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マイカー買替え~房総ローカル線巡り

2017年 08月14日 11:31 (月)

3つ前の記事に記したとおり旅立ちの当日に自家用車が故障し、翌週より急ピッチで買替えを進めてきた。
元来車には拘りは持たず、必要なパッケージを満たしてちゃんと走りさえすれば良いくらいだったところへ自転車熱が加わり最後は手入れも家人任せに。
だがいざ失うと非常に不便なので久々にクルマについていろいろ検討してみた。

今後三世代乗車の機会はほぼなさそうなので3列シートの呪縛は解け、あとは最大で楽器と自転車を同時に積んで2人乗れればということでコンパクトカーのカテゴリーに絞り、中古で程度よく極力安くとなると候補はおのずとタマ数の多い車種に集中し、いざ現物を見に店頭へ行けば即決だった。
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3代目日産キューブ
2011年度登録車、累計走行距離は11000km程。
年式の割に走行距離が少なすぎて逆に心配でしたがどうやらエンジンの状態は全く問題なさそう。
ジャグジーをイメージした独特の内装デザインと、ソファのような質感のシート。
垂直に近いフロントガラスのお陰で頭の前方に広い空間があるのもあって、ゆったり寛いでハンドルを握れる感じが独特で、普段仕事で乗っているライトバンPro Box(これはこれで機能的に無駄がなくて好き)などと感覚が全く違って、プライベートとして完全に気分を切り替えて運転できそうなのがいい。

そんなわけで無事盆休み前に納車となり、全週末早速試走で娘と共に箱根へドライブ。
高速、下道を程よく織り混ぜて向かったのはここ。
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ほかのことでは誘ってもついて来てくれないことが多くなったが、美術館だけは大好きなので大喜びだ。
ピカソとシャガールの世界を都心の美術館と違ってゆったり楽しめて超ゴキゲン。

昼飯は自転車でも補給場所にしている芦ノ湖の湖尻で景色を楽しみながら...
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父のお気に入りのサイクリングコースをそのまま辿って、仙石原から黒白林道へ抜けて大好きな夕日の滝へ。
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自転車だとするりと立ち寄れる場所だが、車だとすれ違いが大変な道と駐車場が空いておらず戻って有料のPから歩いたり不便を感じたが、キャンプ場から滝まで木の根のジャングルだったところに遊歩道が作られ、滝の前にこんなベンチまで設けられていた。

そんな試走によって、高速も林道も問題なく走れることを確認し、盆前に追い込まれた仕事をどうにか切り抜けてようやく盆休みを迎えた。
折角なので休み中一度は新しい愛車に車載でライドの計画をと思案し、日程は天気予報に雨マークばかり並ぶなかで一番安全そうな日曜とし、渋滞回避して往復できそうな場所とそこからの魅力的なサイクリングコースをルートラボで引いて当日を待った。

旅立ちの前、明るいうちに車載も完了!
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 先代のdion号より荷室が短くなった分SSサイズのTCRでも前輪外して運転席の背後でちょっと長さが足りないが、少しだけ斜めにすれば逆さに立てた状態で積めた。
長身の人だとシートポジションとバイク長的にこういう積み方は無理なので、あらためて自分がコンパクトサイズで良かったとつくづく...(汗笑)

その夜なんやかやと早寝が出来ずにいながら天気予報を確認すると、目指す富士五湖方面にあった筈の晴れマークが消えたどころか、走りのメインである9時頃まで雨マークに変わっていた。
しっかり練った計画を今更変えたくないので雨でも走るかと決心しかけたが、試行錯誤の末三浦半島か千葉方面以外に晴れそうな所が見当たらない中でそれに代わるに十分なプランができた。

ひと眠りして未明出発の予定だったが、寝がけのゴタゴタで眼もさえてしまったのでそのまま出てしまうことにした。
川崎まで下道を通り浮島からアクアラインに入り対岸の木更津金田で降りてナビ任せで某所の駐車場まで1時間少々で到着。

