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あ痛てて・・良かった!奥武蔵旅<秩父~奥武蔵GL~飯能>

2016年 06月25日 08:41 (土)

今年の社員旅行はもはやサイクリングコースとも言える箱根の、それもプレトレ1年目に往復出来た湯本だった。
前年度の業績が思わしくなかったのもあるが、翌年が創立30周年なので豪勢な旅行になるのもあって抑えられたようだ。
そうは言っても湯本泊まりは初めてだし、勿論一級の温泉観光地なのでコンテンツは十分楽しめるもので、移動が少ない分飲み食いする場面が多かった。
お陰で浴場の体重計に乗ると、通常より2kgほど増量していたので、予定が空いてた翌日は走って登るしかなくなった。

出がけにバタバタしないよう夜のうちに軽くメンテをと思ったら、なんと後輪がまたパンク〜!
GWに続けざまにやってから1カ月ちょっとしかもたなかったとは…
チューブの穴は確認したが今から修理する時間じゃないので交換だ。
これで手持ちの予備がひとつだけになってしまうのは不安なので買い足さねば、と車を出したものの21時過ぎではあそこしかない。
と、最近出来たメガドンキに行くも英式ばかりだし700C用もない。
もうあとは明日パンクがないことを祈るしかないない。

翌朝乗る日なら大概は先に目覚める目覚ましに4時半に起こされた。
何処へ行くか定まらぬまま5時過ぎに走り出し、取り敢えず最近走った方向とは違う山方面という消去法で、ランド坂を裏から超えて是政橋から多摩サイに出た。
奥多摩方面だと和田峠⁈
絡みで相模湖あたりに出てしまいそうだからパス!
都民の森行くなら奥多摩湖側から登るのは未経験だが、目的地とその後が新鮮味に欠ける。
などと絞込みながら久々のサイクルロードを上って行く。

ロードに乗るようになってから、早朝の自走ではCRより空いてる車道の最短距離の方が早くて楽なので、こうしてコース通りに上っていくのも久しぶり。
ちょっと前に多摩大橋のアンダーパス舗装化の情報があったので試に通ってみよう。
最近はいつも中央線の鉄橋の先をすぐに車道へ上がっていたが、久々に真っ直ぐ進んで土手の歩道に出てその先から車道を橋の袂の方へ。
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実は従来の川寄りの白い埃の舞うダートはそのままで、新しいアンダーパスが橋の側に作られているのを、つい先日仕事の車で橋の上から見て知っていたがから良いが、知らなければ「なんだ、まだ舗装されてないじゃん!」といつもの迂回路へ行ってしまってただろう。
一旦車道を走らなければ入れないアンダーパスなら何かしら表示すべきだよな…
など思いながら入口の前まで行くと。
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まだ開通してなかった。

そんなこんなで結局これまでと変わらぬ多摩サイを遡上して、出発からちょうど1時間半ほどで終点に到着。
軽くひと休みでもとバイクを立て掛けてベンチに腰掛けてよくよく見ると…
なぬ〜〜〜!
あ痛ててて・・・なんとまた後輪がパンクしてるではないか。
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チューブの穴の位置からするとリムで挟んだ感じではないしタイヤにも穴は無さそうだ。
たった50kmちょっと走っただけで何故後輪ばかり…⁇
唯一の替えチューブは残したかったが、パンク修理用品の中にヤスリがなかったので結局取り替えるしかなかった。

さて、これから山を走ろうってのに替えチューブなしはあり得ない。
と言ってもまだ7時台では開いてる店もないし、ましてチューブなんて…
…あるんじゃね⁈
奥多摩街道を小作で右折し、岩蔵街道を経て山王峠へ。
緩めの勾配でアッサリのつもりが意外にてっぺんまで長かったりして少々疲れたが、県道70号に突き当たり右折。
2組ほどのローディーグループとすれ違いながら8時15分頃にCAFE KIKIさんに到着!

モーニング営業開始と聞いてずっと来たかったので、プランがまとまらないならとにかくここまで来て決めようと、多摩サイを走りながら決めてはいたが、予想外に早く訪れたパンクでスペアチューブ無しの危機をこんな形で救われるとはさすがサイクリストのオアシスカフェキキさん。
まさに開いてて良かった~~!
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肝心のモーニングのメニューは一般的なトーストとかのセットに混じって名物のこれがあったので迷いなく注文!
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恐らくここへ来てこれを食べていない日はないかもしれない。

居心地良すぎて根が生えそうだったけど、モーニングの営業時間は7:00~8:30とのことなのでひとり長居しても迷惑なので、モーニングセット+おかわりアイスコーヒーとチューブのお代を払って旅立ちます。

来る時すれ違ったローディー軍団たちも皆お店に寄っていたらしく、その全てが有間峠へ向かったらしい。
それに習う考えはなかったので、県道70号から53号へ進み、下名栗でも左折せず直進。
少しずつ山深くなる景観と共に緩やかな上りが続く。
前方に何台か現れて徐々に迫って来る。
1番後ろは女性でその前は子供のロード、その前がきっと父親で息子を引いているようだ。
奥さんらしい人がだんだん遅れ始めたので抜かして暫く親子に着いて行くと、父親が息子に合図して前のバイクを抜かしに行ったのでそれに続く。
親子はかなりいいペースなので無理せず着いていくと、何人かのローディーが水汲みしていた対向側の新井不動尊で止まった。
こちらはその先のトイレのある名郷バス停で小休止。
汗を拭い日陰でクールダウンしかけていたら親子が前を通過し、峠を目指して行った。
そしてしばらくしてからこちらも再出発。
果たして彼等に追い付くことは出来るのだろうかと思いきや呆気なく。
それは少し先の片側交互通行の信号待ちがあったから。
その数十メートル手前で青に変わって親子がスタートすると、奥さんらしきはひとりUターン。
父と子の背中を見ながらじわじわと詰めていく。
程なく父親が失速気味になり出し、息子がそれを追越した。
小学高学年くらいの身体に子供用ロードなので軽量だから、体力の衰えが進む父親より登坂には有利なのだろう。
自信をつけて登りをどんどん得意にして世界に通用するプロを是非目指して欲しいものだと父親目線で応援したくもなってしまう。

なんていいながら自分はどうなのかと言うと、KiKiさんで休養も十分だしここまで大した山場もない60〜70キロなので余力十分なので、だんだん差が縮まるばかり。
親父さんを越して暫くして頃合いをはかり息子も抜き去る。
斜度は大方7%程度で、途中1〜2箇所で12%くらいになった程度なので、13キロ程度の巡行でほぼキープ。
時々猛者達にパワフルなダンシングで抜き去られたが、問題なく山伏峠登頂!

