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内房すき間観光〈富津岬〜金谷港〉

ByUcchyT

仕事の課題や問題が片付かぬまま黄金週間が始まった。
前半三連休は天気が良く好機だったが、3日目の祝日は自主出勤と決め、初日は先ず通院して右肩の調子を少しでも良くしてから連休を楽しみたい。
14番目の受付で電気治療と柔道整体師さんのマッサージに運動を終えたらまだ10時前だった。
天気この上ない快晴なので残りの時間は何より気持ち良く過ごせる方法で。
待合室で聴いてたiTunesのシャッフルで久々に出てきた1曲から行先と過ごし方は決定していた。

手早くプレトレからコンテンドへ乗り換え南を目指す。
こんな時間に車道を自走してもそれ程怖くないのは走り慣れてるのもあるが、実際車道の路肩も比較的余裕があるのも事実。
環状4号線の海軍道路区間はいつもは車道だが、安全に歩道を通り瀬谷の脇道から境川へ。

いつも快適なサイクルロードだが、今日は出発が遅い分既にアゲインストの風がけっこう来ている。
兎に角一定のケイデンスを維持できるようギアを上げ下げしながは進んでいると、ある交差点で背後からローディーが迫ってきた。
バックミラーで見ると筋肉質そうな人なので、「どうぞお先に」なんて思いながら決めたペースを維持して走る。
すると障害なく進むうちはどんどん距離が離れ、また交差点や障害で減速すると近づくの繰り返しで、そのうち全く気配がなくなった。
人馬共小柄なので風の抵抗が少ないメリットもあるが、こういう場面でバイクが僅かながらでも軽量になってることが生きてるのかも。
そんなこともあり向い風の割に順調な走りでいつものデッキに到着!
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さすがに連休で人だらけなので写真も特に狙うこともなく、昼飯のコンビニおにぎりを頬張りながら、今日ここで聴くべき一枚を堪能!
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ザフーの四重人格は映画「さらば青春の光」の原作となるストーリーをコンセプトにしたアルバムだが、大学時代から今で言うところのアオハルのテーマ音楽のように愛聴してきた。
映画の舞台のブライトンという英国のビーチリゾート地を日本で例えるならここ江ノ島だろうということで、このデッキでそんな若き日の気分に浸りながらLP2枚組分を聴き通そうというのが本日の目的なよでした。

バンダナで顔を覆うようにしながら寝そべってひたすら青い衝動に満ちた音に浸り続けること約90分はあっという間だったが、きっちりそれが終わると同時に帰路についた。
陽気がちょうどいいので定番の飯田牧場でダブルのカップをいただく。
ちょっと値上げした上に盛りが悪くなったように思えたが気のせいか⁇

牧場裏とCRの間の道にはこの時期こんな花が咲くことは去年知った。
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クリムゾンクローバー、和名は紅花詰草というビロードのような色見と質感が素晴らしい花だ。
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このあとは追い風に乗って一気に自宅付近まで走りきったが、花ついでに近所の花もの写真を少し追加しよう。
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ツツジの壁の場所は逆光だったのでなんかイマイチ。
しかしすぐ近くの坂道の入口の擁壁の緑葉が凄まじいことになっていることを、毎日通勤で通過してるのに初めて気付いた。
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何故か江ノ島へ行って得意の自転車花柄壁紙画像だけが増えたが、これはこれで有意義な土曜日になった。

そして翌日の日曜こそは連休前半のメインイベントとすべき日だ。
せっかくだからちょっとは特別な場所に行きたいが、観光地はどこも人だらけな時にいい場所なんて…
こんなときに有効なのはやっぱり時間帯をずらして移動すること。
という発想から前に行きたいと思った場所が頭に浮かんだ。

それは去年秋にチャリーズメンバーと一泊のサイクリングツアーを企画したが、ずっと雨降りでバイクを積んだまま一度も降ろさずに終わった房総半島。
そのとき行き掛けに寄り道した場所に今度は自転車でと思っていたのだ。

未明に移動して渋滞回避ということで、目覚ましをかけて床に就き、一旦眠りかけたのが、ちょっとしたもの音で目覚めたら寝付けなくなったので、このまま布団でグズグズしてるならと1時半過ぎに出発してしまった。

ガラガラの道で川崎地区を抜けてアクアラインへ。
何処かで仮眠するのだしと、確実にトイレもある海ほたるの駐車場に一度停めて助手席のシートを倒す。

うとうとしかけたところへブンブンと轟音が迫る。
おいおい今どき族がいるのかよー⁉︎
他にも同じように仮眠してるであろう車が沢山いたので、みんなで囲んでヤツらを袋叩きにしてやりたい気分だったが、賛同者が少ないとヤバいのでこちらが退散することにした。

木更津に渡りすぐ下道に降りて海沿いに移動し、半年ほど前を思い出しながら岬へ向かい、駐車場に陣取った。
月がちょうど展望台の方へ沈んでいこうとしていたので、両者をなんとか写真に収められないか頑張ってみたところこんなことになった。
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そしてそのあと少しだけ仮眠したら、辺りが明るくなり始めてきたので、展望台から朝陽が昇る写真を撮影。
IMG_E1137[1]IMG_E1138[1]
すぐ下のフェンス前にとめたバイクは殆ど見えない画像だが、この高さでは他に撮りようもないので良しとして、殆ど寝てないのも帰りに何処かで仮眠すりゃいいで出発することに。

