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秋の富士見プチツアー〈富士吉田〜忍野〉

ByUcchyT

10月最後の週末、土曜日はテレビが壊れたので買い替えに。
あれを買ったのは地デジ化の時だけど、もう10年くらい経ったのかな…⁈
って調べたらまだ7年かいっ!

まあ若干ハズレのテレビだったと諦めサクッと次のと入れ替えねば!
スペースもないから32型からサイズアップも出来ないし、4Kなんてしなくても十分だ。
ヤマダで店員にちょこっと話を聞いて即決したのは東芝の現品限りのヤツ。
少し待てば同じ物の新品を同値で取り寄せ可能というが、待てる状況ではないので箱も要らんからと剥き身で持ち帰った。

帰ってセットしようとすると、Bcasカードがない!
再び店へ取りに行くという無駄な動きもあったため、殆どこれでほぼ1日が終わってしまい、夕暮れ前に近所をバイクで散歩しただけで終わってしまった。

こうなるとこの先天気がどうなるかわからんし、せっかくの快晴の日曜を無駄にしてなるものか。
前週が都会だったし、とにかく山へ行くしかあるまい!
そう思いつつも考えがまとまらぬ中、おニューのテレビでアド街を見ていたら、今回は忍野の特集だった。

山中湖へは毎年だし、ここへも会社やプライベートで幾度となく訪れているし、大して新鮮なものもなかろうと高をくくっていたら、結構知らなかったことだらけ。
中でも近くに見晴らしのいい峠があるという情報が1番聞き捨てならず、明日の目的地はそこへと即決した。

おおよそのプランもまとまり、やや早めに風呂入って床へ就くと、珍しく早々に眠りに就いたようではあった。
が、何かのきっかけでふと目が覚めさめた瞬間に頭に嫌なことがよぎった。

「あれっ?見つけた峠までの近道って本当に全部舗装されてるかな⁈」

やおら起き出しスマホのググマでストビューしてよくよく調べたら、裏道の山中の1キロ足らずが未舗装らしいと判明。
これにより経路が伸びるのもあるし、今から寝付くのも難しそうだから出てしまおう!

Cube号にコンテンドを積んで目指すは、去年の初夏に富士五湖方面を回った時と同じ場所。
おにぎりかじりながら町田街道から津久井湖、プレジャーフォレスト前を左折したらひたすら山道をクネクネ。
秋山道で少し落ち着いて峠のトンネルとリニアモーターカーの横を抜けると、あとひとひねり山中を抜けるだけ。
前回はここで鹿の群れを見たが、今回は会えなかった。
そしておよそ1時間半くらいで目的の駐車場に到着!

さすがに小1時間山道で疲れたので、助手席を倒して寝たらすぐに意識が遠のいた。
気が付いたのは1時間少々あとで、放射冷却で寒さがキツくなったから。
膝掛けに包まって小さく丸まって目を閉じるも温まらないので、諦めて起きることきして、自販機で缶コーヒーを買って残ってたパンをひとつ食べた。

6時近くなり東側は山なのでいつが夜明けなのか判らないが、ライトなしで走れそうだし、外の寒さも堪えられそうに思えたので出発することに。
いざ走り出すと事情が少し違っていて、
恐らく5度位なところでの下り坂は相当な冷えで、グラブも指ぬきでは意味を成さず、薄手の重ね着では冷気を止められなかった。

バイパスに出てすぐに見えたヤマザキに駆け込み、飲み物で体内を暖めて出すものも出して再出発。
ここからはほぼ平坦なので少しはマシになった。

国道に合流して少し行くと、激流を思わせる轟音が近づいてきた。
下調べで、前回は見逃したが沿道に滝があるのを知っていたので、脇道の橋の上へ行ってみると、田原の滝の正体が見えた。
IMG_E2652.jpg 
なるほど、砂防ダムのちょっと凝った感じの人造滝だが、連続感と水量のダイナミックさがらかなりのものだ。
これならちゃんと滝として愛でられるべきだろう。

そして橋の袂にはこんな史跡もあった。
IMG_E2651.jpg 
松尾芭蕉の句碑だ。
本人の石像が腰掛けてるってのもなかなか貴重では。
この位置から滝を見て思いついた。
ん、いけそうだ!
時刻表をチェックせねば!
運良く5分程で列車が来る。
構図は決まったが、あのバイク邪魔だな〜
早く撮り終えて消えてくれないかな…

そしてとうとうガタゴトと大月側から電車が横を通過して画角に収まる。
IMG_E2650.jpg 
あ〜あ!
次を待ったりしたら予定から遅れてしまうから、あとはトリミングで何とか誤魔化そう。
なんて考えながらバイクに戻ると、オートバイのおじさんが寄ってきた。

「もしかして自転車と電車一緒に写しました?」
「そうですよ!」

そう答えながら写した画像を見せると…

「おー凄い!」

ってか自分のオートバイが邪魔なのに気付けよー!

