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雨雲たちは北へ!<赤城山>

2016年 06月05日 22:57 (日)

定期的に実家へ老父のケアに行かねばならない。
子として当然の務めとはいえ、これは去年にはなかった走行チャンスを減らす阻害要因だ、
しかしそんな逆風も利用出来てこそ一流の航海士。(誰が?)
ならばいっそバイクで行って実家に泊まり、そこを拠点に行ける場所へ走ればいい。
今迄なら日曜の走行に備え土曜に実家では必要なことだけそそくさと済ませて帰宅するとこだが、これなら普段出来ないこともやってあげる余裕も出来、関係者には泊まってまで…と好感度アップに繋がり、いいことずくめで誰にも迷惑が掛からないという素晴らしいアイディアだ。

そんなワケで土曜は病院へ連れて行く1番大事なミッション遂行のため朝8時頃TCRと新座を目指す。
爽やか過ぎる快晴に、何故今日走りに行けんのだと思いながら、少しでも爽快感の味わえるランド坂を下って、ポピーの回で知った稲城大橋経由で新小金井街道に出て、車で行くのと変わらないか寧ろ早い1時間半弱で到着。
ひと通りやろうと思ったことを終えて床に就いたのは22時頃。
枕の違いで寝つき辛いと思いながら、最初に目覚めたのは0時台。
流石に早過ぎと2度寝して次に目覚めたのが2時少し前。
目覚ましより1時間早いが3時になら出発しても良いかと3度寝はしないことに。

身支度の前にスマホで天気予報の鬼チェック。
計画当初の曇りのち晴れの予報は前日には曇りのみに変わり、その後日中雨混じりにまで悪転していて、西の方から梅雨入り宣言まで出ていた。
雨が避けられる方向があれば目的地変更もと思ったが、その意味では計画通りの方向が1番好条件のようだ。
深夜に少し降ったのが3時には止んで、その後10時頃から降り出す。
地元神奈川や南西寄りは昼間の走行は難しそうで、こちらの行く手にも雨雲の追っ手は迫るが、幸いにも目的地付近だけが夜明け以降の雨がなく、更に到着予定の昼頃から晴れるとされている。
今日はより北を目指した方が正解!
そう言えば自転車乗りを扱った小説を相当数読んだ中に「男たちは北へ」というのがあったな。

朝飯と準備を終え、物音で目覚めていた老父に見送られて3時頃出発!
するとすぐさまパラパラきてるのに気付く。
3時には止む予報なんだからそのうち消えるだろ。
おっとまずい!未知のルートが多いのでナビとして活躍する予定のスマホを慌ててポケットに押込む。
柳瀬川を渡り東所沢付近から暫く直進。
雨足は弱まるところか若干強まってきた。
ナビ頼りになる筈の裏道の入口にあるコンビニの軒先に一旦雨宿りし再度予報を確認すると、3時に上がる筈だったのがこの先の経由地点で軒並み5時にズレている。
さすがに2時間近くも待つ訳にはいかないし、走れないほどでもない。
ルートラボで引いた道筋を頭に入れて漕ぎ出す。
外灯の少ない裏道で買ってから2度目の270ルーメンのLEDライトが活躍。
短命だった先代と安さも見た目も機能も殆ど変わりないが、これで長持ちさえしてくれれば言うことはない。
4~50分で16号と254号の交差する新宿町(北)五差路を越えて川越市街へ。
最近にも観光で訪れているので素通りで良かったが、人のいない夜の光景も珍しいので一応撮影だけ。
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街の主役時の鐘は改修中で完全に足場に覆われていた。
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通りを真っ直ぐ道なりに進んで暫くいくと254号へ合流。
国道は極力避けたいところだが、大きい川を渡る都合と、今回特に長い自走区間をより速く通過するためにはいたしかたない。
だがさすがに4時頃は通る車も少ないので助かる。
前回予想外の痛みの原因となったのと同じパンツでレッグカバーはなしにしたが、今日は足もバイクも問題なく、風もないので雨さえなければ30km/h以上の巡航も出来そうだったが、ウェットな状況でのブレーキングやしぶきの跳ねなどを考慮して抑えると27km/hあたりに落ち着く。
入間川と越辺川を続けて渡ると未踏の地川島町。
薄明りの中見渡す限り田圃か畑ばかりのひたすら平野。
恐らくこの先こんな光景がほとんどになるだろう。
そしてキロ数から割り出した予定と寸分違わず最初のチェックポイントに到着!
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小学校の遠足以来の吉見百穴。
ちょうど夜が明けて雨も止んだ。
もちろん開いてないのでこの写真だけ撮れればOKだが、この周辺かなり雰囲気が良いのでじっくり回ってみたくなった。

