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極楽の花園と身体に優しい峠たち<天空のポピー~有間峠>【前編】

2016年 05月22日 22:26 (日)

毎年5月の後半頃にしか見られないというあの光景を今年は逃さず見に行きたかった。
様々な予定をかいくぐって唯一それが可能な日が22日の日曜日。
もうそこへ目掛けて雨雲が押し寄せれば今年は不可能かというところを、しっかり晴れ予報が収まってきた。
ということで事前にしっかり走行ルートのプランを立てた。
主目的はただひとつで、あとは色んなコースオプションが考えられるが、それについては現地で目的を遂げてみて身体と相談してから決定すればいい。

4時に目覚ましを掛けたら4~50分早く目覚め、二度寝の方が起きるのが辛かろうと行動開始!
しっかり食事も済ませて出発できたのはほぼ4時ちょうど。
今回のルートは、先ず目的地と自宅を結ぶ最短徒歩ルートをGoogleMapで表示。
これをそのままナビとして作動させると、前に突然目的地まで6日とかとんでもない所にゴールが飛んでしまうような誤動作があるので、表示したルートを見ながらルートラボでコースを描く。
これとGPS情報を不安な所に来たら同期させながら確認しつつ進む。
そうして描いたルートは今まで走ったことのない道が殆どだった。

自宅から多摩川越えまでもTCRでは初めてなコースで、生田駅で小田急を越え、裏道ばかりで京王稲田堤へ出た。
そして多摩川を渡るのは自転車で走れるというのを事前の調査で初めて知った稲城大橋。
DSCF0811.jpg
ちょうど橋の上でまさに夜が明けようというところで、反対側には月がもうちょっとで山に消えようとしているとしていた。

歩道橋のスロープを降りて中央道の裏から細道で斜め方向に進み浅間山通りへ。
新小金井街道を少し通って野川の脇から裏道へまわり、小平駅方向へ進み多摩湖自転車道を萩山駅まで。
久米川で新青梅街道を渡り裏道を斜め方向へぐんぐん進もうとすると・・・
えっつ!
DSCF0815.jpg
空堀川が空っぽだ~~~!!!
って洒落にならんし、猫歩いて渡っちゃってるし・・
そういえば昔野川がこんな風に干上がってるのを見たことがあったが、別に珍しいことでもないのだろうか。

ともかく今は追求している場合ではないので更に先へ進み東村山の先で一瞬府中街道を通り、斜め左にそれて所沢へ。
そのまま斜め方向から西武新宿線に沿って走る県道50号に繋がる。
この道が片側一車線ながら路肩に大変余裕があって走りやすかった。
普通なら身体が馴染んで1番調子も上がる頃な筈だが、早くも少し足に異変を感じつつあった。
生田周辺の想定内のアップダウンの先は平坦地ばかり、快晴で少し涼しいくらいで走るにはこの上ない天候。
そんな日のまだ序の口に何故⁇
新所沢駅前あたりでちょうど出発から1時間半だったので、酷くならないうちにともかく休ませよう。
711に入り、まだ腹は少しも減ってはいないが、今後の非常食も兼ねた4個入りアンパンを買い。
もしかして足の回復に役立たんかと根拠のない期待を込めたアーモンドドリンクで1個を流し込む。

リスタートしてからも県道50号の快適さは変わらない。
線路が右側に迫ると踏切で越えて少しずつ離れていった。
あたりは狭山茶所な感じの風景も出てきて埼玉らしい雑木林も増え始める。
日曜の6時頃だからなのか、車の通りも殆どない。
気になる膝頭の違和感も一旦治ったのでまさに快適という言葉しかない。
風もほぼないので30km/h巡行も可能な環境だが、調子がいいからと自走区間で飛ばし過ぎると肝心な所まで来たら脚が終わりなんて経験もあるので、25km/hちょっと程度に控える。

