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ヤビツ湿ッティングでリバウンドを痛感!

2016年 03月22日 07:06 (火)

前記事でかつて羽根が生えてたかのように自由に駆け上がっていた1年目との区切りをつけ、リセット1発目へのチャンスが巡ってきたのは、ちょうどその記事を書き終えた翌日のこと。

本当ならその1カ月前に今年初めてのクライムをおえている筈だったのだが、意気揚々と山を目指し走り出し青葉区内のいくつかの坂で準備運動を終えたばかりのところへパンクの神降臨!
TCRでは路上では初作業で、10カ月前のタイヤ交換以来の取り外しに少しもたつきながらもチューブを替えて携帯ポンプでエアを入れようとしたところ、部品が欠落していたらしく全く使い物にならなかった。
ただでさえ遅めの出発だったので、これで完全に戦意喪失し、数十分押し歩いて長津田のあさひさんにコンプを借り、その日はご近所の梅見程度に終わらせるという悲しい出来事があった。

それからポンプやチューブを買い揃え、試走代わりに実家へ用達しに往復60km程走った翌週にようやくチャンスの連休がやってきた。
当初土日は雨で、最終日月曜のみ晴れの予報が、近づくにつれ日曜も完全な晴れマークまで昇格。
喜んで仕事の電話の心配がない日曜に予定変更し、ようやくその朝を迎えた。

目覚めてすぐに呟きチェックをすると、同様に忙しそうで乗れない日々を嘆いていたのを時々覗いていた近場に住む千代さんが悲痛の叫びを上げていた。
同じように今日旅立とうとしていたようだが、どうやら雨が降っていたらしい。
しかも行先が同方面のようだったので会話に参加しながら状況を確認。
窓を開けると一応降ってはいないが、神奈川の近辺にだけ雨雲があるらしい。
ウェットな山道は嫌だから行先変更かと、奥多摩方面の天気を見ても3時間予報では同様に‘明け方まで雨。
そちら方面への候補の想定もなかったので変更せずと決定。

とりあえず雨は大丈夫なので8時前に出発。路面の濡れは仕方ないので、乾くまでは慌てず下りは特に注意してゆっくり。
雲が薄くなり、やがて切れていくのを期待しながら西へと進む。
すると逆に町田市内に入ったあたりからポツポツと雨粒があたり始めた。
まあ走れば乾く程度と高を括り16号、小田急江ノ島線を越え、東海大相模のあたりで本格的に。
厚木まで行けばイートインコンビニがあるのに…と思いながら相武台前の手前の711に逃げ込む。
軒下でクロワッサンとコーヒーを戴きながら本降りを嘆く呟きを。
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30分ほどで上がったので、水溜に注意しながら再出発。
踏切を渡り県道に出ると自衛隊前は広くて緩やかな下りで、いつもは最高速を出しても大丈夫な道だが、ウェットな路面から明らかに跳ね上げが見えるので、ブレーキングしながら下る。
座架依橋、中三田橋と川を越えて山が近づくにつれ、少し塞いでいた気分も直ってきた。
雨宿り後に走り出したら雨で空気が冷えたので、山に行かずして着用することになったウィンブレを白山を越えた辺りで脱ぎたくなった。

伊勢原市に入ったあたりから徒歩ナビを作動させるが、示された通りにいったら思いっきりダートになり、引き返そうとしたとき水溜と泥濘を通過し、タイヤとシューズに泥がつく。
更に途中で寄らない筈の東名高速が近づき、おかしいなと確認してみると、何処か途方もない所へ向かわされていたらしく、到着予定が6日とかになっていた。

すぐに大山の参道に続く通りに出たのであとは記憶で進んでいくと、こんなのが目に入ってきた。
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ふ〜ん安産の神様って珍しいのか。
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ぽっかり丸穴が開き、横からみるとパックリ開いた幹の部分が何かを連想させる。
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これがご神木ってやつなのだろうか。

参道から真っ直ぐ延長してきている新しい道は広々してとても走りやすく、目前の大山を目指すように登っていくのが気持ち良い。
花桃が赤く咲きほこっていた大山みちの道標のある場所での1枚!
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そしてこの場所のすぐ先に林道への分岐点である清水屋が現れた。
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予定ではこの辺は登山客たちでにぎわっていて、店頭販売の串ものか何かで小腹を満たしてから山へはいろうと思っていた。
しかしながらとうふ祭りの期間中を示すのぼりなどもあるのに、沿道はがらんとしていて、店頭に店員すら立っていない。
唯一清水屋さんのガラス窓に貼られたものがとうふ祭り期間中限定ともなっていて気になったので頼んでみた。
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とうふアイス150円也
めっちゃ安い~!
そして冷たくてちょっとアッサリして美味しい~~!!

店の目の前にある公衆トイレで用を足してその脇にある入口からいざ入山!
ここはいきなりそこそこの斜度のワインディングが始まり、お店の並ぶ参道の風景から一気に林道らしい雰囲気に突入する。
大山を正面に見たところからすこしづつ湿った気持ちも晴れてきてはいたが、
このひと気のない山の中で、ただ鳥のさえずりだけを聞きながら静かにペダルを踏んでいると、心のパラメーターが今日初めて標準から快感ゾーンに振れたように思える。

俺 生きてる・・・

路面は相変わらず湿っているが、もうそんなことはどうでもいい。
俺はこういう道を走りたかったんだ。

途中で車2台と年配の登山客達と出会ったが、ヤビツのような往来はないので
舗装の状態も良く、適度な勾配で見る見る街並みが下になっていく。
ちょうど車の人が開けたタイミングで阿夫利林道との分岐にあるゲートを越えて更に奥地へ。
正直言って特別な景観も見所もない道程なのは前回逆走して判っていたが、適度な斜度と上り一辺倒でないところなど山のリハビリには最適なコースだ。
前回スルーしてしまったこの道のチェックポイントはここ。
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大山側から来ると、秦野市境の表示が現れ、その手前にこの分岐があった。
ここへ至るまでに多少下り基調があったので、ここが峠ということではなさそうだが、この先から蓑毛までほぼ下り一辺倒になるので、この林道の大事なチェックポイントとして覚えておく必要がある。。

浅間山林道の終点には県道70号表ヤビツの蓑毛バスターミナルの目の前だ。
一応ここからヤビツアタックが始まるという区切りをつける意味で、一旦このターミナルで止まったが、下ってきたところなので疲れも感じなかったので、すぐに走り出した。
今回ヤビツへこんなアプローチで臨んだ理由のひとつは、あの軽そうに見せていざ喰らうと腹にもたれる前菜の膳場峠を避けたかったから。
そもそも峠と名がつくのに、上りも下りもほぼ一定勾配の一直線というのも面白くなさすぎる。
それでいて通過すればしっかり疲れるので、名古木でまとまった休みを取らないこにはヤビツで本気が出ない。
もうひとつは、名古木を通ればストップウォッチを当然作動させてしまうだろうから、長いブランクでの衰え振りを数字で叩きつけられるのが怖かったから。
最後に大山の麓から林道で山を堪能し、その流れの中で蓑毛から菜の花台、ヤビツ峠、札掛と連続して楽しみたかったというのも大きい。

そんな考えからの変則アプローチでの表ヤビツは果たしていかばかりか・・・
最初の輪型コンの急勾配は、従来だとバス停までの10%超えの延長で、これを乗り切るまでがひとつのピークなのだが、それに比べれば幾分余裕で越えた感じ。
その先の緩めの勾配の続く林間区間は相変わらず爽快な気分で駆け抜けた。
までは良かったが、次の右斜面に変って勾配がキツくなりだすあたりからは、今まで味わったことがないくらいの辛さだった。
娘のビアンキクロスで来た1番最初でさえ、ただ足を止めるなだけ考えてるうちに着いたし、TTで名古木から追い込んできても、本当に辛いのはまだ先だと思いながら通過してしまうところ。
速度が5km/h近くまで落ちると、今日は別に拘る必要ないし、足付いてしまおうかとさえ頭をよぎる。
既に何台か抜かされてきたが、背後から楽しげに会話しながら近づいてきた2人組などは、追い越しざまに
「ヤビツをこんなにのんびり登るのはじめて」
とか当てつけのような台詞を残していった。

そしてようやく菜の花台へ到着!
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今日は最初から眺望には期待していないし、寧ろ麓から見上げて頂上付近はガスっているようだったので、逆にビジブルゼロ!ってな状態を見て見たかったが、実際にはこの通りただの曇り。
だからと言ってこの場所に愛車と共に来れたことの充足感は損なわれない。

石のベンチにへたりながら一応証拠写真を呟き上げなどしていると、展望台から降りてきたおじさんと連れが近寄り

「自転車でこんなとこまでなんて凄いね」
「いえいえ、普通はここは通り越して皆一気にてっぺんまでだからダメですよ!」
「どこから来たの?横浜⁇それでまた帰るんでしょ?そりゃ凄いわ‼︎」

今回ばかりはあまりの退化ぶりにすっかり劣等感にうちひしがれていたが、
考えてみれば登れるのが当たり前と思っているのは、サイクリストの中のもの好きだけであって、一般の人の感覚ではこんなこんな所まで自転車でなんてとんでもない偉業なのだ。

ということで気を取り直して残り3㌔ちょっとを登りきるとしよう。
なにしろ早くメシが喰いたい。

菜の花台から峠までの区間でキツいのは、最初のワインディングのあと中盤のほぼ真直ぐに行く手が伸びるところ。
散々登ってきてからだと、ここで脚が鉛にでもなったかというくらいの気分になるが、休んできたばかりだから・・・
やっぱりキツい!
11㌔の道程の中ではあと少しだが、3㌔の中ではまだ半分以上残ってるになるので、寧ろいつもより辛いくらいだ。
再びワインディングに入り、”この先左急カーブ”という看板が2~3続いたあとにゴールが見えるのだが、
今回それは 左急カーブ→右急カーブ→左急カーブ の順であることを確認。
その間に明らかに歳上と思しきローディーにまで追い抜かれたりしながらようやく登頂!

一目散にベンチまで行ってぐったり休憩。
それにしても衰えたものだ。
これまで50分ちょっとで登っていた時だって、ガチな皆さんに比べたら亀みたいなものだったのだろうけど、それでもほぼ抜かれた台数=抜いた台数だった。
それが今回は抜かしたどころか、背中が近づいてきた人すら皆無。
それも蓑毛で足付き、菜の花台で休憩までしているというのに・・・
これではビアンキクロスで登った初登頂の時よりも劣っている。
体重約1kg、ウエストがベルト穴1個分程度のリバウンドと思っていたが、体力的にはそれ以上に退化していたのか。
前記事に去年のレベルに戻ることを目標に掲げたが、今の状態からそこまで戻れる気がとてもしない。
このまま折れ線グラフが下り傾向のまま老化していくだけなのだろうか。

登頂した喜びなどかけらも感じなかったが、こんな写真は一応撮ってみたかった。
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やっぱり地鶏棒短いし、ヤが消えちゃってるし・・・

まあ何はなくとも昼飯にありつかねば。
つるっと下ったあそこであれを・・・・
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なぬっ 休みっ??

そりゃまあ気まぐれと銘打たれちゃあ日曜休みでも文句は言えんが。
ここで未体験のガーリックライスで精をつけて、じっくり休息して裏ヤビツ滑走を楽しむ筈だったのに・・・
っていうか更に問題なことは、てっぺんで空になったボトルにここで給水の予定が、それも不可能になってしまったこと。

仕方なくまだ疲れが取れない身体を引き摺って、短区間ながら裏で最大勾配区間を上って護摩屋敷の水まで戻って給水。
しかしいくらここから下りだと言っても、次に食事の出来る場所までは20km近くあるとなると、こんな空腹状態ではハンガーノックは必至だ。
雨宿りで最初のコンビニのタイミングがずれ、代りに補給を予定した大山の麓ではアイスしか取れず、そして気まぐれ・・
と考えてみれば補給プランも狂いまくりだったのだ。
このところ滅多に食すことがなく、リュックの中で粉々になりかけていたパワーバー1本を護摩屋敷の水で流し込む。
これでどうにか下山できそうか。

札掛の橋の手前で千代さんとすれ違ったのに気づき声をかけた。
グループライドで一度ご一緒しただけだが、ご近所でもあってよく行き先がカブることがあったり、
最近忙しくて乗れない境遇もなんとなく共通していたので、今回逆コースを行くと知ってとにかく見つけたかった。
ちょこっとの会話だけだが元気そうで何より。
色んな目論見が外れる日にあって、これだけでもクリア出来て良かった。

裏ヤビツの下りはやはり爽快だが、路面の荒れ方が気にかかる。
必ず足を止めるキャンプ場の上は、フェンスが張られて景観が楽しめないので通過したが、代わりにちょっと近い感じの風景をすぐ先で見つけた。
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写真として納得のできる映りではないが、こんなもんで良しとしてとにかく早くメシにしよう。

ちょっとは気の利いた所で食べたい気もしたが、もう2時を回っているので近さ最優先。
とりあえず宮が瀬湖畔へ行ってぶらぶら物色してみたが、ガッツリ食べたい欲求と合致する店が見つからず、
結局8月にプレトレの皆さんと入った旅籠ふじの座敷に上がって注文。
客数も多めなの見て、前回そこそこ待たされた記憶が蘇る。
どっと疲れが出て癒しの歌声ボニーレイットの新譜を聴きながら座卓に突っ伏して昇天。
ついつい前回と同じものを選んでしまったカツカレーが運ばれ、おばちゃんに揺り起された。
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夢中でかぶりついたからか、実際そうなのか、ルーの味がした記憶すらないまま平らげた。
時間は既に3時半を回っていたので、自動車最短ルートを検索して帰路へ。
本来の予定では湖畔は通過して気まぐれ喫茶からそのままオギノパンを目指す筈だったが、その必要もないのでナビに従い初めてとなる鳥居原から道志みちに通づる鳥屋方面へ下る。
真っ直ぐ国道412号へ抜けるこのルートは雰囲気も路面もなかなかいい感じ。
412を右折して少し先を左折して圏央道相模原IC〜橋本へと抜けるのは既に定番。
そして尾根幹入口の小山交差点から鶴見川源流へ出て図師大橋へ。
源流の先からは道幅が広く交通量が少なくて走り易いが、疲れてると却って風ばかり受けてうんざり気味になったりする。
それとは対照的に芝溝街道は途中から路肩が狭くなり交通量が多く渋滞する。
ロード乗り初めの頃は、それでもすり抜ければ早いと利用していたが、最近は例え車止めだらけでも快適さ優先で専ら鶴見川沿いを通ることにしている。
マイナスイオンのお陰で多少は疲れも癒されながら、帰路だけは予定通りで5時半の笑点にギリギリ間に合った。

走行距離:120.6km
平均時速:19.2km/h
獲得標高:1650m

今回のルートはこんな感じ


路面がウェットなので前半抑えたから仕方ないとはいえロードで平均20km/h切ったのは長距離では初めてかも。
補給の失敗でハンガーノック気味だった疑いもなくはないが、とにかく走っていてかつての自分との違いは如実だった。

走った分だけ早くなる=走らなかった分だけ遅くなる

これが真理!
まあ、焦らず少しずつ戻していくしかない。
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TCR-1周年!

2016年 03月13日 08:00 (日)

前回の記事の締めは腹が出そうだったが、冗談でなくベルト穴ひとつ分はきてしまっている今日この頃。
気づけば今年になって一度もまともに山へ登れていないまま、この記念すべき日を迎えてしまった。

そう、愛車TCR-1が3月15日でいよいよ納車より1周年となったのだ。
本当は年末年始に1年の振り返りをしようと思いながら気を逸していたので、ここでTCRとの1年間を振り返ってみよう。

その前にほんの数日前に初めて知った事実、TCRとはなんと
チームコンパクトロードという意味だったらしい。
なんかコンパクトとかいうと携帯性や収納みたいなイメージにしか結びつかず、どうも走りの良し悪しには繋がらないイメージだが、その真意を調べてみると、どうやらこういうことらしい。
つまり従来のホリゾンタルフレームをスローピング形にすることで空気抵抗の軽減と低重心、剛性アップをG社が最初に実現したフレームだということだ。
そんな画期的なコンパクトフレームの中でも最小サイズに乗るコンパクトなボディのこの私。
そうなるとそりゃあ効率よく走れて当然ということになるかも。
確かにそんなことからも一般のロードに比べてひと際こじんまりと見える我がボディとフレーム。
ならばこの際"チーコン"とでも呼んでしまおうか。

そんなキュート(?)な愛車の画像を振り返ってみると。

納車当日…
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約一年後…
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タイヤの色でだいぶ印象は違うようだが、実際は殆ど変わっていない。
購入翌週からリペアツール用にG社のサドルバッグを装着したのと、5月にデフォルトタイヤの違和感から現在のミシュランのリチオン2に替えた。
あとは11月に落車して割れたバーテープを1ランク薄手に替えたのは、デフォとはロゴの刻印があるところが違うが、見た目では判らない。

iPhone6sじゃないが、変わったのはたったそれだけ。
それさえも必要に迫られなければ変えずに1年は通したかったくらい。
ホーイールを替えれば劇的に軽くなるとか、投資すればそれなりに変わることは判る。
それどころか世間を見渡せば、デフォルトのホイールのまま乗り続けてる人の方が少ないのかもしれない。
でも上ばかり見ていたらキリがない。ちょっといいのに替えたらもっといいのが欲しくなるだけ。
もう十分乗ったし、いい加減気分を変えようか・・
僅か1年足らずでそんな境地に達したなんて言うべきではないだろう。
因みに1年で走った距離はおよそ5300km
これが多いか少ないかはともかく、1万㌔乗ったならそんなことも考えてみよう。

最近乗れる機会が少ないせいもあるだろうが、ウィークデイにプレトレで通勤し、週末TCRに跨って走り出した最初の瞬間はいまだに新鮮な喜びがこみ上げる。
そして走り続けながら感じてくるマシンと身体との一体感。
これほど自分の体力をダイレクトに推進力に換えるものはないだろう。
走りが重たいと感じるようなことがあったとしたら、それはマシンのせいではない。それが自分の体力なのだ。
そんな感覚が1年経った今も全く変わっていないとは、なんと素晴らしいものを手に入れたのだろう。

さて、ではそんな半生の相棒との1年の軌跡を振り返ってみよう。

まずは神奈川県内。
基本装備を整えての試走は当然のように江ノ島へ。
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人生初のロードバイクと先ず目指すべき場所ということで購入翌週に早速訪問。
しかしそれ以降はこんな優れた足を履いてしまえば、目的地としては近過ぎる場所となってしまった。
その後ここを目的地にしたのは、プランクが大きくなったリハビリでついこの前の1月末あっただけ。
今や江ノ島はただの中継地点でしかなくなってしまったかのようだ。

海を目指した走りの中で一番思い出深いのは、やはり神奈川の最果ての突端。城ヶ島だろう。
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プレトレ時代に成し遂げられなかった三浦半島一周をこの8月に実現させられた。
海岸線近くでのダイナミックな景観や灯台など、日帰りコースの中に色んなオプションを取り入れながら、島に渡って海の幸をたらふく戴いて折り返し。
この上なく贅沢なサイクリングなのではなかろうか。

海と言えばもうひとつ忘れられないのが熱海である。
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かつて堤防釣りに嵌っていた頃、日帰り釣行としては文字通り最も熱く、様々なターゲットを楽しめる夢のような場所だったが、そんな場所へ自転車で、しかも真鶴岬や箱根の寄り道までしながら行ってしまうという欲張り過ぎのツアーは、今期3度目の200km超えを記録した。
来宮から熱海峠へ登る途中で脚を痛めながらも海抜0mから標高846mまで登りきり、同行のチキンさんと共に海風と高原の爽やかな風を心から楽しんだ思い出深いライドだった。

神奈川の山では、それより前に駅伝もしくは弱ペダインハイルートで箱根登頂したのが忘れられない。
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湯本から芦ノ湖へ至る色んな形で目にする有名な風景を楽しみ、別天地のような仙石原を抜けて、足柄山に近い夕日の滝でマイナスイオンも満喫。

定番のヤビツ峠については、今期実に5回訪れている。
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しかもうち一回は、裏からと表からの両方を往復して登るというかなり大胆な試みまで。
もはや一番手軽に楽しめる峠となりながらも、何度訪れても飽きることもなく都度ほかでは味わえない爽快感を与えてくれる。
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いろんな絶景を見てきたが、何度来てもこの景観にかなうところはないと思える。
去年の締め括りクライムもここだったが、未だ叶わぬ今年最初のクライムも恐らくここになるだろう。

続いて経路の半分神奈川とも言えるが山梨のあの地へ行けたことも今期のクライムツアーの中でも記念すべきものだった。
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毎年バンド仲間の合宿に行く山中湖へ自走で日帰りを成し遂げた意義の大きさは今期最大と言っても過言ではない。
往路のアップダウンの応酬がボディブロウのように効いて、単体ではそれ程ではないラスボス山伏峠越えが意外にキツかったが、その反面帰路の下り基調の滑降で調子が上がり、トータルで平均時速24km/h超えという最高記録もこの日に打ち立てている。

山を目指すライドこそ今期のメインだったと言えるが、そのメインターゲットとするポイントの大半は東京都内というのが凄いことだ。
TCR購入後最初に目指した山岳地帯は初めての奥多摩湖。
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やっとここまで来れたという達成感もさることながら、このとき1日に2度カモシカを目撃したというのも貴重過ぎる体験だった。
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その後梅の木峠や和田峠、檜原村の各所についてチームプレトレの皆さんからの情報や、グループライドの師匠であるmakolinさんの企画を通じて知ることが出来たので、いくつもの峠を巡ることが出来た。
中でもサイクリストに1番人気の都民の森は印象深い目的地。
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近くの都内の道路の最高標高地点である風張峠への到達はサイクリストのひとつのステイタスであり、
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ここへ至る超難コース風張林道を足付きなしで走破出来たという達成感は、今期の激坂体験の中でも頂点と言えるものだ。

実際かなり近場の和田峠などは距離的にもヤビツあたりと変わらず、近くの様々な峠と合わせて楽しんだり、何処かへ行ったついでにもう1本みたいに気軽に登れるので、組み合わせを変えてもう一度とリピートした峠も多い。

ロード購入直後より何度かmakolin師匠を中心としたグループライドに参加し、ライドの基本を教わりながら色んなスポットやルートを知ることが出来たのが、その後のコース設定に大いに役立った。
中でも埼玉エリアへも自走が可能だという認識を身を持って出来たことは大きい。
期せずして同年式同型同色のTCRをマスターが先に持っていられたCafeKiKiさんへ初めて4月に訪れて以来、埼玉の山々が急激に身近なものとなる。
同店が初めて主催した走行会への参加は、自身初のサイクルイベントとなり、多くのサイクリストと楽しい時間を共有した。
その時登頂した有間峠も風張峠、道志みちの山伏峠に次ぐ1000m級の高地で、その達成感は格別なものがあった。
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我が幼少から青年期までを過ごした埼玉にあって、その山間部の象徴とも言える場所秩父へまさか横浜から自転車で日帰りができるなどということは、それ以前には思いもよらなかったこと。
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5月の末に参加したmakolinさん主催のグループライドでそれは突然実現し、終わってみればそれが初の200km超えとなった。
このときは昼過ぎに西武秩父駅でわらじカツ丼を食べ、折返して帰路は小作駅前でおやつのコンビニのエクレアひとつ以外とらなかったら、残り十数キロでハンガーノックになり、通り慣れた近所の坂が登れなかった。

しかし、そんなグルメライド的なグループ走行を含んでも200kmが可能だったので、その後の走行プランはそれを見据えたものとなり、先に挙げた熱海〜箱根ルートのほかに、もう1回秩父方面のプランを単独で遂行し、今期合計3度200km超えを達成したことは、ロード1年目としては我ながらよくやったものだと思う。

単独の秩父方面コースについては未だに悔いが残っている。
自走で鎌北湖〜奥武蔵グリーンライン〜秩父〜裏有間峠〜カフェキキというてんこ盛りのルートを企画し、いざ出発して30キロ程走ってから財布を忘れたのに気付いて中断延期。
そのすぐ後に台風などでコース上の林道が通行止めになり、予定のルートは今期実現不可能となった。

代替案として子の権現〜刈場坂峠〜堂平山〜秩父〜東秩父方面という200超ルートを実行したが、最初のヤマ場の子の権現で膝を痛め、以降の峠は通常の半分近い速度でなんとか乗り切って、結果的には完走してしまった。
それを思うと3度達成した200超は、いずれも途中で体調が悪くなりながら達成していることになる。

そんな思いの募る奥武蔵方面へは更にもう一度訪れて、それにより奥武蔵グリーンラインも全行程を見ることが出来た。
この地区は小学校の遠足で来た覚えのある名前がいくつもあり・・

鎌北湖
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子の権現
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顔振峠
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などなど、その頃の印象は40年以上経った今となってはほとんど残っていないような所を、この歳になってあらためて自走でなぞることが出来たのは、自転車生活の中でも特別な感慨がある出来事だった。

こうして一年足らずの期間にTCRと共に走りぬいてきた軌跡を振り返ると、ハードなコースを毎週のようにこなしていた夏場は本当にイケイケの怖いもの知らずだったとつくづく思う。
その後仕事の担当替えがあり、夜勤や休出が連続したり、そんな中の軽いライド中に落車を経験。そこへ更に親の介護問題まで深刻化し、年明けからはロングライドがまだ実現していない。

今となれば、あんな風に毎週のように200kmとか乗りまくれていたことが普通とはとても思えない。
ロングライドのブランクが2ヶ月以上ともなれば100kmですらまともに走れる自信がない。
なのでこれから2年目のシーズンの目標としては、1年目を超えようなどとは考えず、先ずは全盛期同等のライドが出来るようにまで戻すこと。
去年未遂に終わっているいくつかのプランの実現はそれからの話。
タイムの更新だとかトレーニングなんてストイックな部分よりも、1年目と同じくらい楽しかったと言えればそれでよし!

最後に1年目にTCRと共に見てきた、その他のお気に入り画像を並べて、1周年記念の締め括りとしましょう。

お気に入りの海の見えるダイナミックな景色といえば・・
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三浦半島随一の絶景スポット、県道215号より望む宮川湾

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北斎の絵になりそうな立石のうっすら富士(クッキリ版は次期の課題か)

貴重な山の景色のご馳走達・・
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月夜見第一駐車場より奥多摩湖を空から望む

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奥武蔵の山中に忽然と現る圧巻の天文岩

都心方面の気に入りは・・
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やっぱりゲイトブリッジ鑑賞のアリーナ若洲海浜公園

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普通にお台場だってなかなかいい絵面

紅葉狩りも楽しかった
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裏ヤビツ、丹沢札掛モミの原生林の石碑

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大迫力の色づく神戸岩

最後に今期の富士2選
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なかなか見えそうで見えないヤビツ菜の花台からの夏富士

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陣馬山より望む今季のベストアングルの冬富士

ああ、なんていい景色いっぱいの楽しい1年だったのだろう♪