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美は至近にありき<和田峠~檜原村>

2016年 11月23日 23:06 (水)

ナイトライドの翌週の日曜はノープランだったが完全に晴天の予報だった。
時節的にはまだまだ紅葉を楽しめる。
たまたま前日実家の整理で、前に両親が健康のために散歩しながら使うようにと買い与えた我がf800rと機能の近いふた昔前のNIKONのデジカメが全く使われていなかったので引上げてきた。
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今回はその撮れ味も試してみたい。
そして場所はこれまで埼玉→神奈川ときたので、東京の山しかあるまいとなった。

目覚ましよりだいぶ早めな4時前に目が覚め、とりあえず用意したら近場の711に寄って、おにぎりと味噌汁で朝食を済ます。
4時半頃出発するも辺りは霧に包まれて視界が宜しくない。
そのせいだけでなくどうも調子が上がらず、気がつくと平地でも20km/hを切りそうになったりしてる。
若葉台〜永山〜多摩センターと表通りを経て野猿街道から北野へ抜け、八王子駅を回り込んで20号から陣馬街道へ。
山に入る前に補給と携帯食の調達でラスト711へ。
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霧も晴れてちょっと湿った朝の恩方地区を通り抜け、まだ門の閉まった夕焼け小焼けふれあいの里を通過し左折して細くなる道を行くとさっき追い越して行ったバスが折り返してきた。
既に登山客も多く登って行っていることだろう。
そして本日の山巡りの入口に到着!
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調子はイマイチだが、体温を測るのと同じような意味で一応タイムは計測しよう。
スマホのストップウォッチを作動させ走り出す。
丁度1分くらいの所で見覚えのある姿が…
ここで毎週のように朝練をされているbaohさんだ。
既に登頂を済ませお帰りになるところということで、少しだけ話してお別れする。
せっかく同じ方面へ向かうのだから会える可能性の高いルートにしようということなので、帰ったあとにならなくて良かった。

途中停止したらTTとしては成立しないが、再び回して先へと進む。
梅雨時に走ったときより勾配がキツく感じる。
あまりに速度が落ちるので巻貝カーブではダンシングに切り替えるが、そうしているのがさほど辛くないということは、持久力的に余裕があるのに筋力が発揮できないということなのだろうか。
とは言いながらも速度は全く上がらず、しまいにはトレイルランの人にあっさり千切られた。
そんなこんなで結局最後はやはり抜け殻に近い状態でゴール!
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いつものようにiPhoneが上手く起動せず、ボタンを押すとSiriが起動したりしてウォッチを止められず、この作業に数十秒費やしたとは言え前回より更に1分近くタイムが伸びてるとは酷すぎる。

まあクライムのトレーニングに来た訳じゃないのだからええんでない!?
ってことで先へと進みます。
去年の年末に裏から登って陣馬山チャリキングしたとき以来、この和田峠から望むことができていない霊峰のお姿が、きっと今日は見えるのでは…

軽めの期待と共にスルスルと下ってビューポイントに出て言葉を失った。
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うへ〜っ!めっちゃ見えてるぅ〜〜❗️
前々週の箱根では頭にチョッピリだった雪化粧もたっぷりまとい、朝日を浴びて手前の山々の褐色の稜線からひと際浮き立っている。

となればこの最高に別嬪な霊峰をバックにバイク写真を…
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実はこの写真はiPhoneによるもので、撮影後に加工が出来ないデジカメではこのようには写せないし、今日はf800rではないのでiphoneに飛ばすこともできない。
撮影したままでは手前側の峠の斜面とバイクは完全に日陰なので、白く光る富士山をクッキリ写すとそれらが真っ暗になり、逆にバイクなど手前のものに合わせて露出を固定すると富士山が空に溶けて消えてしまう。
そこをiPhoneカメラの進化した編集機能で、輝度や彩度、コントラストなど微細なコントロールで肉眼で見える様子に極力近づけてみた。

しかしこれでも実際にこの場所で釘付けになるほど感動している景色の素晴らしさは半分も伝わらないだろう。
本当に凄いのは、日の当たる山々の合間に少しだけ建物などの人工建造物が細かい粒子となって輝いていたり、日陰となっている今居る斜面から繋がる山肌が控えめながらカラフルに色づいている中、右斜面から足元へ回り込む林道の曲線などのすべてが前方中央の圧倒的な主役を引き立て、緻密でありながら印象派の絵画のように強烈に視覚から脳裏に焼き付いてくるトータルアートとでも呼ぶべき景観だ。

