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海抜から標高まで <真鶴~熱海~箱根>

2015年 09月22日 01:02 (火)

今年のシルバーウィークは盆休みと同じ5連休。
そして直前まで台風やら豪雨やら所用やらで続いた走れない週末から一転、連日爽やかな好天続きとなった。
先週の埼玉三昧に続いて何処へ?で浮かんだ場所は海寄りでまだ未開拓のあの辺。

前夜コースもCPも固まり備品の準備も整って、最後にスマホにルートラボを表示させてすぐ出せるようにと思ったのに、何故かマップが開けなくなってしまった。
半ば諦めかけながらUPした呟きに反応してくれた中に、明日何処へ行くのですか?
と前回ヤビツで知り合ったチキンさんから質問があったので応えたところ、ご一緒しますという思いがけない展開になったのが日付の変わる寸前のこと。
そんなこともあってかどうかは定かではないが、ここ最近の早朝出発のロングライド前に眠れない症候群はこの日も発症!
それもかなりの重症で、途中でまずいと思って目覚しを30分だけ遅らせたものの、結果1時間ちょっと位しか寝られなかった。

にも拘らずやはり目覚しより10分早く目覚めたため、出発したのは予定より15分遅れの4時45分。
もはや西へ向かう定番のルートは、最初のご近所アプローチを若干アレンジし、成瀬~東林間へ。
そういえば見慣れ過ぎた風景の中に、ひとつだけ今しか見られないものがある筈と思い浮かび、その学校の裏側をとおり抜けながら見回して、通り過ぎそうになってから右横の通りに面して横断幕があるのを発見!
DSCF9440.jpg
そう、そこはちょっと前に甲子園で優勝を果たした東海大相模高校。
にしても、これなら県大会準優勝と書いてあっても不思議はないくらい。
あまりにもシンプル過ぎて思わず見逃してしまいそうだった。

この先もこの前の箱根とほぼ同じで、相武台前~座間~海老名と来てあゆみ橋で厚木市街へ。
ここまでの時間も変わらず1時間ジャストだったので、第1CPへの到着時間も順送りと判断し、チキンさんに15分遅れのメッセージ。
そして小田厚平塚PAには予告通り6:45分に到着。
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相変わらず豊富な調理食品群の中から惣菜パンひとつと、銘柄を選べるコーヒーの中からブラジルをカップに注いでレジへ。
同行者と語らいながら補給とコーヒーブレイクで約30分が経過。
ここからはチキンさんに牽いてもらう。

なんか随分久し振りな気がするトレイン2両編成で金目川沿いを下る。
30km/hくらいで行こうと言ったのに、すぐに40km/h近く出てしまっている。この先ついていけるだろうか。
国道1号に出るといきなり大磯市街が渋滞中。
連休前半で既に海沿いはずっと大渋滞なのかと心配したが、市街を抜けたら緩和された。
小田原市街を抜けてすぐの711早川駅前店を第2CPにしていたので一旦停止。
DSCF9442.jpg
ここまでの平均速度が27km/h台になっている。
平塚PAまで26km/h台だったので、チキンさんの鬼引きの平均は28km/hを越えていたということだろう。

そしてここから海岸線を少しと山沿いのアップダウンコースが始まる。
国道135が海に張り出すと、物凄く荒れているのが見えて、防波堤の影に回ってもちょっとだけ飛沫がかかるのが判った。
そんなダイナミックな海とのコンタクトはその先の分岐ですぐにお別れ。
切れ間を狙うのに苦労しながら県道740へと折れ、すこし上った所で撮影のために停止。
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いい写真が撮れなかったが、大海原をバックに在来線が停車する根府川駅の景観は東海道線内でも屈指だろう。

真鶴に向かう3つの道はいずれも車では通っているので目新しくはないが、中でもこの県道740が一番起伏とカーブが多く、所々に集落もありながら、時々林に隠れたり相模湾を見下ろしたりなど飽きないルートだ。
自転車ではアップダウンに疲れるかと思いきや、実際には青葉区界隈の起伏と大差ない程度の小刻みなものがほとんどで、道路状態も良好で走り易く楽しいルートだった。