ここで最初のコンビニ休憩の予定だったが、腹も減ってなかったし、雨が上がったのが嬉しくてそのまま先へ進むことにした。
ところが程なくまたポツリポツリ・・・
もう5時になろうとしてるのになかなか予報通りにはならないものだ。
森林公園の北側あたりから熊谷市に入って少し驚く。ずっと荒川の向こう側の市だと思っていたのに。
そう思ってからけっこう走ってようやく橋が現れた。
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ちょうど小腹もすいてきたし駅前も見たかったのでちょっと寄り道。
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熊谷駅は幼少期に家族で長瀞辺りに行った帰りに秩父鉄道から国鉄への乗り換えで通った印象くらいしかない。
ロータリーの真ん中の熊谷直実像のそばにあるだろうと思ってた日本一暑い街とかいう看板はここには見当たらず、
代りにあったのは・・
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ラグビータウン熊谷というこんなモニュメントだった。

駅前のマックかコンビニででも補給していこうかと思ったが、土夜が明けたばかりの地方都市。
ささやかながらも界隈で唯一の歓楽街なのだろうという風俗系の店もあり、夜の余韻を引き摺る不健全さ丸出しの輩たちがそこここにたむろって騒いだりしているので、バリバリのジャージこそ着ていないが違和感のあるサイクリスト姿でひとりいては何があるか判らない。
写真だけにして早々に引き揚げ17号線に出て良さげなコンビニを探す。
ちょうど脇道に逸れる予定だった石原駅入口交差点のところにファミマがあったのでピットイン!
ここがまさに願ったり叶ったりの店だった。
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ガラス貼りのイートインスペースの目の前のガードパイプにバイクを結束出来るし、コンセントまで備わっている。
リーズナブルな菓子パンにバナナにコンビニコーヒーというセットをいただきながら、まだそれほど使っていないスマホを充電。
これなら先のコースの確認など消耗の多い操作も惜しげなく出来る。
呟きのチェックをすると、週末前に走行の予定を上げていた人達が延期などの書き込みをしていた。
自宅スタートならきっとそうしていたのだろう。
泊まりで来ている以上帰らねばならないという行き掛かりもあるが、埼玉最南端から未明に出て北へ向かうというプランが大正解だったという結果を是非残したいものだ。
ここまでの道のりは降られている方が長いし、今尚ファミマの駐車場の水溜りに波紋が見えている。
しかし行く手の北の空は雲が切れ始めているようだ。
着衣の湿りもほぼ乾いた頃、水溜りの波紋も消えた。

よし、出発だ!

40分程の休憩を終え目の前の裏道から北西方向へ進む。
道なりに暫く進み大きな通りの側道へ左折して合流したのはまた17号線だがこちらはバイパス。
先程の川島町同様開けた土地を真ん中に大きな分離帯を挟んで広々と行く。
大河を自転車としていかに渡るかについては事前にチェックしないとと思いストビューで確認し、対向車線側にしかない歩道を行くべきと調べがついていた。
きっと手前に自転車進入禁止の標識が出て来るだろうから、それを見たら渡ればいいと高をくくっていたら、それが見つからないまま上って行ったちょっとした立体交差と思われた高架がそのまま利根川を渡る橋になってしまった。

うへ〜!こんな路側帯の狭い橋でこんな大河を!?

