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24勤1休のリベンジライド〈奥武蔵GL〜正丸峠〉

2015年 10月28日 23:10 (水)

毎週のように200kmだ標高1000mだと乗りまくりだったあの夏が嘘のような日々だった。
ずっと内勤だったのに会社の人員問題で突然現場の第一線に出ることになり、それがしかも工程の大幅なずれ込みのしわ寄せで超突貫で終わらせねばならない現場だったのだ。
乗り込んで早々にペースアップのため夜勤の併用を迫られ、酷い日には昼間フルに立合ってそのまま夜組へ引継ぎ、軌道に乗せるまでと頑張るうちに終電時刻を過ぎて朝まで。そして次の昼への引継ぎで午前中いっぱいという36時間勤務まで。
そんな昼夜や日付感覚が解らなくなるような日々を経ても予定の工期に間に合わず責め立てられる日々が延々と続き、とうとう検査の前日まで継続し、その日の夜8時までの残業でようやくかっこがついて、工事自体はまだ継続する内容はあるが、作業が出来ないたった1日だけは休めるようになった。
実にこの間3週間超。連続24勤だなんてこれが金なら相当な純度だ。(^_^;)

そんな貴重な1日の天気予報は前日前半までは雨マークが消えず、早く上げてもう1日前に休みたかった思いは届かなかったが、嬉しいことに雨マークの時間がどんどん前倒しとなり、最後には朝6時頃の弱雨ひとつ残して晴れマークへと変っていた。
一旦帰社して休みの準備を終えて11時過ぎに帰宅し、それから2時間ちょっとでようやく就寝。
いつもなら多少無理しても早朝に起きて出発だが、今回は連日の疲れを残す訳にはいかないので目覚ましはなし。
それでも最初に目が開いて時計を見たのは6時過ぎ。これじゃ仕事の日と変わらんと目を閉じて、再び気が付いたのが7時少し前のこと。二度寝したんだから良かろうと登校準備の娘と一緒に食事をしてそそくさと支度を。
バイクは2週ほど前にメンテしていたので、空気圧のみ調整して7時半過ぎに出発!

疲れきって出発できるのは9時頃かとの予想もしていたので、今回はリハビリライドとして軽く100km程度くらいかと想定していたが、この時間なら150kmくらいまで伸ばしても良かろう。
先ずは近所の〒坂で身体の調子を見る。
ダメな日はこの緩い坂でも多少辛くなるのだが今日はそれがない。
っていうよりむしろ登ってて楽しくてしょうがない感じ。所謂溜まってたってヤツでしょう。
読売ランド裏も同様に楽しく登りきって、ご近所ビュースポットランド坂上で1枚。
IMG_4050.jpg
これから行く先の西の方は視界が途切れてるが、何しろ雲ひとつないこの青空。
足もまずまずのようなので、よっしゃ行くぞー!と山岳コース入りの決意も固まり、G坂を一気にダウンヒル。
是政橋へ向かい府中街道を北上。
時間は8時半頃なので、通勤通学の人や車も多く、かなり神経を使いながら抜けていくが、それ以上に走れる喜びが勝り、交差点で止まるたびに「気持ちイイ〜」を連発していた。
青梅街道まで出るつもりだったが、道幅がだんだん狭まり、車も混んでいたので玉川上水の側道を左折。
これを横切る大通りの工事中を目印に柵を乗り越えて渡り、あとは真っ直ぐ行けば武蔵大和駅。
そのまま北上予定だったが天気の良さから多摩湖半に出ることにした。
前を走るボディガードでもやりそうな体格の人のバイクがTCRだったが、どうやらシートポストが扁平してるから上級グレードのようだ。
シッティングでぐいぐい登る背後に張り付いて暫くいくが、先にこちらのパワーが落ちた。
車止めを越えて堤防の上へ。
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空と水が同じ色。細長いドームの屋根の白がいいアクセント。
写真だけとれば用はないのですぐさま走り出し、キューシートで最初のCPにしていた下山口あたりのコンビニはスルーして、狭山湖寄りに進んでから299号のバイパスへ。
第2のCPは山岳地帯前ラストコンビニになるので、この辺で最初の休憩をと街道で最初に現れたミニストップへ。
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イートインコンビニの元祖なので当たり前だが、スペースがあったので第2の朝食とコーヒーブレイクを。
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国道299号バイパスは先月の秩父の帰りに通って様子は判っている。
ずっと片側2車線ではあるが通行に余裕がある所とそうでもない所もあり、いずれにせよ交通量や大型車の頻度など考えると安心して走れる道とは言い難い。
なので今回は小谷田の交差点から国道407号の方へ抜けてみることにした。
しかし安易に迂回路として曲がった先が本来なら何より避けるべきな16号線だったようで、信号待ちで大型車の横をすり抜けちゃあ走り出して抜かれての繰り返し。
ようやく407号への分岐に来たと思いきや大型軍団もこぞってそちらへ流れ、抜きつ抜かれつはそのまま継続。
入間川から先でノロノロとなった隙に抜き去って、遂に国道から離脱し、少しは長閑な雰囲気の県道262号で高麗川へ抜けた。
八高線沿いの県道30号へ右折すると、前回夕方逆方向がそうであったようにかなりの交通量で、大きめなトラックも目立って狭い路肩ですり抜けは困難。
この道を含めて裏道多用のルートを開発せねば、早朝以外のこの辺へのアクセスは良くならないだろう。