真鶴駅を越えてから135号に回り込んで、半島の方へ分岐。
真鶴半島は一度だけ見にいった記憶があるが、それ以外に何度もこの前を通り過ぎても、中途半端過ぎて素通りが常だった。
自転車で半島巡りというと、伊豆ならこの前チキンさんが1周300kmを一日で走っていたが、とても真似できそうもないし、三浦半島でさえほぼ1日掛りのコースとなるが、ここはついでに寄るのに丁度良さそうで、実はかなり楽しみにしていた。
当然岬の先端が目的地だが、途中にもなかなかいい景色の場所があった。
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以前に海鮮を食しに寄った覚えのあるうに清の前にあった公共の無料駐車場にはトイレもあって、チキンさんはこの手摺の外の段にテントを置いてキャンプしたこともあるとのこと。
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こんな景色を見ながら車のすぐ側で磯釣りも楽しめてしまうとはなんと贅沢な場所だろう。
ここから見える相模湾越しの神奈川の景色は、なかなか他にないアングルなのに驚いた。
ちょうど写真中央の形のいい山を拡大してみよう。
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これが大山だったのには少し驚いた。
まるで三保の松原辺りから臨む富士山と同じような構図である。

ここから原生林のような江戸時代に植林されたという森の中を抜けると岬の先端に到着。
貝類博物館のある建物の向こうの広場に出ると、熱海~伊豆方面が青々と輝いていた。
DSCF9468.jpg
岬の突端の方はこんな感じの景観。
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向こうに岩場の密集したところが三石といって有名らしい。
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ズームするとこんな感じ。
干潮時には陸続きになって歩いていけるのだそうだ。

主な景色としてはこれくらいだが、松ノ木に覆われたスペースには芝生もあり、目的地としてのんびり過ごすのも良さそうなところだ。
出来ればこんな風にゴロンと横になってしまいたかった。
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先も長いのでここをあとにして国道135号に戻ります。
根府川から真鶴まではなかなかの距離でしたが、真鶴から少し進むとすぐ湯河原の街が現れます。
ここも思い出のある土地だが素通り。と言いたいところだが、一枚だけ写真が欲しかった。
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熱海ビーチラインとの分岐の所。
ここから我が自走史上5県目となる静岡県へ突入なのです。
東京、埼玉、山梨に続く訳ですが、そういう意味では千葉とかすぐに行けそうな県はありそう。
そしてここの分岐も自転車泣かせだったが、135号の方へどうにか横断して伊豆山というプチ峠を越えると、温泉街の様相になって、あっさり熱海に到着!
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チキンさんがDV像と呼んでいたが、そう考えるとこの像の前で家族連れが楽しそうに記念撮影しているのが変な感じだ。

普通ならこれで熱海の象徴ってことになるが、個人的に熱海といえばの場所はここではないので、私が先導して海沿いをぐるりと奥まで。
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この熱海港の堤防には、十数年前何度か釣りをしに来ている。
急斜面に広がる熱海のダイナミックな温泉街と向かい合うようにして竿を出すこの港では、狙いとしていたアジ、サバ、ソウダガツオにブリの幼魚などの回遊魚が豊富に回ってくるので、観光気分と相まって何処より楽しみな釣り場だった。
殊更港内に突き出たこの大堤防が人気で、
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ここで堤防釣りの状況を随時レポートしてブログに掲載していた熱海観光協会のお姉さんに取材を受け、掲載されたことや、台風接近で背後の外海が荒れ放題の中竿を出したという今考えると向こう見ずな思い出もある。
当時は皆んな暗黙の了解で入っていた立入禁止場所だったが、今ではこのように低い手摺も付きライフジャケット着用義務付けで公認の釣り公園となっている。

堤防中から投げ込まれたカゴ浮きが踊り出し、ピチピチと青魚が宙を舞う姿をひと目見ようと自転車乗り2人が待構えるも、浮きが動く気配すら見えないまま30分近い時間が流れたので、さすがに辛抱堪らなくなり、ここを離れ飯へ行くことにした。
魚料理の食べられる庶民的な店というと熱海駅周辺にありそうとのことで、適当に目指し進んでみるが、途中の街中にはそんな感じの店が全くないまま、何故か熱海ではなく来宮駅の近くまで上ってしまったので、戻ったり探したりはせずに現れたジョナサンへピットイン。
普通にカレーを食べたが、やはりドリンクバーがあるのが大助かりだ。
そして睡眠不足のせいで眠気がきたので15分だけ仮眠させて貰った。

堤防でぼーっとしていたタイムロスが大きく、店を出た時間は既に予定より1時間以上押し。
先を急ぎたいところだが、重要な観光スポットがすぐ側にあったので、予定外だが更に寄り道。
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バワースポットとして有名なここの大楠から峠越えの為の力を授かろうというのは必然ともいうべき成り行きだ。
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実はこれを見るのは初めてだったが、予想以上に立派で思わず魅入ってしまった。
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この面には幹に飲み込まれた岩まであったが、360度どこから見ても見飽きない素晴らしさ。

