01月 « 2017年02月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28  » 03月

カワセミ三昧、羽根もの三昧〈多摩川〜野川~深大寺〉

2014年 01月26日 09:58 (日)

長かった正月休みから仕事が始まり、一週間経たないうちに風邪をひきかけた。
市販の薬を数日飲み続けなんとか収めたかに思えたが、その後痰が止まらず咳込み続け、会社でも結核か?!
との疑いまでかかり、とうとう通院して更に数日経ってようやく回復。
そんなこんなや仕事のピークも重なり、丸三週ストレスまみれのウィークデイを過ごした。
やっとツーリング可能な週末を迎えると、土曜は晴天、日曜は雨混りの予報。選択肢は土曜しか有り得なかった。
行先としては神奈川方面が続いていたので今回は都内。
かねてより候補にあった野川遡上から武蔵野の公園巡りがいいだろう。
年明け以来数回裏切られて本年未だ未対面のカワセミの撮影にも恰好な野川を中心に走れば良い。

朝8時ちょうどに出発!
二子玉川までのルートは未だ定めきれていない。
急坂を避けると大きくS字を描くルートになり、Sの真ん中の直線部がひたすら続く緩いが長い上り勾配となり案外辛い。
ショートカットするには何通りもの経路があるが、今回はNAVITIMEの自転車ルート検索で坂が少ないと出た道を行く。
それがまさかの我が家の裏山を真っ向から越えるコースというのは意外過ぎた。
この峠は以前に一度トライして、これは有り得ん!と後悔していたが、ちょっとだけアプローチが違っていた。
毎朝通勤で下り始めから最も勢いのついた辺りを左折して一気に上りに入るのだが、
さあ行け~!とこの坂に飛び込むや否やあるものを見つけて急停車!!
ムギマキだ!
DSCF4870.jpg
このブログの最初に出てくる、野鳥に興味を持つきっかけとなった鳥。
その当時2回目撃しながら撮影出来ず、以来見ることすらなかったのがこんな近所に居るとは・・・
満足いく出来ではないが、とりあえず画像に収めたところで飛び去ったので、
いざ裏山峠に再トライ!
すると半年くらい前とは違い、それほどキツくなく頂きを越えた。
やはり脚力も向上しているのだろう。
峠越えからの下りは農道のような細道は上、途中でとんでもない斜度があるので逆行は論外だ。
下りきって大通りに出た所が、プレトレ君と出会ったASAHIのお店の前。
ここからはNAVITIMEだとすぐもうひとつ峠越えになり、とても坂少なめとは思えないのでS字ルートの真ん中から合流。
稗原交差点を尻手黒川道路側に右折して平瀬川出現ポイントから川下り。
ここから先はもう下り一方なので心配はない。

二子橋を渡って東京都に入ったのが、走り出しておよそ40分後。電車とバスでも二子玉川まで30分はかかるだろう。
多摩川の河川敷に出るべく兵庫島へ渡る。
前方にカメラや双眼鏡を持った初老の集団がいて、何かの催しの受付やら説明やらをやっている。
野鳥の会かなと思ったところへ仕事の電話が鳴った。
前日忘れてしまった段取りをその電話で慌てて伝えている間に、水面近くを低く飛ぶちいさな青い姿が見えた。
紛れもないカワセミだ。
地元で何日もフラれ続けて今年一度もお目に掛れていなかったのに、こんな場所でいともあっさり。
よくよく考えればここも多摩川へ合流寸前の野川なのだった。

二子玉川でカワセミを見られるなんて・・・
電話が終わる前に飛び去ってしまったが、野鳥の会的集団はまだ手続きやら説明やらの最中で誰も気づいていない様子。
あ~勿体ない、と思いながら水辺に近寄ってカメラを構えると程なく彼は戻ってきた。
さっきは手前の細い灌木に止まったが、今度は対岸の木の上で遠目だがどうにか撮影できた。
DSCF4595.jpg
これが今年最初のカワセミ画像だ。
2度目に止まった木の上で、ヒヨドリの攻撃にあって上流側へ飛び去ったが、例の集団はそれまで誰も気づいていない。
こちらはもうひとつ気になっていた水上の黒い姿を追った。
夏に北本の公園で見たバンに似ているが嘴が赤くない。
DSCF4600.jpg
あとで調べたところオオバンというらしい。
ウォーキング中の初ムギマキから約1年。見かけない鳥がいたら撮影して名前を調べる程度の軽い野鳥好き程度だが、
それでもそこそこ違いが判るようにはなったようだ。

