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首都圏の秘境路線鶴見線<2013年4月27日>

2013年 04月29日 17:46 (月)

鶴見川沿いを自転車で下って海まで出る旅のもう一つの目的は鶴見線を撮る!であった。

ここは大首都圏の京浜工業地帯の中にあって、短く行き止まりばかりの支線であり、
そこで働く人の通勤の足として以外の存在意義が希薄が故に、
部外者が利用することがほとんどないローカル線となっている。

幼少の頃は日本を代表する大動脈の心臓とも言える田町電車区の近くで生まれ育ち、
必然的に電車好き(当時は鉄チャンなんて呼称はまだ存在しなかった)だった私が、
十代の頃よりその興味の矛先が音楽に向かった為に40年近く遠のいた興味をさりげなく引き戻したキーワード
それは「秘境駅」という近年脚光を浴びだした鉄道マニアの新しいカテゴリーだった。

その典型は当然人里から離れた山間部などの今や住人がほぼ居なくて利用者が一日数名あるかどうかのような駅となるのだが、
そんな地方の辺鄙な場所ばかり専門で訪れる趣味とすると、
当然かなりの旅費と目的遂行の為宿泊する時間など費やすものも多く、
地味そうに見えながらいろんな制約のあるかなり贅沢な趣味となり、
私のようにそれに一点集中する積もりもない生半可な者に踏み込める範疇ではない。
でも今回のようにサイクリングの目的と並行して楽しめるのなら話は別だ。
電車で訪れれば途中下車など面倒な感じだし、車でも駐車場探しなど落ち着いてフレキシブルな対応がし辛い。
そこへいくと自転車なら、小回りも効くし何処でも好きなように停めて撮影もできる。
例え目的地まで行く途上であっても良さそうなポイントがあればこのように・・・
DSCF0786.jpg
ちょっと無理のある写りだが、鶴見川沿岸より鉄橋を渡りきった横須賀線。

そしてその鶴見川を下りきった河口から最初に鶴見線とコンタクトできたのは鶴見小野駅。
DSCF0790.jpg
鶴見より2駅目でまだ工業地帯ではなく小さな商店街と住宅地の中に潜む駅の佇まいもなかなかだったが、
なによりその時刻表にインパクトがあったために、この写真が1枚目ということになった。

工場や会社が休みの土日の昼間ともなると、都心からそう遠くもないのに1時間に2本しか走らないとは・・・
20分程度待って今回初めてとなる鶴見線の下り電車が到着した。
DSCF0796.jpg
すぐに線路沿いにチャリを走らせていくと次の駅より先に現れたのはこんなお宝ポイント
DSCF0801.jpg
ただの電車基地沿いの道かと思いきや、この先がフェンスで行き止まり。
そういえばここへ入る所にもフェンスとがあったが、たまたまそこで地域の子供イベントがあって門が開いていたことにその時初めて気づいたのだった。
つまり普段はこの道には入れないのた。 ラッキー!

あらためて線路の向こう側に回り込むと。
な~んだこっちの表門が思いっきり開放されているではないか。
とは言ってもさすがに中に入ったら怒られそうだからフェンス際からいたたきます。
DSCF0814.jpg
このすぐ先にあったのが弁天橋駅。
旭硝子にJFE関係の大手企業に囲まれたこの駅は独特だ。
駅舎自体は他駅と同様のいい感じに年季の入った素朴な作りでほのぼのしますが、
DSCF0817.jpg
駅の正面に向かって右側を近年に整備したらしく、
大きく公園のようなスペースがあり、その先には駅舎より大きいような全自動の駐輪場が建っている。
DSCF0821.jpg
写真右側のCycle Treeというのが駐輪場のほんんの一部で車のタワーパークより凄い収納部分がドドンと構えている。
先述の大企業への通勤用だとしたら何故駅の敷地の方にあるのかが疑問だし、
この駅から都内などへ通勤する人が利用してるというのだろうか。
だとするとこの周辺に住宅はないので、少し北にある産業道路を渡った向こう側から来てるとしか考えられない。

そして次なる駅こそが今回一番詳細を見たかった浅野駅なのだが、
ここから線路沿いの道がなく、その産業道路まで一度出て少し進んだ入船公園内を抜けて辿り着いた。
DSCF0824.jpg
写真右手に見える扇町方面行きのホームの島とその奥で分岐して左手に弓なりに広がる海芝浦行きホーム
二つの路線を踏切でまたぐ道路にこの入口が面していて、二つの路線と道路で駅舎を囲む三角形になっているのがなかなか他では見られなくて、この駅での撮影が今回の一番の目的となっていた。
とにかくそれぞれの方向からここに停車する列車を撮影したい。
その最初にやってきたのは、扇町の方から鶴見行きの電車。
DSCF0827.jpg
隣の安善駅に停車している時点で待ちきれずにズームでパシャしたらこんな写真になった。
かなりの晴天でかげろうユラユラなのか?カメラか腕が悪いのか?
いずれにせよひと駅分の架線のビームが密集して見えるのも含めてこの写真の雰囲気けっこう気に入ってます。

鶴見行が出発した数分後にお待ちかねの海芝浦行がやってきた。
Suicaのタッチパネルがあるだけで駅員も構内にはおらず、ひとりでいいように出入りして撮影していましたが、
この決定的な場面を撮影しようというところへ、カメラと被写体の間にある親子が割り込んできた。
まじかよ~邪魔してくれるじゃねえかとイライラしながら、もろとも撮してやったのがこの写真。
DSCF0832ss.jpg
ところがいざ写真を見てみたら、お父さんのカメラに向かいニッコリとポーズをとる坊やの笑顔に思わずほっこり。
期せずして今日一番の傑作写真になってしまったではないか。

親子はこの列車に乗り込んだので、きっとあの名物終着駅でまた撮影でもするのだろう。
その電車がホームから弓ぞりに90度方向を変えて運河沿いに進んで行く姿を撮影しつつ見送りました。
DSCF0834.jpg
そしてそれを追うように線路沿いの道路を自転車で進んでいくと、次の駅の入口から先は東芝の敷地内ということで自転車は先へ進めないので、
駅の構内に停めて誰もいない新芝浦駅に入り込んで撮影を初めました。
DSCF0835.jpg
DSCF0837.jpg
このホームの隣がすぐ運河という景色がもたらす秘境感はたまりまへん。
本来この路線の名物は東芝の敷地内にすっぽり飲み込まれた海芝浦駅ですが、
そこへの電車は行ってしまったばかりだし、もう今回の撮影はここまでで十分だと思いました。
DSCF0839.jpg
あの親子と共に折り返して戻ってきた列車を撮したとこでいよいよ空腹もピークとなり、
昼飯のピットインのあと再びサイクリングのルートへ、ということで今回の撮り鉄は終了ということにしました。
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