てっぺんには景色も何もないので、すぐに通り過ぎて芦ヶ久保側へ下山。
国道299号に突き当たり、左折して更に下って横瀬を過ぎ左手に羊山公園が見えたら右折。
KiKiさんから約1時間半で秩父市に入るが、市街や駅前には寄らずに離れて行く。
市内を抜けないうちに昼食にしたいので、この県道11号の何処かにピットインしたい。
最初に現れた醤(ひしお)という蕎麦屋はネット情報によると島田醤油店の経営とのことで期待して開店を待つことにしたら、ネット上では11時の筈が店の入口をよく見たら半からになっていたためパスし、もう少し進んだとこの二八そばひらいにすることに。
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それらしい店構えの醤と違って場末のスナック的な外観ながら、口コミでもかなり評判が良い店で、細いポールに結束して開店待ちに加わると間も無く順々にお呼びが。
数量限定の二八など蕎麦に拘っても良さそうだったが、この後の展開を鑑みてボリューム重視の鶏丼付きランチメニューにした。
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蕎麦通ではないので専門的な分析は出来ないが、喉越しも相当素晴らしい美味しいそばもさることながら、ササミの天ぷらだけに見えた丼には好物の舞茸天が隠れていたりしてこちらも大満足!
噂では頼まなきゃ出ないとされていた蕎麦湯も茶碗に入って出てきて、これがドロリとかなり濃厚と思ったら、ただの茹で汁の上澄みではなかったらしく、底の方に蕎麦の実の殻や潰れてない粒が沈殿していた。

山籠もりに十分な蓄えもできたので、ほぼ正午にすぐ先の711で水だけ買ってレッツゴーto theマウンテン!
県道11号をそのまま真っ直ぐ突き進み峠道へ。
今回のメインディッシュは去年財布忘れで走破が叶わず、後から2回に分けて全行程を体験した奥武蔵グリーンラインを秩父側から走破しようというもの。
定峰峠から下って来た印象では、適度な斜度で変化に富んだカーブで楽しかった。
上りの印象も想像通りで、山伏峠に近い活かさず殺さずの斜度が殆ど。
特に景観の良い所がないのも似ているが、途中にこの程度の今来た下界を見下ろせる場所ならあった。
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最初のヘアピンで左に曲がると右斜面が暫く続き、右ヘアピンで転回してから左斜面の状態がほとんど続く感じで、飽きた頃に切通しのような所になるとてっぺんには到着!
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反対から来た時にはこの道標には気付かなかった。

この先暫く店がないのは判ってるので、写真奥に見える売店の自販機で最近なかなか見かけない普通のペプシ缶を飲み干して先へと進む。
ここから白石峠までの道はセンターラインがある区間が長いが、斜部にはスピード抑制用の凸起があって下りでは走り辛い。
前半に無駄な下りがあってから上りっぱなしになり、だんだん斜度がキツくなってく〜と思ったら登頂していた。
ちょうどそのまま頃から雨が降り出したので、前回と同じワゴン車の売店がいる横の東屋に一旦退避。
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数分様子を見るも雨足は変わらないが、東の方の空が明るいのと走れないほどではないので再出発!
GPSが効かなそうなので去年の記憶だけを頼りに逆を辿って、分岐の多い高篠峠を越え次は確か最高標高の大野峠…
ってなんで下りっぱなしぃ⁇
止まって地図を起動。
やっちまった〜〜!
素直に真っ直ぐ太いのが正解か。
上り詰めて大野峠をスルーし、下り基調で暫く行くと唯一3度目となるここへ到着!
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ギターのおじさんワゴンもいて北側の景色も霞んで異常なし。
この写真だけ撮ってすぐ次へ。小刻みなアップダウンを繰り返し、サブキャラ的な檥峠、飯盛峠、傘杉峠をスルーして、去年臨時休業で裏切られたベラヴィスタを横目で見てからちょこっと登ると、抜群登る開放感だった富士見茶屋が現れ、間も無く顔振峠に到着!

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やはりグリーンライン上ではここが1番観光地的な盛り上がりがあった。 
そもそもこれほど都心に近くてこんな風に山深い絶景が楽しめる場所が他にあるだろうか。
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同じくらい都心寄りな陣馬山ならこれを凌ぐ360度パノラマが望めるが、あちらは徒歩でしか行けないのに対し、こちらは車でも来れるし標高はたかだか500mちょっとという手軽さだ。
他の峠のどれにも立ち寄らないとしてもここではしっかり楽しみたい。
通り沿いの平九郎茶屋にこんなうってつけの飲み物があった。
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ちちぶコーラを戴くにはまさにうってつけのこの展望デッキ。
味の方は、有名どこのコーラに比べると原料の少なさを感じるが、生姜の香りが強めなのが素朴でいい。

山岳コースを堪能し絶景も楽しんだので、もう満足と言って良いが、あとひとつここだけは見ておきたい。
一旦だいぶ下ったのが勿体ないくらいの上り直した所でそいつが現れた。
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何度見ても圧巻な天文岩に鮮やかな水色の紫陽花。
はっきり言ってグリーンライン上に景色だけ楽しみに来るなら、鎌北湖からここを経て顔振峠まで行ければ、あとは引き返しても良いのではとさえ思う。

