはもうコンビニがなくなったので、そのままずうっと来てしまった。
狛江のダートを迂回して戻るところに祭の出店がいくつかあり、そろそろ店じまいかという感じだった。
500円のたこやきか400円の焼きそばか?
後者を選んだが、よく見ると大盛400円特盛500円とある。
売れ残って脇に積んでいた山を崩して、鉄板で再加熱しながら油をかけている。
ソースも足してくれ~!と心の声。
小さい容器だが、フタが半分も閉まらない盛りっぷり。
お味の方は案の定で、見た目同様輪ゴムを食べてる感じ。
それでもガツガツとかっ喰らって器を返却。
ともあれ炭水化物の摂取は十分なので、これは山越えルートしかあるまい。

生田緑地の坂を上って帰ったのは、プレトレでの多摩サイデビューの日のたった1回だけ。
その時は福生まで今回の約半分の距離を走ってきてからこの坂に入り、その1割位登ってすぐ挫けた。
残りを押すことさえ容易ではなく、途中でぜいぜい、はあはあと、休みながら押し上がったものだった。
あれから約2年。
それなりに鍛えられた身体と、5kgは軽いバイクでは・・
疲弊しきってはいたが、まあまあ続く10度に近そうな勾配を軽いギアで回し続けて普通にクリア。
その後も川沿いに逃げることもなく、往路と同じ車道で無事帰宅!
予定の17:30からは大分遅れたが、日没にはギリギリセーフの18時前に戻れた。
すぐに風呂を沸かして入り、その後数時間は何もできないくらい疲れ切ってはいたが、
ロードと一体になって1日走り回って、色んな出会いもあった実に楽しい一日だった。

今回の走行距離は 163.23km とこれまでの記録を大きく更新!
平均時速は 22.6km/h と下り基調の帰りに伸ばせたのは僅か。
それに休んだ回数を考えると、まだまだ全然パワー不足なので、このルートを定期的に走って
今後更に進化をめざしていきたいものだ。

そして走った道程はこんな感じ。



それにしても片道80kmなら箱根や山中湖行くのとほぼ同じ。
標高差がかなり違うしちょっと早い気もするが、射程に入れてもいい段階なのだろうか。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

2015年04月01日 01:05

最長走行距離お疲れ様でした!
ロードだろうがプレトレだろうが補給と休憩は大事ですよね。

しかしイイお店見つけましたね、自分は一人飯が苦手ですし時間の節約っていうのもあって、ほぼコンビニ飯ですがゆっくりと食事するのも良いですね。

自分の場合、最長走行距離は小田原城に行ったときの168kmなのですがプレトレなんですよね(笑)しかも魔改造する前でタイヤ交換した程度の状態。
ロードバイクならもっと行けそうもな気がするし、今年中には200km以上300km未満程度の場所に出かけてみたいと思っていますが・・・コース設定が難しい。

凄いっす

2015年04月01日 10:36

距離といい速度といい、あっという間に凄いことになってますね(^-^;)
私、多分ロード引っ張り出しても到底ついていけないような気がします(´Д`)

でも今度どこかご一緒したいですね~ヽ(*´▽)ノ♪

2015年04月01日 21:20

>baohさん

プレトレで168kmとは凄すぎです!
それならスピスタで200越えもきっと可能でしょう。
ひとり飯は孤独のグルメとは無関係で、ただ充分に休憩しないと帰る体力がもたないからです。
コンビニで時短というのも含めて、スタミナの差をつくづく…

>るぅ♪さん

本編では帰り道の休憩を端折ってるくらいなので、まともに160km走れたとは言えないですね。
ノロノロになるくらいなら止まろうってことなので、走行中の平均時速はどうにか下げずに帰れているってだけです。
その辺を平準化して安定した走りが出来るのが理想でしょう。

お互い走りの性格は違いそうですが、せっかく家が近いので、今度ゼニスで是非一緒に走りましょう。

2015年04月02日 12:40

楽しそうですね、奥多摩湖。
青梅街道の走りにくさで避けていたのですが、そんな素敵なイタ飯スポットがあるなら行ってみようかな?

それにしても、野生動物2匹ウォッチは羨ましいです。
熊や猪じゃなくて良かったですね(笑)

2015年04月03日 06:56

>makolinさんどうもです

奥多摩方面は他の山岳地帯よりは車も人も多いんだろうと思いますが、今回の往路はなかなか走り易かったです。
案外吉野街道を使ってた人が多かったです。
カモシカは大人そうに見えますが、実は最初の1匹は振り返って目が合った時、一瞬身構えてましたので、あのまま車が来なければあわや初の正面衝突だったかもしれませんね。

2015年04月04日 23:17

おつかれさまです!ウィルです。
ウッチーさん、さすがすごいことになってますね。
もう乗りこなしちゃってる感じ・・・・汗。
坂では置いてけぼりをくってしまいそうです。

いつもウッチーさんのブログは写真が綺麗ですね!

2015年04月05日 23:30

>ウィルさん

どうもありがとうございます。
そちらのこの前の江ノ島には全くかないませんよね。
ロードで楽に走れてる印象の割に、実際はプレトレと同じかそれ以上に消耗するような気がしてるってことは全然乗りこなせてないってことなんでしょうね。

写真はコンデジに付いてるエフェクトでコントラスト強めてるだけです。
今はスマホで後から加工も出来るので、ひと手間かけると結構違ってきますよ!