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和田さんと私。それぞれの復活について〈浅川〜和田峠〉

ByUcchyT

都内の桜が終わり、週明けから気候がどんどん温暖になり、本土の何処かで夏日も記録された。
しかし走行可能な日曜の予報はまた寒さが戻るというもので、珍しく終日北寄りの風が吹くとのことだった。
そうなると帰りに南方向となるコースなので、これはいよいよ山を目指す日が来たと覚悟を決めた。

山と言えば神奈川県民的には先ずヤビツとなるべきところだが、方向的にも南西になるし、骨折明け初めての山としてはちょっとハードなので、今回は少し軽めにしようと入山峠へ行くことを決めた。
軽めと言っても自走で行けば復帰後初の100kmコースにもなるので、ここへ行って問題なければ、もう完全復活宣言として良かろう。

4時半起床で5時頃出発!
これまでなら交通量の少ない休日早朝は車道を飛ばして早めに現地を目指すところだが、今回は速さより安全第一!
往路復路共に車との接触を極力避けられる川沿いをなるべく通りたい。
先ずは多摩川関戸橋を目指して新百合ヶ丘方面へ。
新しい上平尾のトンネルの先の工事さえ終われば、恐らく多摩川上流方面へのアクセスの定番となるだろう。
今は未完の区間が細くて起伏のある道のため、こんな早朝でもないと通りたくない。
そこを無事通過出来たので、若葉台の上の711で朝飯とボトルの給水の一服を。

永山側に真っ直ぐ下ってニュータウン通りというのが素直なルートだが、大通りは避けたいので敢えて右折し坂を登って聖ヶ丘を抜ける。
去年TCRの写真を撮った聖ヶ丘橋が見えたので、後継車でも撮っておこう!
IMG_E0841.jpg 
ちょうど朝陽に向かう感じでカッコよくなったが、この橋はバイクを置いた位置より先へ進んだことがない。
今度はせめて対岸へ渡って反対向きの景色でも撮るとしよう。

関戸橋手前から多摩川右岸の土手を走ると、すぐに四ッ谷橋を潜りその先で合流する湯殿川に沿った道に繋がる。
その始まりの場所がびっくりするくらいの満開状態だった。
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八重桜だって桜は桜。
ぼってりした花と合に挟まる葉っぱとで桜餅がぎっしり盛られた和菓子屋さんみたいになって、これも十分見応えがあると思う。
橋を渡ると、その先は更にカラフルなことになっていた。
IMG_0892.jpg 
対岸から始まる浅川CRを最初から走るのはいつ以来か思い出せないくらいだ。
この前はこの先で工事していたが、今日は通れるだろうか。
無事進みながら左へ少しづつカーブしていくと、じきにアレが見えてくる筈。
通常この季節は花曇りで無理だが、今日は北風で空気が澄んでいるし...

おお~やっぱりか!
IMG_0939.jpg 
これが見えてしまったことで、立てたプランは完全に変更されることになった。

そもそも事故にあった当日も多摩川を上りながら富士山を見ていて、こうして見えているならより近くの絶景ポイントまで見に行こう!
と進んでいたのだが、それが可能で一番近い場所である和田峠は、当時崩落があって通行止めとなっていたため、それより更に奥の甲武トンネルの近くをめざすことにしていた。
そこへ至る数々のルートの中でたまたま成り行きで渡ることになったある橋で事故に遭ったのだが、それによって成し遂げられなかった絶景から富士を望むという目的を、図らずもこんな季節に叶えることが出来るなら、峠越えと100km超えに勝るとも劣らない復活の証となると言えよう。

そんな訳で新たなモチベーションを抱いての行軍となったが、向かう経路は変化なく、そのまま浅川沿いに進み、途中から分岐する南浅川の右岸をそのまま走る。
桜の季節なら陵南公園付近が見事なのだが、さすがにもう終わりだろうなどと考えていたら、突然花盛りな所が現れた。
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ソメイヨシノ地帯の手前にこんな八重桜並木があるのは知らなかった。
濃いのやら淡いのやらと切替えがある感じが素晴らしい。
インスタに上げたら影まで褒めてもらえた。