そんな感じで北向地蔵付近から林道に分岐して適度に下界へ降りたらちょうどここに出てきた。
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高麗川の景勝地巾着田は、小四から埼玉に引っ越して最初に遠足で来た記憶がある。
恐らく春だったろうから何が珍しい所なのかも理解できていなかったが、ご覧のようにキャンプや水遊びで家族連れや若者で賑わい、この日見た中では1番人気の観光地だった。
秋には曼珠沙華の群生も見られるし、今では平野部ではなかなか見られない自然の蛇行が織りなす景観の妙もこの歳になれば楽しめそうなので、この次は秋にでもまた訪れたいと思った。

飯能駅に着いたのは15時半頃。
駅舎の手前から輪行の団体などパッキング銀座のようになっていて少し焦ったが、giantスーパーライトバッグの手軽さとそろそろ慣れてきたのもあり、完了するまでに先にホームへ向かったサイクリストを見かけず少し誇らしかった。
だがその理由は電光板を見て納得!
次の発車は石神井公園まで各停の準急で、快速急行などは暫く来ない様子。
ホームに降りて車掌らしき女性にこの準急でひばりヶ丘まで先に着くか尋ねると、ダイヤを確認して、そうだと教えてくれたので安心していつものように最後尾の運転室の仕切に結束。
そのままひばりヶ丘では前回と変わらないので、今回は所沢で降りたホームの向こう側に来る新宿線に乗り換え、小平あたりで降りようと思ったら、次の次に国分寺行きが来るというのでそちらへ変更。
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埼玉在住の頃には直通が来ていた記憶がないが、これはかなり有難かった。
17時過ぎに国分寺駅から真っ直ぐ府中を目指し、府中街道に出ればすぐに朝通った是正橋。
行きと同じランド坂の上りも疲れることなく越えて18時頃無事帰宅。

今回の走行距離:162.4km
平均時速:21.0km/h
獲得標高:2440m

今回のルート

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近場の三湖と近所の蛍生息地<相模原市~青葉区>

2016年 06月12日 22:52 (日)

入梅した上6月は行事が多い。
唯一持病の薬を貰いに行ける土曜に限ってよく晴れたりする。
朝一で薬を貰い、先週の赤城帰りからケアしてないバイクをお手入れ。
キレイになった愛車とこの中途半端な時間から何処へ行こうか。
とりあえず西の山々が呼んでいるので少しでも山らしい所へ。
ランド側へ進み出しながら、やっぱり時間的に車多いなと方向転換して鶴見川へ向かい、上流側へ進む。
こちらは車の代わりに車止めが多いが、その方がどれどけ走り易いことか。
芝溝街道が太くなるところを少しだけ走って図師大橋を右折。
そう言えばすぐ左にあるエピソードもバイクフレンドリーなんだっけな。
バイクラックに何台かロードが掛かってるのを横目に通り過ぎてから足を止めた。
この先にこういう店は無いだろうし、朝メシから4時間経ってる。
そして折り返して入店。
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正面のテラスに椅子もテーブルあり、更に右の窓際の細長いスペースにまでセルフのイートインスペースになってて、水も飲めるし嬉しいことにオープントースターも使える。
近所で行きつけのプロローグさんとパンの種類が似ているが、ハーフサイズなどリーズナブルなものも多くて良い。
こりゃ散歩ついでの立寄りには最高と、早速ポイントカードまで作ってしまった。

鶴見川源流の手前を左折していつもの農道へ。
ここが雑誌の尾根幹特集の中の裏ルートにも含まれていたが、ちょこっとだけなかなかの勾配な所があると思ってたら、サイコンに20%と出たのは驚いた。
そのまま尾根緑道に上がる。
町田市最高標高と思われるこの道はいつ来ても気持ちいい。

終点少し手前左の出口から橋本方面へ少しだけ16号を通って右折し、413号と町田街道の間の裏道へ。
県道48号を越えると自宅から30km足らずでも完全に山岳コースへの入口の様相となる。
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城山湖までのコースは全部で4本あり、ちょうど1年前の梅雨時に奥多摩を目指しながら雨降りで足止めを喰らい、止んでから縮小プランで初めて来たときは、知る人ぞ知る激坂の雨降り林道と呼ばれる1番北寄りのルートからだった。
今回は自宅から最短コースになる北から3本目のルートなので呆気なく終わるかと思いきや、 勾配がキツくなり出したら10〜15%がけっこう続いてなかなか手強かった。
たかだか標高300mちょっとを登るだけだが、県道を越える小松交差点からなら3km以上あり、本格的な登りになってから2km程度あるので、実際にはちょっとした峠と大差ない感じ出し、登り終えたあとにこんな景色が待っていれば、尚更登ったった感が強くなるというものだ。
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ちょっと戻れば反対の南側にもそれなりの景観を少しだけ観ることができる。
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こんなに手軽にクライミングが楽しめるなら、違うコースで一度降りてまた別ルートで登り直しなんてやれば、倍の長さで何通りもの登り方のパターンが楽しめそうだ。

ある程度汗が引いてから1番南寄りのルートで降りてみたら、こちらも適度なカーブや勾配の変化があって登ったら面白そうだった。
そのまま行くと国道413号なので、最初に右折可能なところを斜めに折り返して適当に進んだら津久井湖の東側へ出られたようだ。
暫く湖面が現れないまま道なりに上っていったらようやく左の景色が開けた。
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これほど高く上ったとは思ってなくて少々驚くくらい意外な絶景だった。

更に道なりに進むと写真右奥に見える赤い三井大橋を渡るのが普通のルートで、そちらから走って来たサイクルグループといたが、その橋は車で渡ったこともあるので、さらに奥まで行ってみたい。
適当に右折してみたら、間違えて湖畔に降りてしまった。
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少し戻った道から入ると、住宅地を抜けて細暗い感じになってきて、こんな風に林道の入り口みたいに。
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恐らく落石などであのゲートが閉じられることもしばしばあるのだろう。

この先暫くは鬱蒼とした茂みの中を通るが、一部だけ湖の奥が垣間見える所もあった。
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なんか山奥感満載なんですけど。

そんな辺境ムードは長くは続かず、すぐ集落のある風景に戻るのだが、地図上まだ湖水の北側に細々伸びる道のゲートが閉鎖されていた為、道なりに対岸方面へ戻るしかなかった。
そして津久井湖の尻尾を渡る橋が現れた。
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この緑の吊り橋は名手橋という。
車1台分の幅しかないながらも立派な鉄骨で組まれて、その緑色が景色と調和していい感じ。
ほとんど通行がないのをいいことに撮りまくってしまった。
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左手の湖水の中央付近に、湧き出るような渦があったのは自然の湧き水なのだろうか?
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沢山画像を残せたのでもう十分なのだが、渡りきった対岸に変な標語があったのでもう一枚!
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「元気でも、短気は損気、事故の素」
一体どんな人に向けての言葉なのだろう?