先端までこれ程シュッと細い直線な岬って、知る限りではこの富津岬以外には知らない。
そんなシュッとした部分を是非ロードバイクで走ってみたかった。
爽やかな森をぬけると道路から全く段差のない海岸が現れる。
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同じ東京湾に面してる東京から横浜までの海岸線は、殆ど埋め立てられて自然な状態はなく、横須賀から先を見ても同じような地形はない。
地図を見ると東京湾で一番の突端だというのに、この岬の土地が外海からの波などの影響を受けずに海岸線と同じレベルで成り立っているのが奇蹟としか思えない。

このすぐ先には横長な漁港があり、次に砂地の原野みたいな風景のあと集落が現れる。
トイレを済ませておきたかったので最初に出てくる大貫駅近くの711へ。

さてこのあとのプランはとにかく金谷港まで行くというのが主目的。
秋に車で富津岬まで来たあとは、このコンビニの交差点から山の方に向かった所のホテルに泊まり、あとは山岳地帯と外房を回ったし、その前自走とフェリーで房総入りしたときは、金谷から館山へ向かったので、ちょうどこの711から金谷港までがまだ見ぬエリアになる。
とにかくその間の海沿いを走りたいのだが、内房なぎさラインと呼ばれる国道127号を走るだけではつまらないので、迂回路なども調べてからスタートした。

コンビニにいるときにはそこそこ車がいるように見えたのに、いざ走り出すと国道だというのに殆ど車が追ってこなかったので、余裕な心持ちで走れている。
線路に沿って進みだんだん山に囲まれてきたある交差点の看板に吸い寄せられた。
「東京湾観音??」
ああ、さっき岬の途中から見えたあれがそうなのか。
曲がればすぐ上りが始まったが、所詮は千葉だから恐れることもなかろう。
いざ登り始めると、全く意外性ないくらい安定した傾斜と道幅のワインディングが続く。
だいたい7~10%といったところだろうか、適当に脚に堪えながら致命的な辛さはない勾配の連続。
入口に1300mとか書いてあったので、湘南台平よりちょっと短いくらい。
キツさの度合いもそれに比例してほどほどな感じなので、房総にどれだけクライミングスポットがあるかは知らないが、トレーニングにもかなりいい坂なのではなかろうか。
そんなことを考えているうち観音様のお顔がひょっこり見えてきた。
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広い駐車場には1台もいないので贅沢に撮らせていただいた。

 中に入っても勿論誰もいないのでじっくり側で撮らせてもらおう
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この更に奥が展望台になっていた。
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目先を横に走る富津岬の先端に展望台があるのが判る。
更に先の方をよ~く見るとかすかに対岸の横浜らしきビル群も望める。
登ってよし!観音様よし!眺望よし!
と3拍子揃ったなかなかの好サイクリングスポットだった。

再び国道に戻り少し進むと佐貫町の駅が現れ、その先の交差点を国道は左折となるが、予め調べたところ海寄りなコースがあるようなので直進すると、あたり一面田植え直後の田園風景が現れた。
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そして右側の山の上からさっきの観音さまがひょっこりはんよろしく顔を出していた。
IMG_E1141[1] 
海岸線近くまで山が迫るこの辺りの内房には希少な感じの田園風景にほっこりし、このルート選択は正解だったと思いながら進むと、その先は海岸線近くの住宅地で、昔からの民家と最近建てられたリゾート地の雰囲気が混在してこれもまたなかなかいい感じ。
緩いアップダウンのあと繋がる国道を再び進み出すと、朝食がまだなのを身体が思い出したので、ファミマへピットイン。
車でパンを食べてきたし、始動時間を考えると朝飯らしくないものでもいいと思い、選んだのはシーフードヌードル。
海沿いだし…^_^

そこからちょっと進むと富津岬で目的地に定めた場所への分岐が見えてきた。
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国道のトンネルと並ぶ歩道のトンネル。
その左手の派手な鳥居のような門が、今回初めて発見した隠れスポットの入口だ。
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緩やかな上りの先にちらっと見えるトンネルを潜り突き当たった道の右側に見たかった光景が待っていた。
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こうして見ると細くて小さいトンネルにしか思えないが、
中には入ると....
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こんなに迫力のある切通しと、
そのままの切り込みで出来た独特のトンネルだった。
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バイクの引き立つこんな写真を撮りながら上を見上げるとこんな感じ。
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頭上でしきりにガサゴソ音がすると思ったら、猿が何匹も通過していくのがチラチラ見えたが、残念ながら写真には収められなかった。

そうこうしてたらモトクロスバイクに乗った女性が来てカメラを構えようとしてるのが判ったので、一旦トンネルをくぐって向こう側へ。
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反対側はこんな風になっていて、燈籠坂大師という神社がこの階段の上にあるため、そこへの参道としてこの岩盤を切ってトンネルを作ったと思われる。
道はまだ少し先まで続いてはいたが、途中から舗装が途切れて細道になるので、徒歩以外では通行目的で使われることのないトンネルとなっねいるため車が通ることは全くないので、完全に参拝または観光用の空間になっている。