それより自転車では初めて越える利根川なのだから、ここがど真ん中って所に停まって得意の橋の真ん中撮りをしっかり決めたかったのに…
ちょっと危険だが幸い車があまり通らないのでダメ元のながら撮り〜っと!
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かくして自転車史上初の群馬県入りも果たしたのであった。

尚も17号線バイパスとの付き合いは続き、太田市、伊勢崎市と名前だけは知ってても風景を見るのは初めての土地を貫いていく。
北関東自動車道の伊勢崎インター付近からバイパスを逸れて真北に進むように記憶していたが、熊谷付近でGPSの連動に狂いが見られたルートラボはやめてGooglemapを作動させていたので、予定より大回りすることとなったが、逆に目的地までほとんど県道102号を辿るばかりの曲がりが極めて少なく走りやすいコースとなった。
暫く行くと交差点の角にミニストップが出て来て、なんとなくこれがラストコンビニではと予感がしたので寄ってみる。
これまで計画では吉見→大田と補給する予定だったのが、熊谷の1回のみに変わっている。
ここも予定外ではあるが、これがあとの展開に生きることになろうとはまだ知る由もなかった。
ファミマを出たのが確か6時過ぎだったので約1時間半、早くも小腹が空いたような気もしてバナナ1本と野菜ジュースを戴き、トイレも済ませて次なるポイントまでの距離とルートを確認。
ポイントまではあと18キロほぼ直進で行ける。

ここから少しずつ上り勾配がついてきて、周りの景色がどんどん長閑になっていく。
今度休憩を取る場所では、その先に待ち構える過去最高峰へのクライムに備えて、しっかり食べてたっぷり休んで足を貯めたいところだ。
そして更にそこまでに出来るだけ標高を稼げればあとが楽になる。
徐々に勾配が急になっていき、既に80km以上走ってきた疲れで踏み込む足に力は入らないが、サイコンの標高が上がるのだけは嬉しかった。

そして遂に本日1番大事な休憩場所に到着!
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真ん中のゲートが赤城クローネンベルグというテーマパークの入口。
その右の建物が目当てのベッカライミューレクローネンベルグだと思い込んでいた。
しかし店内を覗いてみたらただの土産屋ではないか。
まだ9時前で閑散とする中、スタッフらしきおばさんをつかまえて聞いてみる。

「あの〜パン屋さんって何処ですか?」
(案内板を見ながら)
「えーと12番がそうかしらね⁉︎」
「えっ!ってことは入場券買わなきゃ行けないの??」

んなもんヤメだヤメだーー!
何が嬉しくてせいぜいその半額程度のパン食べる為に1200円も入場料払わにゃならんのだ!!
ぐるなびにもその辺判るように書いておけよな!

パン屋の開店が9時なので、それより少しでも前に着いて休み、開店と同時に買ってたっぷり食べて少し休んで…
とここで小一時間の大休憩の予定だったが、さっきのミニストップでバナナ食べたからいいんでない⁈
さすがにてっぺんまで行けば何かしら食べられるだろうから、ここで補給しないならその分早く上ってしまえば腹も減らない筈。
とりあえずひと区切りのコーラだけ飲んで9時過ぎに出発!

テーマパークの裏へ回ってショートカットの道へ右折。
ダートかと疑うくらい路面状態が悪いのでノロノロ進むと、左から上がってくる県道16号と合流。
悪路ながらお陰で標高500m台から無駄に下がることなく峠道へ出られた。
この道に出て目に入ってきたのはこんな景色。
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採石場のようだが、こういう所で仮面ライダーとショッカーがよく闘ってたっけな。
そして大いに気になったのは、カーブの所に番号が振られていること。
最初に目にしたのは3だったが、このルートは今迄見たことないくらいクネクネになってた筈なので、これがいくつまでいくのか心配だ。せめて何分のいくつって書いてくれれば減らす楽しみにも変えられるのに。

