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春が来る前に・・<立石>

2014年 03月09日 22:45 (日)

2月中はとうとう一度もツーリングに出なかった。

寒さに関しては毎朝駅までチャリ通で慣れてるし、帰宅時はいつも汗ばむくらいなので問題ではなかった。
この2月特異だったのは、2週にわたる週末の大雪でほとんど乗れない日々があったこと。
そしてその後唯一晴れた週末は強風という情報を見て遠出は躊躇してしまったら、その翌週は土日雨が降り通し。

そんなこんなで3月に入って一週回ってようやくそのチャンスがやってきた。
仕事が騒がしかった土曜に続いて日曜も晴天。
去年ならとっくにポカポカ陽気が始まってた頃だが、未だ最高でも10度を超えないくらいの冬モード。
しかしだからこそ期待できるある景色を見に行きたい気持ちが高まっていた。
心配な風も通して弱めだし、午前中北寄りで午後南寄りってことは南を目指すには絶好の条件!

トーストとバナナとスープでしっかり朝食を取り7時半を少しまわった頃に出発。
先ずは慣れたルートでみなとみらい方面を目指す。
大熊川の途中から離れてイケヤの前、港北ICと歩道を通るのは前回から始めた時短ルート。
岸根、六角橋を順調に通貨して桜木町付近でちょうど20kmで1時間経過。
公園通りから阪東橋、中村橋と抜け、16号に出て磯子、新杉田をそのまま通過。
30km1時間半を過ぎたのでそろそろ1回休憩を入れたいところ。
青砥坂に差し掛かるとさすがに疲れも出てきたので、トンネルに向けて上る手前のファミマは対向車線側だがここで休憩。
その前にあったセブンを通り越して、100円コーヒーを逃したのを悔やんだ後で120円コーヒーを買ったが、
この20円差を上回るメリットがここにはあった。
表の灰皿の横にテーブルと椅子があったので、まさに休憩にうってつけ。
小腹も空いたので、コーヒーと一緒にと書いてあったクッキーのような菓子も買ってみた。
チュロスを細くして刻んだようなそれはガリガリと堅すぎる食感だったが、よく見ると食べ方が書いてあった。
それに従いコーヒーに浸して食してみると、これが絶妙な柔らかさになってなかなかイケる。
ここでこの休憩は大正解だった。

すっかりリフレッシュしてトンネルを抜け、少々のアップダウンの続く富岡の辺りを駆け抜ける。
女性1名を含むローディー5人組に抜かされるが、プレトレ的には順調な走りで16号を金沢文庫、八景と通過。
なかなか走りやすいルートだと実感しているといつの間にか六浦のT字路が現れて慌てて右折。
その先の左折から六浦駅を越えるまで道幅が狭いが、そこからは走り易い道幅に戻り、往路1番の山場と予想したトンネルで越える峠に差し掛かる。

週末の仕事終わりに、最近入ったこの近辺に住む事務員さんがチャリ好きと知り、この峠がどんなもんか聞くと、
「私でも通れたんだから大丈夫ですよ」とのこと。
それならここでへばる訳にはいかない!と気合を入れつつ無理せず廻してトンネルに辿り着く。
内部は距離も短めで道幅もそこそこだったので恐怖感もなく抜けられると、
そこから山間の景色もいい感じの下りになって気分も爽快!
京急の線路沿いからJRの線路沿いに変わると逗子の駅舎が見えてきた。
駅の手前の踏切を渡り、ロータリーを越すと、あとは海の方へ向かい1回クランクするだけ。
と、地図を頭に入れてはきたが、その方向がイマイチ怪しい感じになってきた。
グーグルマップで確認しようと画面を触るが手袋になかなか反応しない。
そうこうしながら道なりに進むとだんだん右前方にに山が迫ってきた。
これでは海沿いに出ない。方向を誤った!
一度止まって素手でナビをセットし、ちょっと引き返して左側の住宅地へ適当に入り込む。
道なりにくねくね進むうちに川沿いとなり、そのまま河口である渚橋に無事出られた。