第1CPから約1時間ほどで第2CPであるラスコンのサンクスに到着。
ここでするべきはランチのスポットを確定させること。
顔振峠の絶景イタリアン、ヴェラビスタで休みたかったが果たして営業しているのか⁈
ネットで調べると木曜定休とのこと。今日は水曜だからこれはラッキー!
ならばあと1時間少々でしっかり食事が出来そうなので、ここでは軽い補給で良かろうとジェル系ひとつ流し込み、あとはボトルに水を足すだけにして早々に再出発。

少し進んで30号から離脱する交差点を左折。
もうこの先は幹線ではないので、車との干渉を気にする必要もない。
花畑や山々が目前に迫り、ようやく完全にサイクリングだけを楽しめる環境になったと喜びに浸ったところで異変に気付く。
見た目には5%もなさそうな緩い登りが始まったとたんに、踏み込む力が入らずアウターで回せなくなり、呆気なくインナーの最後の1〜2枚に届きそうなところまで落とす羽目に…
そんな馬鹿な!
普通アウターで20km/hキープ出来て当然くらいの勾配なのに・・
子の権現で膝を壊した後でさえ、この程度の坂ならシッティングで普通に回せたというのに、今日はそのシッティングに全くパワーがかからない。
出だしの好調さにかまけてここまで2時間半飛ばし過ぎたのだろうか。
こんな状態は初めてだが、これが約1ヶ月のブランクによる衰えなのかもしれない。
24日間の激務疲れがここに表れてたとするなら一過性のものと言えるのだが。
ともかくもうすぐ辿り着く今日最初のビュースポットでしっかり足を休めるとしよう。
DSCF9612.jpg
そしてどうにか鎌北湖に到着!

観光地らしい施設がほとんどない小さな湖だが、その分人里から近い割に高原の湖のような山深い静けさを感じられるいい雰囲気。
ほんのり紅葉しかけているが、本格的なシーズンや桜の時期も是非見てみたいものだ。
そしてここは小学校の遠足で一度は訪れている。
といっても目的地ではなくコース上にあって通りかかっただけのような記憶なので、恐らく吾野あたりから顔振峠に登った下山コースだったのではなかろうか。