ろくな休憩もないまま1000m近い標高を上がろうとしているので、当然足付きなしみたいなドMな足枷はなしで。
所詮は観光ライドなので何か目に付けばどんどん止まって写せばいいじゃないか。
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割とすぐにこんな所が現れた。なかなか雰囲気良さげな宿だ。
地図上にある目標物としては、これの次には暫く先の不動滝というのがあるのでそこで止まろう。
マイナスイオンを受浴びながら足も休められると期待しつつ、ナビでそこが近づくのを確認しながら進んでいたら、それらしい標識など何もなく通り過ぎてしまった。
滝の探検に費やす時間もないので潔く諦めて進もうとするが、見る目的はよくても休む目的の方は身体が許さないようで、間も無く走り続けるのが辛くなってきた。
別にヒルクラのトレーニングじゃないし休みたきゃ休めゃいいのだ。
そう思って1度足を着くともう歯止めはきかなくなる。
やっぱりあとどの位かが判った方が良かろうと、35カーブあたりで一回Googlemapを拡大して残りを数えてみたら、大体45くらいはありそうだったので、どうやら分母は80と考えればいいだろう。
っつかまだ半分も来てないし…
なんてやってるときに少し年上っぽいローディーさんが抜かしていった。
後を追うように漕ぎ出したが、2〜3回曲がってからは姿は消えた。
下ってくるローディーとは何度か挨拶を交わしたが、上りの人は後にも先にもこの人だけだった。

勾配は大方7%から10%で、ヘアピンの内側がきつい所では12%を超えることも。
一回キツいとこを越えちゃ足付きって感じで、酷いときには3曲がりくらいでまた止まることも。
左足だけ着いてぐったり休んでいても、ふ〜っと意識が遠のくこともしばしば。
よくよく考えれば睡眠時間は4時間に満たないので、筋力より身体全体の疲れが酷いようだ。
腹もいい加減減ってきたが、もしものためにコンビニで買ったアンパンひとつがあったので助かった。
どこかでゆっくり休みたいところだが、じっとしてるとやはりブヨの餌食のようで、既に左のふくらはぎの下が痒くて、漕ぎながら掻いたりしてる。
半分は超えているが、景色の開けるような場所や休憩所などは望めそうもないと諦めていたら、59くらいの所で見晴らし台らしいものが見えてきたので、一瞬だけ元気が出て手前のちょっとした急勾配も乗り越えられた。
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屋根はあるのに椅子などはなく、あとは何処にも繋がらない螺旋階段があるだけ。
こんな見晴らし台も珍しいが、登らない限り景色もないので階段の最上段までとりあえず登ると…
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今登ってきた南側がこんな風に見えた。
下界は晴れてる筈だが、下から見ても山の周りはガスっていたので遠景は全くだったが、それでも無いよりもまし。
少なくとも変化がなくてうんざりしかけていた気分の転換が出来ただけでも良かった。

ここから先には時々下界が垣間見える所もあり、標高も1000mを超えると生態系も少しずつ変わってくる。
さっきまでよりは多少は調子も上がったが、まだ更に20近くのカーブを登り続けねばならない。
そしてようやくカーブの数が80に届いたが…
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残念でした〜!
まだ終わりじゃないよ〜ん!!
と言わんばかりに刈り込まれた所の上に続きの道が見えてる。

実際にこの先にはいくつかのヘアピンが続いたが、その後勾配がなくなって真っ直ぐな所が出て来たり、登山道の道標なども現れ、あたりは完成に高原の様相に変わってきた。
しかしたまにあるカーブの番号はまだ上がっていて、まさかいろは坂の倍の96とか、名実共に九十九折にまで達するかとさえ思われたが、遂に90!と思ったところでゲートが現れた。
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通り過ぎて振り向いての写真だが、ちょうどここから正面を見ると、
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なるほど、この九十折のてっぺんは八丁峠という名だったのか。

写真の道の奥に車がチラッと見えるが、その先には大きな駐車場やトイレなどがあり、観光バスが入ってきたりもしていた。
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この写真の木々の向こうに少しだけ見えてるのが小沼で、バイクを立てかけたすぐ左や、正面の歩道の右側には遠足か何かの女学生の団体が座っていて、登山者などに「こんにちは!」と爽やかに挨拶をしていた。
自転車を押してるへとへとに疲れ果てたオジさんにも同じように声をかけてくれたので、
「埼玉から来たんだ」と言うと
「え〜自転車で??」と驚いてくれた。
埼玉の最南端からとか前日は横浜からなんて余分な誇張はなくても一般的には十分だろう。

