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2015絶景締めくくり<大垂水峠~和田峠&・・・>

2015年 12月20日 01:37 (日)

公私とも悩ましいことだらけのウィークデイだった。
それでも思いのほか早いペースで週末がやって来て、気が付けば最近には珍しくやるべきことはあるものの、とりあえず白紙の土日を迎えようとしていた。
暖冬と言われながらも平年並みに気温も下がった晴天が続き、山の空気が澄んでいるだろうことが容易に想像できたので、とにもかくにも行けるうちに行ってしまおうとだけ決めて遅い就寝となった。

朝8時前に目覚め朝食のあと諸準備を終えて漕ぎ出したのがちょうど9時頃。
この時間から出掛けても余裕で帰れる山で気になる所と言えば、つい先日ようやく開通した情報に続き早々詳細な走行記をbaohさんがUPして下さった和田峠の藤野側と行き先は定まっていたが、そこへ至るルートはしっかり考えてなかった。
高尾方面へこんなバリバリ生活時間帯に移動するなんてこれまでほとんどなかったので、どうすべきか一旦は悩みかけながら簡単な結論へと至った。

車との干渉を避ける川沿いを進むべし!
鶴見川上流はプレトレなら当然の選択だがロードではこれまで避けてきた。
その理由は大小の路地との交差点が沢山あり、その度に直進不能な車止めがあるからだ。
それでも大型車やバスも混じる路肩が狭い街道を信号待ちしながら進むことを思えば、こちらの方がずっと気が楽。
そして上るにつれいい雰囲気になる鶴見川の流れを横目で見られて癒される。

気温は10度に満たないが、前回までと同じ装備でウィンブレを着ていればむしろ汗ばむくらいになってきた。
懸念のレッグカバーの左足だけが、前回タグを切り落としたにもかかわらずずり落ちるのは、洗濯でゴムが伸びてきたのか⁈
今日も一日中これと格闘となるならもう使えんなと思ったが、数回直したら落ち着いた。

図師で芝溝街道に少しだけ合流し、図師大橋より鶴見川源流へと続く道へ。
源流の少し手前から南多摩斎場へ抜ける細道は、これまで帰路でしか通っていない。
山間部へワープしたかのような異空間の登り味は、予想以上に勾配がキツいながらもその景観に和みまくる。
斎場を過ぎて車道から尾根緑道を潜る手前に、登れるスロープを発見したので再び車社会と隔離された緑道へ。
前回ここを通ったのは娘と一緒に高尾山を目指した時だ。
小さい身体で町田の最高部の尾根を頑張って走り通し姿を思い出しながら落葉だらけの緑道を行く。
DSCF9943.jpg

この道のお陰で八王子市内までのルートの半分以上を自動車との干渉なく通過することが出来た。
みなみ野を抜けて北野街道を越えるところまでは理想に近い自走ルートと言えそうだ。
高尾駅近辺の抜け方だけ少し失敗があったので、ここだけが今後の課題になりそうだ。
出発より2時間足らずで高尾山口を通過。
ここから先の国道20号が自転車では未知のゾーンとなる。
圏央道を潜ると車の数も減ってきた。
斜度はずっと5%程度の緩めのままウネウネと進み、いつになれば峠らしくなるのかと思いながらも、
一向に目の前の斜面に登りかかる様子がない。
そうは思いながらも尾根が少しづづ近づいてはきているので、きっと最後に一気にあれを越えれば頂上なのだろう。
なんて予想は外れ、突然緩い下りが始まったと思ったら切通しになり、頭上に神奈川県の標識が
あれっ!着いちゃった。
DSCF9950.jpg
噂に聞くラーメン屋の横にこの石碑。
そしてそれより先に真っ白な富士が目に飛び込んできた。
「うぉ~やっぱり今日は思いっきり見えてるぅ!」
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拡大するとこんなにいい感じだが、それでもこれはまだ序章に過ぎなかった。

高尾側と違いワインディング続きの相模湖側を下ハンで滑降。
集落が現れてもうすぐ市街地かというところで、右側に史跡っぽい旧家が見えた。
DSCF9953.jpg
甲州街道小原宿の御高札場で、当時の面影を残すこの建物よりも、近年見易く書き直されたと思われるこれが史跡ということになるようだ。
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奉行名で書かれているが、早い話旅客、運送の料金表のように思われる。

片やその真向かいのお店が違う意味で大いに気になった。
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もちろんサイクルという文字が目に付いたのもあるが、実は年末が迫り何かと物入りで、今日は極力出費を抑えたいと思っていたところだったので、ちょっと見逃せない庶民の味方としか言いようのない値段の並ぶ看板が一度は通り過ぎた足を止めたのだ。
DSCF9956.jpgDSCF9957.jpg
この観光地とは思えない価格設定!もうすぐ昼だしこの先街道沿いにはコンビニ以外にこんな店は現れないだろう。
更にとどめはサイクル&ウォーキングと銘打つだけあってバイクラックがあったこと。