それにしても津久井湖はメインの橋本側から行くと何故か下った所に現れるし、先の相模湖や宮ヶ瀬方面があるため目的地としては中途半端になるため通過点とされる場合が多く、あまりここをメインに走りに来るローディーはいないようだが、この裏ルートは車も少なく走り応えもあるので、あまり知られてないとしたら実に勿体無い話だ。

なるべく裏道で時間を稼ぎながら国道413号に出た。
道志川を越えた先の阿津交差点を右に行く交通量の少ない走り良い道は2年前に走っているので、今回は敢えて直進で。
ピクニックランド前を過ぎて下りながらカーブして相模湖が現れる瞬間はやはり気持ちいい。
そしてここを走る意味があるとしたら、やはり写真右奥にあのトンネルがあることになるだろう。
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これなら車に迷惑にならん位飛ばせれば下り方向なら楽しめるからいいが、反対車線では上りながら大型車に追われたりしたら怖いので、もうここを通る必要はないだろうだろう。

ダム前の橋を渡りローソンでおにぎりなど買って、湖畔の公園内へバイクを押していく。
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のんびり食事したりベンチに横になったりして休んだら折り返します。

橋を渡って左折し、前も見てるけど一応ダムにも寄ってみる。
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やはりこちらの道はとても走り易くて気持ちが良い。
途中にダヤンの店なんていうカフェもあったりして耳全体の雰囲気が好きだ。

阿津の交差点から413号に戻り、三ツ木で右折。
一旦国道412号を宮ヶ瀬方面へ。
いつも手っ取り早く相模原インターの道を使っていたが、それが出来る前に車で通ってた串川橋からの県道510号に入ってみたら、適度なアップダウンとカーブがあって交通量も少なくとても自転車向きの道だったので、今後はこっちを利用すべきと思った。

小倉橋で相模川を渡ってすぐの細道を右に入る。
ここは3年前の夏に初めて津久井湖までプレトレで行った時に通って以来。
左岸の藪の中から鮎釣りの様子を見物したのが懐かしい場所だ。
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写真奥の二段ある橋の下の方が小倉橋で、上は相模原インターのために新しく出来た道。
右手の緑の中がトンネルのようになった道を通ってきた。
このあと先のキャンプ場に入ったら行き止まりで、戻って清流の里から河岸段丘を登る道を通った。
3年前でここをプレトレで通ったとき、その斜度と坂の長さにおののきながら、どうにか登りきり大いに満足したのだった。
そしてそれまで避け続けてきた登坂の面白さに気づき、以来少しは坂がないと満足できないようになった。
勿論TCRに代った今となっては何てことない普通の坂だ。

その後田名~上溝~淵野辺と仕事の車で覚えのある経路で芝溝街道に出て、行きと同じように鶴見川沿いへ。
この日は夜遅くなっても大丈夫だったので、このあと観賞スポットとして有名な寺家(今までテラヤとばかり思っていた1のが、実はジケと読むのをこの日ある案内板により初めて知った。)ふるさと村でホタルを待つことにした。
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夕焼けも消えて闇に包まれるのを待つも、こんな里山でもなかなか完全に暗くはならない。
おまけにただでさえもの凄い人だかりなのに、後から後から車が入ってきて、ヘッドライトで照らしながらUターンしようとするので、しょっちゅう眩しい思いをする。

田圃を囲んで百じゃきかない大勢の家族連れやカップルが見守るもなかなか現れない。
そんな中最初に背後の森側で声がして1匹舞うのが見えた。
そう言えば生田緑地でもそうだったが、水辺に居るだろうと思いきや実際には森や藪でよく見られるのだった。
田圃側では足元の茂みの葉っぱの陰に潜んで動かないまま発光してる個体が1匹だけ。
このひとだかりにしてこんなペースでは、生田緑地より一人当たりの数がだいぶ少ないな。
ちょっと歩いてみて変わらなければ帰ろう。
するとある場所だけ森の中はへ人が出入りしていたので入ってみると、奥の方に足元の湿った所があり、その向こうで飛び交う光が2〜3確認できた。
よし、何とか複数の光をひとつの画像に収めて帰ろう。
デジカメはシャッター半押しすると光が出るので、スマホを構えて真近を舞う光を追っていると、光を見失ったと思ったら周りの人達がスマホに注目している。

「あの〜撮らせて貰っていいですか?」
えっなになに??
お〜なんてこったい!
こりゃ撮影できんわい!


しまったデジカメを片手でガサゴソ取り出して何とか自分でも写せた。
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この時はまだ仄かに発光してるが、もはや光よりもリアル蛍の画像の方が貴重と皆んなストロボ撮影!
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それでもホタル君はいっこうに飛び立とうとはせず、iphoneの裏表を歩き廻る。
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こりゃもう見世物になるっきゃないな。

「ホタルここに居ますよ〜!」

戻る方向に歩きながらすれ違う家族連れに声をかけて子供たちに見せてやる。
そんなことを繰り返しながら10分以上歩いた所でようやく飛んで地面の方へ落ちたよう。

ショボい印象だった蛍鑑賞も思わぬハプニングで特別なものとなり、意外に楽しみだらけだった近場の三湖と近所のホタルスポットでの1日だった。

途中でサイコンの充電切れでデータが消えたけど、
走行距離は100km程度。
獲得標高は1111mくらい。

本日のルートはこんな感じ

雨雲たちは北へ!<赤城山>

2016年 06月05日 22:57 (日)