バイクを置いたまま道を下って、この小沼をもう少しよく見てみよう。
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おうっ!この高原にひっそりと佇む鏡のような水面の素晴らしさよ!
湖畔に人工物が一切ない風景が最高に素晴らしいー!!
ゆっくりと湖畔を散歩出来たらさぞ気持ちが良いだろうが、とりあえず写真が撮れただけでも幸せだ。

予定ではクローネンベルグで食べる以外に持参用のパンも買って、こんな特別な景色の所で戴く筈だったが、もはや非常食のアンパンすらリュックにはないのでとにかく何処かで何か食べよう。
先へ進むと道は下り始め、交差点を左へ行くと駐車場や観光センターなどがある場所に出た。
左側がスキー場で、右側には覚満淵という湿地帯があるらしい。
その少し先の交差点の角で目に止まったのが…
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風の庵という蕎麦屋さん。
もともとここでは軽くの予定だったのでざるそば程度でも全く問題ない。
とにかく早いのが優先だし、十割そばなんてあるし見るからに美味しそう。
入店して通された席もこの上ないような雰囲気。
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大木の幹をくり抜いて囲炉裏にしていて、卓面が少し傾いてるが問題はない。
そしてそんな和風な内装と好対照な窓の外は洋風なテラスと白樺も爽やかな高原の風景!

それほど待たずに鴨汁つけ蕎麦が着膳!
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見えないので出汁のみかと思ったら鴨肉もちゃんと入っていて期待通り美味しかった。
そして忘れちゃならない蕎麦湯。
蕎麦粉十割ってことは蕎麦湯にも小麦粉は含まれないということ。
なのでトロみは少なくなるが、風味はしっかりしていて最高だ。

ちょうど食べ終えたときに店内の掛け時計がお昼を告げた。
下界の街に14時頃には着きたいと思うので、早めにてっぺんを象徴する景色を写して降りよう。
赤城山に来たのは人生初なのに、サイクリストのブログを2〜3見た程度で観光的な下調べはしてなかった。
とにかくさっきの小沼ともうひとつ大沼があるので、それが見られれば良しとしよう。
少し先の右側に大きな駐車場があり、その角から湖畔へ降りる道があった。
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途中にこんな鳥居があり赤城神社となってるが、肝心の神殿らしきものはなく、ロープが張られて閉鎖された状態。
背景に湖が映える素晴らしいロケーションなのに移転したのだろうか。

その先に土産屋や食事処が並び完全な観光湖の景色が現れた。
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写真右奥の赤い橋で渡った先に現在の赤城神社があるらしいことは後に地図で確認した。
それにしてもこの風景はどうだろう。
これはこれで観光地然としていかにもな感じだが、これほどの高みまで来てスワンボートの絵面を目的地にしたくはない。
やはりさっきの小沼の方がバイクで登頂のご褒美には相応しい。
この次は是非チャリキング装備で、スルーしてしまった小尾瀬とも言われる覚満淵(やべっ検索してみたらすげぇいいとこだわ!)や小沼の周りをしっかり散策したいものだ。

さて、一応行きました画像は揃ったのでここから折り返しに入ろう。
有名なヒルクライムのゴール地点はまだ先の観光案内所の前らしいので、そこらまではてっぺんの範疇ということになるようだ。
県道70号に戻るとあたりの白樺林がいい感じで、そういや標高1400m台というのも自走史上の記録更新だし、そんな高原らしい背景の写真も欲しくなった。
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う〜む、ガードレールと電線邪魔!