心の中でぶつくさ毒づきながら国道へ出る。
前に2度この国道で河口湖方面へ向かい、地味に続く登りと路肩が狭い区間が多く、コース上で最も苦痛を感じたので、今回は必死にこの道を避けるルートを模索したのだが、この辺だけは他に選択肢が見つからなかった。

そんな国道を暫く進むと、左前方の山の横へ既にピークを過ぎたであろう芸人じゃないが、はいっ、ひょっこりはん!と白い姿が現れた。

「うわーーっ!」

思わず叫んでしまう程のインパクトのある現れ方と、その神々しいお姿!
そう言えばこれが今日初めてのご対面だ‼︎
大いに感動したこの瞬間をなんとか画像に残したいと撮れそうな場所を探し、次の路地を左へ折れると、丁度良い橋があった。
IMG_E2637.jpg 
普段地元や近場から見える富士山の一部と言えば、この雪を纏った上半身だが、右側のほんの2割程度だけが見えるこんな絵面は貴重だ。
さっきの感動と共にすぐにでも世間に配信したいと思ったので、日陰の場所でスマホと十数分ほど格闘して画像編集とコメント、タグ付けを行いインスタへ現地上げした。

そんな予定外の滞在に20分近くを費やし、再び国道に戻ると撮影やらで動きもなかったので冷えたらしく尿意を催したので、次に現れた反対車線のファミマに入った。
そこからすぐの所で中央高速を潜ってすぐの交差点を左折すればようやく抜け道だ。

「おおっ!」

高速の向こうにいきなりお姿が現れた。
IMG_E2648.jpg 

いろいろ試した結果決めたこのアングルを確保するため、車の切れるのを待ったりもした為5分近くをここでも費やし、ようやくこの道の先へと進み出した。
中央道と付かず離れずして富士吉田西桂スマートICを通過すると、今度は潜り抜け、そのすぐ先を左折し遠ざかっていく。
次に分岐するところには川があって、左折したらそれに沿って上り、しばらく進んで右方向へ折れると、右手に富士吉田の街を見下ろす斜面となり、そのまま山に沿って進むと出て来る十字路を左折。
1番複雑な抜け道区間は終わり、ここから先はほぼ1本道に近い感じで山越えだ。

いよいよ脚を試される時が来たと少し気合を入れて進むと、林間に突入し傾斜もだんだんキツくなり、部分的に20%近くありそうな所もあった。
ペンションが見えて左は不動湯と表示がある。
おっと!ここは右が正解だ。
そしてここからはきっと峠道の様相になるに違いない。

おっ!ゲートが閉まってる‼︎
つまりここから林道の扱いとなるのだろう。
通常林道のゲートは閉まっていても、自転車は自己責任で通って良いとされる場合が多い。
横から抜けて行けばよかろ…

えっ!台風の影響で通行止め⁈

さすがにそういうことだと危険を冒すわけにも行かない。
「なんだよ、早く言ってよ〜!」
仕方なくさっきの十字路へ戻る。
これを左折して暫く下ってから県道717号に出るのが現状の最短コースだ。

しかし出だしはキレイに整備されていたその道が右へカーブしたすぐ後に突然舗装が切れてダートになった。
戻ると更に遠回りになるし、どうするべきか⁈
ダートが果たしてどれだけ続くか見通せる所まで押してみよう。

結果的に少し先から突然景色が開けて、目前に会社か工場ののうな建物が現れ
、集落も見えてきた。
「これなら行けそうだ!」
会社らしきの前あたりからようやく舗装が再開し、少し下った所の左斜面に分譲された住宅地の中の急坂を折れ曲がりながら登ると遂に県道に出られた。

やはりちゃんとした情報がない限り、こんな地方の山中の抜け道を信用すべきではないのだろう。
こんな新しい県道なら勾配も延べて緩やかだろうし間違いないだろう。
ただひとつこの道を避けたかった理由はこの先の長いトンネルなのだが…

その入口が近づくと反対車線ながら手摺で仕切られた歩道があるのが見えた。
「これは有り難い!」
絶え間ない往来を横断するのに時間はかかったが、長いトンネルを背後から車に追われる恐怖感なく抜けられるのは嬉しいばかりだ。

トンネルを抜けると高原の風景が広がり、続いて右手に現れた3度目のその姿に今日一の感嘆の声が上がる。

「ぬおおーっ!」

すかさず最も開放感のある場所にバイクを立て掛け、反対車線の歩道へ渡りシャッターを押した。
IMG_E2647.jpg 
これは良い!
こんなに広い裾野に人造構造物が全く見えない。
後で地図で確認したところ、原っぱの先の緑辺りが忍野八海で、その先の褐色は自衛隊の演習場らしい。

アングルの奇跡はそれだけではなく、肝心の富士山をご覧いただきたい。
見る方角によっては完全な山形ではなかったり、崩れが目立つなどせっかく背景が良くてもベストと言えなかったり。
しかし前に1番と認識した富士吉田からと同様このアングルでの山形も完璧で、更に崩れのラインが中央の縦方向なので、全てにおいて均整が取れている。

そして素地の夏富士や真白な冬富士もいいが、上部にのみ雪を被ったこの状態こそが、まさに誰もが絵に描くザ•富士山だ‼︎
これは今年イチ…否、間違いなく私的歴代最高の富士山画像と言って良い!