定期的に実家へ老父のケアに行かねばならない。
子として当然の務めとはいえ、これは去年にはなかった走行チャンスを減らす阻害要因だ、
しかしそんな逆風も利用出来てこそ一流の航海士。(誰が?)
ならばいっそバイクで行って実家に泊まり、そこを拠点に行ける場所へ走ればいい。
今迄なら日曜の走行に備え土曜に実家では必要なことだけそそくさと済ませて帰宅するとこだが、これなら普段出来ないこともやってあげる余裕も出来、関係者には泊まってまで…と好感度アップに繋がり、いいことずくめで誰にも迷惑が掛からないという素晴らしいアイディアだ。

そんなワケで土曜は病院へ連れて行く1番大事なミッション遂行のため朝8時頃TCRと新座を目指す。
爽やか過ぎる快晴に、何故今日走りに行けんのだと思いながら、少しでも爽快感の味わえるランド坂を下って、ポピーの回で知った稲城大橋経由で新小金井街道に出て、車で行くのと変わらないか寧ろ早い1時間半弱で到着。
ひと通りやろうと思ったことを終えて床に就いたのは22時頃。
枕の違いで寝つき辛いと思いながら、最初に目覚めたのは0時台。
流石に早過ぎと2度寝して次に目覚めたのが2時少し前。
目覚ましより1時間早いが3時になら出発しても良いかと3度寝はしないことに。

身支度の前にスマホで天気予報の鬼チェック。
計画当初の曇りのち晴れの予報は前日には曇りのみに変わり、その後日中雨混じりにまで悪転していて、西の方から梅雨入り宣言まで出ていた。
雨が避けられる方向があれば目的地変更もと思ったが、その意味では計画通りの方向が1番好条件のようだ。
深夜に少し降ったのが3時には止んで、その後10時頃から降り出す。
地元神奈川や南西寄りは昼間の走行は難しそうで、こちらの行く手にも雨雲の追っ手は迫るが、幸いにも目的地付近だけが夜明け以降の雨がなく、更に到着予定の昼頃から晴れるとされている。
今日はより北を目指した方が正解!
そう言えば自転車乗りを扱った小説を相当数読んだ中に「男たちは北へ」というのがあったな。

朝飯と準備を終え、物音で目覚めていた老父に見送られて3時頃出発!
するとすぐさまパラパラきてるのに気付く。
3時には止む予報なんだからそのうち消えるだろ。
おっとまずい!未知のルートが多いのでナビとして活躍する予定のスマホを慌ててポケットに押込む。
柳瀬川を渡り東所沢付近から暫く直進。
雨足は弱まるところか若干強まってきた。
ナビ頼りになる筈の裏道の入口にあるコンビニの軒先に一旦雨宿りし再度予報を確認すると、3時に上がる筈だったのがこの先の経由地点で軒並み5時にズレている。
さすがに2時間近くも待つ訳にはいかないし、走れないほどでもない。
ルートラボで引いた道筋を頭に入れて漕ぎ出す。
外灯の少ない裏道で買ってから2度目の270ルーメンのLEDライトが活躍。
短命だった先代と安さも見た目も機能も殆ど変わりないが、これで長持ちさえしてくれれば言うことはない。
4~50分で16号と254号の交差する新宿町(北)五差路を越えて川越市街へ。
最近にも観光で訪れているので素通りで良かったが、人のいない夜の光景も珍しいので一応撮影だけ。
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街の主役時の鐘は改修中で完全に足場に覆われていた。
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通りを真っ直ぐ道なりに進んで暫くいくと254号へ合流。
国道は極力避けたいところだが、大きい川を渡る都合と、今回特に長い自走区間をより速く通過するためにはいたしかたない。
だがさすがに4時頃は通る車も少ないので助かる。
前回予想外の痛みの原因となったのと同じパンツでレッグカバーはなしにしたが、今日は足もバイクも問題なく、風もないので雨さえなければ30km/h以上の巡航も出来そうだったが、ウェットな状況でのブレーキングやしぶきの跳ねなどを考慮して抑えると27km/hあたりに落ち着く。
入間川と越辺川を続けて渡ると未踏の地川島町。
薄明りの中見渡す限り田圃か畑ばかりのひたすら平野。
恐らくこの先こんな光景がほとんどになるだろう。
そしてキロ数から割り出した予定と寸分違わず最初のチェックポイントに到着!
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小学校の遠足以来の吉見百穴。
ちょうど夜が明けて雨も止んだ。
もちろん開いてないのでこの写真だけ撮れればOKだが、この周辺かなり雰囲気が良いのでじっくり回ってみたくなった。

ここで最初のコンビニ休憩の予定だったが、腹も減ってなかったし、雨が上がったのが嬉しくてそのまま先へ進むことにした。
ところが程なくまたポツリポツリ・・・
もう5時になろうとしてるのになかなか予報通りにはならないものだ。
森林公園の北側あたりから熊谷市に入って少し驚く。ずっと荒川の向こう側の市だと思っていたのに。
そう思ってからけっこう走ってようやく橋が現れた。
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ちょうど小腹もすいてきたし駅前も見たかったのでちょっと寄り道。
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熊谷駅は幼少期に家族で長瀞辺りに行った帰りに秩父鉄道から国鉄への乗り換えで通った印象くらいしかない。
ロータリーの真ん中の熊谷直実像のそばにあるだろうと思ってた日本一暑い街とかいう看板はここには見当たらず、
代りにあったのは・・
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ラグビータウン熊谷というこんなモニュメントだった。