小4から埼玉に引っ越してから遠足で最初に行ったのが巾着田なのは恐らく確実。
その他に遠足で訪れた記憶が残るのは上の2箇所のほかに、名栗川、子の権現に伊豆ヶ岳といったところ。
これら景色の記憶はほとんどなくとも40年ほど前に訪れた記憶のある数々の名前をこのTCRで訪れたい。
奥武蔵が自走可能なエリアと判った時から、この思いが募っていった。
なのでそんな奥武蔵の山々を結ぶ奥武蔵グリーンラインを知って以来ここからのアプローチが楽しみでならなかった。
その実現を自ら帳消しにしたおサイフ騒動についてはもう記憶から消したいが、その後のチャンスで台風の余波やらでこの林道が寸断されコース変更したのことも大きな心残りだった。
今回のコースはそのとき通れなかった奥武蔵GLの前半部分を体験するのが主目的。

いろんなアングルから写真を撮ったりしながら、この土手の石に座って暫く休んでいよいよGLへのクライムを決意。
ルートラボで確認した通り湖畔が終わった先の四つ角を県民の森方面へ左折。
するといきなりかなりの斜度になったので失速せぬようダンシングで速度を保つ。
継続不能になったのでシッティングに切り替えるが、やはり普段のようにはパワーがかけられない。
ダンシングの方がむしろ異常ない感じなのがまったくもって不思議だ。
ということで早くも30Tで時速5km/h近くまで速度も落ちてしまい、それすらきつくなるともう蛇行するしかないという状態。
こんなことで想定した全コースを走りきれるのだろうか。
稜線に沿って大きく右カーブした先に次なるビューポイントがある筈。そこまでなんとか頑張ろう!
斜度が少し緩んだところで早くも左側の眼下に山々が見下ろせる。
まだ大して登っていない筈なのにこんな景観だなんて・・
足の疲れを忘れて嬉しさがこみ上げてくる。
そうこうするうちに右斜面にこれが現れた。
DSCF9614.jpg
北向地蔵だ。

そして次なるビューポイントを目指し更に上る。
まだまだ当然上り基調と思っていたところ、少し先から下りが始まる。
多少のアップダウンは予想していたが、麓まで降りるのではという勢いになり、道を間違えたかと不安になる。
ルートラボを作動させても上手く認識しないので、諦めて何か標識があるまでそのまま進むことに。
暫くしてようやく上りに転じたので、下った分を返して欲しい気持ちになりながらゆるゆると。
googlemap上には現れないので、勝手に北向地蔵のそばと決めつけていたが、実際はけっこうな距離を進んでようやくこの今回1番楽しみだったビューポイントが現れた。
DSCF9617.jpg
やっぱり圧巻!天文岩
実物は予想を遥かに超える迫力でした。
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誰もいないので、いろんなアングルから撮りまくり。
間の洞窟の中も写そうとしたが上手くいかない。
近づくとハチの羽音がブンブンと唸りを上げる。
緑の山間に忽然と存在する巨岩の放つパワーに圧倒され、離れ難い気持ちを引き摺りながら先へと進む。

次のビューポイントは最初のてっぺんとなる筈なので、さっき過度に下った分の取り戻しも含め、まだまだ沢山登る必要がありそうだ。
風林バリの折返しやアワビ状の巻貝を登りきると、その先には喫茶店が現れ人里の様相となった。
そして眼下の景色がいよいよ高山然としてきたと思っていたら、写真で見た茶屋のある場所に着いた。
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今回の第1到達点顔振峠に到着!
写真の建物の上に展望台があるとの情報だったので早速登ってみる。
イメージでは階段があってちょこっと登れば絶景が見られる筈だったが、実際にはどごまでいけば終わるのか判らない森の斜面があるだけだった。
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子の権現の見晴台への道で足の痛みを更に悪化させた記憶も新しいのに、懲りずにこんな根っこんなだらけの斜面を延々と登り、ようやくてっぺんらしい小さな原っぱに着いた。
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ここに雨乞い塚という名がついているらしい。
ここから望めるのは北東の景観。
これというランドマークは見えないが、奥武蔵からしか望めない関東平野の景色なので貴重だろう。

再び根っこの斜面を下って、茶屋の自販機でボトルの水を買いながら南側の景観を楽しむ。
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それにしてもこの稜線の織り成す景観たるや・・・!