去年見た陣馬山からの富士山はほぼ同じアングルのより高みからなので、霊峰自体の存在感とそこから延々と広がる稜線のボリュームで圧倒的迫力だったが、唯一無二の芸術とまで言いたくなるほどの特別な風景としてはこちらの方が勝っているように思えた。

そんな目の前の風景と肉眼以上に陰影が強調されて全てが同じようには映らないデジタル画像を少しでも近づけるため、その場で子細な調光と色彩のコントロールを施したものがこれ!
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飽きるほど霊峰が望めた先週の箱根路でいくつも写しながら満足しきれなかった富士山の景観を、この画像が簡単に凌駕してしまったということで、本年度No.1と銘打ってこれらの画をSNSにupし、最後の1枚はインスタにも上げた。

そんなことをこのベンチに座って行っていたら1時間近い時間が流れ、さっきかいた汗もすっかり冷えきって相当寒くなってきたので、ウィンブレを羽織って下山開始! 
先ずは小沢商店で缶コーヒーを流し込み体内の暖をとり、更に下ってようやく道に日が射す所で止まり身体を温める。

早くも景色と撮影画像についてはさっきのが今日のピークだったのは疑いようもないが、だからといって帰ってしまう手もないので、梅雨時に天候が不安で取り止めた上野原方面から鶴峠を抜けるコースで奥多摩を目指すプランを決行することに。
かなり長い山道となりそうなので、ちょっとでも目を引くものがあれば撮影って感じで。

いつも左折して藤野へ行く分岐を直進し、林間を少し上って下ると集落がそこここに点在する佐野川という所へ出た。
しばらく奥へと上っていくと山梨県境が現れた。
あれっ!?じゃあ今までは何県だったの??
と裏面を覗くと神奈川県相模原市だ。
なんとなく中央線や甲州街道より南側までが神奈川という印象だったが、そういやそうだ。
和田峠も南側は神奈川県なんだったっけ!
するとあの絶景も完全に我が神奈川県のものだったのだ。
しかしまだ旧の津久井郡だったらイメージははまるが、相模原市ってことは緑区だよな。
なんかこんな山村までかき集めて政令指定都市ってなんだかな~

県境の先の上野原カントリークラブを過ぎて大きく左に曲がってからの下り坂で意外な角度から霊峰が再び姿を現した。
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 こんなアングルでバイクとのコラボ写真が撮れるとは意外で何か得した気分。

そしてしばらく進むと...
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おっと、またニホンザルの群れだ!
けっこう色んな山中を走ってきたが、初めて猿と遭遇したのがついこないだの猿橋付近で、次がここって、山梨猿多~~~~!!

その先の分岐は、左が上野原で右が檜原、あきる野って??
まあ左だと戻る方向だし右だろ!

日当たりの良い斜面を上ると長閑な景色がそこここに。
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ぐるっと右へ回り込んでどんどん高みへと進んで行くということは、目の前の山を越えてあっちの方へ...
あれっ?!行かない。
斜面に沿って目指すべき方向より右へとどんどん上っていく。
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これはもしやと思ってマップで確認したら案の定だった。
これって檜原村から抜けてくる甲武トンネルの道じゃん!
どうやらさっきの分岐を左が正解で、そのちょっと先を右に行くのが順路だったようだ。
「だったらちゃんと小菅村は左って書いといてくれよ~!」
まあここまで上ってしまったら戻りたくないし、この道も初めてだからそれも良し。
そうなると恐らくこれが最後の上りってことになりそうだ。
気を取り直して登り続けている右側にちょっとした展望台
みたいなのが見えた。
ちょっと上った先のガードレールの切れ間から入り込んでみると、そこには嬉しい景色が!
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和田峠とアングルは近く、周りの景観はあれほどではないが十分美しい!
それにさっきから時間が経ったからか、裾野の様相にちょっと変化がある。
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雲海が周囲の山の上に広がり始めて雲間に浮かんでいる。
そして右手にはいい感じでススキの茂みもあって、この二つのコラボもこの場所のこの季節ならではの絶景といっても良いのではないだろうか。