駅前のマックかコンビニででも補給していこうかと思ったが、土夜が明けたばかりの地方都市。
ささやかながらも界隈で唯一の歓楽街なのだろうという風俗系の店もあり、夜の余韻を引き摺る不健全さ丸出しの輩たちがそこここにたむろって騒いだりしているので、バリバリのジャージこそ着ていないが違和感のあるサイクリスト姿でひとりいては何があるか判らない。
写真だけにして早々に引き揚げ17号線に出て良さげなコンビニを探す。
ちょうど脇道に逸れる予定だった石原駅入口交差点のところにファミマがあったのでピットイン!
ここがまさに願ったり叶ったりの店だった。
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ガラス貼りのイートインスペースの目の前のガードパイプにバイクを結束出来るし、コンセントまで備わっている。
リーズナブルな菓子パンにバナナにコンビニコーヒーというセットをいただきながら、まだそれほど使っていないスマホを充電。
これなら先のコースの確認など消耗の多い操作も惜しげなく出来る。
呟きのチェックをすると、週末前に走行の予定を上げていた人達が延期などの書き込みをしていた。
自宅スタートならきっとそうしていたのだろう。
泊まりで来ている以上帰らねばならないという行き掛かりもあるが、埼玉最南端から未明に出て北へ向かうというプランが大正解だったという結果を是非残したいものだ。
ここまでの道のりは降られている方が長いし、今尚ファミマの駐車場の水溜りに波紋が見えている。
しかし行く手の北の空は雲が切れ始めているようだ。
着衣の湿りもほぼ乾いた頃、水溜りの波紋も消えた。

よし、出発だ!

40分程の休憩を終え目の前の裏道から北西方向へ進む。
道なりに暫く進み大きな通りの側道へ左折して合流したのはまた17号線だがこちらはバイパス。
先程の川島町同様開けた土地を真ん中に大きな分離帯を挟んで広々と行く。
大河を自転車としていかに渡るかについては事前にチェックしないとと思いストビューで確認し、対向車線側にしかない歩道を行くべきと調べがついていた。
きっと手前に自転車進入禁止の標識が出て来るだろうから、それを見たら渡ればいいと高をくくっていたら、それが見つからないまま上って行ったちょっとした立体交差と思われた高架がそのまま利根川を渡る橋になってしまった。

うへ〜!こんな路側帯の狭い橋でこんな大河を!?

それより自転車では初めて越える利根川なのだから、ここがど真ん中って所に停まって得意の橋の真ん中撮りをしっかり決めたかったのに…
ちょっと危険だが幸い車があまり通らないのでダメ元のながら撮り〜っと!
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かくして自転車史上初の群馬県入りも果たしたのであった。

尚も17号線バイパスとの付き合いは続き、太田市、伊勢崎市と名前だけは知ってても風景を見るのは初めての土地を貫いていく。
北関東自動車道の伊勢崎インター付近からバイパスを逸れて真北に進むように記憶していたが、熊谷付近でGPSの連動に狂いが見られたルートラボはやめてGooglemapを作動させていたので、予定より大回りすることとなったが、逆に目的地までほとんど県道102号を辿るばかりの曲がりが極めて少なく走りやすいコースとなった。
暫く行くと交差点の角にミニストップが出て来て、なんとなくこれがラストコンビニではと予感がしたので寄ってみる。
これまで計画では吉見→大田と補給する予定だったのが、熊谷の1回のみに変わっている。
ここも予定外ではあるが、これがあとの展開に生きることになろうとはまだ知る由もなかった。
ファミマを出たのが確か6時過ぎだったので約1時間半、早くも小腹が空いたような気もしてバナナ1本と野菜ジュースを戴き、トイレも済ませて次なるポイントまでの距離とルートを確認。
ポイントまではあと18キロほぼ直進で行ける。

ここから少しずつ上り勾配がついてきて、周りの景色がどんどん長閑になっていく。
今度休憩を取る場所では、その先に待ち構える過去最高峰へのクライムに備えて、しっかり食べてたっぷり休んで足を貯めたいところだ。
そして更にそこまでに出来るだけ標高を稼げればあとが楽になる。
徐々に勾配が急になっていき、既に80km以上走ってきた疲れで踏み込む足に力は入らないが、サイコンの標高が上がるのだけは嬉しかった。

そして遂に本日1番大事な休憩場所に到着!
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真ん中のゲートが赤城クローネンベルグというテーマパークの入口。
その右の建物が目当てのベッカライミューレクローネンベルグだと思い込んでいた。
しかし店内を覗いてみたらただの土産屋ではないか。
まだ9時前で閑散とする中、スタッフらしきおばさんをつかまえて聞いてみる。

「あの〜パン屋さんって何処ですか?」
(案内板を見ながら)
「えーと12番がそうかしらね⁉︎」
「えっ!ってことは入場券買わなきゃ行けないの??」

んなもんヤメだヤメだーー!
何が嬉しくてせいぜいその半額程度のパン食べる為に1200円も入場料払わにゃならんのだ!!
ぐるなびにもその辺判るように書いておけよな!

パン屋の開店が9時なので、それより少しでも前に着いて休み、開店と同時に買ってたっぷり食べて少し休んで…
とここで小一時間の大休憩の予定だったが、さっきのミニストップでバナナ食べたからいいんでない⁈
さすがにてっぺんまで行けば何かしら食べられるだろうから、ここで補給しないならその分早く上ってしまえば腹も減らない筈。
とりあえずひと区切りのコーラだけ飲んで9時過ぎに出発!

テーマパークの裏へ回ってショートカットの道へ右折。
ダートかと疑うくらい路面状態が悪いのでノロノロ進むと、左から上がってくる県道16号と合流。
悪路ながらお陰で標高500m台から無駄に下がることなく峠道へ出られた。
この道に出て目に入ってきたのはこんな景色。
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採石場のようだが、こういう所で仮面ライダーとショッカーがよく闘ってたっけな。
そして大いに気になったのは、カーブの所に番号が振られていること。
最初に目にしたのは3だったが、このルートは今迄見たことないくらいクネクネになってた筈なので、これがいくつまでいくのか心配だ。せめて何分のいくつって書いてくれれば減らす楽しみにも変えられるのに。