久々にCR始点から終点まで走りきり、霊園方面へ一般道で登り、陣馬街道へ出る。
ここからの川沿いと長閑な里山を行く緩い登りはいつ通っても気持ち良い。
そんな区間のひと区切りである夕やけ小やけふれあいの里が見えてきた。
が、そのすぐ手前の左の道端から少し下ったとこにまた綺麗なのを見つけてしまった。
IMG_0921.jpg  
樹齢はそれ程ではなさそうだが、枝振りが見事な枝垂れ桜だ。
これは毎年注意して見守りたい隠れて銘木として記憶に留めよう。
そして向こうに屋根の見える夕やけ小やけで小用を。
DSCF8365.jpg 
すぐ先にブレイクタイムが待っているにも関わらず、この直後にまた足止め!
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何度も前を通りすぎている上恩方郵便局のチェレステカラーが、澄んだ青空と朝の陽射しに映えて見たことないくらいに鮮やかに輝いていた。

この郵便局のすぐ先の分岐を本来なら直進だが、先述の浅川富士により迷いなく左折!
そこから細くなる道を今日はバスが盛んに行き来する。
それを恐れずすり抜けるガチローディー達。
今日の峠は相当騒がしそうだ。

案の定ひとだらけの茶屋の前を通り過ぎて、分岐の先でひと休み。
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登山者の集団が二つ、ローディーグループも三々五々山へと吸い込まれていった。
嘘のように静まりかえった分かれ道。
数分待ったところで、また次のバスやローディーの群れが湧いてくる前にと出発を決意。
今回は完走だけが目的だが、血圧測定くらいのつもりでストップウォッチを起動。

林道のゲートを越えるとすぐに徒歩グループが道中に広がっている。
少し先で登山道が左に分岐するのだが、そこへ消えるより早く追い付いてしまったのだから仕方ない。
すり抜けたあたりからどんどん厳しい勾配のゾーンに入り、インナーロウ32Tに入れたっきり戻すことがほぼなくなる。
前回までは2T少ないギアで登っていたのが信じられない。

独り耐え忍んでいると車やバイクの音が近付いて越されたり、何か意味不明の叫び声が聞こえたと思ったらガイジンさんのローディーのグループがガツガツと踏みながら越して行った。
やや遅れて後ろから迫って来たはぐれガイジンはけっこう息を上げながらじわじわ抜かしていったが、その直後表れた左の巻き貝の急勾配で失速。
元々ゆるゆるで回していたこちらは、そのままシッティングでは失速してしまうのでダンシングで乗り切るしかないので、はぐれガイジンさんを一度抜き返す。
斜度がやや落ち着いたところで再度越されると徐々に差が広がっていった。

今回ほぼ32Tべた踏みで登って判ったこと。
30Tのときは恐らく殆ど終始脚に負荷をかけっぱなしだった為、ただずっとキツい峠道という印象だったが、実際は32Tならどうにかゆるゆる進める恐らく12%前後の勾配が殆どで、3ヶ所ある左ヘアピンカーブの巻き貝だけがとても同じ調子では越せないので、ダンシングか大きく広がって勾配を和らげないと越えられない区間。
何度も登ってはいるがあらためてその勾配の構成がはっきりと際立って脚で感じられた気がする。

最後の左カーブの先の心臓破りもあと少しまできたので、ストップウォッチを立ち上げる。
ほぼ全編乙女シッティングの超スローだったが、これまでと2T分の差があるのだから、それだけ余分に時間も掛かっている筈。
まあ骨折明け1発目だし、これを最悪のタイムとして今後はひたすら縮めていけばいい。
まあ軽く30分超えだろうと予想したタイムは....
DSCF8381.jpg 
なんと意外にもギリギリ30分手前のタイムだ!
これって前回10月の記録とほとんど同じではないか!!
骨折、入院、療養と体力的にも最悪なレベルにある筈のこの身体をそれ以前と同じ時間で運ぶことが出来たのは、このCONTEND SL1の軽さと32Tの恩恵によるものに違いない。
ありがとうコンテンド!
IMG_E0849.jpg 
これにて完全に山への完全復活宣言と言うしかないだろう。