さっき登った雨乞い塚の標高が574mということで、ここは僅か500mとのこと。
それでいてこの高山然とした景色なのは一体どういうことなのか。
奥多摩で言うなら同じような景観はきっとガスって見ることができなかった標高1000m超の風張林道くらいでしか味わえないことだろう。
これはつまりここから眼下に望む天覧山に代表されるような名栗方面の標高の低い山々が綺麗な序列で並び、その向こうにここと同等以上の標高をほこる奥多摩の山々の稜線が重なってこそ作られるものだのだ。
まさに
「平安時代、源義経が京落ちで奥州へ逃れる際、あまりの絶景に何度も振り返ったため、また、その際のお供の武蔵坊弁慶があまりの急坂に顔を振りながら登った」
という顔振峠の名の由来が真実味に溢れる景観である。
今回で奥武蔵GLを走破したということで言わせてもらえば、コース上最高の景観と断言してもよいだろう。
この界隈でこれに匹敵するのは、コースから少し逸れた堂平山天文台の360°パノラマでの合わせ技をもってどうにかと言ってもいいくらいだ。

不調ながらも頑張って登って獲得した目のご褒美には満足だが、ここに着く前からかなりの空腹感だった。
さあ、いよいよこんな景色をオカズに美味しい食事を楽しめるスポットへ行こう!
少し下っていくと、峠の少し手前からいくつも案内看板があったが、ついにその最後らしい看板があった後に入口らしきが現れた。
えええっつ!!??
本日休業??!!

定休日は明日じゃないの?
こんな天気がいいのにどうして・・・

にわかに信じられず電話で確認すると、留守電でもなくつながらない状態。
GL上でまともな食事ができそうなのはこの界隈しかないので、ここが駄目なら後戻りするしか方法はない。
ということで少し戻って通り過ぎるときにちょっと気になっていたここへ。
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日当たり抜群な場所にある手打ちそばの富士見茶屋。

さてどこに駐輪しようかと見渡して一旦庭の外側の手摺に結束してから、すぐ横にこんなラックがあるのを発見!
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ママチャリ用だが、こうして後輪で結束しておけば大丈夫!

かなりお年寄りの人達によるお店のようなので、外のテーブルに陣取ってから自ら中へ入っていき、
メニューは手打ち蕎麦の他には腹の足しになりそうなのはおでんくらいだったので、その両方を注文。
お茶を入れてくださいと言われ、ポットのお湯と小さなやかんのような急須でセルフでいただいたが、茶屋というだけあってかなり美味しいお茶だった。
先に運ばれてきたおでんは、実際には味噌のかかったコンニャクに串が刺さったのが3切れなので、普通なら味噌田楽と言うべきところ。
それからかなり遅れて、忘れられたかと心配し出した頃にようやくお待ちかねの手打ちそばが到着!
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やや太めに切られた素朴な感じの蕎麦の食感と香りが最高だ。
そしてこの景色と共に遮るものも屋根もないこんな場所でいただけるなんて幸せ過ぎる~♪
濃厚でありながら優しい風味の蕎麦湯まで存分に味わいながら暫しここで心底寛ぎのひとときを過ごした。