そしてこの風景の所が4号、175号とこの70号の3県道それぞれの基点であり、目指すヒルクラコースの逆ルートは左の4号線へ。
すぐさま登りが始まり、最初のカーブに16号と同じ標示で75カーブが出てきた。
ふむふむこっちの方が15少ないのか。
登りきったあたりに観光案内所がある筈。
事前情報でこのあたりはヤマツツジの群生地とかあったので、ツツジをバックの写真も欲しいな。
おっあの辺に咲いてるぞ!と進んで左側の斜面を一枚撮ってから反対側を見て唖然とした。
わーっ!こっちの方が凄いことになってるぅ!!
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丘一面から裾野の広範囲にわたって咲きわたる感じは、未だ記憶に新しい天空のポピーを彷彿とさせる。
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少し下に移動すると左右がなだらかに開けた所があり、そこでは県道の両面見渡す限りツツジばかり!
ブログのフォーマットではサイズ制限で拡大出来ないが、ポピーの時同様にパノラマを!
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ただ単に生まれ初めて行く場所であり、知り合いのサイクリストも殆ど訪れたのを目にしていなかったので、実家スタートで行ける幾つかの候補地の筆頭としてこの日に訪れたのが、たまたまツツジの最盛期に当たったのは本当にラッキーだった。
前回のライドがポピーで次がヤマツツジだなんてええ歳のオヤジが赤い花好きかっ!
とツッコミたくもなってしまうが、頑張って登ったご褒美の景色としては実に目に嬉しいものだ。

なんて思わぬ収穫で悦に入っていたら、下山予定の時間をいくらか過ぎてしまった。
ちょっと焦りながら4号線を滑降し始めると、すぐに車に追い付いてしまうので、追突に注意しながら減速して追走する。
日曜ドライバーの運転では、こういうワインディングはロードバイクの方がよっぽど早く下れる。
反対側の車線には後から後からクライミングの訓練に余念がないローディーが登ってくるが、さっきの自分の半死状態とは違い、皆んな生き生きと踏んでいる。
きっとこのコースは群馬のヤビツや都民の森みたいなものなのだろう。
昼過ぎということもあって車やバイクもかなり多いのでこんな時間は嫌だが、今度は飛び道具でも使って朝早めにこっちのコースを登ってここへ来てみたいものだ。

麓に近づくにつれ徐々に勾配は緩くなるが、きれいに下り続ける道なので、車の隊列のケツに付いたままずっと下りきることが出来た。
しまいには信号も増えて車も停滞が始まったので、結果的にその隊列を抜き去って先に前橋市街に突入した。
4号線から二手に分岐する道を右に入ったらアーケード街が始まり、切れ目の千代田町という交差点を右折すると、前橋公園とヤマダグリーンドーム前橋の間を抜けて利根川を渡った。
DSCF1051.jpg

その先を左折すればあとは真っ直ぐ行くだけ。
予定の14時を少しだけ過ぎたが順調に高崎駅に到着!

14時という時間を目標にした理由は、実は電車というより、長時間じっと揺られる前にがっつりご当地ラーメンでも食べようという考えがあったから。
しかし色々補給の予定がズレ込んだ結果、てっぺんで蕎麦を食べてからまだ2時間しか経っていないので、全く空腹感がない。
ならば少しでも早く帰宅をと電車の時間を調べたら、ちょうどもうすぐ1本出てしまうところで、その後は予定の15時14分まで湘南新宿ラインはなかった。
とりあえずコンビニに寄って、酸っぱいものが欲しくてゼリーを買ってかき込んで、あとは電車の中でひと目に目立たずに小腹を満たしてくれそうな小粒のチーズパンやグミなどを購入。
あとは2時間超の長旅になるので、ゆっくり時間かけてパッキング。
慎重に運びながら早めにホームで待機したので、その場で少しばかり撮り鉄する余裕も出来た。
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お陰で退屈することもなく、群馬から神奈川までワープさせてくれる湘南新宿ラインが入線!
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最後尾の運転室の仕切にスペースがあるかは事前にネットで調べてあったが、その通りの車両でひと安心!
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約2時間の道程は、SNSのチェックや投稿やらをしながら、途中熊谷から大宮の間だけ意識を失い、池袋、新宿、渋谷と通り過ぎながら周りの乗客が殆ど入れ替わり、17時18分に武蔵小杉に到着!
まだ新しい横須賀線の駅前ロータリーで組立てて、勝手知ったる地域を最短ルートでアップダウンも元気良く走りきり、まだまだ明るい18時半前に無事帰宅!

長い1日パンクも危ない場面もなく、予想を超えた素晴らしい日帰り旅だった。

走行距離:168.3km
平均速度:20.2km/h
獲得標高:1664m

本日のルートはこんな感じ
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