さて店内はどんなだろ・・・
DSCF9958.jpg
もうひとつのサイクリストへの罠としてウインドの所にFELTのロードが1台飾ってある意外には自転車的な要素は皆無。
奥の壁面には古びた電子ピアノも置き台と化し、そこそこ年季もののDYATONEのスピーカーなどコンポを中心に雑然といろんなものが置かれている。
机は大きい手作りっぽいのやら不揃いで、椅子はベンチだったり様々だが、背もたれ付が奥のひとつだけだったのでそこへ座る。
水を運んできた奥さんがコンポにCDをセットした。
流れてきたのはジョージベンソン♪
いろいろと混沌とした店には違いないが、このまた微妙な路線のBGMで更にぼかされて居心地は悪くなかったり。

さて何を頼もう?

そば、うどんにラーメン、カレー、高菜チャーハンといった単品はもちろん、看板通りで定食も全て税込500円!
こうなると値段が理由にならないだけにかなり迷うところだが、今回はこれから本格的な山登りがあることを考慮し豚の生姜焼き定食をチョイス!
DSCF9960.jpg
予想に反してしっかりした肉厚のロースで、手づくりっぽいお新香などまさに家庭の食卓って感じなのがこの値段は嬉しい。
この場所で補給となるようなことが次あるか定かではないが、ほかのメニューも内容が気になるところだ。

お腹も満たされ、「お気をつけて」の声に送られながら再び発進。
相模湖自体は今回特段用もないので、途中の橋から1枚だけ撮影。
DSCF9962.jpg
更に少し進んだ藤野総合事務所前の交差点を鋭角に右折すれば、いよいよ長らく通行止めだった和田峠の裏ルートへ続く。

この先も含め、ルートの詳細についてはbaohさんのブログに懇切丁寧な写真入りで紹介されていますので、これから行こうという方は是非ご参考に。
中央線の踏切を越えるとすぐ交互通行のトンネルが現れ、抜けると少し下りながら集落の点在する山村の景色となる。
途中の分岐で右に陣馬山登山道の案内があり、一瞬こっちかなと迷いますが直進が正解。
注意すべき分岐の所はこのように
DSCF9964.jpg
判り易い案内板のある突当りだった。

これを右に進むと、まだまだ集落も時々現れる中だんだん道幅が細くなると、徐々に10%を超えてそうな勾配も出てくる。
最後の集落を過ぎていよいよ林間コースの始まりと思しきところで勾配も上がった所でゲートが現れたので積極的に足を止める。
DSCF9965.jpg
写真の映りが良くないが、ゲートの下にある立て看板に12月23日にトレイルランニングの大会があると書いてあった。
その日に和田峠へ行こうという方はどうかご注意を!(って全然間に合ってないし・・)

ここから暫く直線の上り勾配が続くのだがこれがけっこうキツく、30Tに落としてもキツいってことは10%は超えてるだろうと思ったら、最後に12%の標識が出てきた。
その後も活かさず殺さずくらいに時々キツくて時々緩む感じで、カーブからカーブの振り幅が不規則に大きい先の予測が難しい上りが暫く続く。
峠まで5kmの標識の少し先から距離表示にして、あと何キロくらいか見てきて、残り1km程度なのでそろそろbaohさんの記事にある見晴らしの良い場所がある筈と思ってからかなり進んでから、直線の上りが続く先に何人かのひとが居る所が見えた。
ところがそこへ行くまでの勾配もかなり厳しく、どうにかようやく辿り着いて振り向くとそれまでの全てが許される絶景が待っていた。
IMG_4210.jpg
足元に今苦労して上ってきた道程を見下ろせて、その先に幾重にも折り重なる稜線の数々と、その奥中央に美しい富士。
まさにこのために今日は走ってきたのだと言える1枚だ。

しばらくベンチに腰掛けて見とれていると、同じように辛そうに上ってこの景色を手に入れ感嘆するロードの人がひとり。
かなりのシンパシーを感じて、どちらからすかと尋ねるとなんとご近所の宮前区からとのこと。
ここまではどこからかは知らぬが甲州街道を来たということなので、少なくとも大垂水からは同じ経路だったということになる。
近所のロード仲間を増やしたい気持ちもあるので、一瞬一緒に帰るような展開も頭をよぎったが、この先に恐らく同じではないだろうひとつのプランを終えないと帰るわけにはいかないので、それ以上話すのはやめて「お先に失礼します」と頂上を目指した。

そして半年ぶりのここへ到着!
DSCF9975.jpg

ここまでで終われば数日前のbaohさんをただフォローした形になるが、今回は更に同じプレトレ仲間のふらっくさんをフォローする内容を追加した。
TCRをこの峠の茶屋のバイクラックに結束して・・・
15IMG_2043.jpg
(撮りそこねたのでネット上から画像を拝借)
この写真左側の階段を登る。