ストビューで見たとおり車止めもなく誰もいない第一候補の駐車場に問題なく入れた。
時々何の悪戯か消えることもあるが常夜電灯が点いた公衆トイレと自販機もあるという素晴らしい環境。
日の出まで数時間あるので助手席で仮眠を。
独特の形のダッシュボードのえぐれた所に足を乗せられるのでなかなか寝やすい。
気温は25度程度で暑くも寒くもなかったのでエンジンを切ってそのままで大丈夫。

無人の駐車場の静寂で反って落ち着かず寝付けずにいると、軽くストンと何かが車に乗ったような感じがして目を開くと、来るとき入口付近で丸まっていたネコがボンネットに。
窓越しに威嚇して追い払い再び目を閉じる。

ちゃんと眠りに落ちた自覚がないまま次に目を開くとあたりは薄明かりで時間は4時半を過ぎていた。
到着以来初めて車外に出てトイレへ行ってから最初の目的地を決め、その近くの駅の時刻表とそこまでの距離を調べると、すぐに出ないと間に合わないのでバイクをスタンバイ!
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さあ出発だ!

一番列車の時間までもうとっくに2時間を切っている。目的地までの距離は31kmあるのでギリ間に合うか微妙なところ。
とりあえず走り出したはいいが、来るとき軽くパンを食べてからもう4時間は経ったので、このまま走り続ける訳にはいかない。
最初に見えたファミマでおにぎり2個食べてあらためて走り出す。

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薄い朝もやの中千葉らしいなだらかな傾斜と緩いカーブの道を突き進む。
この房総中央域は以前夢中だった釣りや、下手過ぎてもうやる気のしないゴルフなどでけっこういろんな道を走っているためほとんど目新しい景色などないが、車では判らない場所場所の臭いや、スピード上げて通過しては目に映らない景色の奥の景色が新鮮だ。
途中にまとまった高さの山越えはない筈だが、半島を横断するような移動では街から街への十数キロの間にちょっとした勾配を上るとトンネルがあり、峠を越えたかのように下りに変わる。
これで山場は過ぎたかと思うと同じような展開がまたあったりするので気が抜けない。

そんなこんなでようやく現れたのは久留里の街。
ここも何度か通っていて、趣のあるいい雰囲気だとは思いつつも通り過ぎるだけだが、今日は自転車だし目当てが鉄道なのだからせっかくだから駅を覗いてみよう。
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なかなか味のある駅舎ではないか。
しかもホームの向こうに列車が停車している。
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この路線は今回の対象に入れてなかったが、こんな寄り道で車両まで写せたのはラッキーだった。
しかしそれに気を良くして本来のターゲットに間に合わないでは意味がない。
ナビを作動すると残り10キロちょっとで時間まで40分程度。
山越えもありそうだから間に合うかはとても微妙だ。

軽くふた山ほど越して里に出て幅が広い道と合流して間もなく適当に設定したナビのゴールに着いた。
下調べした撮り鉄サイトに参考の地図はあったが、ポイントは特定されていなかったから写真の場所はその辺りで自力で探すしかない。
もうすぐにでも列車が来そうな時間だし、写真とは違うが線路の上の陸橋から見えた場所が良さそうだったからそこで構えることにした。

しかしバイクを一緒に写せそうな場所にセットしてカメラを構えるも一向に来る気配がない。
こんなアクシデントの少なそうな田舎でそんなに遅れることなんてあるのだろうか...?
いや、おかしい!
もう一度ネットの時刻表をチェックすると、間違えて平日ダイヤを見ていた。
休日ダイヤだとその20分後なのが判ったのでそのまま粘っていると、ようやく線路からかすかにカタンカタンという音が響いてきた。
「よし、来たぞ!」
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ん~気持ちが焦ってまだ列車が十分現れないところでシャッターを押してしまった。

そして振り向いて通りすぎるところをもう一枚。
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 う~む今度は逆に待ち過ぎたかも。
なかなか難しいもんだが仕方あるまい。
反省は次に活かすことにして第2のポイントを検索。
ここから10kmほど先のいすみ鉄道の見えそうなところにナビをセットし、バイクに跨がろうとしたとき...

