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美は至近にありき<和田峠~檜原村>

2016年 11月23日 23:06 (水)

ナイトライドの翌週の日曜はノープランだったが完全に晴天の予報だった。
時節的にはまだまだ紅葉を楽しめる。
たまたま前日実家の整理で、前に両親が健康のために散歩しながら使うようにと買い与えた我がf800rと機能の近いふた昔前のNIKONのデジカメが全く使われていなかったので引上げてきた。
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今回はその撮れ味も試してみたい。
そして場所はこれまで埼玉→神奈川ときたので、東京の山しかあるまいとなった。

目覚ましよりだいぶ早めな4時前に目が覚め、とりあえず用意したら近場の711に寄って、おにぎりと味噌汁で朝食を済ます。
4時半頃出発するも辺りは霧に包まれて視界が宜しくない。
そのせいだけでなくどうも調子が上がらず、気がつくと平地でも20km/hを切りそうになったりしてる。
若葉台〜永山〜多摩センターと表通りを経て野猿街道から北野へ抜け、八王子駅を回り込んで20号から陣馬街道へ。
山に入る前に補給と携帯食の調達でラスト711へ。
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霧も晴れてちょっと湿った朝の恩方地区を通り抜け、まだ門の閉まった夕焼け小焼けふれあいの里を通過し左折して細くなる道を行くとさっき追い越して行ったバスが折り返してきた。
既に登山客も多く登って行っていることだろう。
そして本日の山巡りの入口に到着!
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調子はイマイチだが、体温を測るのと同じような意味で一応タイムは計測しよう。
スマホのストップウォッチを作動させ走り出す。
丁度1分くらいの所で見覚えのある姿が…
ここで毎週のように朝練をされているbaohさんだ。
既に登頂を済ませお帰りになるところということで、少しだけ話してお別れする。
せっかく同じ方面へ向かうのだから会える可能性の高いルートにしようということなので、帰ったあとにならなくて良かった。

途中停止したらTTとしては成立しないが、再び回して先へと進む。
梅雨時に走ったときより勾配がキツく感じる。
あまりに速度が落ちるので巻貝カーブではダンシングに切り替えるが、そうしているのがさほど辛くないということは、持久力的に余裕があるのに筋力が発揮できないということなのだろうか。
とは言いながらも速度は全く上がらず、しまいにはトレイルランの人にあっさり千切られた。
そんなこんなで結局最後はやはり抜け殻に近い状態でゴール!
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いつものようにiPhoneが上手く起動せず、ボタンを押すとSiriが起動したりしてウォッチを止められず、この作業に数十秒費やしたとは言え前回より更に1分近くタイムが伸びてるとは酷すぎる。

まあクライムのトレーニングに来た訳じゃないのだからええんでない!?
ってことで先へと進みます。
去年の年末に裏から登って陣馬山チャリキングしたとき以来、この和田峠から望むことができていない霊峰のお姿が、きっと今日は見えるのでは…

軽めの期待と共にスルスルと下ってビューポイントに出て言葉を失った。
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うへ〜っ!めっちゃ見えてるぅ〜〜❗️
前々週の箱根では頭にチョッピリだった雪化粧もたっぷりまとい、朝日を浴びて手前の山々の褐色の稜線からひと際浮き立っている。

となればこの最高に別嬪な霊峰をバックにバイク写真を…
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実はこの写真はiPhoneによるもので、撮影後に加工が出来ないデジカメではこのようには写せないし、今日はf800rではないのでiphoneに飛ばすこともできない。
撮影したままでは手前側の峠の斜面とバイクは完全に日陰なので、白く光る富士山をクッキリ写すとそれらが真っ暗になり、逆にバイクなど手前のものに合わせて露出を固定すると富士山が空に溶けて消えてしまう。
そこをiPhoneカメラの進化した編集機能で、輝度や彩度、コントラストなど微細なコントロールで肉眼で見える様子に極力近づけてみた。

しかしこれでも実際にこの場所で釘付けになるほど感動している景色の素晴らしさは半分も伝わらないだろう。
本当に凄いのは、日の当たる山々の合間に少しだけ建物などの人工建造物が細かい粒子となって輝いていたり、日陰となっている今居る斜面から繋がる山肌が控えめながらカラフルに色づいている中、右斜面から足元へ回り込む林道の曲線などのすべてが前方中央の圧倒的な主役を引き立て、緻密でありながら印象派の絵画のように強烈に視覚から脳裏に焼き付いてくるトータルアートとでも呼ぶべき景観だ。

去年見た陣馬山からの富士山はほぼ同じアングルのより高みからなので、霊峰自体の存在感とそこから延々と広がる稜線のボリュームで圧倒的迫力だったが、唯一無二の芸術とまで言いたくなるほどの特別な風景としてはこちらの方が勝っているように思えた。

そんな目の前の風景と肉眼以上に陰影が強調されて全てが同じようには映らないデジタル画像を少しでも近づけるため、その場で子細な調光と色彩のコントロールを施したものがこれ!
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飽きるほど霊峰が望めた先週の箱根路でいくつも写しながら満足しきれなかった富士山の景観を、この画像が簡単に凌駕してしまったということで、本年度No.1と銘打ってこれらの画をSNSにupし、最後の1枚はインスタにも上げた。

そんなことをこのベンチに座って行っていたら1時間近い時間が流れ、さっきかいた汗もすっかり冷えきって相当寒くなってきたので、ウィンブレを羽織って下山開始! 
先ずは小沢商店で缶コーヒーを流し込み体内の暖をとり、更に下ってようやく道に日が射す所で止まり身体を温める。

早くも景色と撮影画像についてはさっきのが今日のピークだったのは疑いようもないが、だからといって帰ってしまう手もないので、梅雨時に天候が不安で取り止めた上野原方面から鶴峠を抜けるコースで奥多摩を目指すプランを決行することに。
かなり長い山道となりそうなので、ちょっとでも目を引くものがあれば撮影って感じで。

いつも左折して藤野へ行く分岐を直進し、林間を少し上って下ると集落がそこここに点在する佐野川という所へ出た。
しばらく奥へと上っていくと山梨県境が現れた。
あれっ!?じゃあ今までは何県だったの??
と裏面を覗くと神奈川県相模原市だ。
なんとなく中央線や甲州街道より南側までが神奈川という印象だったが、そういやそうだ。
和田峠も南側は神奈川県なんだったっけ!
するとあの絶景も完全に我が神奈川県のものだったのだ。
しかしまだ旧の津久井郡だったらイメージははまるが、相模原市ってことは緑区だよな。
なんかこんな山村までかき集めて政令指定都市ってなんだかな~

県境の先の上野原カントリークラブを過ぎて大きく左に曲がってからの下り坂で意外な角度から霊峰が再び姿を現した。
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 こんなアングルでバイクとのコラボ写真が撮れるとは意外で何か得した気分。

そしてしばらく進むと...
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おっと、またニホンザルの群れだ!
けっこう色んな山中を走ってきたが、初めて猿と遭遇したのがついこないだの猿橋付近で、次がここって、山梨猿多~~~~!!

その先の分岐は、左が上野原で右が檜原、あきる野って??
まあ左だと戻る方向だし右だろ!

日当たりの良い斜面を上ると長閑な景色がそこここに。
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ぐるっと右へ回り込んでどんどん高みへと進んで行くということは、目の前の山を越えてあっちの方へ...
あれっ?!行かない。
斜面に沿って目指すべき方向より右へとどんどん上っていく。
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これはもしやと思ってマップで確認したら案の定だった。
これって檜原村から抜けてくる甲武トンネルの道じゃん!
どうやらさっきの分岐を左が正解で、そのちょっと先を右に行くのが順路だったようだ。
「だったらちゃんと小菅村は左って書いといてくれよ~!」
まあここまで上ってしまったら戻りたくないし、この道も初めてだからそれも良し。
そうなると恐らくこれが最後の上りってことになりそうだ。
気を取り直して登り続けている右側にちょっとした展望台
みたいなのが見えた。
ちょっと上った先のガードレールの切れ間から入り込んでみると、そこには嬉しい景色が!
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和田峠とアングルは近く、周りの景観はあれほどではないが十分美しい!
それにさっきから時間が経ったからか、裾野の様相にちょっと変化がある。
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雲海が周囲の山の上に広がり始めて雲間に浮かんでいる。
そして右手にはいい感じでススキの茂みもあって、この二つのコラボもこの場所のこの季節ならではの絶景といっても良いのではないだろうか。

予想外の絶景が再び手に入り、進路を誤ったことはこれで帳消しとなった。
ここで見とれている間に何人ものローディーが登り降りしていったが、この景観に気付くひとも居ながら足を止めて写真を撮ったり観ていくのは誰もいない。
クライムが好きかトレーニングが大事か知らないが、そっちの方が勝るという感性は自分には理解できない。
やはり大会に出て記録を残したり、ブルべに参加してなんちゃらとかいう気持ちは無くはないが、ロードバイクで走る目的の中で自分にとって大きいものはそこではないことは明らかだ。
そしてきっとそんな私は多くのローディーの中の少数派ということになるのだろう。

その場所からほんの少し上ると甲武トンネルが現れた。
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潜り抜ければ当然ながら下りが始まり、見覚えのある檜原街道の上川乗交差点に合流。
もちろん左折はせず真っ直ぐ下って行く。
当面の目的は昼飯しかない。
目指したのは初めて檜原村へmakolinさんの企画で来たとき以来となる深山。
人気の店だけに先行の待ち客が4~5組だったが、暫く待ってまとまった人数あ店を出ると、一気にお呼びがかかって店内に入ることが出来た。
肉が欲しかったので、大好きな舞茸も入った舞茸とアグー豚の蕎麦を注文。
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勿論蕎麦の喉ごしもお味も最高。
しかしご覧の通りでいかんせん量が少ない。
大盛りにすべきだった。

さあ午後は何処へ?
っていうほどの意欲はもうそれほど沸いてこない。
だってもう随分登ったし、いい景色にも満たされている。
それでも欲を言うなら紅葉画像がほとんど集まっていないってとこだろう。
という訳で去年の同じ時期にも訪れたこのすぐそばのあそこへ行ってみよう。
県道の少し奥まで進み青い橋の手前を右折。
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2kmほど上って真っ暗なトンネルを潜って到着。
さあ神戸岩の紅葉やいかに...
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ん~~
こりゃ去年より薄いな。
それでもこの岩の迫力の魅力に沢山の人が集まり、誰も写り込まない写真は撮れなかった。

前回もそうだったが、肝心な場所よりその入り口の手前の川辺の方が見事な色付きだった。
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この一枚で奥多摩の紅葉写真ってことで、これにて今日はおしまいにしよう!

ここから真っ直ぐ五日市まで下り、山田の交差点から秋川右岸へ出て新滝山街道~ひよどり山道路。浅川沿いは工事中だったので八王子駅前を通って野猿街道までノンストップ。
下柚木711のイートインで蕎麦で足りなかった分を補って、多摩センターから鶴川へ回って無事帰宅。

NIKON COOLPIX s9300の画像はなかなかナチュラルな感じだが、ちょっと彩度が弱い気がする。
機能的にはf800rにあるマニュアル操作部分が一切なく、不要なストロボは起動の度に休止の操作をしないと勝手に出てくる。
そして勿論wifi送信の機能もないので途中でSNSアップも出来ないので、あらためてf800rの多機能振りの恩恵をどれだけ受けているかを実感する結果となった。

今回の走行距離:140kmくらい
獲得標高:2081m


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TPT NightTrain Goes to IZU!<つきみ野~伊東>

2016年 11月20日 20:28 (日)

ろんぐらいだぁす というコミックでは実在のサイクリングコースを紹介しているということで前々から気になってはいたが、如何せん少女漫画然とし過ぎた作画に抵抗があり見ずにいた。
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それがこの秋からTVアニメ化したので、同様に躊躇していた自転車乗り達も含めて大きな注目を集めた。
かく言う私も自転車量販店の低価格ものから導入し、やがて仲間が増えてロードの世界へという展開が他人事ではないと思いながら見ている。
我らTPT(チームプレトレ)の中でも勿論話題となり、とりわけさかけんさんのダダはまりっプリはなかなかのもので、コミック全巻購入したばかりか、その中に出て来るライドを再現する企画まで提案するほどだった。

そんな訳で決まったライドがほしみ野ならぬつきみ野駅出発で伊東を目指すナイトライド。
22時集合ということで昼間実家の用事を済ませて夕方帰宅後ほんの十数分だけ仮眠し、支度をしながら夕飯の出来るのを待った。
大方20時頃には出来上がって、食後の21時頃脱出すれば家族も気にかけず、翌朝居なくてもどうせいつものように早朝から走りに行ったのだろうと思われるだろうという目論見だったが、上の子が外出したというのでなかなか作り始まらない。
このままでは食事出来るのが21時になりそうなので、遅れそうなので途中合流しますと皆さんにメールする。
ところが更に悪いことにとうとうカミサンが風呂に入ってしまったので、こりゃあかんと割りきって真実と夕飯、朝飯要りませんと置きメールを残し。20時過ぎに出発した。

21時過ぎ待ち合わせ場所に着くと、反射ベスト姿に白いバイクの人が。
参加表明のなかったふらっくさんだった。
なんと職場から直接ここへ来て、朝にならないうちに途中離脱sあれるとのこと。
駅周辺に適当な飯屋がなかったのでコンビニ弁当を隣で食していると、デコトラ並みの豪華満艦飾のさかけんさんが現れ、ほぼ定刻にbaohさんも登場しいよいよ出発!
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アニメで盛んに登場する境川に出るとさかけんさんのペースが上がる。
ヘッドライト込みの5灯体制だから怖いものなしなのか暗闇のCRを30km/h超のハイペース
だ。
かくいう自分も一応通常の装備に夜間対策を若干加えてきた。
ちょっと前に紹介済みのVOLT200だけだとこんなふうで
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視線の先である5m位に小さいスポットと、タイヤの周辺を広めに照らす2段構造の照射は確かに理にかなってはいるが、外灯のない暗闇では視界が狭く不安なので、ちょうどプレトレ通勤用がダメになっていたことだしと兼用できるごくありがちなこんなのを密林でポチってみた。
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GESUという名前もちょっとなんだが、何lmか唱ってもいない割りに実際の照射はとんでもなく強烈だった。
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左がその照射で右はVOLT200との会わせ技。
そしてGESUのオマケのテールランプをメットの後ろに装着!
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更にアサヒさんで売ってた絶妙にカーブのかかった細型反射テープをメットのサイドや前後に貼り、リムにもこれを貼るのに費やしたのは総額3000円程度。
これで実際に走ってみてスピード走行も全く問題なく、反射やテールランプの効果もなかなか好評だったので、実にコスパの高い投資だったと言える。

さて、一行は鷺舞橋で一旦隊列を整えて海を目指す。
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最初のチェックポイント片瀬江ノ島駅には11時半過ぎに到着
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ここへ日付変更直前に帰省先の逗子から駆けつけたるう♪さんが加わり5台のトレインで再出発!
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135号線を快走するTPTトレイン
さっきの境川写真とほとんど見分けがつかないが、ちょうど一年前に湘南平目指して走ったとき同様にこの区間恒例のスプリント合戦も繰り広げられた。
バイパス区間が終了した後大磯駅でひと休み。
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駅前に溜まってたタクシー運ちゃんのひとりが、さっき135走ってたでしょ?!早かったね~
って本物の人らに比べたら...
まあタクシー料金じゃないが深夜割増ってやつかも。

そしてここでふらっくさんはタイムアウトということでお帰りになり、残る4人で先を目指します。
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写真は名前の割りにほんの少ししかない「太平洋岸自転車道」を走行中のもの。
そういえばルートラボではこの部分を省略しちゃってますが、編集でそこだけ直すのは多分無理なのでご勘弁を!

その後一行は135号を調子よく小田原へ抜けいよいよ文字通り山場の真鶴エリアへ。
昼間なら絶対県道740号が快適ですが、深夜なので初の旧の真鶴道路を通ります。
海沿いなので迫力ある波音は聞こえるものの、ヴィジュアル的にはほとんど闇の中って感じ。
大磯から走り通してひと山越えたので真鶴駅前のコンビニでひと休みし、あとはすぐそばの湯河原を過ぎてひと踏ん張りすれば熱海です。
しかし実際にはこの区間の方が長くて険しかった印象かも。

そして無事熱海に到着し、まずは寛一お宮の前で記念撮影。
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(写真提供baohさん)
自分でもフラッシュ炊いたりなしにしたりと撮影を試みましたが、三脚使って超スローシャッターのミラーレスカメラを操るbaohさんの職人技には遠く及ばないので、戴いた画像にて。
ちなみに今回ここにある殆どの写真のお手本のようなものがこちらの走るんですか?ブログにてご覧いただけます。

そして街中のファミマで休憩。
未明に熱海となると個人的にはどうしても堤防釣りに通った記憶が未だ強く、そういうときによく堤防で食べたカップラーメンが何処で食べるのより旨かったので、熱海では必ずと決め、店頭で会社でもよく食べるファミマPBの担々麺を戴く。

さあこれからがいよいよ自転車では未知の区間。
実はここまでインナーギアを全く使わずに来れていたので、この先もアップダウンがあるのは車で何度も通って知っているが、なんとか成し遂げたい。
最初の登りがいきなりなかなかの斜度だったのをなんとか乗りきってふと左を見るとこんな景色が広がっていた。
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熱海の夜景って何万ドルだっけ??

ここから伊豆多賀~網代~宇佐美と起伏の多い区間が予想以上に長かったが、無事に乗りきって朝5時頃に宇佐美駅へ到着!
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ここでタイムアウトとなったるう♪さんによる親譲りの真っ赤なBRIDGESTONEのクロモリのパッキングショウを鑑賞してからお別れとなり、残る3人で僅か先にあった目的地に6時無事到着~!
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道の駅伊東マリンタウンのテラスで朝陽が昇るところを見ようと待ち構えましたが、生憎水平線の上に雲があるのが判ったので諦めました。
それよりテラスの頭上でチャプチャプ聞こえていた温泉の音に我慢が出来なかったので、駐輪場探しにさまよってから入りにいきました。

それにしてもこんな時間に風呂に入れるだけでも素晴らしいことなのに、朝湯は通常より安い540円だなんて嬉しいサービス。
更に朝食をセットにするとなんと1000円ジャストだなんて嘘みたい!
ほかに掛かったお金はバスタオルレンタルの200円だけ。
露天風呂はハーバーに面してるため磨りガラスがあって入浴しながらは望めないながらも立ち上がれば大海原が望むことも出来て、夜通し走った疲れを最高な開放感とともに癒してくれるし、
値段が値段なのでそれほど期待しなかった朝食は...
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まさか干物の輸入品はないだろうから恐らく地のものと思われる香ばしい出来で、納豆に温泉卵に海苔とお新香も付く贅沢なくらいなものでした。
(ハムエッグだったかの別メニューも選べます)

いい湯に浸かってお腹も満たされ、となるとあと欲しいものと言えば...
そう、ちゃんと仮眠が出来る休憩所まで用意されていました。
300kmライドのときよりちょっとだけましながら15分程度しか寝てなかっただけに、これが出来るのは本当に有り難いかぎりです。
そもそも温泉入ってさあ走ろうなんて無理な話ですが、これならリセットが可能です。

恐らく数十分程度だったようですが、ちゃんと睡眠を取ることも出来たので、もうこれで帰り道も大丈夫でしょう。
目的地で入浴、食事に仮眠が出来ればもはや一泊旅行と同じ。
自転車乗りにとってこんな嬉しい流れはないだろう。
このパターン確実にクセになるだろう。

大満足の中朝9時前頃にマリンタウンをあとにします。
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往路とはうって変わって光輝く大海原を右手に見下ろしながらのアップダウンのあと熱海海岸で再度記念撮影。
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そしてやっぱり登り堪えのある伊豆山からのエリアを越えて湯河原のLAWSONでひと休み。
駐車場でコーヒーを啜っていると聞き覚えのない鳥の声が...
声の主がいるちょっと離れた電柱の上にズームインいてみました。
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あとでいろいろ調べてみたところどうやらサメビタキという名らしい。

このあと往路と同じ経路で真鶴越えをして下りの始まりから大渋滞に突入。
注意しながらすり抜けたりバスに阻まれたりしながらどうにか抜け出して早川港へ。
ここで食事をしたことのあるbaohさんの先導で港内の食堂へ行くと大行列。
食堂街から1本路地裏に入るとこんな店があった。
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バイクラックにポンプやツールまで店頭に出している店が、なんとすぐ入れるらしいので願ったり叶ったりです。
それがなかったとしても食事だけでも大満足でした。
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写真がイマイチですがマグロの問屋直営ということでとにかくネタが最高なのは勿論のこと、待ちきれずにメインが出る前に食べてしまったお通しも珍しいハチノミというオデコのあたりの身も絶妙な歯応えで絶品!
一見具がないかのようなこの味噌汁に実は鰯のツミレが入っていたりして、とにかく魚好きには嬉し過ぎる内容の充実ぶり。
店主とおぼしきお方は伊豆一経験のあるサイクリストとのことだし、こうなると今後こちら方面へ来る際は意図的にここで昼というプランになりそうな気配濃厚です。

朝に引き続き昼も魚で満足したあとはもう帰るだけ。
1号線を二宮の先まで戻り、国府新宿を左に折れて県道63号で小田厚平塚インターへ。
ここでさかけんさんとお別れし、baohさんと二人で小田厚側道をひた走り石田牧場でひと休み。
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個性的なジェラートメニューたちに迷いながらひときわユニークだった新米入りを注文。
まさかの本当に米粒入りに驚きながら丸山珈琲と一緒に戴きました。

さてあとは帰るだけとバイクに跨がると、前輪がフワっと...
空気厚がめっちゃ落ちてる。
ざっと調べてタイヤに異物や穴は見えなかったので、一応空気を入れてみたところ抜けている感じはしなかったのでそのまま走りだし、厚木駅前を通りすぎたあたりで再びタイヤのフワつきを感じたので、遠方のbaohさんとお別れしてから橋をわたった先のコンビニでタイヤを外して点検。
タイヤの裏側に白く粉が吹いているところを見ると小さなガラス片が入り込んでいた。
確か熱海の手前あたりでガラスに飛び散っていて、車もいたので避けきれなかった。
恐らくジワジワめり込んで中に潜って、チューブに小さな穴を開けたのだろう。
原因がハッキリしたので、この前まで後輪が連続でやられた時のような先への不安がないのはいいことだ。
チューブ交換を済まし通りなれた座間~町田の裏ルートを寝不足が嘘のような調子の良さで走りきり、実は一番の急坂かもしれないご近所の坂達も含めて最後までアウター縛りを貫きとおして無事帰還!
笑点の時間にも間に合って夕飯もちゃんと作る余裕がありました。

今回の走行距離;222kmくらい
獲得標高:1497m

そしてルートはこんな感じ

富士見&ススキ見&滝見〈南足柄〜箱根界隈〉

2016年 11月12日 11:58 (土)

意外に中身の濃かった秋の名栗路を楽しんだ祝日から僅か3日後の日曜に夕飯担当も必要ない終日フリーのチャンスが訪れた。
いくつか遂行したいプランもある中、帰り時間の心配がないならそれなりの奥地でもということで、平野部より早い秋の色づきを期待出来そうな箱根界隈へ向かうことにした。

目覚ましよりかなり早めの4時頃目が覚め、ノロノロと支度しながら1番電車の時間を確認してパッキング手間など逆算しすぐさま発進した。
新百合ヶ丘駅に4時半頃到着してパッキングし、終わりかけたあたりで目覚ましが鳴る。
電車の時間7分前の5時まで売店の開店を待ち、開くや否やでホットドッグドッグ缶コーヒーを買ってホームへ。
本厚木行きの電車が停車していたが、どうやら始発のようだ。
誰もいない最後尾車両の仕切り壁に結束し、シートに腰掛けて朝飯を。
各駅停車しながらも程なく本厚木に到着し、ホームの向かいの小田原行きに乗換え同じ場所に陣取る。
少しづつ景色が山モードに移変わりながら夜も明けてくる。
6時過ぎに新松田に到着する頃にはすっかり朝になっていた。

バイクを慎重に組立てると、駅周辺にたったひとつしか見つからなかったメジャーコンビニのサンクスへ。
足りなかった朝飯に追加のパンを詰め込んで、ボトルに給水したらいよいよ出発!

今迄にない往路の輪行を決めた理由は、いつも早朝近場からは見えていた霊峰が、自走で山を越えてより近い場所に辿り着く昼頃には雲隠れしてしまうことが続いていたため、先ずはより近い場所までワープしてしっかり姿を撮らえてしまおうと思ったから。
その甲斐あって駅から走り出してすぐにその姿はクッキリ目前に現れた。
サンクス前をそのまま西に向かい裏道を幾らか走ってから246に出て、暫く走った所で本日の1枚目を撮影!
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当然こんなのは序の口という迫力満点の勇姿をこの先でも楽しめる筈だ。

明神峠帰りに通って路面と傾斜が非常に良かった記憶もまだ新しい県道76号に分岐して、246と付かず離れずで進んでいく。
下りの印象と違わず苦痛を伴わない傾斜ばかりで早朝の山合いを気持ちよく走れて、自動車の往来が少なく極めて快適!
多少遠回りだとしてもこうなると車だらけの246なんて…となってしまう。
しかし山北の先でも残念ながら県道は右へ分かれて丹沢湖方面へと離れていくので、暫し国道を通りトンネルを越えて下った先で再度左へ分岐。

ここからは県道394号が始まり小山の街を抜ける。
道の左を流れる酒匂川越しに見る富士もなかなか。
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街中から左に分岐して川を渡り御殿場線沿いに進む。
朝の里山サイクリングという感じで見る景色ひとつひとつが輝いて最高の気分。
仕事やプライベートでのストレスもこんな時には頭からひと払いにしてくれるものだ。
途中から夏に足柄峠の下りで間違えた為に余分に走った区間に重なり、その時の記憶を頼りに進む。
そしてアウトレットの近辺を回り込んで東山湖へ到着。
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朝まづめなのか釣り人の多くが型の良いニジマスなどを次々に上げていた。

ここからいよいよ峠道と、前回は身構えて補給などに時間をかけたが、その後の上りが意外なくらいに楽だった記憶があるので、今回は冬物ジャージを脱いでウィンブレに着替え、水だけ飲むとすぐに出発。
斜度だけで言うと峠道へ分岐する前の方がややキツく、交通量も多いので楽しくない区間だ。
だがその上には見晴らしのポイントが幾つも出てくる。
最初に左手に現れたこの風車のあるのでドライブインは
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まだ開いていなかったので脇の方からこの日最大の裾野と共に撮影!
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直進すれば乙女峠となるT字路を右折するとすぐに駐車場があるだけの見晴らし台がある。
先にオートバイを置いて撮影している人が終わるのを待ち、我がバイクをセットしていると、ライダーさんが写して下さるというのでお言葉に甘えた。
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大変有り難く厚く御礼申し上げたが、ちんちくりんな被写体なので思い出にはなるも世間様にお見せするには…って感じ。
(^^;

駐車場の出口で再度お辞儀で礼を表しながら颯爽と峠を目指すオートバイを見送りながら、後を追うように出発!
前回感じた印象以上に斜度は緩く、今度は時折霊峰の姿も見え隠れするので、止まって写したり、暑くなってウィンブレを脱いだり、空腹になり携帯食を食べたりしていたらすぐにここへ到着。
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しるこ屋は休みだが、肝心の霊峰がしっかり見えて天下一の絶景を楽しめた。
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あとはこちら面の最高地点と思われる富士見茶屋から文字通り見渡せれば、今日一の霊峰画像となる筈。
更に数キロの緩坂をクネクネ登り到達するも茶屋は休み。
別に店には用はないので景色だけあれば…
ところが周辺には視界を邪魔するものが多く、まるっと霊峰を拝める場所がない。
どうやら店内からバルコニーに出ない限り望めないようだ。
仕方ないので自転車通行止めの箱根スカイラインの方へ少しだけ入ってみたが、ここでも電線や建物など邪魔があって絶景ポイントは見つからなかった。
一応隙間からズームして撮らえたこれが本日最高地点からの富士ということになる。
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正直今日は富士見飽きライドと皮肉ったくらい沢山のアングルから見ることが出来たが、これだ!と言える満足出来るアングルにはめぐり逢えた気がしていない
何故なのかは実は明白で、前回ここを通った日に見てきた景色で、足柄山からの裾野だけの景観を思い出しても、その足元をえぐられてるかのような斜面から霊峰を望む様々なアングルの中で最も広大な裾野へつながるそのダイナミックな光景こそ天下一の絶景に違いないと確信したからだ。
これによって前回は南足柄側からの上りがキツかったので今回は序盤から出し切ってしまわぬよう避けてしまったが、今度は是非小山側からでもトライしてそいつをゲットしよう!
と決意する結果となった。

とはいえ今回の行程のなかでは、たまたまA面の満足度が80%程度だったというだけのことであり、この先のB面で120%満足ってことも有り得るのだ。
先ずはB面へと続くトンネルを潜り、5月に初めて訪れて魅了されたこの景色の場所へ。
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自転車か徒歩でしか来れない長尾峠だなんてインスタにも上げたりしたが、その後よくよく調べたところ、この場所が峠なのではなく、この案内板の示す方向の藪の中を登っていったところに実際の峠はあるらしい。
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つまり自転車でも行けない峠ならば徒歩しかないということで、今日は時間に余裕もあるのでそこを目指して登ってみることにした。
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こんな背丈以上の笹の生い茂るけっこうハードな山道をひたすら上っていくとT型の分岐にぶつかり、どっちに長尾峠なのか不明なので上りになる右へ進んでいくと、ようやく少しだけ頭の周辺が開けた所があり、そこからも芦ノ湖側の景色が見えた。
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どうやらこれ以上先へ行っても期待する御殿場と箱根側両方に景色が広がるような峠は当分登り続けた先の乙女峠までなさそうに思えたので引き返すことにした。
するとさっきの分岐から少し上った辺りにこれを発見!
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実際の長尾峠とはこんな地味で見付けにくく中途半端な所にあったのだった。

藪の道を戻ってフェンスに括った錠を外して箱根方面へと下る。
いつものエヴァンゲリオンLAWSONではなく手前の711で小補給のあといよいよB面のハイライトの仙石原へ。
この他所にはない絶景いっぱいに生い茂るススキの中で撮影することが一番楽しみだった。
DSCF2271.jpg DSCF2279.jpgDSCF2281.jpgDSCF2290.jpgDSCF2297.jpg
日差しの具合やひっきりなしに通過する車達を気にしながら色んな方向や置場所などを工夫しながら撮ってみたが、なかなか満足いく画にはならなかったがまあ良しとしよう。

となればあとは大休憩タ~イム!
やはり店が多くある湖畔まで出るしかあるますまい。
寧ろ長尾峠以上ではというそこそこ続く坂を登って湖尻へ。
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ここら一帯が綺麗に色づいていれば最高だったがまあこんなところ。
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そしてここまでの道程を振り返りつつマッタリ休みたかったので、昨年8月と同じシチュー&カレーの店湖亭へ。
あの骨付きの鶏肉たっぷりのカレーをと思ってメニューを開くと、なんと売り切れ表示が!
まだ正午を少し回ったばかりなのに...

もはや完全なカレー腹なので残る選択肢はシーフードかキノコと野菜のどちらか。
箱根でシーフードってのもなんかピンと来なかったので後者を選択。
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オーダー後に野菜を炒めるという丁寧な作りなだけあってさすがに良いお味でした。

そしてここを折り返し地点として昨年同じようなルートを辿るプランであったが、また仙石原を通るのは面白くないと思い、大涌谷付近を通るルートを設定し、Googleナビをセット。
一旦元箱根方面へ向かって途中左へ分岐し、けっこうな斜度のカーブをえっちらおっちら登っていくと、ナビの表示に渋滞が始まっている。
途中で左に離脱すれば空くだろうとナビに注意しながら進むとすぐに左折表示。
曲がると今度はけっこうな下り坂となり、これがなかなか長い。
これじゃあ上った分全部戻ってしまう。確か目指す方向はまだまだ山の中のイメージなのに。
そうこうしていると信号のある交差点にぶつかり、どうやら想定した道でないことが明らかになる。
これ仙石原の道じゃん!
どうやらGoogleナビお得意の勝手に目的地変更が発動した模様。
今更登って戻るワケあり得んし、素直に来た道を戻りさっきと同じ711で小休止。
カレーに足りなかった肉成分が欲しくなり、焼き肉ガーリック味のおにぎりを頬張る。
うま~♪

そして去年印象の良かった黒白林道に突入!
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前回の印象そのままに静かで緩やかで路面の良しといいことづくめに思わず鼻唄が漏れる。
♪リンドリンドリンドウ~、リンドリンドリンドウ~~♪

さあ来るか来るか?と構えているうちにやはり呆気なく金時トンネルがご登場!
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抜けたこの場所には相変わらず車が何台も停まっているのは、もしかしてちょっと歩けば絶景にでも逢えるのだろうか。
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時間に余裕もあるので、バイクを停めて歩いてみることにした。
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長尾峠同様背丈を超える笹に覆われた道をどんどん登っていくが、なかなか何も見えて来ない。
しかし右上の方から人が複数以上で話す声が聞こえるということは、そこが絶景ポイントなのか。
暫く進むとちょっと意外なこんなものが現れた。
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こんな山奥に居酒屋??
まあ楽しそうでいいけど自分には用はなしと更に登ってみるが、このまま行くと金時山の頂上に向かうだけ。
降りてくる人にてっぺんまでどのくらいですか?と尋ねると、
1時間くらいというので折り返すことにした。

この先の黒白林道はひたすら長い下り坂。
下ってみれば休む隙を与えない鬼坂なのがよく判り、林道の分岐までで既にかなり辛い上にこんな仕打ちはないだろうって感じで、実際登ってるバイクには一度も会ったことがない。
でも実は路面状態は良好で道幅も余裕があり車も殆ど通らないので、どちらへ抜けても渋滞に会いそうな国道からの箱根下りに比べたら天国のような道だと思う。
ただ欲を言えば、途中に立ち寄りたいような見晴台や休憩場所が全くないのと、景色を楽しめるような場所がないのが寂しい。
そんな中でも少しは眺望を楽しめるだろうと注意しながら見つけた景色はこんな感じ。
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決して絶景とは言えないが、足柄の山々の奥深くに入り込んでるのだなあというのはなんとなく伝わるか。

ひたすら長いといっても実際どんなもんかを今調べてみたら10km程度だったので、やはりそのうち調子がいいときに上りにもトライしてみよう。

そんな地味ながら人里から隔離されたような林道ならではの雰囲気を堪能しきり、ようやくひとの気配を感じる平地が見える突き当たりのT字路を左折し、ほんの少しだけ登ると大好きな場所に着く。
夏でも涼しげなキャンプ場を抜けて森の中にちょっと入るだけで簡単に見られるこの夕日の滝は何度来ても見飽きない。
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これだけ幅のある水流が岩に全くバウンドすることなく直下に落ちる滝はそう簡単には見られないだろう。
何かのTV番組で滝行する滝のNO. 1に選ばれていたのも頷ける。

さて、時は15時。
今日は時間に余裕があるので名前の通り夕日の時間まで居てみてもいいのだが、どうも本当に夕日の時間帯に特別なヴィジュアルになりそうな気がしないし、ここで1時間以上もボケッとしてはいられない。
そこで閃いたのは、そういやもうひとつ自転車以前からお馴染みだったあの滝があったということ。
ググナビでは10kmと離れていない殆ど帰り道な場所なので、陽があるうちにもう1本行ってみることに。

林道も十分下り易いが足柄街道の路面の良さはレベルが違う。
この上なく快適な滑降が続く途中を左折し、プチ峠を超えてちょっとで滝に続く滝沢川が現れ、沿ってちょっと上れば到着する。
ここは若い頃横浜に移り住んで、手軽に滝が見たいと地図で探して車で訪れ、山奥まで行かずして簡単に来られる滝として家族連れも含め何度か訪れている。
しかし自転車乗りになってからは、プレトレで来るにはちょっと遠く、ロードではなんとなくそばを通過してしまうような中途半端な場所となっていた。
なのでこの滝を見たのは恐らく20年近く振りなのではなかろうか。
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去年だかの台風で滝壺近くの崖が崩れたとの話で、きれいに見られる状態にはなっていたものの、残念ながらこの橋を渡って滝に近づくことはできなかった。
それでもさすがに県内で名だたる滝だけあって迫力のある落差で記憶に残っていた印象以上だった。

こうして日没前に続けざまにふたつの滝を楽むことは想定外だったので、B面である仙石原のススキに90%満足したあとに予想外の素晴らしいボーナストラックが付いていたようで、非常に得した気分になりながら駅に向かうググナビが示したルートを辿っていくと、酒匂川流域の道に出た。
川沿いの広々した風景を楽しみつつ後ろを振り返ると丁度足柄の山々の中に陽が落ちようとしていた。
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あの山々の向こうの別天地箱根からここまでの道程を今日もたっぷり楽しませてもらったなあ。
と感慨に耽りながら更に進むと道の真ん中に立派な松が並ぶいにしえの東海道を思わせるような場所ああったので、郷愁を込めたTCR写真をと狙ってみた。
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画像の出来はともかく南足柄の長閑な夕暮れの空気感が伝わるものにはなったのではなかろうか。

なにか名残惜しい想いを残しつつ酒匂川沿いを更に下ってから橋を渡って新松田駅に戻ると、駅前で5人くらいバイクをパッキングしているところだった。
もしや同じ始発電車狙い?!
やはり皆考えることは一緒か。
と思いながらこちらもパッキングにかかり滞りなく詰め終わると、もう少しで始発の1本前の急行の時間で、先客の大半はこれに乗っていくようだった。
次の始発で好位置を確保できるよう急行の到着と同時にホームに降りて、出発を見送りながら先頭の位置まで移動して乗車場所を確保。
黄昏の新松田のホームを細いプラットホームの先端から眺めながら始発電車を待った。
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小田原と比べて人が少ないながらも寂しい感じでもないこの駅の雰囲気はなかなかいい。
そして今日のように素晴らしい観光地を人混みや渋滞に悩むことなく、馬でも越えぬと言われるような劇坂の難所もなく行き来できるアクセスの良さも素晴らしい限りだ。
自走では3時間近く掛かる区間を往復電車賃1000円ちょっとなら安いもの。
この新松田からなら未だトライしていない霊峰へも足を伸ばせることだろう。

今回の走行距離:92.2km
平均速度:18.4km
獲得標高:1754m

ルートは


山の進めー!<秋の名栗路>

2016年 11月06日 20:35 (日)

今年のGW千葉でひとりのローディーの助産を行ったが、以来半年間放置したままだった。
SNSでほぼ毎週のように乗ってはいるらしいことは確認しているが、これまで投稿された目的地がだんだん画一化していき、冒険性や発展性がどうも感じられなかった。
ここはそろそろ新境地を見せるべきか?!
と「何処か行くか?」と誘いをかけたところ「紅葉を見たい」と反応が。
関東では早めの時期に見たいというならそれなりの奥地へ行く決意あってのことと判断し、候補地を検討した結果、中でも素人にも優しいあの場所が最適だろうと決定した。

企画を立てた1周間前は晴れマークだった予報が、数日後には半日雨振りに代わり、一時は延期も検討しかけたが、案の定雨時間がじわじわ前倒しになり、前夜には7時には止むところまで改善した。
本来なら本編のユルポタ分を補填するため自走で行きたいところなので、未明のうちに上がらないかと期待しつつ床に就く。
翌朝5時前に目覚めて外を確認すると止んではいるようだ。
でも路面がウェットなのを見て、待合せまでにドロドロってのも嫌だと思い自走はやめることにした。
普通なら避ける息子が出勤で起きた時間に一緒食事をして車載していざ出発!

仕事で現場直行の時と同じ時間に同じルートで新奥多摩街道に出て、16号を通り金子駅付近を抜け、飯能市街には8時頃到着!
ストビューで調べておいた駅前の路地裏のパーキングが2台分空いてたので、停めてメールを。
奴もジジイになりかけだから9時までに集合と言っても早めに来てるだろうとの予測は虚しく、三芳パーキング付近で事故渋滞ちうだとか。
とりあえずノロノロな高速より下道で来るべしと返す。

あ〜あ小一時間待ち惚けか…
いやいやそんなことはない。自転車があるではないか。
降ろして近くを散策しよう。
先ずはこのあと案内するルートの導入部を確認。
割岩橋を渡って進行方向とは逆の川沿いへ。
恐らくこの橋をこっちから撮った人はこれまでいないのでは…
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ひとつ下流の橋を渡り
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川沿いの住宅街から穏やかで清らかな流れを垣間見
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いつも橋の上から見ている飯能河原に降り立ち
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なんてしてたら9時15分前になったので駐車場に戻ると、残りの1台が埋まっていたばかりか、向かいの同じ料金のPも満車。
ストビューでチェックしていたPを南口側まで全ての満車を確認をした頃に、駅前に着いたとメールが来た。
もう路地裏をしらみ潰しにと1本離れた路地に入ると有料駐車場の看板があり、砂利にロープで仕切られた所でおじさんおばさんが車を誘導していた。
「今から1台来るので停めさせて下さい!」
なんとか確保して場所をマップのスクショで送ると暫くしてご登場。
恐らくあとは2〜3台で満車のようだったので我ながらGJ!
ここを逃したらP探しでかなり時間もかかったろうし、諦めて目的地付近に駐車という最も面白くない展開になったかもしれない。
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ともかくすぐそばの711で各々準備を済ませ出発。
予習済みの最短路地を抜けて図書館横の住宅地に入りすぐにこの橋の赤い欄干が見えると後ろから軽く感嘆の声があがる。
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そう、ここはこんなにいきなりビューポイントが現れるのだ。
中身は知らんが飯能が舞台の山のすすめというコミックでも出てくるらしいので、まさにこれから山へと誘うここが導入口となるのだ
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と撮影しながら考えていると、
「もうこんな所でも十分だよな。坂とか勘弁してくれよ!」
「あそ、ならもう帰れよ!」
そんなやりとりをしながら先へと進む。
ここからの名栗川の右岸は左岸の県道とは違い車も少なく長閑でいい。
心地よくペースを抑えながら流していると後ろから
「うへ~坂じゃねえかよ~」とわめく声
「やなら帰っていいよ!」
せいぜい2~3%程度の勾配でこの騒ぎじゃあどこへも行けんわ。

橋を越えて左岸に渡り県道を少し進むと見慣れたオレンジ色のお店が現れた。
本当ならモーニング営業の8時半より前にここへ寄って、マスターに紅葉スポットなど情報を聞いてから進みたかったが、生憎今は10時半の開店前でまさに準備の時間だ。
ここが行きつけと説明だけして通過かと思いきや、ドンピシャのタイミングでマスターが店頭に出てきたので、簡単に情報を聞くことが出来た。
どうやら色付きはまだイマイチらしいが、さわらびの湯で10月桜が開花の可能性があるとのこと。
帰りに寄ることを約束して先へと進む。

するといつもなら素通りの橋の下がなかなかの色付きだったので止まって最初の紅葉撮影を!
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そこからちょっと進んで史跡である名栗川橋でも撮影を!
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更にほんの少し進んで旧名栗村郵便局跡でも...
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なんてやってたら全く乗った気がしないうちにここへ到着!
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Cafe KIKIさん寄贈のバイクラックの上の紅葉が今日一の色付きで武州一揆の壁画と見事なコラボ!

マスターが言っていたのはすぐ上だからと初めてまともな上りと言えるさわらびの湯までの少しだけを登らせてまた一休み。
10月桜は残念だったがゴールはもうすぐその先と説き伏せて本日のクライマックスへトライ!
一応休むダンシングについて簡単に説明してから実践して見せながらそのまま本日の最大斜度となろう有間ダム前の急坂をお先に軽くひといきで。

もはや後ろからは声すら上がらなかったが、振り向くと無心にシッティングで回している。
へたれたこと言ってはいるが、ちょっと前まで少年サッカーのコーチを務めていたくらい。
さすがにやるときはやる漢だ。
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見事足付きなしでゴール🏁
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これで本日の課題は一応クリア!
お望みおあらば弟子に取っても構わぬぞ。

ということで奴の息も治ってきたところで、ウイニングランよろしく名栗湖を一周するとしよう。
少し走り出したところの崖側がいい感じに色づいていたので、全体にまだまだだった湖畔でのワンポイント紅葉狩り大会を。
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そして直進すれば有間峠へと続く分岐では後髪を引かれるような思いで左折し、初走行となる対岸側へと進んでいく。
道は細いのに所々に駐車してカメラを構えている人がそこここに。
対岸の紅葉狙いかとこちらも写してみようとするが、どう見てもまだまだ時期早尚な感じしかしない。
あれっ!よく見ると一様に望遠レンズがかなり上向きのアングルに構えられている。
フラフラしているおじさんに何を狙っているのか尋ねると、クマタカがてっぺんにいると言う。
見上げると確かに1番高い峰の木の上に白い球のようなのが。
しかしとてもそれだけでは鳥とは気付かないようにただ白く光を放っている。
たまに羽根を広げて旋回することもあるので、皆さんその時を狙って見守ってるということのようだ。
飛び回る鳥を撮影するのは大変難しいし、いつのことだかわからないが、とりあえず光学20倍+デジタル20倍であそこを狙ってみよう。
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撮れた写真を拡大してみよう。
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スノーマンかいな?って感じだが、鳥だと言われればそう見えなくもない。
因みにネットで拾った見えるべき正解の姿は恐らくこんな感じ。
IMG_6314.jpg IMG_6315.jpg
こんなのを自分のカメラで撮らえられたら大感動ものだろう。

そうこうしてるうちに昼を知らせるチャイムが鳴った。
2人ともさすがに空腹なので、ランチスポットへ向かうことに。
とは言いながら当分こちら側へは来そうもないので道すがら撮影はしながら。
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そして急坂を一気に下り県道70号を左折し、これ以上奥地へ連れ込むのは無理と考えるとここしかないというランチスポットのターニップまですぐ着いたが、なんとまさかの休業!
そんな事態も想定はしていたのでチェレステカラーの農協の撮影だけさせて折り返し、
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ちょっと手前のバイクラックにロードが掛かっていたうどん屋まで戻った。
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古民家ひらぬまというだけあって、普通に表札のある門から玄関に入って靴を脱いで奥の広間のお膳へと通された。
大袈裟に強調するような調度品などもなく鴨居の上に先祖の写真が普通に飾られてある程度
で、室内は薄暗い分庭の外が眩しい。
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ターニップで焼きカレーというのを折り込み済みだったため、共にカレー腹が出来上がっていたところへうどんという落差は、カレーうどんの存在で見事に救われた。
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しかもこのカレーうどんはちょっと普通ではなく、見るからにポッテリしたルーが乗っていると思えば、完全に汁なしカレーうどんなのであった。
カレーの味がまた絶妙で、甘辛のバランスも好みでコクがあって、喉ごしが良くない分食べ堪えがあって良かった。

食後に店の前から小さい橋を渡ればすぐ対岸にある鳥居観音へ車道から回り込んで行ってみた。
激坂チャレンジでよく話題になっている坂とおぼしきを見つけたのでトライしてみた。
すぐさま20%超えと思える急勾配に連れはすぐりタイヤしたので、こちらは斜度が落ち着くところまで上がってみて折り返した。
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アスファルトではなくコンクリに粗い横スリットが入ってかなり劣化した参道はまだまだ続いていたが、これでは帰りを考えても先へ行っても楽しくなさそうだ。
観音や本殿などは全てこの上の方なので、下にいても撮影するべきなものもない。
代わりにうどん屋から写した奇跡の光を放つ観音の写真だけ上げておこう。
DSCF2152.jpg 
このまま戻ったら目安の時間である3時より早く戻ってしまいそうだと思いながら県道を戻ろうとしたところで、
「竹寺って行ってないよね!?」
「ああ、行ってみる・・?」
kikiさんで話していたから順路と思われたのだろうけど、恐らくそれなりに山に入ると思うので、坂を嫌がるようなら止めてもいいと思ってはいたが、こうして本人の口から出たのであれば遠慮はいらない。
7.7km なんてあるから山ならそれなりに遠いだろうが、これは一挙に楽しくなりそうだ。
そしてその道はのっけからなかなかの勾配だった。
さっき諦めた観音が同レベルに見える所までそぐに上ってきた。
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「大丈夫多分急なのはこの先で終わるよ!」
「ほら、目の前に山らしいものが見えないからもうそうは登らんだろ」
適当な推測を並べて騙しだまし登らせていくが、まんざら外れてもおらず、実際峠のように見えた切通しの先は勾配がゆるくなり、下りが始まったりまた上ったりの繰り返し。 
最初の方に比べたらかなり大人しいぼやき程度で「もう勘弁しろよ~」とか言いながら、こちらが止まって待つまでは基本足付きなしで連れも上りに対応している。
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こちらは今日は諦めかけていたほぼ林道状態な交通量の少ない道で、路面状態もかなり良好。鳥の声すらないくらい静かな山奥気分とあってはいよいよ嬉しくなり、
「いや~こりゃ最高な道だな!」を連発。
その上暫く進むと右に大きく景観が開ける場所まで出てきた。
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彼方にわずかながら見える都市部の景観は、子の権現などこの界隈からしか望むことのできない真東の方向。

こりゃなかなかの絶景と見入っていたら、遥か先の空に雲の輪が作られようとしているのが判った。
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おおっつ!あれはブルーインパルスではないか!!

駅前の駐車場がいっぱいだったのもこれが原因だったわけだが、まさかこんな山奥からそれが見えるとは予想だにしていなかった。
ますますもってこの道が気に入ったので、今度は是非単独でも走ってみたいものだ。

このあと道は完全に下り一辺倒になり、竹寺へ続く道へと突き当たった。
それを左折してからは、これまでの行程からすれば僅かで目的地に着くと思われた。
が、しかし何を隠そうここからが本日愛大の難関区間だとは思いもよらなかった。

斜度はさっきの区間より上がって10%程度の連続から時々15%超にも達する。
ぼやきが呻きに近くなると、連れは教えてもいないのに自ら最善策の蛇行を始めて踏ん張っている。
これはなかなかの対応力だと感心しながらちょっと先行して振り返ると、切り返しの時に転倒した。
「大丈夫か?マシントラブルか??」
マシンも主もどうやら無事なようで安心した。
しかしその先も傾斜は容赦なく、しまいには路面まで荒れ放題になってきた。
最後のひと踏ん張りでこの右カーブさえ越えればゴールが見えるかと思った先には、100m以上のダート区間があり、そこを押して進んで茅の輪をくぐるとようやくバイクラックのある駐車場が現れた。
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これでようやく登りきったと思いながら中へと進むと
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こんな鋼製の像があったりするが本殿らしきがなかなか現れず、
社務所や住職らの住まいのようなところを過ぎて左奥を見ると、
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更に立派な茅の輪と鳥居の向こうに階段ああり、
この上にようやく本殿の牛頭天王社が現れた。
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この左側が展望台のようになっていて、
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本日の成果が490mであることが実感きる上に、ちょっとした眺望も楽しめる。
祀られているのが牛頭天王ということで
DSCF2190.jpg DSCF2188.jpg
こんなトーテムポールのような木彫りの塔があったりするのもユニークだ。

このあとはさすがに下山なので下りばかりで、気持ちの山合いを滑降して県道70号らしきに突き当たったので左折した。
下りで息を吹き替えした連れが前を引き出していいペースで進みながら、何か府に落ちぬものを感じていたが、暫くして確信に変わったので呼び止めた。
「ごめん、KiKiさん反対方向だ!」
本当に竹寺へ行くとは予想いていなかったため確り道を予習せず、かってな思い込みで下っていけば原市場の信号に出るだろうと決めつけていたが、実際はずっと飯能寄りに出ていたようだ。
既に市街地に近い所まで来ていたが、行きに約束した手前さすがに寄らぬ訳にはいかないので折り返して緩い上りを早めのペースで引いた。
連れはさすがにお疲れのようで差が開くばかりだったが、もう場所は判るだろうし日没まで残り時間がなくなっているので、ひと足先に着いて仕込みに時間の掛かるあれをオーダーしておこう。
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これまでここに寄って頼まなかったことがない特製フレンチトーストと美味しいコーヒーで一日の疲れは癒され、航空ショーに関する知っ得情報など楽しくマスターとお話も出来て、楽しいサイクリングの締め括りとなりました。

各々車に戻って走り出した頃には陽も傾いて、渋滞に苦慮しながら高速乗った途中で降りたりしながら帰宅は19時で、千葉の連れと大差なかった。

走行距離:65.1km
獲得標高:899m

今回のルートは

想定外だらけの山梨路<白糸の滝~松姫峠~猿橋>

2016年 10月17日 19:17 (月)

思えばあれからちょうど1年。

突然の配置転換で突貫工事の管理を任され、それまで走りまくりの春から夏そして秋の最もいい季節を目前にして夜勤や休出の嵐で、全く走れないまま年を越して冬籠り。

そのときとほぼ似たようなシチュエーションの工事が今年も同じような時期に始まった。

早速3連休が潰れて半日江ノ島往復がやっとだった翌週も快晴の土曜出勤で、日曜こそと思っていたらところ、都合よく夜も時間制限なしという好条件が揃った。


前夜放映2週目のろんぐらいだあずを娘と見ながら、

「明日おまえも海沿いでも走るか?」

と飾り物と化したビアンキ出動を促したところ

「試験だし...」

とあっさり一蹴。却って娘のことをいかに把握していないかが露呈する結果に。


そうなればあとは気兼ねなく早朝出発帰り時間制限なしのロングライドしかないと思案。

最終的に奥多摩方面へ向かうことを決め、マップで奥多摩湖の先のエリアのコースを探っていたらこんな場所を発見した。

IMG_6187.png 

へえ~奥多摩湖からほんのちょっと行った小菅村を更にちょこっと進んだら、こんな富士宮のと同じような白糸の滝があるんだ~


これが大きな間違えだとはこの時点では知る由もなく、

そこから未知のあの峠に登って前から見たかったあそこに寄って、帰りはこの前のあのコースを逆走すればオール自走でまる1日楽しめるんじゃね?!

と、こんな感じでなんとなくルートを引いた気になって床に就いた。


寝付きが悪く2度目のスリープタイマーをセットした記憶のあとは4時50分の目覚ましだった。

15分ほどで支度を済ませ近所のコンビニで朝飯と水の充填。

5時25分頃出発する頃には既に夜が明け初めていた。


ウォームアップの裏ランド坂を登りきった頃がちょうど日の出だったんだろうか。

DSCF1853.jpg 

稲城市庁舎付近を抜け、稲城長沼駅近くから川崎街道に出る。

未明だったら連光寺坂を越え車道をひたすら行こうと思っていたが、すっかり明るくなったこの橋が見えたら気が変わった。

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是政橋

まさにこの週の月曜日にちょっと衝撃的な番組でこの橋を見たばかり。

その番組とは....

IMG_6188.png 

これは天下のNHKeテレが民放番組での発言を拾い上げて実現してしまった香川氏念願の昆虫番組で、そのロケをこの被り物姿で香川氏が殿様バッタを追っかけていたのがこの橋のまさにこの辺だったのだ。

DSCF1861.jpg 

そんな前代未聞な光景の記憶も生々しい場所の次には、最近昭島の某現場へ向かうときに「本当ならあの土手の上を爽やかに駆け抜けたいのに....」

と恨めしく横目で見ながら土手の脇路を何度も通った関戸橋の先を通過。

郷土の森を越えると朝の澄んだ空気に霊峰の姿も現れた。

これからもっと近い場所まで行くのだが、近いからと言って必ず見える保証はないので、保険の意味でも写しておこう。

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多摩サイでよく見えるポイントは完全に把握しているのでそれぞれ2ヶ所で撮影。


そして前回ここを通った際には完成しながら開通いていなかった多摩大橋のアンダーパスも。

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このあと福生南公園のダートを回避するために拜島橋の先の都営住宅のところから車道に出て奥多摩街道を進む。

愛車に埃が付かずに尚且つ安全で走りやすいルートとしてこの経路はベストかと思われる。

そんな愛車ケアの概念がこの先で覆されようとはこの時点では予想だに出来なかった。


玉川上水の始点付近の清らかで勢いのある水流を横目で楽しみながら羽村から小作へ抜けて多摩川を渡り吉野街道を登っていく。

多摩サイのときから調子はいいのに速度が上がらないのは向かい風のせいだ。

このあたりでそれが更に顕著になってきてはいたが、脚も身体もそんなに疲れてはいない。

とはいいながらも既に2時間走り通しなので補給休憩が必要だ。

前にこうやって多摩川を遡上して奥多摩湖へ向かったのは1年半前のTCR購入直後まで遡る。

その日は郷土の森と玉川兄弟で小休憩し、その後大休憩に寄った711がいい感じだったので、まだ少し走るようだがそこにしよう。

え~と確か御嶽の橋を渡るんだったっけ...

そういやこの橋からの写真ってなかったっけ...??

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街道と多摩川の狭間に並ぶ店がこんな風に崖に沿って立体的になっていたのは初めて見た気がする。

しかもその上には御嶽駅に停車する青梅線の電車まで。

こんな光景を何故前回は気づかずに...?


渡りきって青梅街道を左折すればすぐに711がある筈....

えっ..

まさか!

あの大繁盛のコンビニがなくなるなんてあり??

っつうかこの先にコンビニあったっけ!?

これが最初の想定外。


携帯食もいくらかは持ってはいるが、ここでしっかり食事出来ないのは辛い。

既に御嶽の市街地から山間部の景色へと変わっている。

前回カモシカと遭遇した場所らしきも通りすぎ、いよいよ諦めあけた頃に7の看板が現れた。

DSCF1875.jpg 

あって良かった711奥多摩古里店。

実際ここがラストメジャーコンビニだったのでバイクや登山客も多かった。


そして御嶽の店について調べると、実は橋より手前にあったらしい。

ホットドッグとミニあんぱんをひとつブレンドコーヒーで戴き、残りのあんぱんは携帯する。

2時間半以上走りっぱなしな割りには疲労はそれほどなかったので、30分弱で再出発!

確かこれからけっこう上りが堪える区間だったな。

そして鳩ノ巣の手前のトンネルを皮切りに全部で10のトンネルを潜る筈。

だんだん山深くなって快適な筈が、今日は矢鱈とオートバイが多くて不快だ。

鉱物資源を無駄使いしながらこんな自然の真っ只中に有毒ガスを撒き散らして何が楽しいのだ。

今ここには自転車はほとんどいないので多勢に無勢かもしれないが、そろそろ自転車ブームによってオートバイ人口を上回ってもおかしくはない。

多数決でいっそ山はオートバイ進入禁止なんて法案は出せないだろうか。

なんてちょっと身勝手なことさえ思わず考えてしまう。


そんなことを思いつつトンネルをひとつひとつカウントダウンしながら徐々に上がる勾配を進んでいたら、これまで一度も出会わなかったロードバイクやクロスバイクが迫ってきたので、手で会釈しながら先を行かせてもらうと、遂に最後のトンネルと大カーブが現れ、奥多摩湖に到着!

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1年半前にはやっとこさ辿り着いた充実感いっぱいにこの景色を眺めたものだが、最盛期より衰えたとは言えここまで全くキツいと思うことなく来れたということは、少なからず成長しているということだろう。

ということであくまで通過点として写真を数枚撮っただけで、オートバイや車で賑わう奥多摩湖半からすぐに進み出した。


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緑の中に真っ赤に映える蜂谷橋を渡り


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白い深山橋を越えた先は左に渡る都民の森方面ではなく直進。

ここからようやく車やオートバイの姿がほとんどなくなりホッとした頃県境が現れた。


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いよいよ未体験ゾーンへ突入だ。


玉川沿いにキャンプ場などをいくつか過ぎると小菅村の中心に出た。

国道139号が大月方面へ分岐する交差点に人が立っていて、直進しようとしたら何処へ行くのか聞かれたので「白糸の滝」と答えると、

「あ~そこなら大丈夫だ」とのこと。

途中から右に分岐する県道18号は通行止めらしい。

その理由は後にこの立て看で判明した。

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ここまでサイクリストをあまり見掛けなかったのは、これの時間と被らなかったからだろう。


村の集落の中に斜度が20%に達したところがあり、そこの軒先にいたひとりのおじいさんが何か話しかけてきたようだった。

おそらく「どちらへ行きなさる?」みたいなことだと判ったが、声を発する余裕がなく笑顔で会釈がせいいっぱい。

もしかしたらこの少しばかりの区間が今回一番の激坂だったのかもしれない。


やがて集落が消えて少しいったところの右に分岐するT字路で思わず脚を止めることとなった。

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えっつ??直進がダートで右が舗装??

マップで調べると確かに目的地へは直進だ。


これが本日2番目の想定外!


さてどうしたものか...


でもダートとはいえけっこう踏み固められた感じでゴツゴツした石コロもそれほどなさそうだ。

よっぽどの上り坂にでもなったら断念も有り得るが、せっかくここまで来て第一目的地を諦めたくはないのでGO !という結論に至った。

実際こんな感じで...

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慎重に進めば殆ど乗っていけそうかに思えたが、勾配がある所になると石コロが溜まって車がスリップするからか轍のところがえぐれていて漕ぐのはとても無理。

そんなところが1ヶ所や2ヶ所ではなく、久々すぎる手押しの多さに辟易してきた。


もしここで熊と遭遇したらどうしよう...??

こんな誰も来ない山中なら実際そんなことがいつ起きても不思議はない。

乗って逃げても逃げ切れるようなスピードは出せないので戦うしかない。


武器は??

もうそうなったらバイクを振り回すしかないかもしれない!


そこまで考えていたら初めて1台の車が後ろから迫って抜かしていった。

ああ、少し安心!


その後再び乗れるようになって暫く進むと、突然舗装に変わって視界が開けた。

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左側に広い駐車場と奥にトイレもある。

その先の道を少し進むと遂に滝の入口に到着した。

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ダートがなければあと30分は早く着いただろう。

でも無事来れただけ儲けもの。

来たからにはじっくり見て行こう。

バイクを結束して進路に入ると、さっきの車の人と思われる男性が前方に見えたので、そのあとを追うように橋を渡り、ちょっとした崖のような道をいくとお立ち台にたどり着いた。

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おおっこれが...


っつか本日3番目の想定外や~ん!


最初に貼ったGoogleマップのこの場所をクリックして出た画像と全然違うし。。。

やっぱりあれは富士宮の白糸の滝の画像だったのだ。

あんなふうに素麺を干してるような横に細い流れが連なる形状を白糸系などと勝手にカテゴライズして、そんな光景をこの脚で見られるのを楽しみにしてきたというのに..


とは言いながら勿論この滝はこの滝で十分立派だった。

白糸と言われるだけに水流自体は細いが、こう見えて落差は40mとのことで、おそらくこれまで自転車自走で見たものの中では最大だろう。

ただ惜しむらくは木々に囲まれてちょっと見辛い。

ちょこっと言葉も交わした車のおじさんが、ちょっと戻った川沿いを少し奥まで行きかけているのが見えたのであとからそこへ行ってみると、おじさんが引き返した所よりまだ奥へ進めたので行ってみると滝壺まで出ることができた。

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滝壺から撮ってみたら、落差が大きすぎて1枚に収まりきらなかったので、少し離れたところから全容をもう一度!

ん~素晴らしい!!


さて、ロードバイクにとっては秘境というべき場所でマイナスイオンたっぷり浴びて最初の目的は遂げられたので、折り返すとしよう。

そのためにはあのダートをもう一度通らねばならない。

同じように乗れるところは乗って、ヤバくなったら押してを繰り返してどうにか分岐点まで戻れた。

ああ、舗装ってなんて素晴らしいんだろ!

この往復で余分な時間がかかっただけでなく空腹時間も早まったようで、もっと先の街場で大補給と予定していたが我慢できなかった。

まともな飲食店あどなさそうな村だったが、来るときにちょうどいい場所の案内を見掛けていたので、そこにナビを合わせて下って上ってまた上って辿り着いた。

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 道の駅小菅にはバイクラックも完備され、オープンテラスで複数以上の売店で選んだ食事が出来る。

ちょっと小洒落たパスタやピザもあったが、空腹がピークに近いとどうしてもカレーという文字に弱くなる。

そのノボリがある店へ行ってメニューお見て豚丼を頼みかけて券売機へ行くと鹿肉丼600円というのが目に止まった。

ワサビ醤油味なんて唱われて、丼の上に赤々した鹿のバラ肉が敷き詰められた光景を思い浮かべながら注文し、暫く待って出てきたのがコレ!

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えっ?

まさかの鹿フン??

って思っていまうくらいのそぼろ状の肉片の脇に僅かばかりの野沢菜っぽいやつ。

どうも安いと思ったら鹿鍋用に取ったあとの余りの寄せ集めだろうか?


はいっ、これが本日4番目の想定外!


これでお味はと言うと...

まあ悪いとは言わないが、普通にこの絵面から想像出来るとおりのボソボソした食感です。

味噌汁も何もつかなかったので、待ってる間に買ったコーラで流し込んだら、一応空腹感は治まってしまったので、ボトルの水を買って再出発!


ここから大月方面に抜けてから自走で帰る予定だったので急がねばならなかったが、だからといって長いトンネルを抜ける国道139号を行くつもりはなく、本日の上りのメインディッシュである松姫峠を通る予定だったのだが...

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ちょっと見え辛いが、分岐の所に看板があって、

「この先大月方面へは通り抜けできません」

と書いてあった。

こういうのは大概自動車の話だろうとは思いながら、登り詰めてから引き返したくはないし、と考えていたところへ車が降りてきたので尋ねてみたところ、自転車は多分大丈夫だろうとのことだったので行くことにした。

ちょうど上り始めたところへ軽やかなダンシングで抜かそうとしたローディーさんに聞いても同じ答えだったのでいよいよ安心してじっくりマイペースで登っていく。

この峠道はつい最近まで国道として使われていたため道幅も路面も大変状態が良く、勾配も安定して7%程度がほとんどで、10%を越えるようなところはなかったが、

その分稜線に沿って大きく迂回しながら進むので、距離がやたらと長かった。

10キロ弱のペースで淡々と回しながら、ナビの残りキロ数が減るのを凝視ししていると、じわじわ汗が湧いてきた。

いい感じに辛くなってから更に頑張って、やっとこてっぺんに到着~!

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左奥に見える標識から先が大月市、峠を示すものとしてはバス停しか見つからない。

通り抜け不可能なのに、来る途中でバスとすれ違ったので、ここで折り返しているのだろう。


第2の目的地に期待した光景は残念ながら主役を欠いていたが...

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標高1200m超の眺望はさすがの迫力だ。

霊峰が雲に隠されることは当然想定できたが、そんな場合の代替案としてもうひとつ期待したのが、密かに噂される雲海を見下ろす光景だったが、それも叶わなかった。

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きっとこのアングルで見られたなら最高だろう。


そんなことを思いながら、気温がちょうど良かったのでバンダナを被らなかったためとめどなく涌き出していた大汗をタオルでぬぐっていると、地元の猟友会らしき法被を着たおじさんたちが寄ってきて、

「何処から来たの?」

「え~~!?何が楽しいの??」

「景色とか...?」

なんて尋ねられたられ、楽しいことならいくらでも挙げられそうだったが、

ちょっと疲れていたので「まあそうですね。」ぐらいにしておいた。


それでもすぐに落ち着いたので長居はせずに先へ進むことにした。

ちょうどいいので更なる確信を得るため猟友会の人に自転車なら通れることを確認してから進み出すと、市境の所に早くもゲートがあり、下を潜って大月側へと下りはじめた。


通行止めではあっても小菅側同様に元国道なので、道幅は十分すぎるぐらいだったが、

どうやら秋になってからの通行がなく、整備清掃など全く手付かずだったのが如実で、枯葉や小枝などのガレが酷く、それに隠れて落石も見え隠れしていたので、本来なら気持ち良く滑降できる道を

♪ブレーキいっぱい握りしめてゆっくりゆっくり下ってくう♪

しかなかった。

しかもそれが所々というのではなく、ほとんどの路面がそんな状態なので、いくら慎重に進んでも避けようがなく、時々強い衝撃が来ることもしばしば。

それでもかなり堪え忍んで降りてきたのだが、ある時前輪に受けた衝撃は瞬間で致命的な感じがして、案の定すぐに前のタイヤが腑抜けていくのが見えた。


リムテープ原因でこの前まで散々パンクしまくりだった後輪ではなく、約1年近くノーパンクだった前輪だし、これだけの悪路でパンクいない方が不思議くらいに思ってたので、さしたるショックはなかったが、この瞬間にオール自走で帰宅するのは無理と諦めた。

本当なら大月から都留に抜け、この前のリニアコース秋山みちを逆走したかったのだが、VOLT200がいくら優れていても、暗闇の山道を何時間も走る勇気はない。


割りきってじっくり腰を据えて先ずはチューブの調査から。

穴の箇所には異物の刺さった痕跡はなく、タイヤを調べてもそれは同じ。

きっと乗り上げた石か何かによってリム打ちに近いかたちで穴が空いたのだろう。

慌てることなく取替え作業をこなしているところへ下から1台のローディーさんが来た。

「この先ガレが半端なくてこのとおりですから気を付けて!」と声をかけた。


作業完了して再び下りはじめると、その先も暫く同じ路面状態が暫く続き、やがてトンネルが現れた。

覚悟はしていたが、通行止めなので当然照明が一切点かないその穴へ突入すると、かなり長かった上に大きくカーブしていて、路面を走っているのか宙をさまよっているのかが判らなくなるほどでだった。

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そんなトンネルのやや短いバージョンに続いて潜り、外の世界が見えると目の前が分岐になっていて、左隣に新しい139号バイパスのトンネルの出口が並んでいた。


バリケードをすり抜けて国道に合流すると、あらためて整備された道路の有り難みがバイクを通して伝わってくる。

すぐに現れる深浦湖はよくありがちなダム湖だった。

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今日初めて気兼ねなく緩い下りを滑降しながら突き進んでると、左の歩道の何かが目に止まった。

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ん?

何かいる!

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なんとサイクリング中の遭遇はお初となる野生のニホンザルだ!

カメラを取りだそうとすると警戒して隠れるが、またすぐに顔を出すし、ちょっと寄ろうとすると一瞬飛び掛かりそうな仕草も見せたりする。

反対車線側の崖でもガサゴソと騒がしい。

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そちらで草のツルをむしゃむしゃしてるのはボスの風格だ。

さっきの猟友会さんたちの主なターゲットも猪と鹿だとのことで近年生息圏の近接化が深刻に取り沙汰されているが、走行中にこうして野性動物と出会えることは、襲われない限り嬉しいことだ。

しかもそれがこれから訪れようという場所に因んだ動物なのだから尚更だ。


5つ目の想定外は実にラッキーなものだった。


そのまま葛野川沿いに下って大月方面との分岐は左折して引き続き川に沿って進むと、そのままかねてより見たかった場所に到着!

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県道505号新から望む日本三奇橋のひとつ猿橋!


前々から見たいと思い、2年前の5月には一度プレトレで目指したが、上野原の物凄い坂を下ったところで、そこを戻るとなるとそれ以上先へ行ったら無理と引き返した。

以来ずっといつかはと思いながら、なかなか上手くコースに取り入れられずにいたのが、今初めて訪れることが出来た。


新猿橋橋のたもとにバイクを結束して歩いて公園内へ

まずはその構造美を一番よく観察できる橋の下へ。

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これぞというアングルです。

続いて橋の上を渡る手前から。

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そもそもこんな構造の橋が出来る所以である深く切り立った崖になった橋上からの景色も見事だ。

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茶店が並ぶバイクラックもある広場の奥にはこんなトイレがあり

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左の祠の奥に回り込むと、秘かにこんなものが...

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橋の伝説になった猿覚善大神を祀った石像と石碑。

しかしそれより後ろに写る橋が気になる。

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横方向から見たら昔の鉄道の橋の名残りかのように見えたが、なんとトンネルの方向へ向かって物凄い勢いで水が流れていた。


裏から来たので最後に見ることになった公園の表玄関のモールには..

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裏面に日本三奇橋と書かれているのがミソだ。


決して広くはない公園だが、このように見るべきものも沢山あり、独特な地形と周囲の自然、そして歴史のある人造構造物が織り成す風景は、きっと季節によって違う表情を見せることだろう。

紅葉や桜の季節に是非また訪れたいものだ。


伝説の猿橋とそこへ至る路上で野生の猿の群れを堪能したところで、ちょっとした呟きネタとしてもうひとつの猿が欲しくなり、駅そばの711でこれを購入!

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猿田彦珈琲監修の缶コーヒー


これを合わせて三猿達成~~!


なんて呟いてみたが世間さまの反応はイマイチ。

いいものを色々見られた一日だった割りに気に入った写真が撮れなかったので、合わせ技で試しにインスタに上げてみたのはこんな画像。

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「伝説の奇橋とそこから6km離れた所のガードレールの支柱を支えるその子孫」

理屈っぽいコメントもイマイチだったためか、これより白糸の滝の画像の方が何故か圧倒的にいいねが集まった。


いろんな想定外が重なり先のコースは取り止めて、ここから輪行で帰ります。

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先にパッキングされてる姿が見えるライダーさんはさっき猿橋を観光されていた人。

電車の時間を尋ねるとお判りにならないとのことだったので、とりあえず急いでパッキングしたら僅かに早く完了し、先にホームへ向かい最後尾で電車を待つと、10分ほどで快速東京行きが到着。

車掌室の仕切りにはミニベロなのかかなり小型な赤いオーストリッチの袋があり、前にたっている人がいたが、何故か扉の真ん前の右隅に寄ってたので、上にバーがある置きたかった場所は空いていたので結束も出来て、端の席も空いていたので座ってのんびりうとうとしながら移動できた。

降りる駅は立川あたりから吉祥寺くらいまで何処でも可能そうだったので、一番乗降客が少なくて距離も近そうな東小金井にしたら、オーストリッチさんも同じだった。

しかしずっと立ちっぱなしって凄いよな。


すっかり暗くなっていたが帰宅時間に制約もなかったので、ナビ任せでのんびり夜のサイクリング気分で..

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こんな写真や

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こんな写真などを撮りながらのんびり帰りました。

そういや最後の1枚は最初と同じ読売ランドだ。


想定外だらけの1日だったけど楽しかったな~


今回の走行距離;149km

平均速度;19.1km/h

獲得標高:2067m 


今回のルートはこんな感じ