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富士山麓へレッツワープ&ライド!

2017年 09月09日 09:12 (土)

長かった2度目の梅雨が明けたかと思えば8月も終わり、朝晩がすっかり過ごしよくなった9月最初の週末。日曜の予報には終日見事なくらいの☀️晴れマークが並んでいた。
これはお盆休み直前に天候悪化で急遽房総撮り鉄に取って代わったあの企画を実行するしかあるまい。

目覚ましに3時間程の眠りを断ち切られ、先ずやることはお天気のチェック。
そしてディスプレイに並んだマークを見て驚きのあまり寝ぼけ眼を見開く。

え〜〜!なにこの☁️☁️曇りマーク☁️☁️❗️❗️

3時間前に見たままの予報画面を更新しただけで、1時間ごと予報のマークが24個全て切り替わるなんて、まさに空いた口が塞がらない。
おいおい、また土壇場でプラン変更かよ〜〜(T-T)

他の地域の予報を確認しながら代替え案を画策するも、なかなかコレというのが浮かばない。
5分ほど悩んで、本来の目的地までの詳しい予報を見直すと、取り敢えず7時頃までは晴れているようだ。
1番晴れていて欲しいポイントまで行くにはちょっと難しそうだが、少しでも後ろへずれてくれれば…
それにこの前は雨になったから仕方なかったが、今日は少なくとも降りはしないのなら走りには支障はないということだ。

そんな葛藤で10分程出遅れ、前日からバイクを積んだままの愛車でスタート。
鶴川〜芝溝〜町田街道という昼間は混み合う片側1車線の準幹線を経て、高尾のトンネルから大垂水峠へ。
つい先頃プレトレ会の皆さんとのライドを思い出しながら、その帰り道で通る予定を誤って通り損ねた藤野から秋山へ抜けるルートをおさらい。
未走区間は予想よりアップダウンがありそうだが、恐らく景色も良さそうなので是非バイクでも走りに来たい。

バイクで往復各1回を経験して走り良い印象の秋山みちは、車では夜だからもあってかけっこう細くて快適とは言えないが、昼間の景色を知ってるので戸惑うこともなく順調に進み、うっすら姫舞神社が見えたあと峠道が始まり、トンネルを抜けた頃には薄明るくなってきた。
リニア新幹線の脇を抜けて少し行った田園地帯のどこかを左折。ナビに注意しながらポイントを見つけ、分岐して進むとすぐにけっこうな上りが始まり林道のような様相に。
ちょっと先の方を鹿が数匹横切るのが見えた。
さっきの峠の前にもイタチの類を見たし、藤野の辺りでも何か小動物を見ている。
やはり早朝の山では活性も高いのだろう。
害獣問題は別として、1番山で出会いたい動物はカモシカではない普通の鹿だ。
理由は単純に明るい毛色とすらりとした肢体で軽やかに斜面を翔け上がる様が美しいから。

得した気分で車載ワープの目的地に到着!
DSCF5782.jpg 
こんな場所にCubeを停めてAM5:30頃ここからTCR-1号でスタート!

山村の風景を下り139号のバイパスを左折し途切れる所から旧の国道へ。
去年この都留から富士吉田に至る区間が地味に続く上りで、大型を含む車の通りが多かった記憶から、ここの迂回路も模索してみたが、今回は早朝だし前回みたいに散々山越えしてきた訳でもないのでそのまま進む。
道幅も狭い所が多くて快適とは言えないが、すぐに目の前に霊峰が現れると気分が大分上がる。
Y字路の真ん中にローソンがあるとこで眺望が開けてよく見えたが、きっともっといい場所があるだろうとスルーしたら、その先は建物がどんどん密集してきて見えにくくなるばかり。
予定していた近道よりも見えそうな方向優先で進み、この辺では結局このくらいが限界という場所で撮影。
DSCF5702.jpg 
電柱などが景観を損ねてはいるが、どうしてもこの方向からの富士を捉えておきたかった理由はこの画像でも十分伝わるだろう。
シルエットも山肌も含めて、これまでこんなに別嬪な富士山を見たことがなかった。
富士をめぐる何処からが綺麗論争は意見が分かれるが、山そのものの美しさだけで比較するなら、この富士吉田からが間違えなくナンバーワンだろう。
このことはこの日どの別方向から見ても確信するばかりだった。