思わぬ収穫に色めき立ったが、今日の目的地はここではなく、恐らくこれに近い富士を高みから眺められる未知の絶景スポット。
予定では9時頃には余裕で到着の筈が、色々あってもはや10時に間に合うかすら怪しい。

忍野の街中を貫く道を左折して突き進みながら思い出した。
そういえば朝飯を車で食べたきりなので4時間近く経過している。
これからどんなに険しいかも知れぬ峠道に挑もうというのだから、
、このままでは途中でハンガーノックもあり得る。
自販機を探しながら走り、脇道に見つけ缶コーヒーを買ってその場で残しておいたくるみパンをパクつく。

再び道に戻り進みながらバックミラーを見てふと立ち止まる。
あれ、なんでみんなさっきの脇道へ曲がってくんだろ⁇
地図を確認すると、そちらが峠へ向かう道だった。
途中で峠への標識があったが、肝心な分岐点に何故それがないのだ!

さっきの道に戻り田圃の中を突っ切ると山肌に近づき林間の様相になった。
うどん屋など少数ながら飲食店も登り始めのあたりに点在していたので、そこそこ人気の観光スポットなのかもしれない。

峠の名前からは沢山のヘアピンカーブでキツい勾配を上るものと予想したが、実際は最初に10%程度が少しあったあとは、こんな貧脚でも10km/hを切らずに走れるくらい優しい勾配と緩めのカーブの連続だった。
麓にあと3キロちょっとあったのでサイコンで距離を確認して、もうそろそろという所で突然沿道に紅葉が現れた。
そしてその先に車が駐車されて人が結構いる場所が見えた。

着いた!

右手に駐車場、そして写真で見た松の木があってその脇に案内板。
ということはその前方に…
IMG_E2714.jpg
なーいっ!!

まさかトンネル出口からここまでの30分程の間に完全にお隠れになろうとは…
しかも風上になる日だ左側にはより一層厚く雲が立ちこめているので、少々待ったところで欠片も見えないだろう。

今日の風向きは南寄りだったので朝日に照らされ海上から湧いた雲が押し寄せるということは予想できた筈だ。
これまでも早朝地元で見えた富士山が山に着いたら雲隠れが何度あったことか…
せっかく夜明け前に駐車場に着いていたので、当初の計画通り寄り道などせずに真っ直ぐここを目指すべきだった。

なんていくら後悔しても始まらない。
さっきの快心の1枚もあることだし、二十曲がり峠からの富士山はまた次の目標とすればいい!
IMG_E2645[1]
そう割り切ってから腰を据えて周りを見渡してみると、なんとも素晴らしく紅葉しているではないか。
IMG_E2644.jpg IMG_E2643.jpg
そんなに高く上った印象もないが、てっぺん付近だけこうも見事に色づいているのは、ちょっとした標高差と陽当たりの違いだろうか。
紅葉についてはあまり期待してなかったので、これは収穫だと被写体をそちらに切り替えて周辺を撮りまくる。
IMG_E2641.jpg
富士山こそ隠れているが、西の彼方には南アルプスが望めたりする素晴らしい絶景ポイントだ。
1人すれ違った以外に殆ど見かけなかったが、名前とは違って実に優しい峠道で路面の状態もかなり良好なので、こんな場所が近場にあったら毎月でも通ってしまうだろう。

10時ちょうどに到着してから45分程滞在したが雲の切れる様子もない。
今回のプランでここともうひとつ確実に決めた昼飯処の開店時間が近いので、後ろ髪を引かれながら下山することにした。

上り同様下りも緩いほど気持ちいいものだ。
あっという間に降りきって忍野のメインストリートに出て、山中湖方面へ分岐する交差点を右に入って少し行って左の方に人だかりが見えた。
TVで紹介された昨日の今日だから大行列か…⁈

近づくと結構な数のバイクと人が散在してはいたが行列は出来ておらず、店の扉が開くと人が自由に出入りしていた。
さては混雑を予想して開店時間を早めたか⁈
口コミでも回転が早いとあったがどんなもんだろ。