13時半近くに午後の部スタート。
9月上旬の秩父ライドの時寸断された為に走れなかった残り幾つかの峠を通過するのが最初のミッション。
小刻みなアップダウンを繰り返しながら案内表示があるたびに確認のため停止。
峠自体の標識と方向表示を間違えて余分な停止も含みながら見つけた3つの峠をひと並べで。
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ダウンから跳ね返しのアップでのスピードを活かしたダンシングではいつもとパワーの違いを感じないが、ダンシング継続不能になってシッティングに切り替えると、全く粘ることができずに瞬時にインナーローまでシフトダウンを余儀なくされるのは午前中と大差はなかったが、3つ目を越えたあたりから少しだけ調子が上がったような気がした。
恐らく即効性の高い蕎麦のパワーが発揮されてきたのだろう。

富士見茶屋から約1時間程で見覚えのあるこの峠に到着!
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狩場坂峠と書いてかばさかとうげと読むそうだ。

前回来た時は数名の先客とワゴン車販売のギターのおじさんがいて椅子と飲み物を用意していたが、今回は誰もいなく何もないただトイレがあるだけの砂利の駐車場。
それでも視界は良好だったので、前回は休養に専念してあまり十分でなかった景観を楽しむとしよう。
DSCF9659.jpg
GL上で随一の北東方向の景色がこれ。

そうだ、ついでにここからの堂平山天文台をズームで撮ってみよう。
DSCF9660.jpg
アナx20+デジx20でこんな感じ。

時間は14時半を過ぎたが、事実上ここが折返し地点なのでペースは完全に遅れている。
写真さえあればここでの用はないので、そそくさと峠前のロータリーから狩場坂峠をダウンヒル。
前回は膝の痛みにたえながら登ったこの道。
体調さえ万全ならけっこう楽しそうだったがとにかく長かった。
その長さを確認するように下っていく。
麓に近づくと川の音が心地よく、前回同様営業してない茶屋を過ぎ少し行くと右から下ってくる道と合流。
おっとっと、こいつを右だった!
さあ午後の部クライミングのメインイベント正丸峠だ。

かつて埼玉在住の頃は、先程の遠足の記憶にもあるように奥武蔵にはたびたび観光に来ていたが、この正丸峠より先、電車なら長い正丸トンネルを潜り抜けた先は秩父という完全に違う領域という認識。
そしてここに連なる伊豆ヶ岳が、小学校の遠足で登った中で確か1番の難関だったのではと記憶している。
そんな埼玉南部住民にとっては箱根にも匹敵するような関門の如き峠だが、実際には4km程度で斜度もきついところはない。
と言いたいところだが、いかんせん今日は本調子でないので、スリットの入った道をときに少々蛇行しながらノロノロと登る。
バイクはおろか車すら通らない日陰の峠に必要以上の長さを感じながら、15時5分頃ようやく見覚えのある場所に到着!
DSCF9661.jpg
奥村茶屋さんもお休み〜〜!

でもここに寄る予定ではなかったので問題なし。
それより問題なのは、今頃の時間にはあの場所にたどり着いていなければいけなかったということだ。
写真1枚ですぐさま道の悪い名栗側1km程度のダウンヒルで県道53号に出て左折。
ちょこっと上ってオマケの山伏峠を撮影なしでスルーして再びダウンヒル。
こちらの斜面の道路状態は本当に素晴らしい。
道幅、アスファルトの状態ともに申し分なく、ドリフトのタイヤ痕が沢山あるのも無理はない。
もうすっかり慣れた下ハンドルで気持ち良く滑走!

旧名栗村の軽い下り基調の平坦路を出来る限りの回転を維持しながら少しでも早くと気持ちが焦る。
名栗湖との分岐を過ぎ、更に見慣れた名栗路を駆け抜け、山王峠の分岐を通過すればあと少し。
結局15時50分を回って遂にCafe KiKiさんに到着!
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(丁度良い写真がなく飯能市観光協会のHPよりお借りした画像)