カタンカタン......

あれ逆から来る~~
慌ててバイクを置いてカメラを構えようとしたらもう列車は目の前!
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どは~!大迫力!!
どうやらさっきの列車がそのまま引き返してきたようだ。
 最初から次を決めていたらこうして同じ車両に2度も会うことは出来なかったろうからこりゃラッキー!

それでは次のポイントでいすみ鉄道を捕まえに、さあ移動だ!

今度もネットのざっくり情報で10kmほど離れた辺りを目指し進む。
この三叉路は右かな~?!
って感じで回り込んだ瞬間にお目当ての物体が目に飛び込んできた。
見ていた写真の構図とは違うイメージだが、今見えてるこのアングルで十分!
ここならバイクもちゃんと一緒に写せる。
バイクをセットしてとりあえず構図の確認のため距離を取ってカメラを構えたりしてると...

ファーンッ! カタンカタン~~

えっまだ数十分あると思ったのに?!
そうか、逆方向の時間はチェックしてなかった。
絶妙なタイミングで撮影成功!!
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黄色いいすみ鉄道ムーミン列車と鮮やかに赤い鉄橋。
これが撮りたかったのだが、期せずしてそれに愛車を絡ませることが出来てしまった。

もうこれだけで十分と言っていい1枚だったが、少し待てば元々予定していたダイヤの列車も来るので、どうせならそれも写して行こう。
アングルを変える必要もなさそうだが、一応橋の向こう側も見ておこうか...

おお......

いや寧ろこっちの方が素晴らしいぞ!
こういう欲張りな構図は大好物だ。

時刻まで十数分あるので、近くに見当たらなかった自販機を探しに一旦少し走り、ジュースを飲んでから戻ってスタンバイ!
写したいもの全てを納めるには道の反対側まで離れねばならないが、この道が意外に交通量が多い。
列車が鉄橋を通過するジャストのタイミングに車が通りでもしたら台無しだ。
この1枚が今日の目玉になるだろうから何としても成功させたい。
心配しながら時間を待つと、定刻通りにゴトゴトと音が近づいてきた。
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やった~~!
鉄橋と列車とバイク、更にちょっと寂れたバス停のコラボレーションに成功!!

小湊といすみでそれぞれでそれなりの写真が撮れたので、これで旅の主目的は達成した。
あとはサイクリングとしても十分な走り応えがあれば何も思い残すことはない。
そのためには内房の木更津発なので外房の海をひと目見られれば十分だ。
ここから一番出やすいのは勝浦だが、あそこは釣りやらで何度も行っているからここまでの経路と同様に新鮮味に欠ける。
ということでそのお隣のサーフィンのメッカである御宿を折り返し地点と決めた。

見慣れた大多喜街道を左に逸れて十数キロ新鮮なコースを楽しみながら走り抜け、
山合から街場の雰囲気に変わって間もなくビーチリゾートと海水浴場という異音同義な言葉が混在する御宿に到着!
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自転車でこんな所まで来る意義は、太平洋に触ったという証拠と一般人の夏休みらしさを垣間見たかったということだけ。

ここまで来て時間はまだ9時。
そうは言っても出発してコンビニでの食事が5時頃なのですでに4時間が経過している。
自転車的にはハンガーノック手前のギリギリとも言えるので、昼の大休憩のタイミングだ。
でもこの辺の観光地割増の店で魚介とかなんて必要としないので、街道沿いのチェーン店とかで全く構わない。
とりあえずコンビニでトイレでも借りよう。

国道128号沿いの711に入ってみると、期待もしていなかったイートインコーナーがあったのでアッサリそこでメンチカレーを戴くことに。
そして既にたった2枚の画像で十分満足と言えるいすみ鉄道のpicをインスタにUP!