ガイジン軍団が楽しげに記念写真を撮ったりしながらたむろする合間からこの1枚を写し、軍団のあとを追うように藤野側へ下る。
彼らはちゃんと絶景に気付いているだろうか....
やはり下りの爽快感に負けたらしく止まらずに滑降したようだ。

いや!気付かなかったのではなく見えていなかったのだ。
IMG_E0852.jpg 
さっきの浅川から2時間弱の間にこれだけ雲が出てしまったか。
残念ではあるが雲は絶えず流れている。
IMG_E0851.jpg 
ときにはこうやって完全に隠してしまう瞬間もあるが、
待てばスッキリ全体像が見える瞬間もあるかもしれない。
いろいろ角度や置場所を変えながらときを待つも、結局半分程度がせいいっぱい。
IMG_E0850.jpg 
そしてこの程度で良しとするしかないと諦めて下山します。

さて、こちらが事故に遇う少し前に崖崩れで不通になり、こちらが復帰した少しあとに工事完了して無事開通した他人とは思えない復活宣言を伝え聞いたその患部は一体どの辺なのだろう。

あった!
IMG_E0853.jpg 
私の鎖骨が折れて分断していたのがくっついて元の動きを取り戻したのと同様にショートカットして繋がれた部分はこんな様子で。
場所は藤野側林道のゲートから真っ直ぐ上って左カーブのあとの右カーブだった。

そしてあとはダウンヒルを楽しむばかり。
車重の軽さとホイルベースの短さのせいか、はたまた自分の身体が不完全な為か、やや以前ほどの安定感がなく感じるが、恐らく慣れれば変わらなくなるだろう。

下りきって川沿いからまた登ってトンネルを抜けたのはひと昔前の話。
ここ数回前からの定番は、川に沿って左に分岐してちょっとした山道を抜けてこの場所を通ること。
IMG_E0854.jpg IMG_E0855.jpg
やっぱり迫力のある橋脚と橋梁はたまりまへん。
そしてその傍らを鉄道が走るなんて楽しすぎてとても素通りが出来ない。
IMG_E0856.jpg 
前回と同じ場所にバイクをセットするや否や踏切が鳴り出し、上り、下りと連続で特急が遮断機が降りたまま連続で通過したので、数分にして撮り鉄画像もゲット!

見晴台で雲の切れ間を待っている間から空腹感が始まっていたので、このあと国道20号の711でホットドッグと蒸しパンをコーヒーで流し込み、そのあとは相模湖へは降りずに千木良から桂橋を渡り、あとは412号から津久井湖畔を通り、いつものコースで鶴見川経由で休憩なしのまま13時に無事帰宅。

走行距離106kmで遂に復帰後初の100km超え!
これで距離と高さへの対応共に復活を果たすことが出来て、好天と走りに最適な気温と晴天に恵まれ、更に期待しなかった写真の撮れ高にも恵まれた記念と思い出に溢れた実に充実したライドだった。

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Comments 2

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フルカワヒロミ  

怒涛のアップですね!

天気も良いですし,桜の写真も春らしくて良いですねぇ。
昨日,無理して単身赴任先と自宅を往復したので,今日はパナモリで走る気満々だったのですが,突然の電話連絡でそれも叶いませんでした。
まぁ,プレオの走行距離は間違いなく伸びたということで。
しかし,自宅と単身赴任先を土日で2往復するとは思いませんでしたというか,正直疲れました。明日からは仕事なのに,大丈夫なのか?という気がしないでもないフルカワだったりします。とはいえ,パナモリで走りに行って,写真も取らないとねと思っているフルカワだったりします。

2018/04/15 (Sun) 23:55 | EDIT | REPLY |   

UcchyT  

Re: 怒涛のアップですね!

> 天気も良いですし,桜の写真も春らしくて良いですねぇ。

いつもコメントありがとうございます。
このところ写真が主目的なので、桜の季節はつい欲張りたくなってしまいますね〜

> しかし,自宅と単身赴任先を土日で2往復するとは思いませんでしたというか,正直疲れました。

同じ所へ連日往復というのは気分的にも疲れそうですね。
でも、そちらのプレトレもご健在のようなのは何よりです。
是非写真をアップして下さい。

2018/04/16 (Mon) 22:55 | EDIT | REPLY |   

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