134号を越えていよいよ海沿いのルートが始まる。
日影茶屋に葉山マリーナとひと味違うおしゃれな店や施設と時折見え隠れする浜辺の景色。
道幅が狭いので車は注意して走る分自転車的には恐怖感はなく、ちょっとしたUPDownも海風に紛れて心地よいくらい。
ローディーには抜かれまくるが気にならない。
この区間は帰りも通るので、景色が気になれば帰りにこまめに止まってみればいい。
慌てずに廻していきながら134号に合流し、車では何度も通過した軽めの起伏相模湾の眺めを堪能しながら、
無事目標の11時頃に目的地に着けた。

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この立石は釣りなどで前を何度も素通りしていたが、同世代の代表的な自転車芸能人である鶴見辰吾氏のブログを見て、
よく登場する景色がここだったことに気づき、自転車で是非来たいと思ったのがきっかけだ。
おおよその景色は車で通過しても見えていたし、公園は狭そうだし駐車場は有料みたいでいつも混んでるし・・
その点チャリなら何の心配もなく乗り付けられるし、距離的にも初の鎌倉以南として目的地にちょうどいい。

更に暖かくなる前にここに来たかった大きな理由があった。
それはここから臨む富士山を是非この目とデジカメに焼き付けたかったろいうこと。
しかし残念ながらこの日は気温は真冬でも空気は霞んで見えないことは、道中で既に判明していた。
それでも適度に冷たくてやさしい海風に吹かれて見る景観は十分満足できるものだったので、
公園から磯や砂浜まで降りていろんな角度から撮影を楽しんだ。
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富士山のトッピング付の写真は次の秋、冬の課題にとっておこう。
ともかくここまでのルートは急坂はほとんどなくて、一度のブレイクで気持ちよく走破できるちょうど良い距離だった。
16号の車道走行も日曜で空いていたせいもあるが、それほどストレスを感じる所もなくて予想外に快適だった。
これで帰りは海辺を伝って慣れた境川ルートなら苦も無く走れそうだ。

30分ほどここで過ごしてから折り返しルートをスタートした。
すると往路より快適な海側を気持ちよく流す筈が、ちょっと事情が違ってきた。
「うっ 左ひざの爆弾が・・」
初めてロングツーリングに挑んだ時から時折発症する左膝外側の関節の痛みがここで顕著になった。
前回これが出たのは確か130km超えの箱根湯本の日で、それも往路半分も行かぬうちに痛み出した。
激しくならないうちに踏む時は右足のみに力を入れて左は回すだけにしていたら、帰りは右足もダメになった。
そんな日でもそれ以前の時も全く走れなくなるようなことはなかったからそれ程心配はいらないだろう。
とは思いながらも、こういう状態では時々左に見える相模湾の景色を楽しむ気持ちも半減してしまう。
余分な寄り道などしていたら帰りが辛くなりそうだ。一刻も早くランチ休憩で足を休めるべきだ。

渚橋まで往路と同じ道を折り返したあとは134号を由比ヶ浜まで走り抜ける。
車での印象は歩道もないバイパスで自転車が通れる印象はなかったが、大好きマップで実績が残っているから大丈夫だろう。
逗子海岸を過ぎた断崖の海岸線からは登り坂なので景色を楽しむ余裕がなくなった。
トンネルを目前にしてLEDライトを思い出し、止まって装着しようとするが何故かスマホと干渉して付け辛い。
走り出してスイッチを押そうとしたら外れて落ちた。
あららら、しっかりカチッとするまで差し込まなきゃだめじゃん!
無事通過し少し下ってまた上ると2つめのトンネルだ。
こちらの方が短くて抜けた先の下りながらの右カーブと正面に広がる海が目に飛び込んできた。
「よし、もう上りもないし海岸線をぶっ飛ばせば昼飯にありつけるぞ!」
アップダウンに苦戦した辛さが吹き飛び、思わずケイデンスも上がってトンネルを一気に走り抜けた。そのとき・・

カラン!カラコロン!!