そしてここを出るとすぐに本日のメインディシュとも言えるクライミングが始まる。
熱海港を背に見ながらくねくねと登って少しいくと、県道20号線は緑に包まれた普通の峠道の様相になった。
最初から引き離されていたチキンさんの背中がどんどん離れていき、ゴルフ場の所あたりで完全に消えた。
実は左膝に少しづつ出ていた違和感が、本格的に痛みに変わってきていたので、秩父の二の舞にならぬよう負荷の掛かる走りはしないように、軽いギアで終始回すのみを徹底した。
この区間は斜度も一定して路面も良いので、ヤビツの表側と同等ないい感じ。

激坂で往来の激しいと噂の11号との交差点の少し手前でチキンさんは待っていてくれたが、一緒に走り出すとすぐに差が開き、目の前で信号が赤になり、11号と合流してからの区間は完全な一人旅となった。
打って変わり車やバイクがブンブン行き交う中カーブしながら登っていくと、行く手の左ヘアピンカーブがどうも尋常ではなさそうに見えたので、手前の右カーブで一旦止まって息を整える。
するとそこは予想以上の傾斜が曲り切っても暫くつづく所謂巻貝で、子の権現に続く決死の乙女ダンシングを強いられた。
どうやら難敵はそこだけだったようで、その後は落ちついた斜度のまま、ようやくひとつ目の成果が現れた。
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熱海峠登頂!
その証は向こうの案内板の下に小さいプレートに書かれた文字と、このバス停だけ。
ここには景色のご褒美もなかった。

更に少し登ると右手に大きな駐車場が出てきて、やがて景色が大きく開けてケーブルカーも見えてきた。
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レストハウスの向かいの歩道でチキンさんお待ちかねで、ようやく合流。
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ここでようやく下界の景色が広がり、駿河湾が一望出来て今回1番の達成感だ。
ケーブルカーで登った上が十国峠になるのだろうが、それにつながる峰々も樹木が少なく、薄い緑に覆われた感じが高原らしくていい。
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晴れていて日差しはあっても爽やかな風もあって、最高に心地よい。
つい先ほどまで海抜0メートルに近い堤防で海風を浴びていたのが、1時間ほど頑張って登れば、海を見下ろす絶景と高原の空気を味わえるのだから、今回のコースは本当に贅沢そのものだ。
この場所で戴くコーラが美味しくないワケがない!

再び2人は先へと進むが、もはや緩い登りでも力がかけられずにチキンさんはすぐに見えなくなった。
ここからは尾根づたいな感じなので、時々左に視界が開ける所もあり、駿河湾一望の今日一のポイントは、駐車場も何もない通りがかりのガードレールからだった。
DSCF9520.jpg
そして2つ目の峠となる湯河原峠はこんな感じ。
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左側に駐車場と開いていないレストハウスが1件あるだけで、あとは右に湯河原パークウェイの入り口があるだけ。

さらに先へ進むと、唐突に駐車場と立て看板が現れた。
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原生林のほかここからも駿河湾を見下ろすことができた。

千切られてる上に、ちょいちょい撮影で足を止めているのでチキンさんもお待ちかねだろう。
先を急がねば!
この少し先で車が渋滞する先に、今回の最高地点があった。
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箱根峠という名の国道1号の交差点。
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三島方面小田原方面の車がおびただしく行き交う中、峠の象徴は標識のみでルート上最高標高地点だという風情は皆無。
早々に立ち去りたい感じなので、そのまま直進したら何故か登りが始まった。
おかしいぞと確認すると芦ノ湖スカイラインに入りかけていたのが判り引き返す。
峠まで引き返し湖畔へ降りる道に出ると、間も無く芦ノ湖を見下ろせる場所があった。
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写真1枚だけ撮って湖畔の前回折り返した所で見回すもチキンさんが見つからない。
キョロキョロしながら関所の方へゆっくり進んでいたら背後から現れた。
箱根峠で待っていたらしいが、気付かずに2回もスルーしてしまっていたとは…
(^_^;)