帰路については、往路と違うルートの途中でもう1ヶ所撮り鉄でもしていこうかな。
でも同じ車両ではつまらないし....
そう言えば小湊鉄道のトロッコ列車とか言うのがサイトに載っていたけど、こんなお盆の日曜ならきっと走っているに違いない!
時刻表を調べると、このあとだと昼前くらいの1本しかない。
上総牛久の時間には上り基調の35km近い距離を1時間半では、どう頑張っても間に合いそうもない。
来た道を戻り大多喜街道を行けば、逆方向から来る汽車といずれすれ違えるから1番確実ではあるが、そうなるとコースにまるで新鮮味がない。
そこで暫く初めて通る別ルートで北上し、いいとこで街道に出て迎い撃つとしよう。

さっき来た道が上り始まるあたりから右に分岐し、予想通りの田園地帯を頑張って漕ぎ進む。
軽く上りながら向かい風にも押さえられのでスピードに乗れないが、サイコンを見ると意外に25kmくらい出てたりするのは、7月にけっこう走れた成果なのだろうか。
往路はほとんど雲って25度程度の丁度良い気温だったが、この頃には完全に晴れて気温も30度を示していたが、不快なほどの暑さではなかった。

Google先生頼りで順調に距離を縮めて国道297大多喜街道に合流したポイントは、見覚えのある商業施設が集まった交差点。
するとこの先に国道が小刻みにくねっているのはあのワアインディングか....
この道の山っぽいところを出来るだけ避ける意味もあっての回り道だったのに、最も避けたい区間を通ることになるとは。
別に坂がキツいからってだけではなく、この区間が非常に車が集中しそうなのが嫌だった。
他に迂回すると可なり遠回りなので諦めて対峙してみると、やはり特にワインディングのあたりの道幅が狭く背後からの車には気を使った。
しかもヘアピン2~3回の辛抱と思ったら予想よりひとつふたつ多かったりしたが、結局斜度はそれほどでもないので問題なく越えられはしたが、ここら付近だけ少し雨もパラついたりもした。

ようやくもう少しで小湊鉄道に近づけるところまで来て、圏央道市原鶴舞ICの先を左折。
暫く上りに耐えたあと下りながら高滝湖が見えてきた。
往路のときに出きれば通って行きたかったが、撮り鉄優先なので時間的に今回は諦めていただけに、時刻表を追った結果ここを通過出来たのはラッキーだった。
DSCF5529.jpg DSCF5530.jpgDSCF5544.jpg
缶コーラでひといきつきながら何枚か写真だけ撮れればもう十分。

小湊鉄道はこのちょっと先を通っていて、来た道をいけば右手に高滝という駅がある。
ひとまず駅を目指してから付近の撮影場所を探そう!
軽くひと山越えると踏切がありそこから駅が見えると、そのホームと駅舎の佇まいが既に望んだ以上の風情を醸し出していたので、線路脇のダートへ躊躇なく踏み込んでいった。

ホームの脇に積んである枕木の山がバイクを立てるのに絶好の位置で、カメラを構える位置には小屋があって軒下の日陰に入ることも出来るというポジショニングで汽車の迫るのを待つ。

やがて ポー!とか シュッシュ! とか踏切の音がすこしづつ迫り、
ホームの彼方から姿が現れたところをx20ズームでパシャリ!
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撮り鉄はついでに少々かじる程度だったので、こうしてSLが来るのを待ち構えるなんてシチュエーションは想像したこともなくちょっと感動的!
高滝駅は通過となっていたので、あとはホームのいい位置でバイクとの2ショットをキメられたら最高だ。
汽車はゆっくりホームに入ると意外にも停車した。
恐らく観光列車ならではのサービスだろうが、これを誰より喜んだのは自分かもしれない。
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ついでの思い付きで寄ったようなものなのに、こんなに期待以上の画像が撮れるとは....