さて、野鳥の会に飛び入り参加せずとも十分なので、その開会の時を待たずして再出発!
最初の目的は二子玉川から多摩水道橋までの多摩川左岸を走ることだった。
河川敷のグランドの脇から土手の上に登ると広々と視界が開けた。
DSCF4608.jpg
薄っぺらなアスファルトは手入れがされずに波打って、幅も広くはないがその分チャリもウォーキングの人も少ない。
白バイの練習場など珍しい光景もありのんびりと新鮮な景色を楽しめたが一部ダートもあった。
こういうとき躊躇せずに走れるのが今のマシンの強みなので、まだしばらくはこいつで頑張るべきだろう。

多摩川水道橋をアンダーパスで潜った先は土手に上がらず、下道を適当に右折して野川を目指した。
適当過ぎて多少迷いながらもすぐに野川が現れ、右岸の遊歩道を遡上していった。
すぐに甲州街道の信号にぶつかり、越えて少し走ると早くも三脚付のカメラを持ったおじさん達が現れた。
皆河川敷に降りて、カワセミが動くたびに右へ左へ移動しているので、何処にいるか見つけ易い。
こちらは歩道の上から時には自転車で追いかけながら撮影に挑む。
誰もが飛び立つ瞬間と捕食の瞬間を捉えたいらしく、飛び立つと一斉にシャッター音が鳴り、さながらパパラッチ状態だ。
飛び去ってしまうと、おじさん軍団をよそにこちらはチャリで移動。するとまた行った先で別の軍団と遭遇!
こんな調子で何度も何羽もの個体を撮影できる。
近くに里山があるような所と違って、カワセミの移動する場所もこの細い川沿いのみに絞られるので簡単に見つかる。
同じ川を少し移動すればあちらでもこちらでも撮影会。いまどきのアキバ系アイドルみたいでもある。
撮られる方も、まるでシャッター音以外に身の危険がないのが判っていて、カメラを意識しているかのようだ。
カワセミの撮影ということだけが目的だとするなら、こんな恵まれた環境は神奈川県内どころか全国にもないのでは。

午前中は川沿いのスーパーでトイレ休憩を挟んでとにかく撮りまくり、午後の分と合わせて200枚近く残した中から
良さげな写真をとりあえず並べてみよう。
DSCF4670.jpg
DSCF4737.jpg
DSCF4784.jpg
DSCF4845.jpg
DSCF4852.jpg
DSCF4781.jpg
S0124687.jpg

ちゃんと勘定してはいないが、恐らく7~8の個体の写真が撮れている筈。
近所のスポットだったら10回通っても集まらないくらいの質と量の画像が正味数時間ほどで集まってしまうとは!
おじさん達に倣って飛んでる写真にもトライしたが、これは相当難しく狙って撮れるものではなかった。
たまたまそのつもりなく撮った中で偶然写りこんだであろうブレブレ写真でも今迄からすると画期的だ。

夢中でカメラを構え続け、そういや腹減ったかなと思った頃には正午になろうとしていた。
昼は深大寺で蕎麦と決めていたので、方向だけ確認して迷いながら地図の緑色の所を目指したら神代植物園に出た。
現地の案内図を見て裏道から深大寺へ向かうと、森の中にいい感じの蕎麦屋が現れた。
DSCF4787.jpg

最後に深大寺に来たのは恐らく30年くらい前。
今や孤独のグルメの大人気で出演もする原作者としてかなり有名人の久住昌之氏の実家がこの近所で、
氏が漫画家デヴューした記念にレコードを出し、ライブを行った時にバンドのメンバーとして参加し、
その打ち上げだかのあと皆でご実家に泊めてもらい、翌日散歩しながらみんなで蕎麦をいただいた。
その時も確か表の沢山店の並ぶ賑やかな所ではなく、こんな店だった印象が残っている。

外の赤い敷物の椅子も良かったが、時代を感じる趣のある木造の店内の長テーブルに座って注文したのは、
気温はちょっと高めとはいえ冬なので、釜揚げという文字と大根おろし入りに惹かれて太麺のこれだった。
DSCF4788.jpg
ちょっとつゆが濃すぎだったのが期待と違ったが、太麺の喉ごしがよく食べ応えがあった。
蕎麦湯も貰えたので、匙で汁を足しながらゆっくりと堪能させてもらいました。