この寄り道によって予定より早く国道139号に出てしまい、本来避けたかった河口湖ICを通過することになったが、そのお陰でこんな場所で撮影が出来た。
DSCF5703.jpg 
バイクが手摺と背景に溶け込んで完全に消えてるこの絵面、朝早くて交通量も少なかったからこそこんな撮り方が出来たけど、普通の時間帯は絶対危ないので良い子は真似しないでね!

ここから暫くはこのバイパスを突き進み、その間ずっと富士山の見えるポイントを探していたが、これほど側でもなかなかないもので、ようやく全景が望めたのは道幅が狭くなった鳴沢村へ来てから。
DSCF5706.jpg 
手前の長閑な景色はなかなかだが、少し横移動しただけで富士山自体のシルエットはだいぶ変わってしまっている。

更に進むと前にMXのチャリ番組で紹介されてた富士眺望の湯ゆらりのある道の駅なるさわがあった。
DSCF5708.jpg 
こんな富士山を見ながら風呂に入れて、ここを拠点に周るのなら初心者にも勧め易いだろうが、今日のコースがここ起点だと物足りなかっただろう。

更に国道を少し進むと県道との分岐が現れ、そこを左折していよいよ樹海の奥へ突入する。
上りは緩やかだし交通量はぐっと減るのでかなり快適ではあるが、樹海の奥深さには圧倒される。
DSCF5715.jpg 
時々木の幹にテープなどで目印が付けられていたりするのがなんか生々しい。
近場の山岳付近でもよく見かけるこの標識があったが…
DSCF5712.jpg 
そのあと間も無くここでも実際に🦌と出喰わすとは思ってなかった。
左から右に横切って行ったのを追ってカメラを出そうとすると、やはり警戒心が強いので逃げてしまった。

そんな嬉しい出会いも経て暫く上り続けると標高計が1000mを超え、一旦下ってまた上がりなど繰り返し、最終的に1100mに達したところで樹海が途切れ、突然右側の景観が開けた所に駐車場と展望台があった。
IMG_8673.jpg 
この大室山西展望台からは本栖湖が望めることは全く知らなかったので、非常にラッキーだったが、もっと晴れれば南アルプスまで見えるらしい。

ここから先は下り一辺倒で高原の景色に変わる。
実はこの辺りから至近距離の富士が見られることを、このコースの1番の楽しみにしていただけに、樹海を抜ける間に完全に雲隠れしてしまったのは本当に残念でならなかったので、この道は絶対また走りに来よう。

それはともかくとしても、こんな高原らしい風景もあるのだから、やっぱり天気予報を見て予定変更しなくて良かった。
IMG_8671.jpg 
TCRのドロップハンドルをツノに見立てると同類の動物のようにも見えなくない。

そして更に高原を下り続け、あっという間に500m近く降りたところで本日の折り返し地点でもある目的地に到着。

ここは静岡県在住だった20代の頃とその後も1度は訪れているので新鮮な驚きはないが、オール自走ではないものの自転車で来れたことは実に感慨深い。
DSCF5741.jpg 
それにいつもここへ来るときは土産屋の中を通ってだったが、今回は裏の駐車場からアプローチしたので、この角度から俯瞰できたのが新しかった。
時間はまだ8時半と早めだったので、こんな風に滝壺付近に誰も居ないときもあったので、担いで降りたバイクを置いての撮影も独占状態だった。
IMG_8640.jpg IMG_8639.jpg
これまで以上に水量が多かった印象で、マイナスイオンの霧がたっぷり舞っていて、長いこといろんなアングルの撮影を試みながらたっぷり浴びることができた。