もうここまでで十分満たされたので、目の前を通過する様子の撮影は反応が遅れた感じになったが、汽車の真横と
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客車の最後尾は
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こんな様子。
そしてこの高滝駅はシンプルで情緒溢れる駅舎だった。
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それにしてもローカル線ならではの特権でこうして間に柵もなく間近で車両を目の当たりに出来ると満足感も大きくなる。
その迫力もあって後で調べるまで気づかなかったが、そういや蒸気機関車にしちゃあ静かだったと思ったら、実はこの汽車はSLの皮を被ったディーゼルカーだったようだ。

それはともかくとしても、前夜急遽思い付きで路線変更したのに、これだけの撮れ高があればインスタ的には全く申し分ないフォトセッションだった。
駐車場までの最短コースの風情溢れる里山を走り抜けながら残り十数キロの道のりを満足感と共に走りきって無事愛車の元へ帰還!
積込みを済ませて向かったのは、勝浦辺りで早朝釣りの帰りによく寄った温泉のかずさの湯。

心ゆくまでお湯に浸かって、休憩所でゴロリと仮眠し、帰りも木更津金田〜浮島間のみアクアラインに乗り16時頃帰宅!
流石にお盆休みで午後の海ほたる付近は渋滞もあったが、その距離も大したことなく、我家までのほぼ直線距離のドライブもただただ楽しい道のりだった。

そして肝心なサイクリングの方も、車載に撮り鉄と走りは二の次のように見えながらも走行距離も120.9kmと十分なボリュームで、平均時速も久々に23km/h超え。
ここへ来て脚力回復かと思えそうだが、これはアップダウンが一様に緩やかだったからだろう。
上りでスピードがあまり落ちないからもあるが、緩くて長い下りは危険回避でブレーキングが多くなる急坂よりもスピードを上げ易いからに違いない。
 
まさか盆休み6日間でこれが唯一のライドとなろうとは予想だにしなかったが、その唯一がこれだけ充実した内容に出来たのは本当に良かった。


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TPT 真夏の突発甲州ツアー<犬目峠~雛鶴峠>(+前日の塩川滝)

2017年 08月06日 01:48 (日)

7 月下旬のこの週末は珍しく土日の予定は白紙のまま迎えた。
土曜の朝は遅く起きて9時過ぎにバイクに跨がり朝飯に町田のエピソードまでぶらり。
のんびり食べ終わってからどこか近場でいく場所はないか考えて、暑いときに毎年行くあの場所を目指すことにした。

ナビ任せで初めて通った相模川の河岸段丘の際にこんな神社があった。
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工業団地を抜けて中津川を渡る。
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その右岸を通る道の緩いカーブの風景はお気に入り。
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この画像は後にインスタでも歴代2位のいいねを獲得!

平山橋近くの勝楽寺もスルーしがちだが素敵な雰囲気のお寺だ」。
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そして目指したのはこれで3年連続7月に訪れている癒しの滝。
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塩川滝でマイナスイオンをたぷり浴びた上に、この下流で水浴びをするのも恒例になった。

来た道をほぼそのまま戻って15時頃帰宅してマッタリしながら思い出した。
そう言えば前日チームプレトレの仲間の呟きを見て、夜中からロングライドをする企画が勃発しそうだったので、軽く参加表明をしていたのだった。

そこへDMが届き、深夜に八王子に集うことを初めて知った。
しかも一番遠いさかけんさんはもうすぐ出発とか言ってるではないか。

それからようやくそそくさと準備して、夕飯をこしらえて食後に少しでも仮眠をと床に就くものの例によって寝られなかった。
滝遊びのあと少し昼寝したからいいか!と早めに出発。

ついこないだ工事してるのを見つけた新百合ヶ丘から若葉台へほぼ真っ直ぐ抜けるトンネルがGoogle先生のルートに現れたので、そこを通って多摩センター~北野と進んで八王子駅の南口へ集合の2時より30分早く到着。
さかけんさんとふらっくさんは既に到着していて、補給や携帯食の購入を終えた頃baohさん登場で参加者が揃った。
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笹子峠を越える!とか、柳沢峠はどうする⁈だとか、さかけんさんは夕方用事があるから途中離脱か⁈
などプランがまとまらない中、とりあえず大月方面に向かうのは間違いないということでとりあえず出発!