「えっつ落車!?って今度はスマホかっ!!!」
前方に材木座海岸を見ながら走りの最高潮となるべきカーブの所でチャリを停めて、慌ててもどってiphoneを探す。
白地に銀色に光るリンゴのマークがコンクリのガードレールの角に見えた。
「え~っとミッキーは??」
ちょっと前にAmazonのモニター会員の特権で貰ったカバーがどこにも落ちていなかった。
念のためチャリに戻ると、ホルダーに装着されたままだった。
後になって考えてみて全ての原因が判明した。
以前の薄型ケースに比べて、このカバーは厚手なうえに若干緩めだったので全体的に幅が幾分広くなっていた。
そこへきてホルダーも強めに締め付けたものだから、極端な話枝豆をつまんで食べるのと同じ状態になったのだ。
そして裸で落車したiphone君は・・・
DSCF5079.jpg
このような無残な姿になってしまったが、どうにか動作はしていたのが不幸中の幸い。
しかし折角タダで貰った物が却って高くつく結果になってしまうとは・・

気を取り直して由比ヶ浜まで流して、ネットで調べていたイタ飯屋に辿り着いた。
チャリに鍵をかけてる間に先を越して入店した客は予約してあると言っている。
もしや、と店員に尋ねると「スミマセン予約でいっぱいです」
あ~あ、ここへ来て運気が下がりっぱなしなのか?!
来る途中にあった134号沿いのアメリカンな感じの店に行ってみよう。
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こちらは満員でないようですぐ通されたのは、カウンター寄りの二人掛けの席。
窓側の方に観葉植物などが置かれて、折角のオーシャンビューが隙間からチラ見しかできない。
反対側は店員の出入りする動線となっていてなんとも落着けない。
メニューにはサンドイッチやピザなどもあったが、イタ飯にフラれたあとだけに半端なピザだったら残念だし
と、芸がなさすぎるとは思いつつもカレーの欄の一番上にあったクリスピーチキンのカレーを注文。
まあ単なるから揚げカレーなのかも知れんが、ペダル稼働の燃料補給としてはそれでもよかろう。

たちどころに出てきてもおかしくないメニューなのに意外に待たされる。
スマホの惨状写真をUPしたりしてもまだだと思っていたら、一度に多数の客が出ていった。
空いた席を見渡すと、窓にテーブルをベタ付けした二人掛けの席が空いていたので移らせてもらうことにした。
そしてほどなく注文の品も到着!
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想像していたから揚げは、意外にもフレーク状にちりばめられて、なかなか珍しい盛り付けだった。
味の方はこの通り肉薄なので、確かにクリスピーではあるが肉感が希薄なのは仕方ないところ。
ルー自体もこれといった特色がなく、食べ進むうちにちょっと飽きがくる感じ。
しかしそんなことよりこの景色!
太陽燦々と水面を輝かせる由比ヶ浜の景色を独り占めするようなこの特等席たるや!!
飲み物はセットにならず高かったので頼んでなかったが、この席ならとホットコーヒーを追加。
眩しすぎるくらいの陽射しに汗ばんだウェアも表面だけは完全に乾かせた。
まったりと1時間超を店で過ごしてから帰路についた。

たっぷり休養して膝の痛みも癒えたかと期待したが、残念ながらあまり変化はなかった。
長谷から大仏の方へ向かうと、日曜の昼だけに歩道からはみ出さんばかりの人と車の渋滞。
大仏を過ぎるとそれらはなくなりトンネルを潜ればもう観光地の雰囲気がなくなる。
藤沢方面へまっすぐ進み粕尾川に沿って右折して線路を超え、境川から藤沢橋、そしてお待ちかねの境川CRへ。
相変わらず左膝に全く力が入らずとも20km/h超で進めるのは予報通りの南風のお蔭だろう。
元ドリームランドの塔を目印に位置を確認するが、休憩ポイントまでは意外と長く感じられた。
鷺舞橋が見えた頃には片足荷重で疲労困憊な状態。
休憩所でべったり座り込んでひとしきり回復を待った。
疲れも幾分取れかけた頃、お父さんと息子そして母親らしき3人連れロードバイクがやってきた。

父親 : 疲れたし車道は怖いから今日はここまでにしよう。

母親 : え〜江ノ島行こうよぉ

父親 : あと少しでこの道終わって車道なんだな。

みたいなやりとりがあったので、少し一般道を迂回するけど、ほぼ川沿いで行けるのにとか、江ノ島までまだ40分程度掛かるだろうから、3時近い今から行って戻れば、こここまでで疲れるくらいの所へ帰るなら確実に暗くなるだろう。

みたいなお節介を焼いてやりたい気持ちを持ちつつ観察していた。
女性の喋りが異常に甘ったるい感じなので、よく見たらずんぐり中年っぽい体型ながら実は若くて、どうやら娘のようだと判った。
ニキビ面の中学生の息子は全身ピナレロのウェアで、オヤジがその姿を撮影したりしている。
子供2人に一流ブランドで一式買い与えてサイクリングを教えているのだろうか。
オヤジは同世代だろうが相当羽振りが良さそうだ。