入口付近のファミマでホットドッグを食べながらSNSのチェックなどを済ませ9:30頃折り返しのスタート。

本来予定になかった田貫湖が近くにあったので、そこに寄ってから本栖湖~精進湖~西湖~河口湖で富士五湖の完成だ!
なんて冗談まじりでその方向へ向かいながら緩い上り勾配を上っているうちに気が変わった。
なんか余分な一湖に寄ったことで時間がオーバーしたりキツくなったりするのでは・・・
そしてその予感はほどなく正しかったことを実感する。
軌道修正によって、県道へ迂回する予定だったのが国道139を走ることになり、昔来たであろうまかいの牧場などの前を通り朝霧高原の緩坂をひたすら上る。
地図上ではそれほどの距離には見えず、ほぼ真っ直ぐなのでどんな勾配なのかも予測しないままだったので、この行程がとても長く思えた。
白糸の滝で500m台まで下った標高も気が付けば800を超えているが、まだ本栖湖は先のようだ。

結局900m以上1000m近くまで上りきってようやく下りが始まり、昔通った記憶と同じようにカーブしながら入口の交差点へ出た。
途中から対向車線にローディーが随分多くなったと思ったら、何かのサイクルイベントがあったようで、ゼッケンを付けた参加者を警備員が誘導していた。
彼らとすれ違いながら見覚えのある展望台の駐車場にピットイン!
DSCF5753.jpg
自販機でジュースを買って テーブルに腰掛けてスマホをいじいじ。
飲み終えたペットボトルを捨てようと自販機の周りを探すも回収BOXがない。
「なんだよ!売るだけ売って捨てさせないなんて酷えな!」
と呟いていると、さっきから暇そうに道の向こうで立ってこっちを睨んでいた土産屋のオヤジが声を掛けてきて受け取ってくれた。
何も買わずに腰かけたりしたら文句でも言われたのだろうかとも思うが、彼らも商売だから大事な土地で少しでも稼ぎたいのだろう。

本栖湖へも過去2度ほど立ち寄ってはいるが、いずれもこの辺で湖面を観た程度で先へと進んでしまっている。
ここまでの地味な上りのダメージで同じようにしたくなったが、
今回ここへ来た目的は湖畔を一周してその全容を目にすること。と自分に言い聞かせながら左回りの周回を始めた。
富士五湖の中で最後に体験する湖畔の滑り出しは、思いのほかひっそりとした森林だった。
それが途切れて初めて間近に見た湖水が深い碧色だったのは軽く衝撃だった。
DSCF5756.jpg 
そしてこのあとこの写真の右手の湖畔に差し掛かった時の衝撃はそれを大きく上回った。
IMG_8656.jpg 
なんと、ついさっき朝霧高原をへーこら登っている時は全く隠れていた筈の富士が見えているではないか!

これには思わず小躍りしてしまうほど嬉しかった。
神秘的な本栖湖の湖面の上に樹海が広がり、そこへ立ち込めた雲を貫く霊峰の雄姿。
予報に惑わされずここまで来て本当に良かった。

更に奥地まで進むと、展望広場がありC国人と思われる観光客で賑わっていた。
その辺りの湖畔にはキャンプ場もあり、そこからの眺めはこんな感じ。
DSCF5763.jpg 
富士の迫力はさっきの場所の方が上だが、湖全体の奥行きの背景に霊峰が鎮座するこの景観も相当素晴らしい。

ここから残り半周の大半は樹海の中を抜けるような道で、空も見えないくらい木々に囲まれた区間も多く、ここなら真夏でも涼しくサイクリングが楽しめそうだ。
樹海から抜けると広いキャンプ場のある一角に出てほどなく周回終了となる。
他の富士五湖や関東近辺のどの湖の中でもこれほど神秘的な深い林間と絶景を楽しみながら廻れる周回コースのあるところはないだろう。
これまでうわべだけ観て帰っていたことを軽く後悔し、また必ず折に触れここへ走りに来ようと思いながら次なる湖面を目指した。