ろくな休憩もないまま1000m近い標高を上がろうとしているので、当然足付きなしみたいなドMな足枷はなしで。
所詮は観光ライドなので何か目に付けばどんどん止まって写せばいいじゃないか。
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割とすぐにこんな所が現れた。なかなか雰囲気良さげな宿だ。
地図上にある目標物としては、これの次には暫く先の不動滝というのがあるのでそこで止まろう。
マイナスイオンを受浴びながら足も休められると期待しつつ、ナビでそこが近づくのを確認しながら進んでいたら、それらしい標識など何もなく通り過ぎてしまった。
滝の探検に費やす時間もないので潔く諦めて進もうとするが、見る目的はよくても休む目的の方は身体が許さないようで、間も無く走り続けるのが辛くなってきた。
別にヒルクラのトレーニングじゃないし休みたきゃ休めゃいいのだ。
そう思って1度足を着くともう歯止めはきかなくなる。
やっぱりあとどの位かが判った方が良かろうと、35カーブあたりで一回Googlemapを拡大して残りを数えてみたら、大体45くらいはありそうだったので、どうやら分母は80と考えればいいだろう。
っつかまだ半分も来てないし…
なんてやってるときに少し年上っぽいローディーさんが抜かしていった。
後を追うように漕ぎ出したが、2〜3回曲がってからは姿は消えた。
下ってくるローディーとは何度か挨拶を交わしたが、上りの人は後にも先にもこの人だけだった。

勾配は大方7%から10%で、ヘアピンの内側がきつい所では12%を超えることも。
一回キツいとこを越えちゃ足付きって感じで、酷いときには3曲がりくらいでまた止まることも。
左足だけ着いてぐったり休んでいても、ふ〜っと意識が遠のくこともしばしば。
よくよく考えれば睡眠時間は4時間に満たないので、筋力より身体全体の疲れが酷いようだ。
腹もいい加減減ってきたが、もしものためにコンビニで買ったアンパンひとつがあったので助かった。
どこかでゆっくり休みたいところだが、じっとしてるとやはりブヨの餌食のようで、既に左のふくらはぎの下が痒くて、漕ぎながら掻いたりしてる。
半分は超えているが、景色の開けるような場所や休憩所などは望めそうもないと諦めていたら、59くらいの所で見晴らし台らしいものが見えてきたので、一瞬だけ元気が出て手前のちょっとした急勾配も乗り越えられた。
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屋根はあるのに椅子などはなく、あとは何処にも繋がらない螺旋階段があるだけ。
こんな見晴らし台も珍しいが、登らない限り景色もないので階段の最上段までとりあえず登ると…
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今登ってきた南側がこんな風に見えた。
下界は晴れてる筈だが、下から見ても山の周りはガスっていたので遠景は全くだったが、それでも無いよりもまし。
少なくとも変化がなくてうんざりしかけていた気分の転換が出来ただけでも良かった。

ここから先には時々下界が垣間見える所もあり、標高も1000mを超えると生態系も少しずつ変わってくる。
さっきまでよりは多少は調子も上がったが、まだ更に20近くのカーブを登り続けねばならない。
そしてようやくカーブの数が80に届いたが…
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残念でした〜!
まだ終わりじゃないよ〜ん!!
と言わんばかりに刈り込まれた所の上に続きの道が見えてる。

実際にこの先にはいくつかのヘアピンが続いたが、その後勾配がなくなって真っ直ぐな所が出て来たり、登山道の道標なども現れ、あたりは完成に高原の様相に変わってきた。
しかしたまにあるカーブの番号はまだ上がっていて、まさかいろは坂の倍の96とか、名実共に九十九折にまで達するかとさえ思われたが、遂に90!と思ったところでゲートが現れた。
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通り過ぎて振り向いての写真だが、ちょうどここから正面を見ると、
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なるほど、この九十折のてっぺんは八丁峠という名だったのか。

写真の道の奥に車がチラッと見えるが、その先には大きな駐車場やトイレなどがあり、観光バスが入ってきたりもしていた。
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この写真の木々の向こうに少しだけ見えてるのが小沼で、バイクを立てかけたすぐ左や、正面の歩道の右側には遠足か何かの女学生の団体が座っていて、登山者などに「こんにちは!」と爽やかに挨拶をしていた。
自転車を押してるへとへとに疲れ果てたオジさんにも同じように声をかけてくれたので、
「埼玉から来たんだ」と言うと
「え〜自転車で??」と驚いてくれた。
埼玉の最南端からとか前日は横浜からなんて余分な誇張はなくても一般的には十分だろう。

バイクを置いたまま道を下って、この小沼をもう少しよく見てみよう。
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おうっ!この高原にひっそりと佇む鏡のような水面の素晴らしさよ!
湖畔に人工物が一切ない風景が最高に素晴らしいー!!
ゆっくりと湖畔を散歩出来たらさぞ気持ちが良いだろうが、とりあえず写真が撮れただけでも幸せだ。

予定ではクローネンベルグで食べる以外に持参用のパンも買って、こんな特別な景色の所で戴く筈だったが、もはや非常食のアンパンすらリュックにはないのでとにかく何処かで何か食べよう。
先へ進むと道は下り始め、交差点を左へ行くと駐車場や観光センターなどがある場所に出た。
左側がスキー場で、右側には覚満淵という湿地帯があるらしい。
その少し先の交差点の角で目に止まったのが…
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風の庵という蕎麦屋さん。
もともとここでは軽くの予定だったのでざるそば程度でも全く問題ない。
とにかく早いのが優先だし、十割そばなんてあるし見るからに美味しそう。
入店して通された席もこの上ないような雰囲気。
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大木の幹をくり抜いて囲炉裏にしていて、卓面が少し傾いてるが問題はない。
そしてそんな和風な内装と好対照な窓の外は洋風なテラスと白樺も爽やかな高原の風景!