最近アニメ弱虫ペダルの影響で自転車に並々ならぬ関心を持ってる我が娘が大人になったら、一緒にロードバイクに乗れたらいいなと夢見ているだけに羨ましいなと思いつつ、こちらはそろそろと腰を上げて再出発した。

その後も膝の痛みは軽減することはなかった。
川沿いが終わる旅の終盤には環状4号の急坂3連などが待っている。果たして乗り越えられるか。
とにかく無理せず休みながら帰るしかあるまい。
そうは思っていたが、平坦なCRだけでも片足が添え物の走法には負担が大きいらしく、すぐに疲れが溜まってきて、
先ずは新幹線を潜った少し先のCR沿いに唯一ある小さな公園でひと休み。
そしてどうにか相鉄線の突当りまでたどり着いて、右折して海軍道路への抜け道が最初の上り。
さて越えられるのか!?
と思ったところで目の前の梅の花が目に止まり、急遽撮影のため停止する。
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ヒヨドリ入りの良さげな画像もゲットしたので先へと進む。

本来なら海軍道路の並木道手前のコンビニで休憩だが、撮影していくらも進んでいないし、足の痛みのせいか食欲もないのでスルーした。
あと何週かで満開になるこの桜並木にはまた来なきゃならんな。
などと思いながら左の雄大な景色と右の並木を味わいつつ進んでいると、後ろから爆音が迫ってきた。
チョッパー型で背もたれを付けたバイクに乗った一団がむやみにふかしながら通っていく。
こんな時に車道を走っていなくて良かった。この雷族め!!
今やこんな呼称は古いかもしれないが、まさにこう呼ぶしかないこの騒音。
ただでさえ煩くて臭い排気ガスを一番浴びせてくるバイクはチャリ族にとって一番迷惑で、
子供の頃は憧れたこともあったが、今では一番愚かな乗り物に見えるが、こういう奴らは愚の骨頂としか言えない。

待つと長い16号の突当りの信号がギリギリ変わる瞬間に無理して飛び込んだら、そいつらに追付きかけたが、
こちらが左折した環状4号はスルーで、奴らは次の信号を左折して行ったようだ。
背もたれの後ろに板橋とか書いてあったから、きっと16号バイパスにでも出るのだろう。

さっきの無理がたたりまた疲れが溜まってきたので、いよいよ目前の急坂に差し掛かる前に休もう。
バイパスの立体交差手前のレンタルボックスに停まり、地べたに腰を下ろした。
雷族がバイパスの信号待ちでブルブルふかしてから左折して通り過ぎるのが音で手に取るようにわかった。

さあ、最後の難関が始まる!
最初の峠、途中の信号がちょうど赤になったので無理なく越えた。
次の峠の前の谷の信号を勢いつけて!
げげーっ!赤になった。
底から走り始める最悪の展開だったが、どうにかコツコツと登りきった。
最後も谷に信号だが、今度はタイミングがよさそうだ。
思いっきり下りの勢いに乗って半分近く惰性で通過し、無事に3つ登りきった。
これが越えられればあとのアップダウンは心配ないだろう。
十日市場、青葉台と駅前を通過して街から里の風景に変わってくると、我が庭に帰ってきたような気がする。
そして我が家の離れとも言える五郎池に着く前に、再び白梅と紅梅が綺麗に咲いていたので軽く撮影!
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それから池の主にひと目逢おうと五郎池に停まり、程なくカワセミ君を発見!
如何せんカメラから遠くてまともな画像は残せなかったが、飛び込んで捕食や、水浴びなど元気なパフォーマンスは見られたので良しとして、5時過ぎにすすき野の湯にピットイン!

この頃は5時を過ぎても暗くならない。
いつものように炭酸泉にゆっくり浸かってから屋上の露天でのんびり。
湯上りも休憩室でゴロリとしながらうとうとしてから帰宅しました。

今回の走行距離は105km
速度は行きがちょうど20でトータル19km/h
ということは帰路が18km/hってことになるから、痛みに耐えてよく頑張ったと言えよう。

距離も走り応えも景色も充実したよいコースだったので、これからも折りにふれこの経路を走ってみよう。
次からはスマホのナビも必要あるまい。
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