ほぼ独占状態で撮影しまくれると思っていたら、バイクに続いて徒歩での観光客が続々と訪れてきた。
時間も8時近くなっていたし、どうやら既にそこそこ人気の観光地なのかもしれない。
折り返して赤い鳥居の入口へ戻ると、その脇のスペースに続々と車が入ってきた。

国道の舗道のトンネルをくぐって先へと進む。
観音様と切通しトンネルで写真的にも満足できたので、あとは未踏の金谷港までの道を走りきれば今日の目的は達成できる。
あとはゴールを目指すのみと国道を走っていると気になるものが横目に見えた。

ん?ヒカリモ??
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ヒカリゴケなら見たことがあるが、藻が光るのだろうか?
この黄金井戸にあるならすぐ見えるかも。
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おっ!なんか奥の方が黄色っぽいぞ!!
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自然発光なのか裏から陽が差してるのか判らないがどうやらこれらしい。

ヒカリゴケに比べると鮮明さに欠けるが、後で調べたところGWあたりが繁殖期らしく、この状態が見られたのはどうやら偶然ながらけっこうラッキーだったようだ。

そして残り僅かな距離を走り終えて無事浜金谷港へ到着!
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対岸の公園で何処に据えるか考えてるうちに停泊してたフェリーが出港した。

フェリーのダイヤは40分毎で、同時に久里浜港を出た船と入れ替わる形。
ということは次にここへ着く船はこないだ久里浜で写したチーバ君号の筈だ。
停泊時間を考えれば20〜30分で現れるだろうから、そいつを見てから帰ろう。

バイクを適当な位置に立て掛けベンチに荷を置き、離れて行く船を見送りながら近づいてくる筈の船を探すもなかなか姿が見えず、この時間が意外に長く感じた。

東京湾でも最も神奈川と千葉が接近する沖合を横切る船の数はおびただしく、以前三宅島まで渡航した際に船上から眺めると、センターラインが存在するかのようにきれいに出船入船が分かれて行き交う様子が、さながら海の産業道路かのように思えた。
そんなところを他とは比較にならない速さで白い飛沫のラインを引きながら横切って行く派手なピンク色の船に望遠レンズを合わせてみた。
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調べてみると伊豆七島を航行する東海汽船のセブンアイランド愛という船らしい。
こんなジェット船のセブンアイランドシリーズが愛の他に、虹、友、大漁と全4種あるらしい。

そうこうするうちにようやくこにらに向かうフェリーが現れて少しずつ大きくなってきた。
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お帰り〜チーバくん!
キミはこっちがホームだよね⁉︎

さあ対岸がホームな私も帰るとしよう!
富津まで山に入って未見の湖を回るルートも考えていたが、予定外の観音様で山成分もあったし、写真的にも十分な収穫があったので駐車場所までは来た道を真っ直ぐ戻ることにした。

何しろここまでほぼ不眠なので、ちょっと仮眠時間も取った上でアクアラインの渋滞にはハマらずに帰ってこそ今回の旅は成功となるのだ。

ということで観音坂以外は来た道を思い出しながら逆走し、最初の大貫711まで戻り、ホットドッグをアイスコーヒーで流し込み、その先は来た道と変えて海沿いではなく岬の中心の道を選んだ。
だがこれが間違いで、何故か左折して岬側を向いたとたんに大渋滞!
路肩キツキツの片側1車線の道にギッシリの車が殆ど動かない。
今の時期この辺だと…

そうか!潮干狩りか‼︎

観光バスまで連なる列の横をなんとかすり抜けて富津公園の入口へ出ると、列は右折方向に行きたいらしく、岬までの一本道だけは気持ちよく走れた。
展望台には朝焼けの今朝とその前は小雨の中でしか登っていないので、快晴の景色も見ておこう。
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やっぱりこの平でシュッとした岬の景観がいいですな~

そして海の方に目を向けると...
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干潮で現れた砂地とジェットスキーの感じがグレートバリアリーフ??
なんて大袈裟か!?
でもこんな遠浅な感じも内房ならではでいいですな~♪

 これにて今回のちょうど60kmほどのサイクリングは終了です。
このあとは車で木更津まで移動し、かつて勝浦界隈へ朝マヅメの堤防釣りの帰りによく寄ったかづさの湯でゆっくり浸かって、ただ広い座敷があるだけの休憩所でゴロリ!
目が覚めたらまだ15分ほどしか経ってなかったが、それでも帰り道はもちそうなので起き上がり、施設内の食道で昼食を。
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せっかくなので潮干狩りシーズンに相応しいアサリがたっぷり入った木更津丼をいただきました。

1時過ぎに車を出してアクアラインに乗ると、海ほたるの入口だけ渋滞していたが、あとはほぼ順調に運転して無事帰宅!

1時間少々ですぐに渡れる別天地房総半島は今回もやはり魅力満載なのでありました。
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