狭山市駅の少し前を左折して陸橋で西武新宿線を越え、下りながらカーブしていくと右手にイオンが現れ、その先が入間川だった。
地図上では別の県道になったりしながらもひたすら真っ直ぐの順路。
ずっと50号同様の片側1車線で、道幅も一定して路肩に余裕があり路面状態も良い。
休憩から30分ほどからまた少し痛みを感じはじめたが、走りにはそれほど影響はない。
たまに緩い傾斜はあってもほぼ平坦。工場や物流関係など大型車の出入りしそうな建物も少なく、未だ交通量は少ないまま。もしかして家からここまで追い越された車が10台もいただろうかと思ってしまうくらい。
次に曲がる所は川越線を越えた少し先とだけ確認してある。
途中からセンターラインは消えても道路状態は悪くならない。
予想以上に直進区間が長かったがようやく川越線を越えて少し広い道に出たら左折。
道なりに90度右に曲がるので実質ずっと直進している状態になる。
狭山から暫くは車でも未走区間なので、予め要所要所をストリートビューで覗いて雰囲気を頭にいれるようにしてきたが、その中でも特に印象的な景色がそのあと現れた。
DSCF0817.jpg
写真左の緑の上に少しだけ見える建物は城西大学。
そちらへ渡る橋のクセが強い!
高麗川の橋としては沈下橋かってくらい低いし、欄干っていうよりパイプ手摺は真っ黄色!
橋の路面は木の板が敷き詰められて、3本の鉄のフラットバーで繋がれてる様子はさながら酒樽を開いて伸ばしたかのよう。
DSCF0819.jpg
入口には1台分の幅で車止めがあるので、手前で確認して交互に1台づつ走るためここだけ矢鱈車が多い気がして、橋の上では落ち着いて観察もできない。
渡りきった所から全体の様子が見渡せた。
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水の流れがほとんどなく広がっているので湿地帯の沼のような高麗川のユニークな風景だった。

この先は進行方向に真っ直ぐな道がないためルートナビを同期させて確認しつつ曲がりながら進むが、予め引いたルートを拡大すると道路に上手くラインが乗らなくなったりする。
なので事前にGoogleMapで目標物や周辺のイメージを頭に入れ、その確認をしながら進むので、結局この2者の長短所を補い合いながら併用しないとならない。
そんな方法で県道39号に合流し、途中から県道114号へ分岐して東武越生線の武州唐沢駅から線路に沿って進む。
越生駅の手前で線路を渡り、再び幹線の県道30号を暫く行くのだが、そろそろ休憩のタイミングでもあるので駅前へ行ってみる。
DSCF0828.jpg
首都圏きってのローカル線に相応しい趣の駅舎だが、周囲にコンビニなど開いてる店もないので、交差点の角にある休憩スペースの東屋でひと休み。
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観光案内や史跡の説明などが並ぶ広いスペースにたったひとり。
ハイキング客誘致に向けてかなり前向きに地域で取り組んでる感じがしていい雰囲気。
ここから有名な梅林や黒山三瀧に出られ、自転車的にはその奥に奥武蔵GLもあり数々の峠へ繋がる魅力的な拠点だ。

出発からちょうど3時間、近所からほとんど初めて走るルートでここまで来たが、ほぼ迷うこともなかったし、走りにくい所もなかった。
総じて十分な道幅と荒れが少ない上々な路面。県道の区間も大型車に脅かされることもなく快適だった。
去年奥武蔵GLとの行き来で国道413、299号や16号まで通ってしまい、トラックに怯えたり路肩が狭く渋滞も多かったので、奥武蔵方面へのアクセスには裏道の開拓が必須だと感じていたが、今回のルートなら完璧と行ってもいい。
これなら途中耐え忍ぶ区間もなく、無駄に体力を消耗する所もなく、一定して気持ちよく約50kmの移動が出来そうだ。

ここからは八高線沿いの幹線である県道.30号をそのまま北上するが、同県道の高麗川から飯能にかけての交通量の多さと路肩の狭さに比べたらかなり走り易い区間だ。
小川町の中心より少し手前から迂回して県道11号へ出る。
越生駅前では休憩だけで補給が出来ていないのでいよいよ空腹感もあり、トイレにも寄りたかったのでルートラボでこの辺にあった711に寄りたかったが、なかなか現れない。
「あれ迂回ルート間違えたか??」
後の確認では違ってなかったので、恐らくなくなったのだろう。
暫く進んで右側にヤマザキがあったのでそこへピットイン。
コンビニのデイリーヤマザキではなかったので店内にトイレはなかったが、すぐ向かいに公衆トイレがあり、おにぎりもあったので助かった。