本栖湖から精進湖へは国道をほんの少し走って案内板のところを左折すればすぐだった。
DSCF5765.jpg 
さっきよりだいぶ雲が掛かってきたが、小さくて解放感のある湖面とまた違った表情の富士。
ここでもコラボ写真が撮れてラッキーだった。
ちょっと走った先の湖畔にあったデイリーヤマザキでスィーツタイム。
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本当ならこういうのはまかいの牧場とかで食べるべきかもしれないが、そんなとこのお高いアイスより、この景色で食べる既製品の方がずっといい。

精進湖畔が終わると一旦139号に戻り、少し進んだ分岐を左折するとその先はまた樹海だった。
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涼しく爽やかに下っていくと間もなく去年周回して折り返したT字路を過ぎ、西湖が現れた。
DSCF5775.jpg 
こういう富士五湖の石標はどうやらすべての湖畔の富士ビューポイントに設置されているようだ。
だが残念ながら精進湖から移動する僅かな時間で完全に雲隠れしてしまったようだ。

ならばあとは湖畔を通りましたよだけでもう十分だろうと、西湖を抜けて河口湖では富士ビューポイントを探すこともせず、最短距離に近い南側の湖畔を通り、
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途中で通過の証拠写真としてこれだけを撮影して富士吉田の街へと抜けていった。

思い付きの寄り道を省いても白糸の滝からの富士四湖巡りには思いの外時間が掛かり、予定ではこの辺で正午頃だったのが13時を回っていた。
ランチ休憩はゴールしてからかという予定を変更し、かなり前から富士吉田でうどんを食べようと決めて沿道に目を走らせていたら良さげなえびすやという店があり、何故か吉田うどんではなく讃岐と書いてあったが、入ってみると予想通り湖畔の店と違って価格帯が非常にリーズナブル。
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この肉付けうどんの大盛りが600円で食べられたのは本当にラッキー。
肉汁の中にけっこう油揚げ比率が高かったのが少し残念だったが、うどん自体のコシは十分で食べ堪えがあって美味しかった。
別注でけっこう種類のある天ぷらを頼む人がほとんどだったので、今度来たらそっちにしてみょう。

予定のビューポイント全てと美味しい饂飩で身も心も満腹となって、朝上ってきた139号とバイパスをそのまま戻り、駐車場所へ繋がる分岐から最後のひと登りを終えて愛車の元へと帰りついた。
今回のプランの締めであるお楽しみの温泉は駐車場所のすぐ近くで、その駐車場はまだ14時過ぎだというのにほぼ満車のようだった。
DSCF5780.jpg 
バイクを積んだら移動するつもりだったが、歩いてもすぐの場所だったのでその必要もなくて良かった。


芭蕉月まちの湯は、都留市民だと割引のある温泉で、風呂のバリエーションは極めてシンプルだが、そもそもの立地が山深いので露天も気持ちよく、のんびり浸かるには最高な温泉だった。

上がって休憩所で軽くひと眠りでもしていくつもりだったが、休憩所の大広間にはテーブルも並べられて満員状態でいまいち落ち着けず、横になっても眠気が来なかったので、SNSなどひとしきり終えたら帰ることにした。

帰路は秋山みちからナビに従い、藤野とは逆の道志みち側へと続く細道へ導かれ、相模湖インターからの渋滞回避で相模川右岸をかなり下の方まで回り込んで下溝~相模大野とかなりマニアックなルートを経て18時頃無事帰宅。

走行距離130kmに往復の山道ドライブといろいろよく走った1日だったが、ガソリン代以外に有料道路も駐車場代も全く掛けずにこんなに有名観光地を満喫出来た実に素晴らしいプランだったので、是非定番としてリピートしたいものだ。






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