バイクラックや代わりになるようなものが見当たらず、タンクか何かの取っ手みたいなのにチェーン錠で結束して店内へ。
中は座敷に長テーブルが並んでいたので、空いていた1番手前の端に座布団敷いて座り、TV通りの肉玉うどんを注文!
すると噂どおり5分と待たぬ感じで着膳‼︎
IMG_E2639.jpg 
丼いっぱいの具材と素朴な歯ごたえの麺。
見た目同様にどこか懐かしさのあるお袋の味って感じでした。

これで行くべき所へ行き、食べるべきものを食べたので、もうあとは帰路につけばいい。
車で家に着くまでの時間を推測すると、夕方の混雑を交わすには昼前の今戻らねば間に合わない。

寄り道や裏道のない車のナビに導かられるようなルートで駐車場へただ戻るだけ。
さっき歴代最高の富士山を撮影した所へ差し掛かると、峠で隠れていた富士山が雲の切れ間から見え隠れしている。
今更峠には戻れないので、さっきの場所から少しずれたススキの茂った所から撮影。
IMG_E2716.jpg 
ちょっとだけ意地悪だったけど、何度もその姿で目も心も満たしてくれた富士山ともこれが最後の対面か…

トンネルをくぐり、坂を下りきった辺りを右折すれば、そのうち行きに無駄だった裏道への導入となったあたりまで一直線!
今度はすんなり…と思っていたら、ある看板が目に付いて細い路地を右折。
地図では住宅地をすり抜けてすぐにありそうだったので明見湖というのを見て見よう。

それらしい所に来ると、枯れた蓮の群生ばかりで水が全く見えない湖だった。
ん〜これは残念な風景。
と、気持ちは引き返しながら先の方を見ると、そこに目を惹くものが見えたので
、ダートも厭わず更に奥へ進み池とは反対側を向いて撮影!
IMG_E2656.jpg 
もしかして地元の子供⁈ってくらいのタッチだが、ひたすら明るい色使いと、富士山と虹と太陽というハッピー過ぎる構図が素晴らしい壁画だ。

因みにバイクの向こうから反対を向くと見える行けの風景はこんな感じ。
IMG_E2657.jpg 
蓮が満開なら完全にこっちの勝ちなのだろうが、現状なら壁画あっての池という感じ。

恐らく折に触れこの辺には来ることになるだろうから、蓮の季節に是非ここへ再訪したいものだ。

再び走り出し、すぐに朝通ったルートの逆走となり富士みちこと国道139号に合流したところであることを思い出した。

あっそだ!朝のリベンジ出来るんでね?!
滝と電車とバイクの画像に邪魔が入ったのを撮り直せばいいやん!

時刻表を調べると残念なことに、上り下りとも行ったばかりで1時間以上待たねば現れないようだ。
一瞬諦めかけてから気づいた。
そういえば近隣の駅で調べたらそこに停まる電車しか出てないけど、通過する特急とかもいるんじゃねの⁈

大月の時刻表を調べると、なんとついさっき出発してこちらへ向かう特急があり、そこには意外な名前が書かれていた。

おわっ!早くしないと通過しちゃうー!

国道を飛ばして朝寄った橋へ着き、朝と同じような場所にバイクを置き、同じように芭蕉の像の側の石の上に乗ってカメラを構える。

やや待って背後からガタゴトと音がして、左から回り込んだ特急が前方の滝の向こうに差し掛かる。
車内で観光アナウンスでもして景色を紹介しているのか、かなりスピードを落として通過したのでちょうど良さげな位置でシャッターを!
IMG_E2640a.jpg 
ふつうの特急でも十分ラッキーなのに、なんと成田エクスプレスがこんな所まで来ているとは全く知らなんだ!

なんともナイスなタイミングで行きに残念な思いをしなければ得られなかった超ラッキーなショットを得られ、もう思い残すこともなく大満足!

この後は真っ直ぐ駐車場まで戻り、風呂の支度をして芭蕉月待ちの湯でゆったりまったり湯に浸かり程よく疲れた身体を癒した。
座敷で軽く仮眠をする予定だったが、睡眠時間の割に眠気もなく、うどんからそれ程時間も経っていなかったので、ちょこっと写真のチェックだけしてから、帰りの車中のお菓子だけ買って車へ。

秋山みちからナビ任せで少しだけ初めてのルートを経ながら相模湖プレジャーフォレスト前まで戻り、橋本方面へ向かう途中で給油。
使った分だけ補充ということで2000円分入れたら、最初より若干多いくらいだった。

日本一の富士山の特等席である国内屈指の観光地へ高速を使わずに日帰りで行って、美味しいとこだけの70km程のサイクリングとちょこっとグルメと温泉まで付いて、交通費はたったの2000円なんて安すぎだろう。
もうこのパターンは病みつきになるかもしれない。



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