さあ、あとは目的地の高みまでただ走るのみだ。
東秩父の中心部を越えて定峰方面へ左折する落合橋のところに早くも案内板が登場した。
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いよいよ見られるという期待とこりゃ混むでしょという不安が同時に高まる。
ここを一緒に左折した車のほとんどが同じ場所を目指す家族連れのように見えたが、すぐ先で右へ折れるのは私くらいのようだ。
その交差点を曲がるとこんな案内板があった。
DSCF0838.jpg
この先からすぐに曲がりくねった峠道になる筈と予想したが、実際には集落が多い生活道路という雰囲気だった。
ワインディング状には進むのだが、上ったと思ったら下りがあったりで勾配もかなり緩めだ。
そんな感じで少しづつ上昇するが、民家や畑などが点在していてなかなか林道のような景色にはならない。
そこそこ登ったと思ったら道端に野良猫が現れたり。
それにしても路面は広くてとても舗装状態がいい。
時々林間を通ってもガレは端に寄っていてとても走り易い道だ。
標高が300mに近づくと景色を見渡せる場所がちょくちょく出てくる。
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ちょっと麓を見下ろしただけでも相当気分は良いものだが、この道からの景色はたびたび目を楽しませながらどんどんエスカレートする。
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気持ちよくうねりながら登ってきた道路を見下ろせるここに並んだ木は桜なので咲いたら素晴らしいことだろう。
このあといよいよ周囲の山々を超える標高に達して、東側の関東平野の眺望が現れはじめるので見えるたびに止まって撮影するが。
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これくらいでも十分声が出てしまうくらいの絶景だが段階を経て上りながらどんどんその景観は広がっていき・・

最後にはこんな180度のパノラマ写真でないと収まらないくらいの絶景になった。
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(ブログのテンプレ上の幅に合わせると迫力が伝わらないがTV画面で再生するとかなりリアルだった)
グリーンライン上でも顔振峠と苅場坂峠から東側の景色は見えたが、ここの眺望はそれ以上だと思う。
事前にtwitterで勾配が緩やかという情報だけで選んだ道だが、これはとんだ掘り出し物のコースである。
何度もカメラを取り出して止まったが、10%を超える斜面はごくたまにしかなく、ほとんどが7%程度でゆったり楽しみながら登れる素晴しい峠道なのに、これだけ時間をかけて登った間に抜かしていった車は1台、ローディーが1人だけだった。
因みにあとの調べで、今回登ったこの道こそが林道二本木線なのだそうだ。
この絶景から間もなく、二本木峠へ続く道に出たので峠とは反対方向へ左折し、放牧地などを見ながら彩の国ふれあい牧場方面へ滑降。
楽し過ぎたクライミングに時間を掛け過ぎたので牧場はスルーしたが、そのすぐ先から左側に景観が開けた。
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ここにはベンチが並んでたり、反対側には出店もあったりするので、クライミングの折り返し地点には良さそうな場所だったが、
この景色よりさっきのパノラマの方が凄かったと思い、写真一枚だけ写してすぐ離れた。
その先の前回左へ下った県道361号との分岐を過ぎたところで、正面から右手に向かって車の行列が出来てるのが見えてきた。

やっぱりおいでなすったな。

目指す右の下り車線にびっしり並んだ車は、時折1台分づつくらいの微動を繰り返して渋滞していて、路肩にはスペースが全くなかったので、慎重に対向車線を下って対向車が来たら車間にを繰り返して下っていく。

お~遂に見えた!
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花は勿論圧巻だが車も人も凄いわこりゃ!

車の出入り口めがけて突入しようとしたらおじさんに止められた。
「自転車は下だよ!」
その下へ降りる道沿いこそがいわゆる天空に向かってポピーが広がって行く底の部分なので、ガードレールにバイクを寄せて記念撮影を。
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TCRの赤いラインがポピーによく馴染む。

その並びにこの看板も立っている。
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既に先行のロディー男性2人が同じように撮影していたが、恐らく彼らはここから撮るだけで満足して行ってしまうだろう。
かたや私はというと、今日はこれを見るためだけに5時間半かけてここまで走ってきたようなものだから、何枚か撮って終りじゃ済まされない。
更に下って屋根付きのバイク置き場(オートバイも兼用)のバイクラックに結束して再度仕切り直しだ。
下側の入口のテントで任意で¥200円を徴取していた。
これだけのスケールの景観を管理して花の世話などしてくれているスタッフがいるのなら微力ながら一助になって欲しいと進んで納金!
で、これがその証拠の領収書(実寸は単行本サイズ)
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それでは遠慮なく中へ入って写真を撮りまくろーー!!

こんな壮大かつ繊細な被写体を前に、カメラに一過言ある人ならきっと色んな撮影法を駆使して収めるのだろう。
モードの切り替えとちょこっとピントの固定程度しかできないので、あとは数打ちゃ当たる作戦しかない。
と、このあと更に60枚ほど撮影したワケですが、中からそれなりに良さげなものをいくつかピックアップ!

・・ってなとこで長くなりそうなので一旦仕切り直しを!

♪極楽の続きは【後編】へ~!*(´∀`)ノノ*
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