最初にmakolinさん主催で4月に訪れて以来、同店の第1回走行会で寄った以外には訪れていなかった。
今や奥武蔵地域のサイクリング環境整備事業の中心といえるようになり、連日訪れるサイクリストもいよいよ数が多過ぎて、マスターのブログで紹介しきれなくなるほどの人気店。
そんな中でもマスターと同年代同色のTCR-1に乗るのは私以外にまだ現れていないようなので、とにかく単独で訪れてゆっくり話をしてみたいと思い続けていました。
今回貴重な平日休暇でのライドなので、もしこれほどの距離を走る時間が取れなかったとしても、ここを目的地としたコースにするしかないと決めていました。
なので、ここからの帰り道はずっと暗い夜道になろうと、多少帰宅が遅くなろうともう構いません。
ここでゆっくりと足を休めてから帰ればいい。

名物の坂登り丼を未だ食べておらずだったが、そこまで空腹ではなかったので、毎回戴いている大好評のフレンチトーストとコーヒーを…
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う〜ん美味しい~~♪

疲れた身体に優しく沁み入るハンドドリップコーヒーの香りに心底癒され、これが食パンから出来ているとはにわかに信じ難いフワとろの絶品フレンチトーストに味覚のみならず心身共に満足感にひたる至福のひととき。

この日は考えてみれば山岳地帯を5時間ほど走っても、すれ違った自転車は2〜3台。
お店の方も私以外にはサイクリストの訪問はひとりだけだったらしい。
なのでもちろんカウンターに座ってゆっくりTCR談義も出来ました。
更にあとから来店された竹寺のうどん屋さん"ゆずの庄"の奥様とマスターとの会話にも加わり、子の権現話にも花が咲きました。
ちょっとショックだった話題は、前回激坂挑戦の時見かけた目を疑うほど綺麗な黄金色とスラリとした肢体で軽やかに崖を駆け上がったあの鹿が害獣駆除の対象になってらしいということ。
そんな鹿たちにもまた会いたいので、今度は手打ちうどん目的で是非ゆずの庄さんを訪ねたいと思いました。
IMG_4064.jpg
(Cafe KiKiの店内にこのパンフが置いてあります)

小一時間我が家のように寛いだ時間を過ごし、16時40分過ぎに本当の帰路につく。
帰りのルートはもはや通り慣れた山王峠から岩蔵街道。そして都道181で奥多摩街道に出るルート。
拝島橋手前から多摩川寄りに折れて、橋の先から多摩サイに出る。
LEDライトも光量がもっと高いものに替えないと夜間走行には十分ではないが、今のものでも25km/hくらいでなら走行可能だ。

暗闇の河原を関戸橋まで走って多摩センター通りから若葉台へ。
ここの下りでスピードを落とさずに前の車を追っていたら、突然左折のウィンカーが出て歩道の方へ曲がろうとした。
気付いた瞬間ブレーキングし掛けたがタイヤがロックする寸前!
減速しきれないまま脇に突っ込むしかなかったところを運良くドライバーが気付いてくれていたようで、車から軽い罵声のような声が聞こえはしたがどうにか無事だった。
帰宅目前の気が焦るとき、帰宅ラッシュの時間帯、まさか曲がるとは思えないこんな場所でこのタイミング。
油断に油断が重なるこんな場面でこそ事故が起こるのだろう。
まだまだ注意も足りず、過信が多い運転だと大いに反省し、すぐ先のコンビニでひと息ドリンク休憩をしてから新百合ケ丘方面へ向かい、19時35分頃ちょうど半日のライドから無事帰還!

走行距離:166.5km
平均速度:20.8km/h
獲得標高:2253m

そして本日のルートはこんな感じ


好不調はともかく貴重な一日を思いっきり風光明媚な山中を走り回ったことで、
翌日再び都会の地下現場に篭っても、脚に残るほのかな痛みと旅の思い出の反芻で、それまでの日々とは全く違ったリフレッシュされた気分で仕事に戻れました。
こんな楽しみがあれば、多少の苦境には屈せず楽しく健康的に生きていけそうに思えました。
サイクリングという素晴らしい趣味に感謝!!
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