2人ともこの場所には用もなく、予定時間より大幅に遅れているのでここには立ち寄らずに下山。
帰り道は旧東海道こと県道732号から。
登ったらさぞかししんどそうな九十九折を、前回の秩父から実践している下ハン態勢で。
この方がブレーキングが楽だし、路面に顔が近づく分状態も見極め易くていい。
そしてそのまま湯本も小田原市街もスルーして酒匂川の手前の711にピットイン。
軽く補給と給水を済ませてから国道1号を東へ。
大磯の手前から近道の県道63号へ折れて平塚インターから小田厚の側道へ。
途中左に折れてVターンで陸橋を越えたらこれが見えた。
DSCF9533.jpg
サイクリストに人気の石田牧場は今回が初めて。
なのでやはり基本となるミルクのジェラートをいただきましょう。
DSCF9536.jpg
ジェラートにそんなに拘りはないが、今まで食べた他の牧場のものよりふんわり柔らかな感じがした。
しかしそれ以上のヒットだったのが、軽井沢の銘店丸山珈琲とのコラボによりセット料金で飲めるコーヒーだ。
実は自宅でバニラアイスを食べる時は大概はインスタントだが、ブラックを一緒に飲んむことが多い。
お店でそれをやるのは単品同士だと金額的にも気が進まないが、こうしてセットでワンコインを切る設定は有難い。
そしてそれがスッキリとバランスのいい極上コーヒーなのだから、まさに極上と極上が合わさると至福しか生まれようがないという好例なのである。

これが海山2人旅の良い締め括りとなり、この店の前でチキンさんと左右にお分かれとなりました。
ご一緒していただき本当にありがとうございました!
お陰さまでより心強く、より楽しい旅となりました。

勿論家に帰るまでが遠足。
厚木市街あたりで完全に日も暮れて、来た道とほぼ同じルートをノンストップでヘタることもなく走りきって、出発から14時間後に無事帰宅。

走行距離:201.18km
平均時速:22.9km/h
獲得標高:2330m

そして今回のルートはだいたいこんな感じ
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2015年09月27日 10:50

お疲れ様でした~‼
もう、200キロライドが定番化してますね‼
うっちーさんの走りで14時間ですか・・・。じゃ、俺ならプラス2時間は見ておかないとダメかな?
ところで、行きたいと思ってるところを先回りして行かれてるんで、同じような場所を巡ると二番煎じになってしまう(笑)。
今、200キロ超えを果たすのにうっちーさんが行ってないコースを模索中です(笑)

No title

2015年09月27日 21:35

>さかけんさん

どうもです~
さかけんさんならとっくに回ってる所ばかりかと思いました。
今回は200キロを意識した訳ではなく、ルートを引いた時点では190弱の予定でしたが、結果越えちゃいましたね。
でも距離が伸ばせると、ルート設定の可能性が広がるのがいいですね。
実は走るのと同じくらい地図を眺めてコースを考えることが大好きなんです。
Fさんみたいに深夜スタートなんて真似は出来ないので、これからは日も短くなるし、休憩を減らしてペースアップしていく必要がありそうかも。
次の構想も半分はほとんど走った記事を見たことのないコースで検討中です。
いつ行けるかがまだ読めませんが、恐らくさかけんさん宅からでも距離は同じくらいだと思うので、行く日が決まったら連絡します。

No title

2015年09月27日 23:24

こんばんは。
熱海峠~箱根峠はクルマで何度も通ったことあるけど自転車じゃまだなんです。いつか行ってやろうと目論んでましたが先越されちゃいましたね。
箱根峠行ったなら1号線をそのまま沼津(三島)方面へ下るのもまた楽しいですよ。ただ、高速コーナー連続の急こう配なのでブレーキ焼けには要注意です。クルマでも相当きつく、パッドだけ強化してディスクノーマルのブレーキで何度か怖い思いをしましたから。
ただ、そっちへ下っちゃうと、もう一回1号線を登るか、大回りして246へ向かうか、輪行するかしないと帰ってこれないのが難点(笑)。

No title

2015年09月28日 23:17

熱海峠~箱根峠あたりは嫁と車で多分通ったことが・・・自転車だと気持ちよさげな景色だった記憶があります。
うわぁ~行きたいゎ~
うっちーさんが14時間でけんさんが16時間なら俺は20時間みなくちゃなぁ(笑

No title

2015年10月03日 11:55

>ふらっくさん

返信おそくなりました(⌒_⌒;
熱海峠はメインルートじゃない方を通ってるので、海が見えたのは最初の方だけであとは割と地味な景色でしたよ。
メインの方は斜度がキツい上に直線で車多くて・・なんて聞いたら走る気失せました。
峠上がってからは最高なので、是非行ってみてください。
真鶴寄らなければ時短できるし。