高尾駅の先までは中央線の南側を行き、そこから線路を渡って国道20号へ出て西へと進む。
圏央道を潜り抜けた先の信号からが大垂水峠クライムのスタートだとbaohさんから聞いて初めて知った。
緩い傾斜が長いクライムを各自のペースで。
2度目なのでまだコース勘が出来てないので、予想以上に長く感じながら、徐々に斜度が上がるな〜と思ったところでゴールが見えた。

当然真っ暗なラーメン屋の前の峠前で一応記念撮影。
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さかけんさんによると途中で猿らしき獣の声が聞こえてたとか。

相模湖駅まで下り、711でひと呼吸おいてから、最近よく通る藤野までのアップダウンを経ておよそ3年振り2度目の上野原への上りを終えたところで一時停止して隊列を整える。

ここからもの凄く下ったところで帰りが心配になって先には進まず川沿いから戻ろうとしたらなかなか険しいルートだったプレトレ時代の記憶と、10年以上前に仕事で行った国道から逸れた道の雰囲気が良かった記憶が蘇り、baohさんが帰路にと考えてたらしい県道30号経由を提案。

分岐を右折してからの景色から記憶を呼び起そうとしながら進む。
当時は勿論車なのでアップダウンは殆ど印象に残ってなかったが、そこそこ小刻みな上下動がありながら、長閑な景観を楽しみながら進む一行。
仕事で手掛けた現場はかなり進んでからはっきりここだ!とひと目で判った。

当時の前職と今の仕事の内容は大差がないが、今は都会の大きい現場が中心なのに対し、あの頃はこんな辺鄙な所の小さい仕事もやってたなぁ。
なんてまあどうでもいい回想ですな。

その場所のすぐ先に、まさか自転車で乗り付ける日が来るなんて想像したこともなかったこんな施設がありました。
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着いたのが5時前後でガラガラの談合坂SAで暫しマッタリ〜
自走の長いさかけんさんは仮眠タイム。
吊られてこちらも軽く突っ伏してお休み〜♪

気がつくと周りのテーブルは満席で、フードコートのうどん屋とかは行列。
並びの少なかったパン屋で補給し、結局ここで1時間以上過ごして再出発。

ここからのルートは中央道よりかなり高めの斜面を尾根沿いに進むので、時々高速をこうやって見下ろせたり…
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向こうの山々の稜線が綺麗だったりする感じがなんとなく奥武蔵GLの顔振峠あたりを思わせるので高度計を見てみると、標高500m近くなのも共通していた。

そして次に止まったのはこの道の最重要ポイント。
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犬目宿はこの旧甲州街道の宿場町だが、現状ではこの石碑があった以外だと、この通り沿いで特別当時を忍ばせる物は見当たらず、
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あとはこの火の見櫓が目立った程度。
でも逆に観光地化されない落ち着いた雰囲気が良かった。
この2週間ほど後キンシオがまさにここに来ていたので、ロケ自体は我らより前に来ていたのだろう。

犬目宿から下り基調が始まると景観も少し変わってきた。
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この日初となる富士山の頭がぽっかり現れたので思わすブレーキ。

期待をしていない所でこうやってお出ましするとかなり得した気分になる。
そんなラッキーも含めて気持ち良く走り抜けてきたこの尾根沿いの道が現役甲州街道に向かってカーブしながら下り始めたところで再びそのお姿が現れたので、思わず隊列を止めた。 

「ここ撮っておいた方がいいでしょう!?」

すると近くを歩いてたおじさんが

「そうだそうだ、皆んなここで写してるよ!」

てな訳でちょっと停めにくいカーブの斜面にバイクを並べて…
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こうしてこの県道35号は走り味に景色に休憩場所にそれぞれ楽しませて、最後は車が行き交う国道20号に飛込みそうな急坂のまま突き当たった。

そして暫く路肩の狭さに耐えながら進むと、去年単独奥多摩方面から最終目的地として訪れた猿橋へ到着。
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バイクラックに丁度いい感じに皆さんのバイクを掛けたら見所をご案内。
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やっぱりあのお方はどんな風景にも馴染みますな〜♪

今回のコース随一の観光地を後にした一行は甲州街道を一旦大月方面へ進んだあと富士みちへと左へ折れた。
結局帰りが遅くなりそうな笹子峠方面はやめてこの辺から折り返すルートへ方針を定めたのであった。

富士急に沿って暫く進み、
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こんな歴史を感じる橋を見て、
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そのすぐ先の都留バイパスを左折して少し走ると見覚えのある場所に出た。
去年9月に河口湖、西湖を目指した時通った県道35号。
この道がなかなか良かったので、逆から辿ってさかけんさんの用事に間に合う時間に戻るというのが決定した方針。
その時補給場所として寄った711に案内しようとすると、baohさんより雨が降りそうなのですぐ後ろのベイシアで雨宿りをとの提案が。
休憩出来る場所があるかは定かではないが、狭いコンビニよりはずっと良さそうだ。

惣菜コーナーの弁当がバカ安だったのでレジへ運び、そこで電子レンジが使えないか訪ねると、専用のカフェ用かと思われたテーブルの所のレンジを使って、そこで食べられるとのことだった。
10時開店のカフェは準備中だったが、無料のお茶のサーバーもあったので備え付けの試飲用みたいに小さい紙コップで3回もお代わりして300円ほどとは思えないちゃんとしたハンバーグ弁当を戴いた。
自転車の補給と言えばコンビニが定番だが、これはお得感たっぷりで良い休憩だった。

雨の峠が越した感じでもなかったが、待っていてもスッキリ晴れるかも判らないのでパラつきは気にせず再出発。
のどかな田園風景が終わると上り勾配が強くなりだし、ほどなく唐突にこの光景が現れる。
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ここからもうひといき頑張って上ると雛鶴峠のてっぺんがこんな形で現れる。
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車の切れ間を狙ってトンネルに突入!
抜けて急勾配を下って行くと右手に前回スルーした神社があったので撮影。
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南北朝時代、後醍醐天皇の皇子の妃だった雛鶴妃が、夫の護良親王の首級を鎌倉から京へ人目を避けて運ぼうとしてこの地で息絶えた。
それを祀った祠を平成元年にこの雛鶴神社として建立したのだとか。

このあとはたまに少しの登り返しがありながらの下り基調で旧秋山村の長閑な山里を走り抜ける。
去年の往路は相模湖プレジャーフォレストの前からなかなかの降り幅のアップダウンを経てこの道へ出たが、皆さんに少しでも負担の軽い経路をということで、藤野方面へ抜けるコースへ導こうとしたのだが、地図を見誤って上野原に出てしまった。
3年前に上野原バウンドで戻る際に、その川沿いからけっこうな上りがあったので、これは駅北側の急斜面を越えるしかないかと、立ち止まって思案していると、ふらっくさんが抜けられそうな道があるというので案内をお願いした。

桂川の左岸から急な段丘を掛け上がったので、これで国道に戻れるかと思いきや突然下り出し、なんと桂川を越えて右岸へ戻ってしまった。
そして右岸で上ってまた下って川を渡り、急坂を登ってようやく国道へ辿り着くという想定外に余分な脚力を要する道のりだったが、みんなで走ればそれも語り草として楽しかった思い出に変わることだろう。

都留から降りだした雨は結局断続的に降り続け、まるで我々を雨雲が追ってきているかのようで、国道20号に出た頃には更に雨足が強まったので、コンビニで今度こそ雨宿り休憩。
その後相模湖駅から相模川右岸のおすすめの裏道を案内し、阿津の交差点から国道412号に出て三ヶ木交差点でさかけんさんとお別れし、津久井湖観光センターの駐車場で残りの3人も散会ということで、いつもの矢部陸橋コースで無事帰宅。

相模川から向こうは嘘のように晴れていて、16時頃の早い帰宅だったので、風呂へ飛び込む前に泥々の愛車をクリーニングする余裕さえあった。

走行距離は久々の150超えの161.5km
後半は殆ど雨がパラつくくらいの悪天候だった代わりに暑さにやられることもなく、
途中休憩も十分取れて仲間と一緒にのんびり景色や地形を楽しんで走れた充実したライドでした。