それほど待たずに鴨汁つけ蕎麦が着膳!
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見えないので出汁のみかと思ったら鴨肉もちゃんと入っていて期待通り美味しかった。
そして忘れちゃならない蕎麦湯。
蕎麦粉十割ってことは蕎麦湯にも小麦粉は含まれないということ。
なのでトロみは少なくなるが、風味はしっかりしていて最高だ。

ちょうど食べ終えたときに店内の掛け時計がお昼を告げた。
下界の街に14時頃には着きたいと思うので、早めにてっぺんを象徴する景色を写して降りよう。
赤城山に来たのは人生初なのに、サイクリストのブログを2〜3見た程度で観光的な下調べはしてなかった。
とにかくさっきの小沼ともうひとつ大沼があるので、それが見られれば良しとしよう。
少し先の右側に大きな駐車場があり、その角から湖畔へ降りる道があった。
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途中にこんな鳥居があり赤城神社となってるが、肝心の神殿らしきものはなく、ロープが張られて閉鎖された状態。
背景に湖が映える素晴らしいロケーションなのに移転したのだろうか。

その先に土産屋や食事処が並び完全な観光湖の景色が現れた。
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写真右奥の赤い橋で渡った先に現在の赤城神社があるらしいことは後に地図で確認した。
それにしてもこの風景はどうだろう。
これはこれで観光地然としていかにもな感じだが、これほどの高みまで来てスワンボートの絵面を目的地にしたくはない。
やはりさっきの小沼の方がバイクで登頂のご褒美には相応しい。
この次は是非チャリキング装備で、スルーしてしまった小尾瀬とも言われる覚満淵(やべっ検索してみたらすげぇいいとこだわ!)や小沼の周りをしっかり散策したいものだ。

さて、一応行きました画像は揃ったのでここから折り返しに入ろう。
有名なヒルクライムのゴール地点はまだ先の観光案内所の前らしいので、そこらまではてっぺんの範疇ということになるようだ。
県道70号に戻るとあたりの白樺林がいい感じで、そういや標高1400m台というのも自走史上の記録更新だし、そんな高原らしい背景の写真も欲しくなった。
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う〜む、ガードレールと電線邪魔!

そしてこの風景の所が4号、175号とこの70号の3県道それぞれの基点であり、目指すヒルクラコースの逆ルートは左の4号線へ。
すぐさま登りが始まり、最初のカーブに16号と同じ標示で75カーブが出てきた。
ふむふむこっちの方が15少ないのか。
登りきったあたりに観光案内所がある筈。
事前情報でこのあたりはヤマツツジの群生地とかあったので、ツツジをバックの写真も欲しいな。
おっあの辺に咲いてるぞ!と進んで左側の斜面を一枚撮ってから反対側を見て唖然とした。
わーっ!こっちの方が凄いことになってるぅ!!
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丘一面から裾野の広範囲にわたって咲きわたる感じは、未だ記憶に新しい天空のポピーを彷彿とさせる。
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少し下に移動すると左右がなだらかに開けた所があり、そこでは県道の両面見渡す限りツツジばかり!
ブログのフォーマットではサイズ制限で拡大出来ないが、ポピーの時同様にパノラマを!
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ただ単に生まれ初めて行く場所であり、知り合いのサイクリストも殆ど訪れたのを目にしていなかったので、実家スタートで行ける幾つかの候補地の筆頭としてこの日に訪れたのが、たまたまツツジの最盛期に当たったのは本当にラッキーだった。
前回のライドがポピーで次がヤマツツジだなんてええ歳のオヤジが赤い花好きかっ!
とツッコミたくもなってしまうが、頑張って登ったご褒美の景色としては実に目に嬉しいものだ。

なんて思わぬ収穫で悦に入っていたら、下山予定の時間をいくらか過ぎてしまった。
ちょっと焦りながら4号線を滑降し始めると、すぐに車に追い付いてしまうので、追突に注意しながら減速して追走する。
日曜ドライバーの運転では、こういうワインディングはロードバイクの方がよっぽど早く下れる。
反対側の車線には後から後からクライミングの訓練に余念がないローディーが登ってくるが、さっきの自分の半死状態とは違い、皆んな生き生きと踏んでいる。
きっとこのコースは群馬のヤビツや都民の森みたいなものなのだろう。
昼過ぎということもあって車やバイクもかなり多いのでこんな時間は嫌だが、今度は飛び道具でも使って朝早めにこっちのコースを登ってここへ来てみたいものだ。

麓に近づくにつれ徐々に勾配は緩くなるが、きれいに下り続ける道なので、車の隊列のケツに付いたままずっと下りきることが出来た。
しまいには信号も増えて車も停滞が始まったので、結果的にその隊列を抜き去って先に前橋市街に突入した。
4号線から二手に分岐する道を右に入ったらアーケード街が始まり、切れ目の千代田町という交差点を右折すると、前橋公園とヤマダグリーンドーム前橋の間を抜けて利根川を渡った。
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その先を左折すればあとは真っ直ぐ行くだけ。
予定の14時を少しだけ過ぎたが順調に高崎駅に到着!

14時という時間を目標にした理由は、実は電車というより、長時間じっと揺られる前にがっつりご当地ラーメンでも食べようという考えがあったから。
しかし色々補給の予定がズレ込んだ結果、てっぺんで蕎麦を食べてからまだ2時間しか経っていないので、全く空腹感がない。
ならば少しでも早く帰宅をと電車の時間を調べたら、ちょうどもうすぐ1本出てしまうところで、その後は予定の15時14分まで湘南新宿ラインはなかった。
とりあえずコンビニに寄って、酸っぱいものが欲しくてゼリーを買ってかき込んで、あとは電車の中でひと目に目立たずに小腹を満たしてくれそうな小粒のチーズパンやグミなどを購入。
あとは2時間超の長旅になるので、ゆっくり時間かけてパッキング。
慎重に運びながら早めにホームで待機したので、その場で少しばかり撮り鉄する余裕も出来た。
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お陰で退屈することもなく、群馬から神奈川までワープさせてくれる湘南新宿ラインが入線!
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最後尾の運転室の仕切にスペースがあるかは事前にネットで調べてあったが、その通りの車両でひと安心!
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約2時間の道程は、SNSのチェックや投稿やらをしながら、途中熊谷から大宮の間だけ意識を失い、池袋、新宿、渋谷と通り過ぎながら周りの乗客が殆ど入れ替わり、17時18分に武蔵小杉に到着!
まだ新しい横須賀線の駅前ロータリーで組立てて、勝手知ったる地域を最短ルートでアップダウンも元気良く走りきり、まだまだ明るい18時半前に無事帰宅!

長い1日パンクも危ない場面もなく、予想を超えた素晴らしい日帰り旅だった。

走行距離:168.3km
平均速度:20.2km/h
獲得標高:1664m

本日のルートはこんな感じ