予想外の絶景が再び手に入り、進路を誤ったことはこれで帳消しとなった。
ここで見とれている間に何人ものローディーが登り降りしていったが、この景観に気付くひとも居ながら足を止めて写真を撮ったり観ていくのは誰もいない。
クライムが好きかトレーニングが大事か知らないが、そっちの方が勝るという感性は自分には理解できない。
やはり大会に出て記録を残したり、ブルべに参加してなんちゃらとかいう気持ちは無くはないが、ロードバイクで走る目的の中で自分にとって大きいものはそこではないことは明らかだ。
そしてきっとそんな私は多くのローディーの中の少数派ということになるのだろう。

その場所からほんの少し上ると甲武トンネルが現れた。
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潜り抜ければ当然ながら下りが始まり、見覚えのある檜原街道の上川乗交差点に合流。
もちろん左折はせず真っ直ぐ下って行く。
当面の目的は昼飯しかない。
目指したのは初めて檜原村へmakolinさんの企画で来たとき以来となる深山。
人気の店だけに先行の待ち客が4~5組だったが、暫く待ってまとまった人数あ店を出ると、一気にお呼びがかかって店内に入ることが出来た。
肉が欲しかったので、大好きな舞茸も入った舞茸とアグー豚の蕎麦を注文。
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勿論蕎麦の喉ごしもお味も最高。
しかしご覧の通りでいかんせん量が少ない。
大盛りにすべきだった。

さあ午後は何処へ?
っていうほどの意欲はもうそれほど沸いてこない。
だってもう随分登ったし、いい景色にも満たされている。
それでも欲を言うなら紅葉画像がほとんど集まっていないってとこだろう。
という訳で去年の同じ時期にも訪れたこのすぐそばのあそこへ行ってみよう。
県道の少し奥まで進み青い橋の手前を右折。
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2kmほど上って真っ暗なトンネルを潜って到着。
さあ神戸岩の紅葉やいかに...
DSCN0144.jpg DSCN0145.jpg
ん~~
こりゃ去年より薄いな。
それでもこの岩の迫力の魅力に沢山の人が集まり、誰も写り込まない写真は撮れなかった。

前回もそうだったが、肝心な場所よりその入り口の手前の川辺の方が見事な色付きだった。
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この一枚で奥多摩の紅葉写真ってことで、これにて今日はおしまいにしよう!

ここから真っ直ぐ五日市まで下り、山田の交差点から秋川右岸へ出て新滝山街道~ひよどり山道路。浅川沿いは工事中だったので八王子駅前を通って野猿街道までノンストップ。
下柚木711のイートインで蕎麦で足りなかった分を補って、多摩センターから鶴川へ回って無事帰宅。

NIKON COOLPIX s9300の画像はなかなかナチュラルな感じだが、ちょっと彩度が弱い気がする。
機能的にはf800rにあるマニュアル操作部分が一切なく、不要なストロボは起動の度に休止の操作をしないと勝手に出てくる。
そして勿論wifi送信の機能もないので途中でSNSアップも出来ないので、あらためてf800rの多機能振りの恩恵をどれだけ受けているかを実感する結果となった。

今回の走行距離:140kmくらい
獲得標高:2081m


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やはり・・

2016年11月27日 22:38

素晴らしい富士山の絶景。
やはりあの日は裏に降りれば良かったです(^_^;)
雪が降っちゃったので紅葉も色あせちゃうでしょうし、紅葉込みの風景としてはこの日がシーズン最後だったかもしれません。

この時期の裏和田展望台は日陰と日向のコントラストが強いので写真撮るの難しいですよね。
デジタルカメラは暗い部分のデータは結構多く残っているので、白飛びしないように露出低めで撮ってあとでPhotoshopなどで調整するとGOODになったりします。

Re: やはり・・

2016年11月28日 00:06

baohさん早々にコメントありがとうございます。
またあのときはどうもでした。
あの景色は期待を全くせずに行っただけに感動の大きさは相当でした。
まさか直後に雪が降ろうとはねえ...

今回特に実際の景色と画像のギャップが大きかったのでそれを埋めるための調整の重要性がよく解りました。
パソコン上での加工にはまだ不馴れなので、今後勉強して使いこなせるようになりたいもんです。