てっぺんまで約20分とのことなので、この前の顔振峠と大差ないし大丈夫だろう。
ここを行くアイディアが浮かんだ時にスニーカーをリュックに入れてこようと思ったのに忘れてしまいSPDシューズのまま進む。
足首がカッチリしてて急角度の階段では足首が曲がりきらないのがちょっと辛い。
途中階段の無くなるところは落ち葉だらけで滑りそうだ。
もう一度階段が現れてまだまだ登るので顔振峠よりも確実に長い道程だが、その階段が終わると写真で見ていたあの景色が迫ってきた。
ずっと念願だった陣馬山を遂に登頂!
DSCF9982.jpg
この丘のてっぺんに白い木馬がいる光景が見たかった。
正面から見ると・・
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周りに茶屋やトイレやベンチも沢山あるが、ごろ寝できる芝生もあって女性と年配者が目立つ登山客がたくさん休んでいる。
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そして何より素晴らしいのが、この360度遮るものなく見渡せるこのパノラマだ。
まず同じ東京の象徴であるあれはどこだろう。
それではアナx20+デジx20=40倍で・・・
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ちょっと霞んでいるが、高層ビル群の先にスカイツリーが確かに。

ちょっと北側へ目を向けると・・・
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筑波山らしいのもうっすら見える。

海の方を見ると・・・
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おおっ!海ほたるとアクアラインもしっかり見えてる。

もちろん景色の主役中の主役はこれ!
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そこへ至る景色も完全に峰々の稜線しかないこの場所から見る富士こそ今日イチ、否、今年一番!
そしてこんな最高の霊峰と東京湾から関東平野全体を見渡せるこのパノラマこそ、東京一の景観と言っても過言ではないと確信!

こんな景色を見ながらコーヒーでも飲んだらさぞかし旨いだろうと思ったけど、Keyコーヒー400円はちょっとな・・
ということでひとしきり写真を撮ったあとは、ウィンブレを着用して下山。
峠の茶屋へ戻ると、こちらはコーヒーがなんと150円ではないか。
日陰を下って冷え切っていたので、この際インスタントでもOKということで注文してみると・・・
DSCF9992.jpg
安心して下さい!ちゃんとドリップしてますよ!!
紙で・・・


いくらなんでも乗っけたまま出さなくてもと思うが、お盆もあるし出処を証明する袋まで添えるとはむしろ天晴れ!

お陰さまで少しだけ体内を温めてから表和田を下る。
前回6月でもウィンブレ着用で震える位寒かっただけに、この日陰ばかりの林間コースの寒さは半端なかった。
そのまま夕やけ小やけも通り越してどんどん行くうち道が平坦になると同時に気温も程よくなってきた。

八王子霊園~武蔵野陵を経て高尾方面へ。
帰路は浅川沿いから多摩川へ抜ける川ルートか、それとも往路と同じアップダウンの多い山ルートか悩むところ。
前者はのんびり体力を温存して帰れるが、この日は風が強めだったので、吹き晒されて寧ろ辛いかもしれないと思い、出した結論は山ルート。
みなみ野を復路で通過するのは初めてで、佐川急便のある坂が長くで難所だろうと思われたが、ほどほどの斜度が一定していたのでそれほどでもなかった。
結果的に尾根緑道から町田の里山、鶴見川を経て近所もいちばん里山感の強い所を通ったので、終始ライトな山気分を味わえる爽快な自走ルートだった。

というわけで日没前の16時半過ぎに無事帰宅!

走行距離:108.7km
平均時速:20.5km/h
獲得標高:1438m

本日のルートはこんな感じ


まだまだ余力も残る100km程度の走行で複数の峠を経てこんな最高な景色が見られるなんて実に素晴らしい。
これで今年の走行を締めくくるにふさわしい充実した一日だった。
自走ルートも含めてコンパクトに楽しめるコース設定がいくつも出来そうな和田峠は、来年からもヤビツに次ぐ定番となりそうだ。
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No title

2015年12月24日 23:04

素晴らしいッス!!
絶景ですねぇーッ!
この風景が見たかったのですが私の時は靄の中でしたから(笑
お手軽100km圏内のいい景色の所は、海の江ノ島界隈か山の陣馬山じゃないですかねぇ~

和田峠頂上が殺風景ですから+20分でこれほどの絶景が見れるならオススメのコースですよ

Re: No title

2015年12月31日 19:06

うわ~~!
ふらっくさん、返信が大変遅れて申し訳ありませ~~~ん!!
なんとか年内に気が付いた。(;゜○゜)

陣馬峠のてっぺんから筑波山が見えたとき、
なるほど~ここでふらっくさんはあの山まで自走することを決意したんだな!?
と思いましたが、そういえば登られたときは霧の中だったんですね。

それにしてもこれまで自転車で行った絶景スポットの中でも最高の景色だったので、
今度は是非みんなで一緒に登りに行きたいです。

来年もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m