午後の部の主目的は調布の飛行場だ。
どこから入るのが正解か判らなかったが先ずは一旦野川に出ると、すぐにカワセミパパラッチがいたので再び撮影。
その後斜めに逸れて基地の南東、甲州街道寄りの方向を目指して適当に迷いながら向かっていった。
武蔵野の森公園の入口と前方に味スタが現れたので右手に基地があるのが判った。
スタジアム寄りに滑走路の周りの広い通路を走るが、時間帯が悪かったのか飛行機が飛ぶ気配がない。
DSCF4817.jpg

滑走路を完全に通り越した先の公園の広場に、ちょうど見物に良さそうな小高い芝生の丘があったのでチャリで登った。
DSCF4819.jpg
油断した隙に1機着陸したあとはまた何も動く気配がなかったので、頂上のベンチで音楽を聴きながらぼ~っとした。
広大な飛行場と周りの公園、正面の向こう側にスタジアム、その右手の彼方によみうりランドまで見渡せる。

ひとしきり音楽に浸っていると、給油の自動車が動いてセスナが移動を始めた。
滑走路を通り越してスタジアムの近くでウロウロと回ったり止まったりして、一向に飛び立つ気配がない。
こりゃ転がす練習だけだなと悟る。
時計が14:00を回ったのでもう諦めようかという頃、エンジン音が倍加してチャーター機のようなのが動き出した。
DSCF4832.jpg
滑走路でこちらにお尻を向け、暫くアイドリングの後一気に回転を上げ、走り出したと思ったら宙を舞った。
DSCF4835.jpg
辛うじて離陸直後の写真が1枚残せた。

これで午後の部のメインアクトは終了!
丘から滑り降りて人見街道の向こうの野川公園に入った。
あちこちの広場に人々が集まり、森もなかなかの面積だが、広葉樹ばかりで全て葉が落ちてしまっている。
公園を楽しむなら春先から秋までの方が良さそうだ。
ってな訳で結局公園の向こう側の野川に出ると、またカメラを持った人がいてカワセミの姿があった。
ここでも何枚かの写真を追加し、さてこのあとどうしよう?!

以前のプランでは小金井公園や井之頭公園に吉祥寺あたりまで足を伸ばすことも考えたが、それには時間が遅かった。
5時には日没と考えると3時台に帰路につかねばならぬ。
昼の蕎麦だけでは物足りないのでお茶とおやつの時間を取ってからとなるとこの近辺しかない。
そう考えながら野川沿いに少し下りつつカワセミやほかの鳥の写真を追加しながら再び深大寺に戻った。

ここで野川で出会ったその他の鳥たちをご紹介!
DSCF4767.jpg
百舌鳥
DSCF4857.jpg
ツグミ
DSCF4861.jpg
ダイサギ
嘴の黒いコサギはどこでも見られるが、黄色い嘴で大ぶりなこの鳥を見かけるのは珍しい。

このダイサギを最後に野川を離れて深大寺の門前の店から3時に相応しいメニューを物色してこれを選んだ。
DSCF4873.jpg
そばがきしるこ
塩こぶに梅こぶ茶が添えられて、甘味と酸味のバランスが絶妙。
若い頃ならとても選びそうもない品だが、自転車と餡子の相性の良さとそばがきへの興味から今ここではこれしか考えられなかった。

門前の茶屋で30分少々過ごし15時40分頃帰路についた。
真っ直ぐ三鷹通りを南下して多摩川に出て、左岸のCRを多摩川水道橋まで、
橋を渡って登戸から右岸CRを東名の下まで走り、久地と津田山の駅前を通って平瀬川へ抜けて遡上。
尻手黒川通りから稗原を左折して保木方面へ右折し、BOOKOFFにチラっと寄り道してからすすき野の湯へ。
駐輪場で時計を見たらちょうど予定の17:00だった。
帰り道だけでも集中して走ったので、いつもながら大きい風呂でのんびりがたまらない。

正月に購入した回数券を使ったので、今日一日で2000円も使っていない。
ほとんど写真ばかりで行き帰りくらいしか走らずに走行距離は60km
そんな訳で平均時速も16.5km/h

カワセミの写真を撮りたいという目的は満腹に近い充足感。
飛行場で飛び立つ姿をというもうひとつの目的も一応達成!
羽根もの写真が沢山集まり、深大寺で蕎麦という目的も昼とおやつで満たされた。
武蔵野は自転車で行くには手頃な距離と意外に楽しめる場所がまだまだありそうだ。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント